阿久津大夢

ページ名:阿久津大夢

登録日:2022/11/26 (土) 21:55:11
更新日:2024/06/27 Thu 13:00:59NEW!
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lost judgment 裁かれざる記憶 半グレ rk no.2 サブリーダー 元ヤクザ 日侠連 東城会 浜田賢二 キムタクが如く youtuber疑惑 阿久津大夢





気に入らねえ奴がいりゃあ、ただ後ろからこっそり刺しゃあいい。

音も立てずにブスりといく。

背中には気を付けんだぞ、探偵。




概要

『阿久津大夢』とは『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』の登場人物。


CV:浜田賢二


『RK(Red Knife)』の最高幹部(ナンバー2)。ああ見えて31歳。
普段は闇に身を潜め表には出たがらないリーダーの相馬和樹に代わって、RKの陣頭指揮を執っている。
2m近い高身長とレスラーの如く筋骨隆々とした威圧的な風貌の男。
その装いも、金色に染めたナチュラルツーブロック、ヒョウ柄のトレーナーに全身を飾る金銀のゴツいアクセサリー、
左半身を覆ったトライバルのタトゥーとガラの悪さの見本のようである。


見た目に違わず行動的且つ血気盛んな性格の持ち主であり実力で物事を推し進めることを好む傾向にあるが、
見境なく暴れているわけではなく心底では常に冷静さを保っており、
旗色が悪くなれば即座に逃走できるよう予め余力を残しておいたり、現状を鑑みて逸早く適切な答えを導き出すなど頭の回転は速い。
また、自らの身辺を探るために潜入を試みる人間を敢えて泳がせ、逆にそれを利用して敵側の情報を掴もうとするなど狡猾な一面も持つ。


チンピラ然とした風貌とは裏腹に元は東城会直系『日侠連』に所属しており、相馬とは古巣からの付き合いである。
度重なる弱体化を経た後の東城会とはいえ20代の若さで名門日侠連の幹部候補と目されるほどで、後にRKの最高幹部としても、
内に多く流れ込んできた元東城会の豪傑達を不在がちの相馬抜きでしっかりと統制できていた事からも、印象に似合わず裏社会を生きる人間としての才覚は高い模様。
日侠連時代は、いつかのし上がろうとひたすら耐え忍ぶも『神室町3K作戦』によって東城会そのものが消滅してしまい、長きに渡る下積みも虚しく夢破れてしまう。
東城会無き後は相馬がその手で作り上げた半グレ集団『RK』に誘われ、表向きの顔という立場から相馬の手足となって動く事を自ら受け入れる。


リーダーである相馬とは一見対等に接しているかのようだが、その実彼には畏敬の念を抱いており、
相馬が現場に現れると途端に挑戦的な表情が陰り、普段の饒舌さも鳴りを潜めて借りてきた猫のようになる。
本編中だけでも二度三度相馬の口から「表向きの顔」としての不十分を皮肉っぽく咎められる場面があるが、それに対して強く言い返すこともしないので上下関係は徹底されている様子。


本編では相馬の命を受けて神室町内で部下を率いて川井信也という男性を捜しているところ、旧知の海藤正治と行動を共にしていた八神隆之と初めて出会う。
阿久津にとっては当初の彼らへの印象はまんざら悪くもなかったらしく、二人に川井捜しを手伝うよう持ち掛けたり、RKへ入るようにと自ら積極的に勧誘していた。


その後RKのアジトに直接乗り込んできた海藤に対して、RKに専属しなくてもいいから力を貸してくれと直談判するがけんもほろろに断られる。
業を煮やした阿久津は部下を集めて力尽くで海藤を押さえつけようとするも、RKメンバーの目を盗んで潜入してきた八神の加勢もあって部下は全員返り討ちにされる。
席に座ったまま終始傍観していた阿久津は、彼らのスタンスに理解を示しながらもどこか名残惜しそうな表情で俯く。
重たく沈んだ空気の中、滅多な事では姿を現さないはずの相馬が突如として現れ、阿久津も同席するその場で八神らに対し「当面はあんたらに構わない」と約束を交わした。


はずだったのだが……。


異人町へと戻った八神達は、どこかへ向かおうとする阿久津率いるRKの姿を再び目にする。
神室町を拠点にしているはずのRKが、何故八神が担当する事件の本拠である横浜の伊勢崎異人町に現れたのだろうか……?




とりあえずふたりともとっ捕まえろ。

やりすぎて殺さねえようにな。




RKが異人町に現れた目的は八神達ではなく、便利屋・桑名仁の身柄だった。
彼らは相馬の命令で桑名を捕らえる為に神室町からわざわざ出張ってきたのだ。
しかし阿久津率いるRKは八神に妨害された事で桑名の捕捉に失敗。
代わりに、阿久津のスマホに映し出された誠稜高校の教師・澤陽子に刃を突き立てる相馬の姿を見せることで動揺した八神の虚を突き、彼を失神させて拘束する。


意識を取り戻した八神に対して、手短な質問を済ませるとその場を離れた相馬に八神の始末を任されるが、
RKに逆らった者への「見せしめ」として行使した拷問に時間を費やしすぎ、その間に九十九がスマホの位置情報を逆探知したことで海藤と杉浦が救出に来てしまい形勢が逆転。
チェーンソーを振り回して皆殺しを目論むも八神に強烈な連打を浴びせられマウントを取られる。
無力化に成功し、事実を阿久津の口から問い質すことができるかのように思われたが、なんと阿久津は持ち前の怪力で圧倒的に不利な体勢を覆し、勢いのままに逃走してしまう。


結局、何故RKが桑名を狙っていたのかも、澤先生の自宅に張り込んでいた理由もわからぬまま振り出しに戻ってしまった。




以下、更なるネタバレ





















知らねえ!

なんだよ、思い当たることって!



川井を追う理由。桑名を追う理由。そして相馬和樹という男。
黒幕側の一人と思われた阿久津大夢は今回の要である事実を何一つとして知らなかった。
彼は相馬の手足でしかなく、与えられた仕事をただ忠実にこなす実働隊の長に過ぎなかったのである。
彼ほど勘が鋭い男が相馬の裏の顔を全く知らなかった理由についてはいくつか考えられる。


・相馬を仲間だと信じ切っていた
阿久津はRKのメンバーに対してもそれなりに仲間意識を持っていることが海藤を勧誘した理由を語る言葉からうかがえる。
まして同じ組織の中で長らく共に下っ端として苦汁をなめ続けた仲であり、同時に尊敬の対象でもあった相馬には全幅の信頼を寄せていたとしてもおかしくはない。


・何かしらの裏があることは分かっていたが、あえて探らないようにした
阿久津は相馬が嘘を見抜く能力に長けることとは別に「VIPルーム内でのやり取りが筒抜けである」事実を知っていた。
つまり常時監視されているとわかっていながらそのまま静観していたことになる。
秘密の徹底を重んじる相馬が部下を監視している事実を阿久津以下メンバーに自ら打ち明けるとは考えにくいし、
そもそも相馬は阿久津も他のメンバーも等しく駒とみなしており、彼らが命令に不信感を抱くような暴露をわざわざする理由がないので、これは阿久津が独自に辿り着いた結論だろう。
更に筒抜けである事を知っているにも関わらず、相馬が話の途中から顔を出してきた際には、
「お前なんにも状況わかってねえだろうが」などと嘯いているので、これに気付いた事は相馬本人にも悟られぬよう隠していたと思われる。
なので、阿久津は相馬の「裏」または「弱み」の糸口を探ろうと思えば可能ではあったが、敢えてそうはしなかったということになる。
この選択は自分の器量を把握して適所に収まろうとする阿久津の気質とも合致する。
敵対していた東も彼のその気質には好印象を抱いているようだった。


・自分が成り上がるためならどうでも良かった
上記の通りヤクザ時代の阿久津は上の極道たちから虐げられる立場であり、幹部候補生になってやっとこれまでの苦労が報われようとした矢先に組が解散したため不遇の極道人生を送ってきた。
その反動でRKのリーダーとして神室町で成り上がろうというハングリー精神が強くなり、そのためならば例え相馬が何者だろうと組織が強くなるならば何も考える必要はなかったと考えられる。


次々と八神達から聞かされる衝撃的な事実と海藤の推理により、阿久津は誰よりも早く危機的状況を察するが、身を隠す暇さえもなく放たれた刺客の銃弾を体中に受けて死亡。
恐らくはいつでも切り捨てられるように前もって配備されていたものと思われる。
この際敵であった八神達にも「お前らもやばい」と忠告していた辺り、本質的にはやはり「リーダーとしての器」はあったのだろう。
だが「大きな夢」という名を与えられながらも強大な敵の前に身の程を知り何もわからないまま散った彼の姿はこの先のヤクザには未来がないことの暗示にも見えるのだった…。


バトルスタイル


本編では何度も戦う機会があるが、全て敵味方の混合戦でタイマンはない。
その関係か阿久津単体をボスとして見ると比較的弱い部類に入る。


スタイルの特徴としては投げ技主体であること。
掴みから派生する攻撃が多く、モータルアタックも豪快なジャーマンスープレックス。一部戦闘では周囲を巻き込むジャイアントスイングも使う。
相手からの投げ技への耐性も高く、こちらから掴むと即座に掴み返しでカウンターをかけてくるのが厄介。
他にレスリング風の打撃も多用するがどれも大振りなので避けるのはたやすい。
また、頻度としては高くないが、近くに椅子などの武器が落ちていると拾ってブンブン振り回してくる。
ダウンを取るとほぼ確実に挑発するのも特徴。直後にエルボードロップを掛けてくることも。
仁王立ちで両腕を広げる挑発行動もあり、こちらは挑発中に攻撃を当てるとカウンターに派生する。


オーラの色は鮮やかなマゼンタ。



余談


今作の主要な敵『RK』の最高幹部であり、OPムービーでのRKのVIPルームをバックに不敵な笑みを浮かべる姿が印象的だが、
様々な紹介映像でよく目立っている割に公式サイトの人物紹介には載っていない。
重要なのかそうでないのかよくわからない立場のキャラである。



海藤とのやり取りの中で、「極道にはできない事」のひとつに「初恋の女と所帯を持つこと」を挙げている。
海藤とはどの程度付き合いがあったのか本編で触れられることはない*1が、なんとなく「海藤正治の事件簿」を連想させる一言。
阿久津はあの女性のことや海藤との関係も知っていたのだろうか?




追記・修正はこれからだぜ!? かかって来いや!!



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  • 悪行の報いは受けては欲しかったけど何となくしんで欲しくなかったなぁ -- 名無しさん (2022-11-27 10:39:14)
  • 如くシリーズではあるあるだけど生きていたら次回作で活躍出来そうなキャラだったな。阿久津自身は紛れもなく悪人だけど本人の優秀さと上昇志向とは裏腹に周囲の環境や思惑に翻弄されまくってたのは気の毒。 -- 名無しさん (2022-11-27 17:55:15)
  • ビジュアルを初めて見た時CV木村昴だとと思った人どれぐらいいただろうか? -- 名無しさん (2023-03-28 13:59:24)
  • 如くで言うなら久瀬みたいな人だなって思った。頭も悪くないし腕もあるしリーダーの素質もある。ただ悪党でもある -- 名無しさん (2023-07-12 00:25:59)

#comment(striction)

*1 一応、同年代の東とは相馬共々親交が深く、肩書きからは判らない海藤の実力を正確に評価できている

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コメント

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