登録日:2012/10/09(火) 18:07:27
更新日:2023/10/06 Fri 13:59:37NEW!
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漫画 竹書房 麻雀 近代麻雀 超能力 牌龍 森橋ビンゴ 戸田国和 異能の闘牌
牌龍(パイロン) 異能の闘牌 とは竹書房の近代麻雀で連載された漫画である。原作は森橋ビンゴ、作画は戸田国和。
単行本は全二巻。
◆あらすじ
陣光秀によって自らの会社、ドラゴンシップを奪われた三条彰。会社を取り戻すために車田英雄と麻雀勝負を行うが、車田の「超能力」の前に歯が立たない。
敗北必至の状況に「竜殺しの代打ち」を名乗る男、日富竜馬が現れる…。
◆特徴
咲-Saki-- や兎 ―野性の闘牌―のように「洞察の域を越える認識能力」「ツモ牌を呼び込む」など特殊な能力を持った人間が麻雀をする漫画は多いが
この漫画における能力者は牌龍(パイロン)使いと呼ばれ、その力は『牌を透視する』、『牌を入れ替える』などの完全な超能力である。
牌龍使いは体のどこかに龍紋(体のどこかに浮き出た龍の模様)という特殊器官を持っており、
そこから麻雀にのみ使用できる異能を持った牌龍使いにしか視認できない不可視の生物、牌龍を形成できる。
牌龍の名前は主に映画など他の作品を元ネタにしている。
同原作者の「ナナヲチートイツ」同様に何かとエロシーンが多い。
◆登場人物
日富 竜馬
この漫画の主人公。(^◇^)や♪などの絵文字を語尾に使用するなど一見すると軽薄な男。彰、須加沢と共にドラゴンシップに戦いを挑む。
かつて目の前で陣に父親を殺されており、ドラゴンシップと戦うのは復讐のためと思われる。
父親が命を賭け勝負したのは竜馬の母親を助ける為だった様だが、その母親に関しての生死や父親の事情などの詳細は最後まで不明。
年齢は18歳と若く顔立ちは結構な美形だったりするが不気味な表情が目立ち分かりにくい。
牌龍:龍を射諫める魔眼(ドラゴン・スレイヤー)
龍紋は目の中。3つの能力を持つ。
- 牌龍使いがいる卓で自身の運を極端に上げる。
- 相手の牌龍を封じる。条件は
・相手の牌龍の能力を実際に見る。
・その能力が牌を操作する能力である。
使用しすぎると目に激痛が走り、血涙が流れる。
- 目にした牌龍の能力を瞬時に知覚できる。こちらは能力の使用を直接見る必要はない。
三条 彰
友人とともに作ったドラゴンシップを陣によって奪われた元ドラゴンシップ社長。友人は会社を奪われた際に殺されており会社奪還に執念を燃やす。
作中で牌龍に覚醒し、竜馬の相棒としてドラゴンシップに戦いを挑む。
牌龍:使者を動かす手(デッドマン・ウォーキング)
龍紋は右手首。卓上の捨て牌を自在に入れ替える。
手牌に作用しない為、地味な能力と評されがちだが、相手をフリテンにし危険牌を切ることができる等かなり有用な能力でもある。
須加沢 嬢
ドラゴンシップをスクープしようと追うフリーライターの女性。空手の心得があり高い戦闘能力を持つ。烏丸と要に拉致される。
車田 英雄
ドラゴンシップ総務部員。牌龍の力で彰を手玉に取るが竜馬に敗北、陣に右腕を切り落とされる。
牌龍:車輪を盗む覗き魔(バイシクル・シーフ)
龍紋は右の手の甲。卓上の全ての筒子を看破でき、他家の手牌の筒子と自分のツモ牌を入れ替えることができる。
これを利用し、他家のテンパイを崩しながら有効牌を引き入れる事が可能になる。
村雨 健
ドラゴンシップ調査部長。竜馬らの自分らが負ければ連行、勝てば陣の能力を教えるという勝負を受けるがイカサマで相手の能力の見えぬまま敗北。
社長の能力は知らなかったが、罰則によって烏丸にサンドバックにされる。
牌龍:捨て身から成る鋭い刃(ブレイド・ランナー)
龍紋は左側の首筋。リーチした他家のリーチに絡む牌以外を透視でき、リーチした牌の隣の牌を打ったとき他家と山の牌を操作し最速のテンパイが可能になる。
テンパイ後捨て身から成る鋭い刃が触れた牌は当たり牌に入れ替わる。
非常に強力な能力だがリーチを打たれなければ発動が出来ないので、ダマテンに弱い。
要 海次
ドラゴンシップ調査員。
村雨と共に竜馬らと戦うが村雨を見捨てる形で撤退。烏丸と共に須加沢を拉致する。
軽薄だが社員の中でも抜け目がない。
牌龍:悪戯好きな13匹(オーシャンズ・サーティーン)
龍紋は両手の平に半分ずつ。
かめはめ波を撃つような構えで能力を発動する。
自分の第一ツモ時に発動でき、任意の枚数分の手牌を山から交換できる。
しかし、任意の牌を山から抜ける訳では無いため他の牌龍と比べると確実性に欠ける。
烏丸 桜花
ドラゴンシップ実行部員。罰則や拉致を行う闇の実行部。
大柄で筋肉質の女性(尚且つ巨乳)。牌を握りつぶす怪力と仲間をあっさり殺す冷酷さを持つ。
牌龍使いだが劇中では能力を使うどころか対局する場面すらなく上記の役割のみを忠実に務める。
牌龍:不明
龍紋は右乳房。
来島くるる、くくる
ドラゴンシップ総務部員。二人組の幼女の牌龍使い。
容姿が作品の絵柄から浮いており些か不気味である。
竜馬らと戦うが、最終的に烏丸にくくるが殺害される。
牌龍:交錯する双子の魂(ツインズ・エフェクト)
龍紋はくるるが右手の甲、くくるが左手の甲。
お互いの手を重ね合わせることで龍紋が完成し、お互いの手牌27枚を自在に入れ替える。
手を重ねる事が発動条件の為、一人で打つ・向かい合わせに座るなどの状況下では発動出来ないので必然的に隣合わせに座った状態でのコンビ打ち専用の牌龍となる。
白鳥 敬太郎
ドラゴンシップ経理部員。
牌龍:卓上を覆う霧(ザ・ミスト)
牌紋は舌?
全136牌の内、ランダムで100枚の図柄を認識(視認・盲牌)不可能にする。
100枚に含まれる牌は河に捨てると見える様になる。
本人、敵・味方を問わず対象となる為、有効活用が難しい能力。
カズ 有賀
ドラゴンシップ営業部員。
牌龍:無冠の帝王(フィンガー・ポインツ)
龍紋は右手人差し指。
牌を触れた瞬間に識別する。
牌龍としては強力とは言い難い能力だが前述の「卓上を覆う霧」で認識不可能になった牌を識別できる為、併用する事で飛躍的に強力な能力となる。
冴島 安寿
ドラゴンシップ情報部長。竜馬を解析する。
一人称が「ボク」、ナースルックでスカートを履いてない、など妙な口調と服装が目立つが分析能力は高くそれまで謎に包まれていた「龍を射諫める魔眼」の能力を解明した。
牌龍:模倣する泥棒猫(コピー・キャット)
龍紋は左目の下。
ロックオンした相手の手牌を完全に把握し相手のリーチと同時に手牌を自分のものと全て入れ替える。
陣 光秀
ドラゴンシップ代表取締役社長。彰から会社を奪い、竜馬の父を殺した男。
敵対者や失敗した部下を平然と始末する冷酷非情な男。
「勝負の結果を優先する」ドラゴン・シップのただ一つのルールを作った張本人でもあり竜馬・彰の暗殺を中止して挑戦を受けて立つなど自身の力に絶対の自信を持つ。
竜馬の父との麻雀では地和を1半荘に2回上がった。
牌龍:天地創造(ジェネシス)
龍紋は胸。極度の興奮状態においてのみ現れる。
条件を満たして局を進行することにより天和・地和を呼び込む。
牌龍そのものも並外れて巨大で竜馬の「龍を射諫める魔眼」を持ってしても止める事が出来ない。
影山 奈月
カジノバー「ソウルイーター」の支配人。チップ麻雀で命を賭けた相手をいたぶるのを楽しみにしている。
牌龍使いでもなければ存在すら知らない常人だが対牌龍に特化する竜馬と資金不足の彰は苦戦を強いられる。しかし対局中に彰が牌龍に覚醒したため大敗を喫する。
余談だが、この作品には幾つかの矛盾点がある
- 第五話にて影山の先制リーチがかかり、三条が振り込むシーンがあるが、影山のリーチ宣言牌で三条はアガっている
- 第八話の対局開始時に4人の配牌が表示されており、5筒が4枚あるにも関わらず龍馬の第一ツモが5筒だった
追記、修正は牌龍使いになってからおねがいします(//∇//)
とか言ってみたり…♪
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