登録日:2011/02/26(土) 17:19:57
更新日:2023/09/28 Thu 12:53:47NEW!
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ナツメ ファミコン 電波ソング 桃井はるこ ゲーム トーワチキ ホエホエ それなりにプレミア価格 ありがトーワチキ 意外と豊富なテキストパターン←無駄なことをしようと叱られる ギャグ世界&展開 敵味方共に犯罪なんのその アイドル八犬伝
1989年9月14日にトーワチキから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。ジャンルはアドベンチャーゲーム。
~概要~
かのカルトゲーム「東方見文録」の製作会社・ナツメと共同製作なので、一部システムが使用されている。
時に面倒と感じることもある「状況に応じてキャラを交代する」システムが、
「キャラに話しかけて行動を促す」システムに簡略化されているため、比較的とっつきやすいものとなっている。
EDアニメーションのエリカの動きは当時のファミコンからしたら凄い。
…そんなことより
何よりシナリオがぶっ飛んでいる。
EDでエリカが歌いながら踊り、メロディーと共にテロップが流れる
「君はホエホエ娘」は(古い時期から存在するという事情も含めて)電波ソングとして有名である。
因みに後に桃井はるこによって歌われた。
アルバム「ファミソン8BIT」では、ボーナストラックとしてボーカルアレンジで収録されている。
歌っている人がモモーイな上に歌詞がかなりアレなので、好きな人にはタマラン。
歌詞は冗談抜きで意味不明で理解不能だが、これは作詞者のぶっ飛んだセンスや、
歌詞中に円谷一・河崎実・成田亨の名前を無理に入れたので余計トンデモないことになった。
ロリロリ(はぁと)
~作風~
基本的に最初から最後までがギャグ世界でのトンデモ展開の応酬。
敵も味方もモラルも犯罪もなんのその。
時代柄か地の文でも割と罵倒や暴言が飛び交う有りさまで、いちいち毒の利いたテキストは読んでいて飽きない仕上がり。
登場人物もいちいちが濃く、実在の人物をモデルにしたと思われるキャラクターも多いが……色んな意味で怖いもの知らずな扱い。
某ルー語(あるいはお通語)の如く、語尾から何かしらの単語に繋げる台詞が多数あり、どれもこれも昔を知る方には懐かしく面白いものばかりだろう。多分。
無茶苦茶ではあるが全体的なシナリオは割と綺麗にまとまっている。
……等々、総括して言えば難しいことを考えずに笑って楽しめる作品であり、敢えて分類するならバカゲーといったところだろうか。
――――あらすじ――――
大財閥の西園寺家の当主である「トミコ」の寿命が近付いて来た。
「3ヶ月の間、全力を上げて自分の名を上げる仕事をしてみせよ。それによって器量を量り、後継ぎを決める」
かくして、財産相続をめぐる勝負が始まった。
若くして数十の会社を束ねる天才実業家の長女「シズカ」。
数々の特許と博士号を持ち、天才の名を欲しいままにしている次女「レイカ」。
しかし、三女の「エリカ」にはこれと言ったものは何もない……唯一、出来ることといえば歌が歌える事。
「エリカ」はすがる思いで助言に従い「国民的アイドルスター」を目指す事になり、それには後、「7人の仲間」を捜さなければならない。
その上、「暗黒イロモノ大王」率いる「イロモノ軍団」に「エリカ」をイロモノタレントにしようと邪魔をする。
「エリカ」は無事に国民的アイドルになれるのか!?
~主な登場人物~
- 西園寺エリカ
主人公。『ミラクルボイス』の能力を持つホエホエ娘。
曰く「なーーーーーーーんにもないミソッカス」だが、こと歌とダンス、笑顔といったアイドルの資質は非常に高い。
彼女の歌声は人の心を動かす。その威力は凄まじく、少し経験を積んだ程度でもヤケになった人に希望を与え社会人の職務のことごとくを破棄させられる。
後に伝説の歌手に師事し数日間に及ぶ特訓の末『ミラクルボイス』へと昇華。もはや洗脳音波なんじゃないかというくらいの威力を誇る。
困ったらだいたい歌っておけばいい。
踊りに関しても中々なのだが、作中では主に言葉が通じない相手への「ボディ・ジェスチャー・ダンス」として活用される。クイッ
ミソッカスと言われるだけあって少々脳天気な性格ではあるが全く頭が回らないわけでもなく、時に機転を利かせて頭を「つかう」。
余談だがご令嬢なだけあって金払いはすこぶる良い。
- 西園寺シズカ
若くして数十の会社を束ねる天才実業家。西園寺家の長女でエリカの姉。
- 西園寺レイカ
数々の特許と博士号を持ち、天才の名をほしいままにする。西園寺家の次女でエリカの姉。
思いもよらず快進撃を始めたエリカを危惧し、シズカと共にイロモノ大王に妨害を依頼するも……口にするのも憚れるほど無残な姿に変えられてしまう
- 西園寺トミコ
長老の異名を持つ西園寺家の辣腕頭首。
自身の死期を悟った上での言葉が、この物語の発端となった。
その口ぶりからは三人の孫娘を区別するような含みは見受けられず、全員の才能を平等に見ていたらしい。
よくできた祖母である。
- 一枝モモミ
アイドル八犬士の一員にして、アイドルのおっかけ。
アイドルや芸能人に関する知識では右に並ぶものはない。
その知識やおっかけの一環で培った潜入術でエリカを導く。
- 江戸川ムラサキ
アイドル八犬士の一員にして、火薬類のエキスパート。
若干18歳にして花火職人たちの棟梁を務め、職人たちからは深く信頼されている。
- 海道ミドリ
アイドル八犬士の一員にして、暴走族(名称不明)のリーダー。カラテ3段の腕前を誇る肉体派でもある。
本人いわく『バイクの扱いとケンカならまかせとけ。』とのこと。
エリカの師事の協力に一役買う。
相手が悪かったせいもあるが、肝心の荒事のさいにあっさりと敗北してしまったりとあまり活躍する場面はない。
- 玉鹿ヤヨイ
アイドル八犬士であり、経済の達人。「こういってはなんだけど」が口癖。
若干17才ながら株に凄い才能を示し、親を亡くした際の相続税も株の利益で全て払ってしまったらしい。
その手腕は凄まじいとしか言いようがなく、エリカのデビューのための膨大な資金は彼女一人の稼ぎ。
仲間思いな一面も。
余談だが彼女の店のまんじゅうは世に出回って良い代物ではない、断じて。
- 茶畑ヤチヨ
アイドル八犬士であり、芸能界の大物プロデューサー。
その知名度はたいしたもので、彼女の名刺さえ持っていれば芸能関係の施設にはほぼフリーパスで出入りできる。
いざとなったら覚悟を決める格好いい女性。ガッツリとした体格のせいもあり余計に男に見えるとかは内緒。
- 青山ミサオ
アイドル八犬士のメンバーの一員にして卓越したコンピュータ技術を誇る少女。
インテリかと思いきやしつこいチャラ男を気迫で追っ払う男勝りな性格。
- 真実ホシミ(星美)
アイドル八犬士の一員であり、エリカの大親友でもある。
口癖は「お答えします」。超能力の如き予知能力を持つ少女で、進行上の大体のことは彼女が教えてくれる。
「星」に囲まれる状況下で“気”が高まるが、別段「星」であれば本物の星天でなくとも問題はない。
俗っぽいと言うべきか状況を選ばず便利と言うべきか。
基本的に温和な性格で礼儀正しく例えエリカにバットで頭を叩かれようが怒りはしないが、唯一太った人だけは毛嫌いしており「みるのもいやです。」と言い捨てる。
- 暗黒イロモノ大王
本作の黒幕でありラスボス。
中年のオッサンなのだが、そのあまりにアホらしい格好は耐性のない人を一撃で脱力させてしまうまさにイロモノ。
しかし見かけによらず策士で頭は良く、エリカは終始ほぼ彼の手のひらの上で踊らせれていた。
必殺技として「イロモノαこうせん」と「きゅうきょく・イロモノ・ポーズ」を持ち、身体能力も高く、異常なほどのタフネスを持つ。
イロモノを増やすためには手段を選ばず、作中では何人もの人物が彼によって人生を狂わされている。
タイトルに八犬伝とついているが、シナリオとは全く関係ない。
また、八犬伝というタイトルに合わせて仲間の8人の仲間を設定したためか、ぶっちゃけ空気っぽい仲間もいる。
※この度オリジナルスタッフの手により『アイドル八犬伝☆ホエホエとらっくす』としてCD化されることが決まった。
内容は「君はホエホエ娘」の日本語版、フランス語版、ロシア版、日本語カラオケ版とフランス語カラオケ版の5バージョンと他2曲のミニアルバムである。
2011年年末のコミックマーケットで先行頒布されその後全国の同人ショップで販売される。
ちなみに歌うのは日本語版がこの為だけに結成された新人声優ユニットホエホエックス(田中里和、三上遥香、森千晃)
ロシア語版が元コスプレイヤー秋葉いつきで現声優のロシア人ジェーニャ
そしてフランス語版が我らがモモーイである。
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▷ コメント欄
- 実は仲間の中に・・・・・これ以上は言うまい。 -- 名無しさん (2013-12-31 12:13:08)
- 声付きでリメイクしたら面白そう -- 名無しさん (2021-09-20 06:59:55)
- イロモノタレントが色々な意味で危険すぎる -- 名無しさん (2022-11-23 06:38:50)
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