コウモリオーグ

ページ名:コウモリオーグ

登録日:2025/03/15 Sat 00:02:00
更新日:2026/06/17 Wed 15:17:51NEW!
所要時間約 15 分で人類に希望をもたらす幸福の作品だぁ!



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shocker かわいそうな人 オーグメント コウモリ シン・仮面ライダー マッドサイエンティスト 上級幹部構成員 人外融合型オーグメント 人間不信 仮面ライダー 哀しき悪役 科学者 蝙蝠 蝙蝠男 被害者にして加害者 コウモリおじさん コウモリオーグ ヴィルース 何人たりとも信用しない、他人に脅かされない世界 多田野 手塚とおる 生化学主幹研究者



「いかにも」

「ワシがSHOCKER最高の生化学主幹研究者」


「コウモリオーグだ!」




コウモリオーグとは、特撮映画『シン・仮面ライダー』の登場人物である。
SHOCKERの上級幹部構成員にして科学者。
プラーナ方面で優秀な成果を残している緑川博士に対抗意識を燃やしている。


組織での識別IDは「KOUMORI AUGMENT-01」



演:手塚とおる



【概要】

他の上級構成員同様、人間だった頃の名は捨て組織での現在のコードネームもコウモリオーグである。
概ね人間のシルエットを保っているが顔はコウモリそのもの。


作業時は研究者らしく白衣を纏っているが、普段は白ずくめのスーツにボルサリーノ帽を被った紳士というかマフィアめいたファッション。帽子(ハット)とがお気に入りという可愛らしい情報もあり、何か拘りがあるのかもしれない。
蝙蝠らしく耳も長いのだが、そのため帽子は耳を通すために両端に切れ込みが入れてある。ちょっとかわいい。



「バットヴィルースは人類の幸福のために必要な作品だからな」


「やはり凡人にワシの理想と芸術は理解できぬか」



細菌研究のエキスパートで、開発したヴィルース*1を作品と呼ぶほど偏愛している。
他者を決して信用せず、幹部クラスでありながら他のオーグメントとは異なり下級構成員(戦闘員)を動員させていない。


組織の上級構成員は各々の掲げる幸福を掲げて活動するが、コウモリオーグの幸福は「疫病」
その毒性を自らの意のままに起こして悪しき人間を排除し、価値ある善良な人間のみが生きる世界を築こうと目論む。
人間に失望した過去があり、理想の世界を作るヴィルースこそが希望をもらたす幸せの作品だと考えている。
人間不信が昂じた選民思想であり、有り体に言ってマッドサイエンティスト。



「疫病は素晴らしい」


「社会の腐敗を暴き、人類の幸福に必要なエレメントを示してくれる」



原典よろしく仮面ライダーが蜘蛛の次に戦うコウモリであり、居を構えた河口湖ステラシアター劇場舞台のようなアジトで本郷やルリ子と対峙する。
これと前後して完成させたのが細菌研究の最高傑作、バットヴィルースである。


【オーグメントとしての能力】


コウモリとの人外融合型オーグメント。(緑川グループ製の昆虫合成型ではないのでプラーナ能力は有していない)
設定的には何かしらのコウモリとの合成だと思われるがプロフィールの出身地は「わからない」となっており謎。
人間不信の性格と合わせ、自身の研究と複合してセルフ改造してしまった可能性が疑われている。


人外融合型は昆虫合成型と異なり人の姿に戻る事はできず、顔こそリアルすぎて額が豚鼻になっているコウモリに変貌しているが翼は隠して人間の腕にすることもでき、平常時は人間と遜色なく活動可能。


闇夜に紛れて飛び回る人間大のコウモリ。実験で作った毒やヴィルースを体内に貯め込む。
超音波で相手の脳や感覚を狂わせ、噛みついてヴィルースに感染させる。
感染した相手はコウモリオーグの意のままに操られ、合図一つで溶けて死ぬ。



劇中では空気感染レベルまでヴィルースの研究が進んでいるようで、散布済みのアジト内に入った相手を問答無用で感染させ支配下に置いていた。*2


OMITシーンでは「人類で唯一完全飛行可能な翼」を自称し「万全の状態なら亜音速で飛べる」などと凄い事を口走っている。
OMITシーンかつ自己申告なので信憑性は疑わしいところだが、少なくとも上手く飛べない片肺飛行の状態でなお66m30以上の高度を出せるのは確か。当人の性格的にも恐らく虚偽やフカシはしない。
ただし翼は普段隠しているだけあって弱点にも直結しており、付け根から全部千切られると死ぬ。


本家の蝙蝠男先輩リスペクトでやっぱり解毒剤は翼のとんがった所に仕込まれているとされているが、そもそも緑川印のプラーナシステムにはそんなもの関係なかった。あんまりだ…
他にも帽子の裏に隠しているらしい。


元が普通の科学者な事もあり暴力は(バッタや他の出鱈目な近接格闘型のオーグメントに比べて)得意ではなく、ヴィルースによる支配力と、飛行能力や超音波による撹乱で立ち回る。




【性格】


生涯を賭した研究が誰からも理解されず、他者への不信と深い絶望を抱えてしまった人。
そのせいでアジトには機械仕掛けの自動人形や実験用のモルモットしかおらず、たったひとりの幹部派閥状態。


研究スタイルについては緑川博士にも何らかの指摘や忠告を受けたらしく「ワシの研究をバカにした」として対抗意識を燃やすが当の緑川は既に亡く、娘のルリ子に矛先を向ける。



ライダーカードの設定によると人間とコウモリの特性を合わせた事により昼夜を問わず不眠不休で活動できる性質を獲得し、緑川に追いつくために1日の大半を研究に費やしている。文字通りの24時間戦えますかである


人体実験では感染させたモルモットの苦しむ様を楽しみ、「命令を聞けば解毒剤をやろう」と脅かし命乞いさせ、解毒剤と称して偽物や更なる毒を投与するなど、憎しみ転じて残酷な人体実験を繰り返す。


悪しき物と区分した人類にはどこまでも冷酷だが、ライバルの緑川に対しては抹殺や妨害などの方法を取らず、「堂々と研究成果で緑川を超えてやる!」という、変なところで真面目かつ職人気質なおじさん。
しかし頑なに1人で研究と実験を続けているので、いかなる最高傑作を完成させても喜びを分かち合う相手が誰もいない。
かわいそう。


ついに満足まんぞくの いくヴィルースゔぃるーす完成かんせいしたのだ。

とってもうれしいコウモリオーグこうもりおーぐだけど、

一緒いっしょによろこんでくれる仲間なかまがいないのは、すこし かなしいね。



優秀な研究者であることから必要な物品や人体実験用モルモットを電話一本で組織に注文できるらしい。
ライダーカード28に書かれた緑川博士との70年代みを感じるマッドな通話内容は必見。


という感じで、ライバルという前提はありながらも緑川一族とはそこそこよろしくやっていたように見えなくもない。
「生物相手には万能である」など、プラーナの性質を緑川博士から聞いており、自身の研究についても成果を伝える程度の間柄だったようだ。


娘のルリ子も当初は「ご無沙汰ね、コウモリおじさん」とかなりフランクに挨拶し、ひとまずは投降を促そうとしていた。
宿敵緑川への当てつけもあるといはいえコウモリおじさんの方もOMITシーンでは「緑川の娘か騒がしい。アポなし訪問とは無礼だぞ」と軽口混じりの応対をしている。


劇中の様子からも分かるが緑川のプラーナ技術については解明できておらず、OMITシーンでは本郷に対して「解体してリバースエンジニアリングにて調べさせてもらう」とかなり物騒な事を口走っていた。
当人が亡くなってしまった事もあり、ライバルの技術に対して興味津々だった様子が窺える。
…実現していればプラーナヴィルースという恐怖の細菌エネルギーが世界を支配したのだろうか?


ヴィルースの研究成果で緑川に勝てず(という本人認識)屈辱や執念を燃やし募らせていたという、どちらかというとコウモリよりさそり男の方に近いバックボーンを背負っている。
コウモリオーグにとって緑川の最高傑作にして遺作の仮面ライダーや、父とは別の形でプラーナにアプローチした研究に携わっていたルリ子との戦いは、同時に緑川のプラーナシステムと自分のバットヴィルースの優劣を競い合う最後の対決でもあった。



「緑川はプラーナシステムを神の如く万能とほざいていたが」


「やはりワシの作品の方が上だったか…はははははは!!!」*3


【配下、というか発明品】


・ヒト型等身大対人兵器(自動人形)


映画泥棒みたいな頭部をした人型兵器。
劇中では棒立ちでルリ子の射撃の的になっていたただのカカシだが、OMITシーンではアジトに侵入した治安組織の工作員を血祭りにあげており、ただの人間相手への対応ならこれで充分らしい。とてもそうは見えないが
ケイの身体ブロックを軍事活用しているらしいので、本当は物凄いスペックが秘められているのだと思われる。多分


上記のけったいな正式名称はパンフレットなどに記載されている。
汎用ヒト型決戦兵器ではない


・ルリルリ軍団のみなさん


バットヴィルースの実験サンプルとなった哀れなモルモットたち。
命令ひとつで狂ったように拍手を繰り返し、合図だけで泡になって死ぬ。
(人質にした事による演出の一環だが)何故か全員が一様にルリ子そっくりのコスプレをしており、不自然に俯き決して顔は上げない。
音声解説の説明は「客席を埋め尽くすルリ子」1人ください


大量の人員に関しての説明はOMITシーンでは「他人に無自覚に悪意をバラ撒く輩に死は当然の報い」と自身の幸福に能わない人々である事が示唆され、外伝漫画では「人体実験用のクローンなのでプラーナが極端に弱い」とルリ子が分析している。
どちらにせよ短時間で大量のルリ子コスチュームを用意し着せた仕組みと謎は解明されない。



この他に初期稿の段階ではコウモリ型のドローン編隊なる存在が確認されており、ルリ子が華麗にシューティングゲームで全滅させるシーンが予定されていたらしい。



【劇中での活躍】

アジトを特定され、政府公認組織「アンチSHOCKER同盟」を締結したルリ子が乗り込み対峙。
既にアジト内に散布していたバットヴィールスで支配し、人質に取って本郷を待ち構える。
モルモットによる人体実験でヴィルースの効能を示して命と引き換えに武装解除と服従を要求し、ライダーがマスクを外す姿を見て勝利を確信したが…


「ところがぎっちょん」


あらゆる生命にエネルギーとして宿るプラーナに干渉し、飢餓や病から人類を救うべく開発されたプラーナシステム。
裏を返せば生物に対しては万能であり、それは細菌とて例外ではなかった。
宿主しゅくしゅに侵入した時点でプラーナを持ったヴィルースは、体内に侵入しても無害に書き換えられるというチート免疫機能を有していたのである。


全身が緑川システムの仮面ライダーはもとより、プラーナ研究のための生体電算機として生を受け、プラーナコンバーター(ベルト左側のアレ)を装備したルリ子にも通用せず、もはや八方塞がりに。


追い討ちに用意周到の死んだフリで至近距離まで接近したルリ子の2連ショットガンにより左翼を撃ち抜かれ、頼みの綱の機動力も大幅に低下し戦略的転身(逃走)を図る。
片肺で速度は落ちながら辛うじてライダーの跳躍力である66m30を凌ぐが、サイクロン号のジェット噴射と合わせた2段ジャンプのライダーキックにより撃墜。
死体は泡となり消えていった。



「緑川…なぜ誰もワシを理解しないのだ…」




プラーナシステムに対して全くの無知識ながら何故かバッタ君の跳躍力というピンポイントなデータは把握しており、しばしば突っ込まれる。
漫画版では脱走時に緑川が破壊したサーバからケイが断片的にデータを復元したと後付けフォローされた。



【他作品・他媒体での活躍】


【SD シン・仮面ライダー 乱舞】

「緑川の遺作、バッタ君か」
「ワシが緑川より優れた研究者であることを証明するためにも、貴様には負けられん」


「疫病を作り、撒き散らすような人間に先生に託された力を渡すものか…」



概ね本編と同じ流れで登場するが、例によってルリ子は現場に出ない。
やっぱりリバースエンジンニアリングを企む。


ルリ子の狙撃がないので万全の状態で戦う事になり、身軽に飛び回り空中から超音波を飛ばし、毒物入りのフラスコをブチ撒けてくる空の脅威。
近づくと翼で挟み込んでくる。やはりライダー的に飛行怪人は鬼門らしい。
追い詰めると超音波の範囲が拡大し、毒物が拡散式になる。
本編でも両翼が健在ならこれくらいの強さだったのだろうか?




【真の安らぎはこの世になく】


「寝不足は創造の敵だよ緑川君」


「なるほど、罪の意識から逃れたいという訳だ」

「ここに来てからサンプルは何人使ったのかね?実験で何人殺したか聞いている」



創業派との抗争直後から登場。
自分の理想にために「殺してもいい人間」を選んで実験台にしている緑川の矛盾をつくが、そんな常識は妻を殺された時に捨てたと返す狂気を聞き届け楽しげに笑う。


かつては「多田野」という名前の人間で、蝙蝠から採取した細菌を改良した「FFヴィルース」を発表し、あらゆる癌細胞を崩壊させる「奇跡のヴィルース」という理想に燃えていた科学者だった。
しかし発表直後にデータの捏造が次々と見つかり論文は撤回。多田野は日本一のペテン師としてマスメディアやSNSで中傷され、自宅の電話や呼び鈴は鳴り止まず、壁には落書き、ポストには嫌がらせの投函などのバッシングのフルセットに晒されてしまう。*4
多田野自身は研究にプライドを持って打ち込んでいたので真相は不明だが、共著者のデータに何らかの瑕疵があり、政治的な濡れ衣を着せられた可能性が示唆されている*5
かつてはノーベル賞も期待されたがこれにより業界を永久追放。
職を失い、家族を失い、精魂こめた研究を侮辱され、全てを失い絶望してSHOCEKの誘いに乗る。



「緑川の息子 お前もキューブを手に入れたか」


数年後、米国支部との戦いで絶望派が8つ全てを掌握したクリプトキューブの1つを所持する幹部となる。
世界最高のヴィルース研究者だが悲惨な過去から他者を信頼しないので組織運営にも協力的ではなく、研究も個人主義の秘密主義を貫く。
そうした性格と過去の不祥事(濡れ衣)から組織内でも心無い中傷を浴びせる者もいたが…


「あなたを尊敬しています」

「研究の独創性・スピードにおいてもあなたの存在は特別だった」

「専門外ですが論文も何度か拝見しました」

「真実への情熱が論文から滲み出ている。あなたは本物の探究者だ」



他らぬ緑川博士だけは世間の風評に流されず研究を賞賛し、多田野という人間の本質を見抜いたのである。



「不足ない…不足ないぞ緑川弘…!」

「貴様はこのワシの…生涯の好敵手になりうる男だ…!」



台詞こそ気取っているが、この時の多田野は顔を赤面させて胸をときめかせていた。
緑川へのライバル心というか、もはや恋する乙女のような何かと化した熱い思いが燃え上がってしまう。
いきなり濃厚なおっさんずラブをかまされて読者はみな宇宙猫になったとかなんとか


そして月日を経るうちに、互いにタメ口で話す程度の関係性になったようである。
本来は個人主義の筈なのに緑川に研究成果を見せるなど、徐々に心を開きつつあったのだが…


「ふざけるな…!私の研究は私のものだ…!」


本編で示唆された緑川の忠告とは「個人主義の限界」であり、信頼できる仲間を見つけた方がいいというもの。
どうやらアイの能力も活用せずに完全に独力で研究を続けていたらしい。
もちろん多田野にとって承服できる事ではなく上記の台詞で反論するが、ではなぜ緑川に研究成果を見せたのか?


(それは…!お前が唯一の…!)


素直になれない多田野と、もはや鈍感系主人公のような緑川。
自分に向けられた感情を知ってか知らずか、辛い過去は心中察するが仲間を作れと他人事で忠告するばかり。
業を煮やした多田野はお前も研究成果を開示しろという、遠回しな協力体制を持ちかける。
他人を信用できなくなった多田野が、SHOCKERという特殊な環境において目覚めつつあった他者への信頼だった。


「ワシはお前の研究を奪うつもりはない…!」

「お前とてワシの研究をどうこうするつもりはなかろう…!」


なんといじらしい朴訥なおじさんであろうか。
しかし緑川はこの時点で組織への造反を決意しており、それを悟らせないために研究成果を開示するわけにはいかず沈黙を貫く。
この拒絶が、多田野の心の最後の寄る辺を決壊させてしまった。


「信頼できる仲間を作れと諭しながら…信用せんのか…!」

「他でもない…このワシを…!」


こうして多田野は今度こそ他者を誰一人として信用しなくなり、他人に脅かされぬ世界と肉体を求め、新たなヴィルース開発に着手。自らの体をコウモリオーグへと改造したのである。
ちなみに手術は本当に自分で自分を改造していた。
かわいそう。


ルリ子の言う「コウモリおじさん」とは「小父さん」であり、父は多田野を研究者として信用していた事だけはせめて伝えたかったという思いから投降を呼びかけていたと明かされた。


(ごめんなさい小父さま…あなたのヴィルースは対策済みなの)



本編で見せていた緑川への対抗心は拒絶された悲しみと、もうこの世になく競い合う事のできないライバルへの、愛憎が捻れた非常に複雑な感情の発露だったのである。


並べていくと娘の友達関係と似たような縺れ方をしており、緑川の遺伝子ここに極まれり。



「死んだ貴様が悪いのだ!死ねば研究はそこで終わる!」


「いいか緑川!許されぬことなのだぞ!貴様がワシの先に行くなど…!」



「先に…逝くなど…!」


本編同様の最期を遂げつつ、その脳裏にはかつて人々に嘲笑われた苦しみの記憶と、穏やかに微笑む緑川の姿が浮かび、多田野は涙を流していた。


それぞれの絶望のない平和な世で研究者として知り合えていたら。
あるいは研究内容を明かし、共にSHOCKERへの造反を呼びかける勇気が緑川にあれば、2人の科学者は手を取り合えたのだろうか?



【余談】


  • 初期稿では「上空でパイプにより羽を貫き落下するルリ子をライダーがキャッチ、サイクロンで体当たり」というシーンが予定されていた。

  • 飛行シーンは当初、原典のTVドラマ版の飛行系怪人や創作物全般でお馴染みの翼を大きく羽ばたかせるアレを予定していたが、某監督「コウモリはこんな飛び方をしない。ちゃんと飛んでいるように見せてほしい」という要望から現在の形になった。
    • 人型に翼をつけ動かすとなると翼竜スタイルにならざるを得ず、CG作成班の苦労したシーンとして挙げられている。最終的に「コウモリはずっと羽ばたいている。つまり鳥じゃないんだ」という提言を基にリアル蝙蝠の動きをコマ送りで研究し、血の滲むような努力によってあのバサバサ飛行は誕生した。手間の割にシュールとか言ってはいけない

  • 原典である蝙蝠男をリスペクトしつつ、鼻や口に生々しさを付加したリアルな造形の顔は被り物でもCGでもなく特殊メイク。1度のセットに4時間かかるという代物で、演ずる手塚氏も事前に説明された上で役を承諾した。早い時は5時半に起床し、終わるまで座りっぱなしだったとか。登場人物の中で準備にこんなに時間がかかるのはコウモリおじさんだけである。
    • 手塚氏曰く「付けている」のを忘れてしまうほど感覚がなく馴染んでいるが、耳が聞こえにくく寒いらしい。あんなに長い耳なのに*6
      • 手間の甲斐あり現場でのインパクトは大きく、そんなに時間をかけて本編分だけでは勿体ないので特写も纏めて撮りましょうとなった結果、スタッフは目を輝かせながら一斉にスマホをパシャパシャし始めた。誰もがあの日の少年に戻った瞬間である。

  • 劇場のようなアジトは山梨県の河口湖ステラシアター。手塚氏が舞台でも活躍している俳優なので舞台が似合いそうという美術の村田裕至のアイディアから実現した。
    • 舞台の独特の雰囲気は元より、いかにもコウモリがぶら下がれそうな天井というのも理由の一つで、劇中ではこれら全てが複合されたような芝居がかった演説シーンが展開されている。


「Wiki籠りか…愚人は夏の虫だな」


「構わんよ、項目は既に完成させているからね」


「追記・修正は素晴らしい」


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  • 個人の絶望で世界に牙を向く、SHOCKERの理念のお手本のような人だなと思います。漫画版がもうすぐ終わるらしいのでもう最新情報の無さそうなキャラから埋めてって、イチロー兄さんを最後にしようと思っています。 -- 名無しさん (2025-03-15 00:03:56)
  • バサバサ飛行はそりゃ本物の蝙蝠はそう飛ぶんだろうけど、そもそもあの翼の大きさじゃ人が飛ぶのは無理なんだから、ケレン味重視でよかったんじゃないかなあ? -- 名無しさん (2025-03-15 14:23:24)
  • ↑ 後、外見も昆虫系みたいな装着型で良かった気がする。怖いのは本人より、製作者陣のこだわりだよ -- 名無しさん (2025-03-15 21:18:47)
  • こいつにマスクなしでコロナウイルスばらまいてる某youtuberとかの動画見せてやりたいとずっと思ってたり あとクロスオーバーがあるならぜひナイトとやり合ってほしい -- 名無しさん (2025-03-19 22:38:52)
  • 仮面ライダーSPIRITSのコウモリ怪人もショッカーにスカウトされた元科学者(?)だけど、人間時代は多田野に近い人生を送った可能性もあるよね -- 名無しさん (2025-04-06 10:16:55)

#comment()

*1 ウィルス。ドイツ語だとビールスで原典の仮面ライダーではこちらの発音になっている。
*2 と、思われるが、劇中ではプラーナシステムのチート能力の前に無力化されているので、正確な効能についてはなんとも言えない。とりあえずモルモットは意のまま
*3 ルリ子を支配下に置いた際のOMITシーンより。この後の展開を思うとあまりに偲びない
*4 記者会見の様子と反応に限って言えば「ス◯ップ細胞はありまぁす!」あたりの弄り方が近い。ただし論文に盗用や捏造が目立ったあちらと違い多田野は研究に関して嘘はないが。元ネタにしたのかもしれない
*5 件のス◯ップ細胞も何者かが既存の万能細胞を仕込んだ可能性が指摘されている(故意か否かは断定されていない)。
*6 ちなみに撮影時期は11月下旬。そりゃ寒い

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