登録日:2022/02/02 Wed 16:49:36
更新日:2024/06/17 Mon 13:45:57NEW!
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『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンターG』。
別名:桜火竜
危険度:☆4(MH3G)、 ☆5(MH4、MH4G)
概要
桜のような桃色の甲殻に身を包んだリオレイアの亜種。
通称リオハート。
体躯は通常種よりも大柄で、外殻はより硬化している。
滅多に発見することが出来ないほど珍しい存在らしく、一時は伝説上の存在とすらされていた程。
有名な叙事詩に本種と思しき存在が登場しており、それによると、「乙女の波乱に満ちた生涯を見守った心優しき桃色の竜」として描かれている。
しかし伝説に登場する竜とは異なり、本種の性格は非常に獰猛。
通常種同様に発達した脚力を有しているが、本種のそれは通常種を更に凌駕しており、地上では非常に機敏に動き回る。
対となる相手は同じく亜種である蒼火竜リオレウス亜種。
劇中では2頭の番を「蒼桜」と呼ぶこともある。
リオレイアは突進を得意とした戦闘スタイルが特徴だが、
本種は特に尻尾の扱いに長けており、毒で相手を弱らせて仕留める戦法を好む。
通常種には見られない技も習得しており、回転しながら飛翔して広範囲を薙ぎ払うように尻尾を振りまわす攻撃も見られる。
また尻尾だけでなく、火炎の扱いも通常種より優れており、口に火炎を含むことで、噛みつきと同時にその部位を爆散させる攻撃を繰り出してくる。
飛行能力も優れているようで、本種は地上からだけでなく空中からも尻尾を用いた攻撃を繰り出してくるほか、航行中の船が襲撃されたという報告すらある。
戦闘能力
MHP2G以前は、通常種に比べて体力が幾分多かったり、肉質が異なっていたりする程度で、行動はほぼ一緒。
当時の亜種モンスターは「通常種の強化版」というよりは「稀に出てくる色違い版」というような扱いだったため、それほど違いのようなものはなかった。
差別化され始めたのはMH3Gから。
亜種は通常種と比べてサマーソルト尻尾攻撃の頻度が多く、相手を毒状態にする戦法を得意としている。
「尻尾の扱いに長けている」という設定通り、様々な形で巧みに尻尾を振り回してくるのが特徴。
特に、おもむろふいに尻尾をもたげて後ずさり、回転しながら飛翔することで尻尾を広範囲に振り回し、周囲を薙ぎ払う「螺旋サマーソルト尻尾攻撃」という通常種には見られない新技を習得している。
尻尾を絡めた攻撃が多く、突進を途中で急ブレーキし、通常サマーソルト、螺旋サマーソルトに繋げる派生も存在する。
もちろん威力はかなりえげつなく、一発もらうと元々のダメージと毒の相乗効果であっという間に瞬殺される。
毒対策をしていなければしょっちゅう毒状態にさせられ苦しむことになるだろう。
サマーソルト攻撃の都合上、滞空状態でいることも多く、流石に旦那さんほど長い時間飛んでいることはないものの「陸の女王」とは一体…となること請け合い。
また、噛みつきと同時に爆発を起こし、くらうと火属性やられ【大】を発症する。
滞空時にサマーソルトを使用する際は、前の動作として「回り込み」を挟むのだが、これが非常に厄介。
凄まじくホーミング性能が高く、サマーソルトを放つその直前までハンターの側面にぴったり張り付いてくるため、焦って回避のタイミングを間違えやすい。
さらに空中からのサマーソルトはノーモーションで繰り出してくる性質をもつためかなり行動が読み辛い。
こんな仕様のため慣れるまでは何発も食らう羽目になる。
しかし逆を言えば空を飛んで側面に回り込んで来たら確実にサマーソルトが飛んでくるという事なので、経験を積んで慌てずに対処しよう。
MHWorldでは通常種共々登場しているが、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)では今までの「G級」に当たる「マスターランク」でいくつかのモーションが追加され、扱う毒は全て猛毒に変更されるなど、順当に強化されている。
亜種はシリーズによってはキークエストに設定されている事もあり、「たかだか体力が増えた程度だろう」ぐらいの気持ちで来た初心者は間違いなくここでつまずき、以降トラウマレベルになるほどボッコボコに打ちのめされるのは、多分誰もが通る道である。
攻撃手段
亜種限定行動のみ記載。
- 螺旋サマーソルト尻尾攻撃
属性:毒
地上で尻尾をもたげた後、斜めの体制で回転しながら上昇し、螺旋状に尻尾を振り回して広範囲を薙ぎ払う。- 見た目通り横方向に広い範囲をもっているのが特徴。
通常のサマーソルト以上に範囲が広く、結構な距離を離したと思ってても巻き込まれやすい。
もちろん威力はかなり高いため要注意。 - こちらも放った後は着地か、そのまま滞空状態を維持する。特に滞空状態を維持してきた時はそのままサマーソルトで追撃してくる可能性もあり危険。
- 横方向に広い範囲を持つが、反面リオレイアの前後の判定は通常サマーソルトより薄い。予備動作が見えたら即座に潜り込むか後退すれば案外すんなり避けれることも。
- 噛みつき
- 噛みつきと同時に爆発を起こす爆裂噛みつきを繰り出す。
通常の噛みつきに比べ範囲が非常に広く、当たると火属性やられ【大】を発症する。
攻撃のチャンスだと突っ込んで行ったハンター達を返り討ちにする。近接殺し。
MHWorldからは普通の噛みつきになった。
防具
防具はリオハートという名を冠する。
見た目は通常種の色違い。通常種と同じく甲殻の主張は少ないが、元が結構派手な色合いなため、ちょっとした装飾でも無骨な金属部分との対比が効いててオシャレ。
スキルは通常種と同じく生存面を重視しているが、こちらは「広域」「精霊の加護」といったサポート向けのスキルを備えている。
が、シリーズによってはかなり差異があり、「火属性攻撃強化」「火事場」「風圧無効」など、急に攻撃的なスキルになる場合も。
後者はシリーズが進むごとにその傾向が進んでいる。サポート系スキルは場面が限られてくるので、当然と言えば当然かもしれない。
攻撃的とは言っても、旦那さん亜種防具がかなり優秀なこともあり、正直微妙。繋ぎとして作るにしてもリオレイア亜種が結構な強敵であるため、なかなか手を出せない人も多い。
ちなみに、意外にも「毒属性攻撃強化」はMHWorldになるまでついていなかった。亜種らしさを表現するにはぴったりなスキルなのだが。ちなみにMHWorldでクシャルダオラは毒耐性を持つようになった。折角の活躍のチャンスだったというのに…
活躍
MH3G以前
MHGではオフラインモードでも戦える貴重な亜種として登場。
この頃は通常種との行動面での差別化が無かったので、「ちょっと体力の多いリオレイア」程度しか思われなかった。
ただしここまで「肉質の変化」と軽く流してきたが、リオレイア亜種の場合は特に背面と翼が硬い。
これがかなりの曲者で、前者は特に尻尾の切断が通常種より難しくなっている。
後者は攻撃の最中にうっかり当ててしまおうものなら弾かれて隙を晒し、手痛い反撃を食らってキャンプ送り……なんてことになる。
最も頭に丁寧に攻撃を当てていけばなんてことはない。流石に通常種のデタラメな柔らかさほどではなくなっているが、これが逆に上位以降ではヒットストップの軽減になってかえってやりやすく感じるハンターも多い。
MH3G復活時に新モーションが追加され、以前よりは手応えを感じるようになった。
MHF
通常個体はMH2とほぼ同じ。
特異個体は目が青く変色している、特徴的な桜色の甲殻が若干紫がかっているなどの変化がある。
目玉は超強化されたチャージブレス攻撃で、その規模はリオレイア自身の何倍もの規模の爆発で前方超広範囲が一掃されるほど。
エスピナス亜種のチャージブレスが遠距離攻撃化したかのような趣で、言うまでもなく非常に危険な技。
ブレス自体はリオレイアの側面や背面に回り込めば全く影響はなくなるが、
その側面と背面をカバーする後方尻尾なぎ払い攻撃も新たに追加されている上、
そもそもバックジャンプで距離を離してからチャージブレスを当ててこようとすることもあるため、
総合的にはそう簡単に対処できる技ではなくなっている。
G級では☆4で登場。
尻尾回転攻撃の際に毒棘を飛ばしてくるようになったほか(代わりに尻尾本体の攻撃判定は緩くなった)、
ジャンプしてから着地の衝撃で地面を叩き割った後、
サマーソルトで岩盤を巻き上げ、きりもみ飛行でそれを砕いた破片を周囲に散らすという新技を用いる。
MH4/MH4G
集会所の☆5の緊急クエストに抜擢された。
しかし、サマーソルトの範囲が広くなり、尻尾の耐久値も上がって中々切り落とせなくなった。
おまけに、戦闘フィールドの地底洞窟はエリアによっては段差や障害物で戦い辛い。
そして、恒例の炎やられと毒に加え、。
結果、苦手な人は本当に倒しにくい本作屈指のトラウマモンスターになってしまった。
これにはMH4のメインモンスターであるゴア・マガラの防具の火耐性が貧弱なのも拍車をかけているだろう。
一応、ギルクエで狩れるイャンクックの防具ならスロットと護石を最大限に活用すれば、火耐性【大】と毒無効を発動できる救済処置が用意されている。ありがとう、クック先生。
MHWorld/MHW:I
舞台が新大陸に移ったMHWでは、主人公がストーリー上で初めて出会う亜種個体として抜擢された。
痕跡は通常種の鱗を桜色にしたものであり、過去作からのプレイヤーは痕跡を見ただけでニヤリとさせられることとなった。
MHST
「コベニー峠」に1頭、普段は眠っていて近付かない限り戦闘にならないが、その実体は格上の強さを誇る所謂初見殺しタイプの「強い雑魚」。
各種ステータスが高いのはもちろん、全体攻撃技に「なぎ払い毒スパイク」と「拡散炎ブレス」の2つも所持しているなど、明らかに格上の強さなので、直前にボスとして戦ったフルフルになんとか勝てた程度では到底敵う相手ではない。
通常攻撃が「パワー」<「スピード」<「テクニック」<「パワー」…で3すくみとなっており、リオレイア亜種は基本的に偶数ターンでパワー、奇数ターンでスピード攻撃をしてくるというパターンがあるのでそれさえ把握できればさほど怖くない…
と思いきや、スピード攻撃で打ち勝ったとしても、リオレイア亜種はスピード攻撃に対して反撃動作をとるという特性があるうえ、合間には全体攻撃も使用してくるので、オトモンがさほど強くない序盤では間違いなく戦況をひっくり返される。
しかも、コベニー峠で眠っているのを見かけるだけに留まらず、ギルデカランの街到着直後にリモンから受けられるクエストで「繚乱の桜火竜」という強化個体の討伐を依頼されるものまである。
苦労してリオレイア亜種のタマゴを入手出来たにしても、オトモンがパーティーに入れられるかがレア度で制限される仕様もあり、連れて行けるようになるのはまだ先の話なので、焦らずにストーリーを進めて装備を整え火属性耐性を持つオトモンを連れてリベンジしよう。
固有の絆遺伝子は、「やけど」という名の火属性やられを伴う「フレイムファング」。
それ以外にも「拡散炎ブレス」をレベルアップで習得する。これは通常種と同じ。
MHST2
MHST2では前作のリオレイア亜種を意識したような立ち位置である「キングモンスター」が実装されたが、そこに本種の姿はなかった。
それに伴い話題に上がらなくなった…と思いきや、エンディング後の上位解放からが本番で、彼女の持つ遺伝子技に火属性攻撃の威力を倍増させるものがあり、再び注目を浴びる結果となった。
追記・修正は螺旋サマーソルトを避けてからお願いします。
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▷ コメント欄
- MHWでは地味に原種を差し置いて登場ムービーが用意されていたりちょっとだけ優遇されてた -- 名無しさん (2022-02-02 17:55:29)
- ハンマーだとサマソが溜め3チャンスでしかなかったからボコボコにできたけど、尻尾切りに大剣で行ったら絶妙な位置にサマソ打ち込んでくるので逆にボコられた記憶 -- 名無しさん (2022-02-02 19:51:17)
- フルゴアゆうた殺しのレイア亜種姉貴 -- 名無しさん (2022-02-03 00:48:49)
- MH4Gのところ記述が欠けちゃってるのかな -- 名無しさん (2022-02-09 20:45:29)
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