登録日:2009/06/01 Mon 15:44:50
更新日:2023/08/21 Mon 11:01:20NEW!
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フロムソフトウェア フロム脳 ac アーマード・コア コジマ汚染 愛情 フロム脳 ←色は緑色 妄想じゃない ナニカサレタ 考えすぎ 深読み エロム脳 考察
フロムソフトウェアのゲームがきっかけとなり、ある特定の思考回路を持ってしまった人間の頭脳を指す言葉。
《概要》
一言で言えば『考察脳』。
フロムソフトウェア作品の多くは、世界観やキャラクターの詳細な設定をあえて明示しないことが特徴となっている。(後述)
ゲーム内で確認できる断片的な情報、たとえば、
- アイテムのフレーバーテキスト
- キャラクターの台詞、メッセージ
- ムービーシーンでの描写・演出
…などによって、世界観・設定の枝葉の部分は理解できるものの、核心に触れるような部分はぼかされていることが多い。
そのような“ゲーム内で明示されていない部分”に対し、作中で確認できる断片的な情報を繋ぎあわせながら、様々な形・方向性で想像力を働かせて設定を補完するのが「フロム脳」である。
隠語として「何かされた」もしくは「コジマ汚染された状態」と呼ばれることもある。
俗語としての「フロム信者」に近い意味合いで使われることもあるが、否定的なニュアンスはあまり含まれない場合が多い。
《発症に至るまで》
概要にあるとおり、フロム作品では詳細な設定をあえて明かしていない(と思われる)場面が多々ある。
基本的に『主人公の置かれた立場・状況で知り得る範囲の情報』しかプレイヤーには開示されないのだ。
例えば、ムービーシーンで主人公の前に敵が立ち塞がったとしよう。
その敵は主人公に対し、明らかな敵意を向けている様子だとする。
しかし「なぜ、その敵は主人公に敵意を向けるのか?」という根本的な疑問、つまり、その敵に設定された『動機』や『背景』がゲーム内で明示されないことがある。
主人公と対峙するその敵は、敵対的な態度こそ崩さないが、自身の立場や目的は語らない。そしてそのまま戦闘が始まる。
結果、その敵との戦いを終えても、プレイヤーの感想は「敵の事情はよくわからないが、襲ってきたのでやり返した」という釈然としないものになりがちである。
このようなケースは、フロム作品の至るところに存在する。
- ある人物が何かしらの事件を起こした。
- しかし、事件に至った経緯がよくわからない。
→ 経緯は分からないままだが、その事件を前提にして話は進んでいく。 - 主人公に依頼を持ちかけてくる人物がいる。
- 相手には何かしらの目的や事情がありそうだが、詳しくはわからない。
→ 相手の思惑は不明だが、主人公が依頼をこなせば話は進む。
何か思わせ振りな台詞や描写を挟みながら、「なぜ?」「どうして?」という疑問を置き去りにしてストーリーが進んでいくため、大抵のプレイヤーは「このゲームはしっかり構築された世界観やキャラ設定がありそうなのに、その全体像がつかみにくい」という印象を抱くこととなる。
しかし、プレイヤーの中には、このフロムゲー特有の「何か裏がありそうな感じ」に魅せられ、ゲーム内で確認できる“事実”と、各々の“推理”や“妄想”とを組み合わせ、作中で描かれていない真相を考察しだす者たちが現れる。
「このアイテムの説明文に◯◯と書いてある」
「このアイテムは◯◯に縁のある場所に落ちていた」
「また、このキャラクターが◯◯について言及している」
「さらに、ムービーをよく見ると◯◯しているように見える」
「つまり、この人物には◯◯な事情があるのでは? この事件には◯◯が関係していたのでは?」
こうして、(一部の)プレイヤーは立派なフロム脳へとその有り様を変質させていく。
《症状》
- とりあえずテキストは隅々まで読み込む
- 登場人物のささいな言動にいちいち注視する
- フィールド上のちょっとしたオブジェクトにも隠された情報がないか考える
- BGMにも何かヒントがないか検討してみる
- 関係なさそうな要素も、少しでも接点を見つけたら(ややこじつけ気味であっても)関係があるものとみなし、仮説を立てる
- キャラクター性の薄い登場人物に対しても、作中のわずかな描写から性格や人物像などを考察したりする
- 開発が遊びで仕込んだ(と思われる)要素であっても、つい深読みしてしまう
《余談》
「詳細な情報をあえて提示しない」というのは、フロム作品全体に共通する傾向であるが、やはりユーザー人口の多い最大派閥であるARMORED COREシリーズのユーザーのフロム脳化が多い。
したがって、『フロム脳=AC厨』と同一視されるケースもあるが、これは間違いである。
実際は、フロム作品の始祖である「キングスフィールドシリーズ」からすでにフロム脳を持つユーザーは存在した。
また最近はソウルシリーズが売れ線となった為、そちらでフロム脳を発症するケースも多い。
“◯◯(=フロムゲーのタイトル) 考察”などでGoogle検索すれば、どこかのフロム脳患者が想像の翼を広げ、考えに考え抜いた驚くべき考察がいろいろヒットする。
そういった考察を読むのが好きな人は、ゲームを終えてからも(むしろゲームを終えた後ほど)いろいろ楽しめるであろう。
フロム脳患者諸君への注意事項として、まず「想像・妄想」と「事実」は区別して話そう。
あなたが想像で補った設定を、あたかもゲーム内で確認できる事実であるかのように語り、他人に押し付けてはならない。
また、他人が考えた脳内補完・設定を根拠もなく否定するのも良くないし、そもそもフロムゲーのプレイヤー全員が考察を楽しんでいるわけではないこともよく理解しておくべきである。
少なくとも、キャラ性能やゲーム攻略について話しているような場で、いきなり設定考察を始めたりするのは控えよう。
作品に隠された緻密な設定もファンによる考察も、興味がない人にとっては本当にどうでもいい情報なのだ。
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▷ コメント欄
- 主な症状ってあるけどこういうのはフロム脳とは言わんだろ -- 名無しさん (2013-11-26 07:32:37)
- ざっく言えば「お前らにジャガイモと玉ねぎ、肉に人参を買ってきた。好きなもんを作れ」ってこと?カレーでも、シチューでも、肉じゃがでも、丸ごと焼くだけでも、生で食う奇特なやつもいるって解釈だけど、合ってる? -- 名無しさん (2014-05-01 19:32:24)
- ↑大体あってると思う -- 名無しさん (2014-05-02 15:05:38)
- ↑2 ちょっと違う。カレーならカレーを作った、シチューならシチューを作った、具材は観て食べればわかるけどレシピが判らないから、「これが隠し味なんじゃないか」「多分、これ入ってるんじゃね?」「ここら辺のスパイスが絡み合ってこの味を作ってる」って考えるようなもん。 -- 名無しさん (2014-05-02 15:11:17)
- 最低限の情報しか提示されない中でそりゃもう奥の奥まで深読みして背景設定を考察するのがフロム脳であって、登場人物の容姿を妄想とは違うし変態装備を愛するって全然関係ないぞ -- 名無しさん (2014-05-02 15:43:22)
- ac2屈指の萌ランカーのエネも勿論想像する -- 名無しさん (2014-05-02 16:18:54)
- 星のカービィの世界観もまさにフロム脳をフル発揮して下さいと言わんばかりの裏設定がたくさんある。 -- 名無しさん (2014-11-19 22:51:14)
- 容姿の妄想とおにゃのこ化、それと変態装備はコジマ汚染患者のことな。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:31:48)
- 百歩譲って人物はともかく、機体の萌え化は流石に引くわぁ。まぁ愛は人それぞれだろうが・・・ -- 名無しさん (2015-03-05 14:08:50)
- 懐かしい、初期頭でジャイアントロボ作ったりしてた。 -- 名無しさん (2015-04-07 04:48:07)
- 須田51脳よりマシ -- 名無しさん (2015-09-15 17:42:08)
- 人それぞれだが擬人化や容姿妄想は含まれないと思う -- 名無しさん (2015-11-10 23:02:55)
- 自分なりに解釈して一言に纏めると、ドラマが見える…(脳内で)という事か? -- 名無しさぬ (2016-03-11 20:46:29)
- すでに脳内AC6で傭兵してるって事? -- 名無しさん (2017-03-05 20:22:18)
- ↑2そんな感じ。相手を知っている感じの台詞から、その抑揚で相手をどう思っているのか、または何が有ったのかやどういう関係かまで、人間関係や背景を補完する能力。…こう書くと、結構探偵や物書きに向いてそう。 -- 名無しさん (2018-03-07 21:02:27)
- 類義語は妄想マスタリー(世界樹シリーズ)だろうか -- 名無しさん (2018-03-08 00:03:45)
- ホロウナイトっていうインディーズゲームもフロム脳をモミモミしてくれる良いゲームであった -- 名無しさん (2019-05-06 15:50:29)
- ↑ハイパーライトドリフターやレインワールドも -- 名無しさん (2020-09-27 22:57:56)
- 言ってしまえば深読み考察勢 -- 名無しさん (2022-05-30 17:23:19)
- SEQUELシリーズはフロム脳に刺さる -- 名無しさん (2022-09-27 19:53:30)
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