登録日:2019/04/17 Wed 14:35:46
更新日:2024/04/04 Thu 13:16:32NEW!
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ディズニー ミッキーマウス レースアニメ レース 子供向け コメディ アニメ ミッキー&フレンズ ミッキーマウスとロードレーサーズ ミッキーマウス ミックスアドベンチャー 稀にミュージカルあり
『ミッキーマウスとロードレーサーズ(原題:Mickey and the Roadster Racers)』とは、ディズニーのCSチャンネル『ディズニージュニア』で2017年1月から2019年9月まで放送された、ミッキーマウスとその仲間達の活躍を描くアニメである。
日本語吹き替え版は日本版ディズニージュニア(2017年4月~)の他有料BSチャンネル『ディズニー・チャンネル』、無料BSチャンネル『Dlife/ディーライフ』(2018年10月~、2020年3月でチャンネル自体が終了)で放送されており、2018年7月~2019年3月にはテレビ東京でも放送。
2020年現在はディズニーの公式動画配信サービス「Disney+」で全話が配信されている。
また本項目では2019年10月から放送が始まり、英語版WikipediaやDisney+にて「シーズン3」と位置付けられている続編『ミッキーマウス ミックスアドベンチャー(原題:Mickey Mouse: Mixed-Up Adventures)』についても紹介する。
●概要
ミッキー系では『ミッキーマウス クラブハウス』(2006~2016年)に次いで2作目の連続CGテレビアニメ作品にあたり、前作「クラブハウス」が半分教育番組調だったのに対し、こっちは普通のコメディアニメとなっている。
本作の特徴としては、「ミッキー達がレーサーとして活躍する」「ミッキー達が固定された定職に就いている」というものがあり、毎回様々な色物じみたレースへのチャレンジや日々の生活、海外旅行等で起こるドタバタが綴られている。
またAパート・Bパートの1話2エピソード放送制だが、片方(主にBパート)ではミニー・デイジーが主役の「ハッピーヘルパー」編が展開されており、日本語版DVDでは「レース編」・「ハッピーヘルパー編」の分割販売が行われている。
但しアメリカのシーズン制を加味しても放送ペースが不定期で遅く*1、放送期間は約2年8か月で全51話(シーズン1全26話・シーズン2全25話)。
日本語吹き替え版放送においてはディズニージュニア・チャンネル版が話順不同のランダム放送で(吹き替えはアメリカ終了次第順次追加)、Dlife版は26話まで来たところ1話からリピート。テレビ東京版は計39話分放送した時点で終了となっている。
そしてシーズン2終了後、本作の設定を継承しつつ日常編を増やし新規ガジェットを追加した『ミッキーマウス ミックスアドベンチャー』へとリニューアルされている。
●地名説明
- ホットドッグヒルズ
ホットドッグがトレードマークな本作の舞台となる街。
毎週のようにカーレースが行われており、プロ・アマ問わず参加している(話の都合上大概レギュラーメンバー+ゲストという感じだが)。
港あり山ありと自然に満ちている。ちなみになぜか街灯はミッキー型。
- ガレージ
本作でミッキーが営む自動車整備工場。ミッキー型のオブジェがトレードマークで、街近郊の丘の上に鎮座している。
- ハッピー・ヘルパー
ミニーとデイジーが行っている街の何でも屋さん。街中に愛らしい事務所を構えており、スマホ(テレビ電話仕様)で依頼を受けドレッサーで即衣装チェンジ、現場へと向かっている。
●登場キャラクター
メインの5人とピート・クッコーロカ・ビリー以外のキャストはスタッフロールに記載されていないため、過去作品からの推測も入る。
●ガレージのメンバー
いつもお馴染の主役陣で、本作ではガレージで整備業を営みながらレース活動に励んでいる。
そのため通常衣装も「普段着」・「整備着」・「レーサースーツ」の3パターン存在。他にも水着等様々なコスプレを披露している。
またレース用のマシンは普段使いの車がボタン一つでレース仕様に変形するSF風になっており、34話からは第3の強化蛍光モード「スーパーチャージ」も搭載されている。
- [[ミッキーマウス>ミッキーマウス]]
CV:青柳隆志(~29話)→星野貴紀(30話~)
マシン:ホットロッド
毎度御馴染主人公で、本作ではガレージのリーダーにしてトップレーサーとして活躍している。
現愛車を得る前は「ホットドッグ」なるホットドッグ型のレースカーに乗っていた(41話)。
『ミックスアドベンチャー』1話ではマシンに様々なものの属性を追加する「ミッキーのモーター・ラボ」なる大型整備用トレーラーを開発、状況に応じてマシンに追加機能を搭載したりムードにあった外装に改造したり出来るようになった。
- ミニーマウス
CV:遠藤綾
マシン:ピンク・サンダー
メインヒロイン。レーサーやガレージでの仕事の傍ら、街で「ハッピー・ヘルバー」を営むハードな生活をしている。
ちなみにオフィスでは愛猫フィガロも寝転んでいたり。
愛車はスポーツカー・レースカーの他ハッピーヘルパーワゴンへの変形機能も兼ね備えており、5話ではデイジーのマシン故障および本機の不調から、ワゴンモードでレースに参加している。
- [[ドナルドダック>ドナルドダック]]
CV:山寺宏一
マシン:ダック・クルーザー
毎度おなじみ短気アヒル。本作でも短期や油断で痛い目を見ることがちょいちょいある。
ちなみにレース時には珍しくズボンをはいている。
ペット同伴レース(18話)ではなぜか5話のスペイン編に登場した子牛のフランシスコをペット代わりにしていた。
愛車は水陸両用仕様で、通常時も船型のオープンカー。45話では自宅が岬にある灯台風の家だと判明している。
- [[グーフィー>グーフィー]]
CV:島香裕(~49話)→宮本崇弘(50話~)
マシン:オフロー・ターボ(原語版名:Turbo Tubster)
呑気で天然ボケなのっぽ犬。発想が色々とズレている。
なにせ愛車もウォータージェットを出せ、走りながら風呂でシャワーが出来るという謎仕様なので。
ペット同伴レースでは金魚を連れていた。またOPやいくつかの話では愛車でホットドッグ屋台も引いており、45話では森の方にある平屋で一人暮らしをしている。
また、9話では障害物レースでの事故のショックでヨガにはまり、ヨガ導師の教えから「ソーセージ*2になる」という謎の悟りに開眼。32話Bパートではある男性にワーカーホリック解消のため伝授しようとしていた。
- デイジーダック
CV:土井美加
マシン:スナップ・ドラゴン
ミニーとハッピー・ヘルパーを営むドナルドの彼女。性格は彼氏程ではないがちょっと短気で、『クラブハウス』から引き続いてポニーテールをしている。
愛車はF1風の(龍とも見える)流線形で、乗り手と同じデイジー(雛菊)の花があしらわれている。
また38話ではブラジル在住のいとこ「アルマンダ」が登場している。
- [[チップとデール>チップとデール]]
CV:滝沢ロコ(チップ)、稲葉実(デール)
ガレージで細かい整備を担当するシマリスコンビ。本作では珍しく整備服やTシャツ姿を見せている。
35話では彼らも2人乗りのオフロードカーでミニミニレースに参加、活躍していたことが判明している。
- プルート
ミッキーのペット。
本作ではガレージでミッキーの手伝いをしたり遊んだりしており、ペット同伴レースに参加したこともある。
また、ミッキーがハッピーヘルパーにプルートの世話を依頼したこともあったり。
- クッコーロカ
CV:福井美樹(~29話)→澁谷梓希(30話~)
ミニアニメ『ミニーのリボンショー』で初登場したキャラで、ハッピーヘルパーオフィスにある鳩時計の黄色いメス鳩(尻尾もガチ金属)。
ハッピー・ヘルパーのマスコット的存在で、生意気な言動が目立つやんちゃ女子。
12話ではドナルドへの対抗心からチップとデールに頼んでマイレースカーを制作してもらい(レオタード風レース衣装も着用)、超高難易度トラップレースで対決している。
また、パリにはファッションデザイナーないとこ「クッコーララ」がいる。
●街の人々
- ピート
CV:北川勝博
マシン:スーパークラッシャー
本作では街外れでジャンクヤードを営みつつレーサーをしている。
ペットはブルドッグの「ブッチ」。
レースではライバルポジションだが、10話では助っ人として呼んだはずのいとこの行き過ぎかつ自分も攻撃してくる妨害行為には引いており、ミッキーに助けられほっとしていた。
また分かりやすさ重視からか、ブラジル等にそっくりさんがいたり。
- ビリー・ビーグル
CV:後藤光祐
ロードレースで毎度実況を担当する犬のアナウンサー。
レースだけでなくガレージやハッピーヘルパーへの依頼人としても登場しており、14話では自分もレーサーになるためヘルパーに一日アナウンサーを依頼している。
- ミリーマウス・メロディマウス
CV:成田紗矢香(ミリー)・沖田愛(メロディ)
ミニーの姪にあたる双子で、現吹き替えキャストは『ミニーのリボンショー』から。
同じ街に住んでいるのかたまに登場している。
- ビッグビー
街に住む豚の富豪。ガレージへの依頼人やレースの主催者としてしばしば登場している。
- スージー・ビーグルマン
オープニングでハッピーヘルパーからケーキを貰っているツインテール眼鏡少女。
本編でも誕生日ケーキをヘルパーからプレゼントされている。
- クララベル・カウ
CV:福島桂子
チェッカーフラッグ担当もしているミニー達の友人。いつもは街で料理教室を営んでいる。
なぜかスペインにもそっくりさんがいた。
- ルードヴィッヒ・ヴォン・ドレイク教授
CV:沢りつお
ガレージの近所に研究所を構える発明家。
AI操作車や天才になるヘルメット等発明関係でミッキー達に依頼を持ち込んでおり、スーパーチャージ機能も彼が取り付けている。
●その他
海外回等で登場する人々。
- コマンダー・ハイスト
英国で猛威を振るう犬の怪盗。ロンドンに来たミッキー達に仕事を邪魔されたことが縁になってか、ホットドッグヒルズにもしばしば来襲している。
ラズロという猫を飼っている。
- 女王様
作中世界の英国を治める君主で、ロンドンを訪れたミッキー達と交流している。見た目はぽっちゃりしてロマンスグレーの髪が生えて老けたミニー、そこは現実に似せなくてもよかったのでは。
- [[パンチート>パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス]]
CV:古川登志夫
5話にゲスト出演した映画『三人の騎士』のキャラで、陽気なメキシコ人のガンマンのニワトリ。
ちなみに本名は「パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス三世」*3。
- ホセ・キャリオカ
CV:中尾隆聖
パンチートと共にゲスト登場した『三人の騎士』の一人で(後一人はドナルド)、紳士風の姿と話し方をするブラジル人のオウム。
38話ではブラジル(及びアマゾン)が舞台となったためパンチートと共に再登場*4、アルマンダらと共にレースサッカーにチャレンジしていた。なんでラテンアメリカ在住のキャラ達がスペインにいたのかは謎。
●余談
本作の英語版では50話放送から約3週間後の2019年7月26日、ミニーマウス役のルシー・テイラー氏(亡き夫は3代目ミッキー役の故ウェイン・オルウィン氏*5)が他界しており、本作と『ミックスアドベンチャー』が彼女の遺作となった。
そして、日本語吹き替え版でも奇しくもルシー氏の死去からわずか2日後の7月28日、グーフィー役の島香裕氏が他界。現時点では生前に49話までの吹き替えを終えていたことが判明しており、49話がアニメ作品での遺作となった。
また、30話からミッキーとクッコーロカの吹き替え担当が変更されている*6。クッコーロカに関しては、福井美樹氏が声優を引退されたことが理由。
ミッキーに関しては不明であったが、後に青柳隆志氏が脳梗塞で入院した事によるものと明かされた。
ファンは本作のキャストクレジットで初めてミッキーの声変わりを認識することになった。そのお陰で某ゲームで疑似ミッキー&ドナルドタッグ、某スマホゲーで疑似ミッキー・ドナルド・ミニートリオが可能になったとか言ってはいけない。
追記・修正はヨガでソーセージになってからお願いします。
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▷ コメント欄
- ぶっ飛んでて好きだなぁ。Dライフで見てるけど、製作はゆったりなのね。40話以降も放送してほしいがどうだろう? -- 名無しさん (2019-04-17 16:49:33)
- 吹き替えのはソフィアの中断期間のつなぎって側面ありそうだからなぁ。テレ東だとソフィア→ディズニーアニメ→ソフィアって感じで回してるし。 -- 名無しさん (2019-04-17 18:03:29)
- これで初めて今のミニーちゃんの声聞いたけど違和感なかったなあ。 -- 名無しさん (2019-04-17 20:15:57)
- 島香さんの遺作ってこのアニメになるのかな…?もし今後続きが吹き替えられるとしてもグーフィーの声が変わると考えると寂しい……というか、メイン4人ってドナルド以外みんな声変わりする事になるんだよね… -- 名無しさん (2019-09-13 14:40:31)
- 新しいグーフィーの声って全然合ってない気がする。大人の落ち着きみたいなクールでガサガサした声タイプ。 -- 名無しさん (2019-12-15 08:11:00)
- 64の「ミッキーのレーシングチャレンジUSA」を思い出すなぁ -- 名無しさん (2020-05-13 09:51:59)
#comment
*2 ちなみに画面で示されるのは薄切りのポロニアソーセージ。
*3 『ハウス・オブ・マウス』等より。
*4 ちなみにアメリカでは38話(2018年11月放送)の5か月前、三人の騎士を主役とした新作アニメ『三人の騎士の伝説』が放送されていた。
*5 2009年に他界後は4代目のブレット・イワン氏が担当している。
*6 ミッキーに関してはTDRにおけるボイスも2018年9月期以降の新録音源は変更、それ以前に録音されたものは青栁氏のボイスが使用されている。
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