登録日:2017/01/15 (月) 12:02:02
更新日:2024/02/02 Fri 11:10:27NEW!
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羽海野チカ 西尾維新 3月のライオン 物語シリーズ クロスオーバー 異文化交流 意思疎通 月物語
桐山くんは、天才ってどういう化物を指すんだと思う?
青春を、ゼロから羽ばたく物語。
『月物語』とは、100%趣味で書かれた将説。
物語シリーズと3月のライオンのクロスオーバー作品。
著者:西尾維新
イラスト:羽海野チカ
「3月のライオン」の特装版12巻に特典として付属した。
講談社BOXの箱を模した装丁がされている。
第交話 つばさライオン
獅子王戦の予選を目前に控えた朝、
桐山零は将棋会館の前で眠る、黒髪に白髪が混じった女子高生と出会った。
彼女が桐山に問いかけた、ありえない局面の解とは?
◆登場人物
- 桐山零
「その人、たぶん羽川さんのこと、恐ろしいまでに友達と思ってないよ?」
「3月のライオン」の主人公であり、本作でも主人公を務める。中学生でプロ入りした棋士。
将棋会館の前で眠る羽川の異質さに恐怖感を抱いたが、行き倒れていたところを助けられた過去を思い出したことで声を掛け、彼女の抱える問題に協力することになる。
育の過去の顛末や羽川との交流から、どれだけ伝えようとしても伝わらない言葉があることを実感し、
通じなくとも、指し示すことを改めて決め、予選に向かった。
「ままならないなあ。どいつもこいつも」ちゃんと喋れよ
「物語シリーズ」の登場人物。猫に魅せられた少女。
忍野メメを探し世界中を旅する途中で一時帰国している。
再会した老倉育から挑発同然に叩き付けられた棋譜の解読に、専門家の協力を求めようと将棋会館の前で寝たふりをしていた。
桐山より前に滑川にも接触しているが、顔が怖かったため寝たふりを続けスルーしていた。絵の上手さは二階堂並み。
育と文通相手の顛末や、自身の周囲の人物の意思疎通の不足にぼやいていた。お前が言うなとか言わない
「物語シリーズ」の登場人物。
母親の一件について自身の勘違いを紐解かれた過去から、
編入先に偶然、押しかけてきた翼に中学生時代に文通相手から送られたデタラメな棋譜を突き付けた。
棋譜を挑発と受け取り、文通相手とは絶縁している。
羽川から聞いた人物像や似顔絵から、エグさを感じた零は義姉を連想している。
◆余談
タイトル名の由来は、恐らく「3月のライオン」だが、読みが憑物語と被っている。
舞台自体は3月のライオンの領域だが、世界観は物語シリーズの影響を受け通行人が人払いされている。
西尾維新と羽海野チカは「本題」にて対談をおこなったことがあり、それが今回のコラボに繋がったと思われる。
羽海野は、西尾作品のキャラクターが一人一人、読者から好かれても嫌われても構わないという程に、
性格や言動などの情報を書き込まれ、変化して 成長していく点を、
西尾は、羽海野作品の突出した才能を持つ人物が必ずしも幸せにならず、苦悩する点を評価していた。
追記・修正は伝わらない言葉でも通じなくとも、筋を通して指し示してください。
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