登録日: 2012/04/26(木) 05:32:40
更新日:2023/10/13 Fri 13:26:43NEW!
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トライガン gung-ho-guns 番外 オカマ 拘束具 釘 忠臣 側近 エレンディラ 人間ciws エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル ネイルガン
今の私はくだらないイザコザを見過ごす気分じゃないの
慈悲なく 容赦なく 満遍なく
えぐるわよ?
No.13
エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル
漫画『トライガン』の続編、『トライガン・マキシマム』の途中から登場する人物。
概要
ナイヴズ率いる殺戮集団GUNG-HO-GUNSの一人にして、存在しないはずの十三人目。
戦局が重要なシーンに移行してからその存在が明かされる、言わばナイブズ陣営の隠し札。後付けと言ってはならない。
この特殊性からGUNG-HO-GUNS統率者であるレガート・ブルーサマーズの指揮下には入っておらず、レガートがヴァッシュに持ちかけた“ゲーム”とも無関係。
当然、レガートが他のメンバーに1枚ずつ持たせた計12枚のコインも持っていない。
見た目は細身のスタイルを備えた、金髪ロングで美形のオカm……もとい女性。
おどけた風な女性的言動に同居する超然とした態度、それを後押しする圧倒的戦闘力などから、涼やかでいながら強力な存在感を漂わせる人物である。
人物
各々が様々な思惑で動くGUNG-HO-GUNSにおいて、彼女(と記述する)は純粋にナイブズに尽くす数少ない人間。
「忠誠心で自分とタメを張るのはレガートくらい」とまで語るが、かといってレガートと仲が良いというわけではない。
むしろ実際は逆で、ただ一人“ナンバーを課されていない”彼に対し嫉妬の念を覗かせる事もある。
ナイブズへの向き合い方も二人の間では違いがあり、レガートが激しい狂信を撒き散らすのに対し、彼女は冷静かつ淡々とした信奉を表明する……といった風。
しかし彼女自身の精神もまともとは言い難く、人間の根絶を目論むナイブズに従う=自身もいつか殺される』という終末を楽しげに待ちわびる姿がそれを感じさせる。
能力
戦闘時の武装は、太く巨大な釘を無制限に高速射出する謎兵器。飛び道具のためパイルバンカーよりはネイルガンに近く、恐らくはこれが『クリムゾンネイル』の由来かと思われる。
形状がアタッシュケース型(側面に空いた穴から釘を撃ち出す)な辺り、ちょっとどころではないロマン成分も含む。一体どこに弾が入ってるんだとか気にしてはいけない。
弓の引き絞るの強さで弾速、威力が変わるが分厚い壁すら簡単にぶち破る程度は当然で最大に引き絞るとも外宇宙、他銀河に進出する技術力のロストテクノロジーのミサイルはおろか、宇宙戦闘機を粉砕するもの余裕。※
ちなみに作中のサイボーグたちの装甲もその宇宙船の船体の技術を応用したもので、その船体に劣るがそれに近い強度で地球時代のどの兵器も遥かに超える。※
奥の手はケースの外装をパージすることで通常時に最大以上に弦を引き絞り弾速、威力の限界を突破させる。
上記の武装を扱う彼女自身の実力は、『ミカエルの瞳』(ウルフウッド、リヴィオ、ラズロ)の連中も真っ青な人外レベル。
具体的には、一発分の発射音の間で数十発の釘をあらゆる方向から目標にぶち込む芸当を楽々やってのけ、初遭遇時のウルフウッドを戦慄させたほど。
こうした身体能力が強化手術などによるものかは不明だが、“素の人間”と言われてもそれはそれで疑わしい*1。
なお、この状態ですら拘束具で身体能力を抑えている。なんなんだこいつ。
ちなみにトライガンの世界の兵器の類はプラント製によるもので所謂現実のものと次元が違うレベルの性能持つものばかり*2。※
エレンディラ自身の身体、肉体能力は劣りはするがレガート並で超光速の尖翼に対応、先んじて行動しヴァッシュの背後を取るほどからその異常さが分かる*3※
よくこいつらは音速で攻防などと言われているがそんな程度ではない。
特異な能力・魔技持ちが珍しくないGUNG-HO-GUNSの中にあって、自身の純粋なスペックや戦闘センスだけでウルフウッド、リヴィオなどのエレンディラを除くガンホー最強格の彼らを凌ぐという異端にして正統派な人物。
加えて冷静な戦略眼なども備えており、登場後はナイブズの補佐や雑事などにも力を発揮していく。
※:BBS、ブログ,まんがの森,内藤と仲間達がトークショー
活躍
ガントレット・ミッドバレイ対ヴァッシュ・ウルフウッドの戦いが佳境を迎えた頃に初登場の機会が訪れる。
部下二人のナイブズへの裏切りを知ったレガートは暴走し、戦場に現れるなりミッドバレイを殺害。更にガントレットを手にかけようとしていた。
それと同時、ヴァッシュは記憶や意識の混濁によって自身の“プラントの力”を暴走させかけていた。そこに加えてレガートの非道を目の当たりにしたため、その力は最早爆発寸前に。
このまま行けば全てが消し飛ばされる……というところでエレンディラ登場。
レガートが操っていた生体兵器を滅多刺しにし、さらにはレガート本人にもネイルガンによる胴体貫通のきつい一撃をお見舞いし、レガートを連れ帰って行った。(これで死んでいないのだから流石レガートである)
以降は直接的な戦闘から長らく離れ、裏方に徹する。
「方舟」で各地を回る間、憲兵軍やブラドたちを相手に対空防御を担当しているが、生身で甲板に立ち、上記の通り超性能のプラント製のネイルガンで同様の宇宙レベルのロストテクノロジー超性能のミサイルや宇宙戦闘機を迎撃するという無茶苦茶なやり方だった。しかも不意打ち以外に被弾なし。とんでもない射撃精度と動体視力である。
最終決戦直前、ザジ・ザ・ビースト(女性版)がナイブズに反旗を翻した時は、不意の毒攻撃で行動不能に陥ってしまう。
(とは言ってもこの毒は一時的にとはいえナイブズですらその行動が読めず更に未知の毒により沈黙させた代物で、エレンディラに非があるわけではない)
結局、この場はレガートがザジを返り討ちにして事なきを得た。
そして迎えた決戦の日、最後のGUNG-HO-GUNSとしてナイブズ、レガートと共に戦いに臨む。
彼女の相手として立ちふさがったのは、ヴァッシュの側に寝返ったリヴィオだった。
「俺達は死なない。人類(ヒト)は生き残る」
と語り、一度はほぼ自身とほぼ互角になったリヴィオを拘束具を外した万全の状態で完全に圧倒するが、その時、彼のもう一人の人格であるラズロが表に出る。
「ダセェなリヴィオ…この俺を…殺す気か?」
リヴィオと違って自分の動きに追従するほどの身体能力ちセンスを持つラズロの反撃を受け、一度は拮抗状態に。
……が、ラズロの“心を折られ、そこから這い上がった経験が無い”という精神的な弱みを読みきり、異常な密度の殺気をぶつけることでこれを無力化した。
リヴィオ単体では本気になった彼女の動きに着いて行けず、ラズロ単体ではその心の弱さゆえに竦んで動けなくなる。
このように両者の短所を的確に突き、リヴィオ・ラズロの両方を完全に追い詰めることに成功するのだが……。
「俺が『見』てやるよ」
「その代わり、お前は死ぬ気で凌げ」
二つの人格のコンビプレイという機転で深手を負わされ、
「あんたは強い」
「あんたは負ける」
「俺と、ラズロと、あの人に負けるんだ」
最後は『ミカエルの眼』の真骨頂である“死に難さ”を生かした、心中に近い攻撃で止めを刺されることになった。
彼女が逆転負けを喫した原因は、何度挫けても立ち上がるリヴィオの根性と、比類なきラズロの戦闘センスという二人の長所を甘く見すぎた点にあるのだろう。
最期はそんな自分の終わりを認めきれず、一筋の悔し涙を流しながら果てていった。
まだよ…!! まだまだ…!!
私…に、こんな終わり…が…
許さ…
余談
彼女の亡骸はこれより少し後、レガートの“技”で操られ、レガートと対峙しているヴァッシュの元へ向かう。
……彼女との激戦による負傷で動けないリヴィオを手に抱えながら。
この後、リヴィオという“人質”を取られたヴァッシュが『何をさせられてしまうのか』は、レガートの項を参照されたし。
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- いやぁ、かっこよくて強いオカマの典型r【このコメントは抉られました】 -- 名無しさん (2013-08-18 20:02:36)
- 子供のころからナイブズに従ってたり、この人相手だと割とナイブズも狂気を感じさせない口調だったりと謎だらけの人物。あと拘束具外したのはリヴィオで3人目らしいが……他に2人もいるんかい。 -- 名無しさん (2013-12-24 23:50:50)
- ↑他二人ってのは、ナイブズとレガートじゃないかな。というかこの二人以外、エレンディラをして拘束具を外して闘わせるようなヤツが居るとは思えん。 -- 名無しさん (2013-12-26 19:19:44)
- リヴィオ・ラズロのコンビですら厳密には勝てなかったんだよな
最期の最後、ウルフウッドの置き土産があったからこそ、あの反撃が可能だった。
そう考えると、ホントコイツレガートに負けず劣らずの化け物だわ。 -- 名無しさん (2013-12-26 20:44:29) - でも何だかんだあのレガートが、エレンディラの死を察知して「案ずるな、自分もすぐにそちらに逝く」みたいなことを思うくらいには仲良いよね。
そもそも「私のナイヴズ様への忠誠心にタメ張れんのお前くらい」なんて物言い、普通ならあのレガートが許す筈がないし
あのレガートが信頼する数少ない存在の中で、ナイヴズを除いたら唯一の同格なんじゃないのかな、彼……女は。 -- 名無しさん (2013-12-26 20:50:15) - 最初読んだ時オカm……もとい気づかないでマジで女性だと思ってたなぁ…… -- 名無しさん (2013-12-26 21:00:08)
- ナイヴズはエレンディラには微妙に態度が柔らかい気がする -- 名無しさん (2014-03-03 15:58:20)
- 縦に潰されても身体中に穴があいても首が弾けても普通に動きまくる人々ばかり登場するのでこの人が倒された時「あ、心臓貫かれれば死ぬんだっけ」ということを思い出した -- 名無しさん (2014-06-08 22:13:48)
- 側近二人は自己再生できないからなあ。でもレガートだったら半身吹っ飛んでも気合で向かってきそうで怖い -- 名無しさん (2014-06-15 21:52:34)
- ↑レガートは傷の縫合が可能、超光速の尖翼の連撃くらってもある程度は耐えられる肉体強度もある。でも人間の構造であるから頭亡くなったりしたらそら死ぬ。オカマはレガートに一歩譲る強さだから、まあ大体は同じくらいな。 -- 名無しさん (2015-01-15 17:39:26)
- エレンディラって多分ナイブズの一番最初の部下だし、レガートみたいな出会い方じゃなくてもっと風情のあるエピソードとかあったんじゃないかと思う -- 名無しさん (2015-02-02 17:41:40)
- どっかでプラントと人とのハーフ説があったなこの人 -- 名無しさん (2015-03-22 19:35:18)
- 凄い勢いでくい打ちしてるけど、杭の装填はどうなってるのか凄く不思議だった -- 名無しさん (2015-11-18 03:56:08)
- オカマの殺気って実質対ラズロにしか効果ないよな -- 名無しさん (2016-03-26 17:42:12)
- そこ等の有象無象相手やメリル達は行動不能になるだろうけど、ヴァッシュ達はどいつもこいつも不屈だからなぁ。ラズロがある意味異端 -- 名無しさん (2017-06-14 23:00:55)
- ラズロにしかというか、優れた才能を持っていたラズロに一番効果的なのが殺気を見せつける事だと見抜いたからやっただけだろうな -- 名無しさん (2017-07-02 14:00:54)
- 超凄い威嚇に対抗する術が、『俺達は強い!!』って事でいいんだろうか -- 名無しさん (2017-12-18 18:54:16)
- ↑そりゃ結局はビビらせられてるんだから強がりやハッタリだろうが精神的になんとかするしかないだろう -- 名無しさん (2018-09-09 05:08:38)
- 雑誌掲載時にはロストナンバーではなくラストナンバー、番号も12が振られていた。単純な番号のつけ間違いで、このミスの結果ガンホーのメンバーが急遽1人増えることになったとか?(真偽不明) -- 名無しさん (2021-10-06 03:44:13)
- ↑雑誌掲載の時は単純に作者のど忘れからくる勘違い(ガンホーの面子は13人と思ってた)でラストナンバー13が当てられてた。が、当然読者からガンホーは12人じゃね?のツッコミが入りまくったため単行本掲載時にロストナンバー13に修正されたって経緯。 -- 名無しさん (2021-10-31 00:18:39)
- 結果的に「居ないはずの13人目」っていう数字の不吉さも相まって別格感演出できたから良かったと思う -- 名無しさん (2023-01-15 01:01:10)
#comment
*2 どれほど桁が違うかは不明
*3 ウルフウッドやリヴィオはそいつらになんとか追従、ラズロは肉体的には同党とガンホー上位陣は化物具合に拍車がかかっている
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