戦慄のプレリュード

ページ名:戦慄のプレリュード

登録日:2014/11/27 Thu 19:32:45
更新日:2023/12/21 Thu 13:40:29NEW!
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dm dmr-07 dmx-13 dmx-14 デュエル・マスターズ アンコモン ゼロ文明 無色 エピソード2 コスト軽減 呪文 コロコロコミック デュエル・マスターズ プレイス dmd-12 戦慄のプレリュード 前奏曲






奏でられる旋律が、戦慄の存在を目覚めさす。





概要

戦慄の旋律が神を導く。


戦慄のプレリュードとは、デュエル・マスターズの呪文。


月刊コロコロコミック2013年1月号付録のDMR-07 コロコロVer.で先駆けて登場。また、


◾DMX-13「ホワイト・ゼニス・パック」
◾DMX-14「最強戦略パーフェクト12」
◾DMD-12「禁断の変形デッキ オラクルの書」


などのパックでも再録されている。


無色クリーチャー専用の《フェアリー・ギフト》的呪文であり、登場当時から多くの無色デッキで使用されている。


解説

戦慄のプレリュード UC 無色 (3)
呪文
このターン、次に召喚する自分の無色クリーチャーの召喚コストを最大5少なくしてもよい。

唱えたターン時に、次に召喚する自分の無色クリーチャーの召喚コストを最大5少なくできる。
この呪文を唱えるために3マナ支払う必要があるので、実質的には2マナ軽減している効果だと考えた方が良い。


また、この呪文はコスト軽減と組み合わせることでマナ効率を上げることができる。
つまり呪文コスト軽減クリーチャーとの噛みあわせが非常に良い。
例えば《ラブ・エルフィン》と組み合わせれば、1体で-3マナ、2体で-4マナというようにコストパフォーマンスが上がっていく。


当然ではあるが、呪文を踏み倒せるカードとも相性が良い。
聖霊左神ジャスティス》《蒼狼の始祖アマテラス》等でコスト踏み倒しすれば、-5マナという脅威の軽減量。
この呪文自体のコストが軽いこともあり、踏み倒せるカードが多いという点もグッド。


注目すべきポイントとしては、従来のコスト軽減カードの「ただし、コストは…より少なくならない。」というテキストがない。
これにより、このカードを上手く使えばコスト0で無色のクリーチャーを召喚することも可能。
この呪文を1度に2枚使うだけで-10コストが可能となり、例えば10コストのゼニスである《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を出すにも難しくなくなる。
ただし、単純に2枚以上使うということはコストも多く消費することになるため、言うほどお得な感じでもなくなってくる点は注意が必要。


ちなみに、複数枚の使用で0コスト召喚が可能になった場合でも状況次第では素直に使わない方が良いパターンもある。
コスト0で召喚した場合には踏み倒しと同等の扱いとなり、《早撃人形マグナム》などの能力に引っかかってしまう。
そういう事情を考えると、相手のバトルゾーンにマグナムなどの踏み倒しメタが見える場合は、あえてコスト1を支払って召喚するといった工夫も必要となる。


また、一部カードとの組み合わせには注意しなければならない。
例えば《コッコ・ルピア》がバトルゾーンにいる際に、ドラゴンを含む無色クリーチャーを召喚する場合があるとする。
そうするとコストを2から下げることができず、この呪文を複数回唱えても必ずコスト2を支払わなければならない。
これはコッコ・ルピアの軽減能力が強制であることに加え、「ただし、コストは2より少なくならない。」の部分が適応されるため。
ちなみに、コスト軽減が任意の《メッサダンジリ・ドラゴン》等の場合は能力を使わなければこのような問題は起きない。


いくらかルール的に複雑な部分もあるカードだが、総評としては無色クリーチャーのサポートとしては非常に優れた呪文となっている。
実は登場当時は『劣化ギフト』と評する声もあり、実際にフェアリー・ギフトの方が使いどころなどは広いため、そのように評価されても仕方が無い部分は否定できなかった。
しかし、無色クリーチャーのカードが増えていった後に、この呪文も利用できる場面が多くなっていった。
現在では無色デッキでは高い確率で搭載されることも多く、ゼニスのフィーチャー終了後もジョーカーズデッキなどで組み合わせて使う方法が提案されたこともあった。


相性の良いカード

ラブ・エルフィン C 自然文明 (2)
クリーチャー:ツリーフォーク 1000
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の呪文を唱えるとき、支払うコストは1少なくなる。ただし、コストが1のときは少なくならない。

DM-02で登場した唯一使われているツリーフォーク。
呪文のコストを軽減できるシステムクリーチャーの代表的存在。


上述の例で出したようにプレリュードとはなかなか相性が良い。
1体で-3マナ、2体で-4マナ とプレリュードのコストパフォーマンスも向上させられる。


無論、ラブ・エルフィン以外の呪文軽減クリーチャーを組み合わせても良いだろう。
むしろラブ・エルフィンの再録が行われずに入手難易度が高いという現状なので、そちらのパターンの方が多いかと思われる。


聖霊左神ジャスティス VR 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/エンジェル・コマンド 8000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。残りを自分の墓地に置く。
W・ブレイカー
左G・リンク
このクリーチャーがリンクしている間、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。

DMR-09で登場した無色のゴッド・ノヴァ/エンジェル・コマンド。
山札の上からコスト6以下の呪文を踏み倒すことができるコマンド持ちゴッド、という恐ろしいスペックの持ち主。


プレリュードとの相性は抜群。


無色クリーチャーのコスト軽減を実質的に-5マナとすることが可能。
特にジャスティスの場合は、中央G・リンク持ちや右G・リンク持ちを出しやすくし、そのままリンクする流れを行える。


ツインパクト版?

透明妖精リリン UC 無色 (2)
クリーチャー:オラクル/スノーフェアリー 2000
自分の無色クリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない。
自分のマナゾーンにあるスノーフェアリーはすべての文明を持つ。
妖精のプレリュード UC 無色 (3)
呪文
このターン、次に召喚する自分の無色クリーチャーの召喚コストを最大5少なくしてもよい。

DMEX-12「最強戦略!! ドラリンパック」で登場したスノーフェアリーのツインパクトカードだが、呪文面がプレリュードである。
「いやいや、名前が違うじゃん」と一見すると思うが、実は名前が違うだけで効果は同じという同型再販。
つまり、実質的にこのカードは戦慄のプレリュードのツインパクト化と解釈して良いだろう(ただし、今後「完全な戦慄のプレリュードのツインパクト化カード」が別に出る可能性はある)。


ツインパクト化ということは戦慄のプレリュードに実質上位互換が現れたようにも思えるが、ツインパクト化にはデメリットもあると言えばあるので必ずしも完全にこちらに出番を譲るという訳ではない。
両者を組み合わせての8枚体制が可能になったり、戦慄のプレリュードを2枚だけ使うようなデッキの場合は1枚をこちらに切り替えることで《天使と悪魔の墳墓》を避ける墳墓避けなどのテクニックが使える。


デュエル・マスターズ プレイス

戦慄のプレリュード UC 無色 (3)
呪文
このターン、次に召喚する自分の無色クリーチャーの召喚コストを5少なくする。

DMPP-19「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」にて収録。
よくテキストを見ると強制で5コスト少なくする効果へと微妙に弱体化しているため、軽減しながらもあえてコストを支払うというスタイルが不可能になっている。


補足

  • DMX-13のイラストでは、石版のようなものにレディオ・ローゼスが箱詰めとなっている。
    なぜこのような姿になっているのか経緯は不明だが、イラストの登場時期を考えるとエピソード2終盤までローゼスは生き残っていた可能性が高いことを示唆するイラストとも考察できる。

  • レディオ・ローゼスだけではなく、以後の再録でも新規イラストでは《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》《サッヴァークDG》《超絶奇跡 鬼羅丸》などの無色クリーチャーが描かれるようになった。
    背景ストーリーではこの呪文は無色クリーチャーには割と馴染み深い存在なのかもしれない。
    ちなみに、DMEX-01版のイラストを担当したイシバシヨウスケは「鬼羅丸の特徴を詰め込めるだけ詰め込もうと思って描いた」と自身のTwitterで振り返っている。

  • DMX-14で黒枠で再録された際には、周りに舞っていた音符が消えている。

  • DMX-14再録時のフレーバーテキストによると、この呪文はオラクリオン降臨の前奏曲となっているらしい。
    実際のゲームでもオラクリオンとの相性は良い。



戦慄の項目が追記・修正を導く。


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