レスキューキャット

ページ名:レスキューキャット

登録日:2011/01/29(土) 14:39:39
更新日:2023/10/05 Thu 10:47:43NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 星4 地属性 獣族 悪魔猫 過労死 元禁止カード flaming eternity レスキューキャット サモサモキャットベルンベルン



にゃあ



私は3つの絶望で出来ている。



たった一枚のカードから「氷結界の龍 ブリューナク」「ゴヨウ・ガーディアン」が出てくる絶望。


「大寒波」の中で「ダーク・ダイブ・ボンバー」と「アーカナイト・マジシャン」が容赦なく飛んでくる絶望。


そして、「氷結界の龍 トリシューラ」がいとも容易く出てくる絶望だ。












レスキューキャット (禁止カード)

効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
自分フィールド上に存在するこのカードを墓地に送ることで、デッキから☆3以下の獣族モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのターンのエンドフェイズに破壊される。



遊戯王OCGに登場するモンスターカード。
ぱっちりした目とヘルメットを被った可愛らしいぬこのイラストが目を惹くカードである。


初登場は2004年11月発売の「FLAMING ETERNITY」と中々古い。


登場当初は光と闇属性モンスターだけが生き残れるカオス全盛期でもあり、そもそもメインデッキに投入できる☆3以下の獣族に強力なモンスターがほとんどなかったため、あまり注目されなかった。
それでも2体リクルート効果自体は優秀なため、獣族としては優良サポートとして主に使われた。
当時の☆3最大攻撃力の「デスウォンバット」、破壊する前にエンドフェイズに手札に戻して手札コストの水増しにする「邪悪なるワームビースト」…辺りが候補だった。
もちろん専用デッキなら純粋な強力リクルートカードとして活躍もできる。


専用デッキの使用例

  • 【おジャマ】で、おジャマモンスターをフィールドにサーチして、「おジャマ・キング」の融合召喚や「おジャマ・デルタハリケーン」の発動の補助に使う
  • 【宝玉獣】で、「宝玉獣 アメジスト・キャット」をデッキから持ってくる。効果で破壊された後は、アメジスト・キャットの効果でフィールドに残って宝玉獣効果による参照効果の水増しに使う。
  • 【バブーン】で、あえて効果で獣族モンスターを破壊することで「森の番人 グリーン・バブーン」の特殊召喚のトリガーにする


などなど、相性のいいカードがあるデッキにおいては、デッキを回転させるのに優秀な働きをしていた。



そうして燻し銀な愛くるしい活躍をしていたある日、このカードの運命は突然、大きく加速する。






☆3、「N・ブラック・パンサー」に、



☆3、「X-セイバー エアベルン」をチューニング!



シンクロ召喚!





そう、「シンクロ召喚」の登場である。



シンクロ召喚とは、「チューナーモンスター」と「チューナー以外のモンスター」がフィールドにあるとき、それらのモンスターを墓地に送って、送ったモンスターの☆の合計と同じ☆を持つ「シンクロモンスター」をエクストラデッキから特殊召喚するシステムである。



さて、ここで「レスキューキャット」の効果を思い出していただきたい。
そして想像していただきたい。


もし、☆3以下の獣族のチューナーモンスターと、☆6以下の強力なシンクロモンスターが存在するなら……


奇しくも、それはシンクロ召喚と共に登場した。


「X-セイバー エアベルン」という、☆3、獣族のチューナー。


「氷結界の龍 ブリューナク」という、☆6の強力なシンクロモンスター。



これらのカードを得たレスキューキャットは、まさに「水を得た魚」ならぬ「魚を得た猫」のごとく暴れまわり、
【猫シンクロ】というデッキが環境の中心で闘うようになった。



猫シンクロの歴史

  • 2008/03/01〜09/01

折しも遊戯王は「ダーク・アームド・ドラゴン」や「ライトロード」、「剣闘獣ガイザレス」などの登場により、モンスター効果による除去で勝つのが主流であった。
それはシンクロ召喚も例外ではない。レスキューキャット一枚でシンクロ召喚から除去に繋げられる強力な制圧力のために、シンクロ召喚は瞬く間に環境を変えた。さらにこれ一枚でATK2800の「ゴヨウ・ガーディアン」が出せることでそれ未満の攻撃力を持つ切り札モンスターの多くを環境から消した。
なお、ブリューナクとゴヨウの凶悪さについては当該ページ参照。


召喚僧サモンプリースト」を使ってレスキューキャットを持ってきてシンクロに繋げる戦術が流行し、また、サモンプリーストが闇属性でありレスキューキャットから持ってくるチューナー以外のモンスターを闇属性にできることから、「シンクロ召喚」と「ダーク・アームド・ドラゴン」と併用する【ダムドビート】が選考会などで結果を残した。


  • 2008/09/01〜2009/03/01

シンクロ召喚を促すリクルート効果の危険性はコナミにもようやく認知され、レスキューキャット、召喚僧サモンプリーストは準制限カードに指定された。
代わりに「ゾンビキャリア」というアンデット族のチューナーと、アンデット族の豊富な蘇生補助を利用した【シンクロアンデット】が流行。制限によって力不足になった【猫シンクロ】はやや衰退する。
しかし、この環境の間にも、「ナチュル・ビースト」「アーカナイト・マジシャン」、そして待望の強力☆7シンクロ「ダーク・ダイブ・ボンバー」という強力な相棒を手に入れ、水面下で猫シンクロはより強力となっていた。



  • 2009/03/01〜09/01

【シンクロアンデット】はキーパーツの大部分が規制を受け弱体化。再び【猫シンクロ】が活躍する。
使う余地がありながら大したモンスターがいなかった☆7シンクロにも強力なシンクロモンスターが登場したことにより、
サモンプリーストからサモンプリーストを呼び出し、そこからレスキューキャットを通じて呼び出したエアベルンとサモンプリースト自身でシンクロする「サモサモキャットベルンベルン」という戦術がとれるようになったことが大きい。
なお、このデッキの中心となった「ダーク・ダイブ・ボンバー」の凶悪さは当該ページ参照。


  • 2009/09/01〜2010/03/01

ついに、レスキューキャット、召喚僧サモンプリースト共に制限カードに。
DDBの禁止カード化などもあり、レスキューキャットを中心としたデッキは構築できなくなる。
「魔轟神獣ケルベラル」というエアベルン以外の獣族チューナーの登場により、魔轟神のサポートとして猫が採用されはしたものの、【猫シンクロ】の時代はこれで一応の終わりを迎えた。













奴らが現れるまでは。



  • 2010/03/01〜09/01

最強のシンクロモンスターとの呼び声も多い、「氷結界の龍 トリシューラ」が登場。
例によって、凶悪さは当該ページ参照。


実はこいつ、サモンプリーストからレスキューキャット、レスキューキャットからエアベルンと☆2の獣族モンスターを呼び出すだけで簡単にシンクロできるのである。
これらのカードを、シンクロ召喚に優秀な植物族モンスターと共に採用し、トリシューラを安定してシンクロできる【植物猫】が登場し、猫は最後の輝きを見せた。
また海外ではトリシューラの代わりに「XX-Saber Darksoul」が登場。
フィールドから墓地送りになったターンエンド時にX−セイバーを何でもサーチという狂った性能で、しかも☆3獣族。
どう考えても「猫から出せ!」というカードである。
Darksoulの登場で海外環境は完全にX−セイバー1強。
海外は猫によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。 


  • 2010/09/01〜

そして、過剰展開カードの例に漏れずレスキューキャットは禁止カードとなった。




始まりは、一枚の優秀で、愛くるしいカードだった。


彼は、シンクロ召喚によって覚醒し、
シンクロ召喚と共に進化し続けた。
シンクロ召喚の恐ろしさと楽しさを決闘者に伝えながら、
シンクロ召喚が導く遊戯王OCGの中で、二年半の年月を駆け抜けた。




そして3月から、遊戯王に「エクシーズ召喚」という新たなシステムが登場した。そして7月には第二の猫ことレスキューラビットが現れた。
いずれシンクロ召喚も過去の遺物となるかもしれない。



だが、レスキューキャットという、遊戯王の一つの時代を彩ったカードは、いつまでも決闘者の心に残り続けるだろう。


現在こいつを使う場合、禁止後に増えたカードによりランク1~5エクシーズからレベル8シンクロまでを1枚でこなしフィールドが埋まるまでこいつを使い回す事も可能である。
エクシーズ召喚はもとより、このカードからリクルートでき、かつ蘇生効果をもつ『森の聖獣 ユニフォリア』や『ゼンマイネズミ』とのコンボで1枚からワンキルが可能。
現在のカードデザインはこいつがいない事を前提にされてる面があり復帰はかなり厳しいと思われる。


2017年1月1日をもって制限カードに復帰。
赤き権力や青きバウンスと共にシャバに戻ってきた。
エラッタ後の能力は以下。


レスキューキャット

効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
「レスキューキャット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
自分フィールド上に存在するこのカードを墓地に送ることで、デッキから☆3以下の獣族モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、そのターンのエンドフェイズに破壊される。


多くの禁止カードエラッタに見られるような効果を使いにくくなるエラッタではなく、過剰アド生成防止と安易なループコンボを抑制するだけの結構妥当なデメリットを課されて戻ってきた。効果が無効になるのと、1ターン1回の回数制限がついたことで、以前可能だったコンボの半分近くが消滅している。さらにユニフォリアやネズミとのループもできない調整。できたら困るから当然ではある。
実質後輩のウサギと似たような立ち位置になっている。しかしそれでもデッキ事故要因の通常モンスターを運用しなくてもよい分も含めリクルーターとしての性能の高さは折り紙つきであり、
次ターンなら墓地からリニアメイトして再利用もできるし、効果が無効になるだけで効果モンスターを引っ張って来れるのはエラッタ前と同じ。
サモンプリーストが無制限に戻ったので「サモサモキャットベルンベルン」は再現できてもダーク・ダイブ・ボンバーが弱体化しているため当然成立しないが、ウサギと一緒に運用しつつランク4&ランク3のエクシーズを手軽に呼び出せるのはやはり大きい。


リンク召喚の登場に伴い危険性も和らいだと判断されたのか、2017/07/1を以って準制限カード、同年10/1には無制限に緩和されている。
エラッタ&規制緩和とは言ってもカード1枚増やしつつ2体リクルートできる強さは以前健在であり、リンク召喚との相性の良さは後輩のウサギ同様。
ミセス・レディエントあたりを手札1枚から呼び出せるのはやはり大きい。
また、新入りのレスキューラットと組めばファイアウォール・ドラゴンのリンク召喚も容易になる。
今後の獣族はエラッタ前の猫と同様、いかにしてこの効果を生かすかが問われるキーカードでありつづけるであろう。




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にゃあ


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  • 出た当初は本当に使えないカード扱いだったけど、シンクロで化けたのは凄いよな。 -- 名無しさん (2014-04-01 14:28:27)
  • ↑遊戯王にはスタン落ちがないためにこういう事例が起きるから面白い -- 名無しさん (2014-04-01 14:33:06)
  • 遊戯王終焉にまで追い込んだから流石に戻るのは難しい -- 名無しさん (2014-07-02 19:13:55)
  • 終焉ってのは言い過ぎだろう。シンクロに関してはなだ幅があったし、猫なしでも強いのは沢山いたわけで。終焉ってのは環境をそれ一色に染め、制限されてもしぶとく居座るどこぞの竜が招いたものよ -- 名無しさん (2014-07-02 19:19:05)
  • ↑今の環境も大概終焉だがな -- 名無しさん (2014-09-14 03:09:31)
  • ユニフォリアの登場でついに手札一枚からずっと俺のターンできるように -- 名無しさん (2014-11-17 07:41:42)
  • 「一回休み」というカードのイラストにレスキューキャットがいるんだけど、これは復帰フラグですか? -- 名無しさん (2015-02-14 13:26:54)
  • 復帰するならこいつの効果使うターン他の効果使えないくらいにしないと帰ってこれないと思う -- 名無しさん (2015-07-10 10:37:30)
  • 現在の遊戯王で恐らく唯一の『先行1ターン目、フィールド墓地除外なしで手札1枚から100%1キルできる』カード -- 名無しさん (2015-08-12 16:55:26)
  • 大概でもねぇよ。 -- 名無しさん (2015-08-29 17:45:23)
  • 手札これ一枚でクエーサーだせてまたエクゾもそろえられる -- 名無しさん (2015-10-24 16:02:26)
  • にゃあ。釈放されました -- 名無しさん (2016-12-14 22:18:43)
  • 更生したね。そこまで弱体化していないと思う。とかこれぐらいで済んでよかった -- ジョーカー (2016-12-15 10:48:54)
  • 効果使えなくなったから変なコンボはできないが、1枚でシンクロって強みはいまだ健在だからつよいよな -- 名無しさん (2016-12-18 11:26:43)
  • エラッタされてもユニフォリアを経由すればかなり柔軟に動けるな…ちょっと色々試したくなるな -- 名無しさん (2016-12-18 11:31:34)
  • エラッタ祭りの初期と違って、普通に強い(だろう)レベルで帰ってきたか -- 名無しさん (2017-01-01 11:02:49)
  • 三つの絶望(自分の気持ちとは言ってない) -- 名無しさん (2017-01-04 21:30:50)
  • こいつらいつもエラッタしてんな -- 名無しさん (2017-01-09 00:29:08)
  • 毎回ターン制限の一文追加されても鬱陶しいしいっそルール単位で全てターン1枚にした方がいいんじゃない?ポケカみたいにさ -- 名無しさん (2017-02-11 12:07:07)
  • ↑そんなんじゃ・・・・・・満足できねえぜ・・・・・・ -- 名無しさん (2017-02-11 12:57:55)
  • 从 -- 名無しさん (2018-06-19 17:14:23)
  • 10期終盤の現在でも、パラディオンで先行とっちゃった場合とかで猫からナチュビにつなげたり、まだまだ活躍できる -- 名無しさん (2019-12-18 14:01:33)
  • 魔獣の懐柔と合わせて一気にかわいい動物が5体並ぶの好き -- 名無しさん (2019-12-20 13:51:54)
  • いまやメルフィーや鉄獣戦線と手を組んでまたしても第一線に戻ってきてる。いい塩梅に弱体化されてこれだけ活躍してるのは本当にすごい -- 名無しさん (2021-11-28 01:20:43)
  • 某動画でこのカードのこと現場猫扱いされてたのは笑った -- 名無しさん (2022-04-22 02:51:02)
  • むきむきメルフィーズの人かな? -- 名無しさん (2022-04-22 09:42:11)
  • この猫のエラッタは記事でも書かれてる通り現代的に言えばわりと妥当すぎる内容だからな……エラッタ前は回数制限とかがないっていうなんというか「昔のカード」って感じが凄いするし -- 名無しさん (2022-05-04 20:12:04)

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