都市民(適合者)と不適合者

ページ名:都市民と不適合者


都市内外の格差


都市民と呼ばれる存在

条件は唯一「ホープリングを装着し、正常な動作が確認できる者」のみ。
逆にそれがかなわなければ、問答無用で都市を追われ、二度と都市内への侵入を許されない。

都市民の法と権利

  • ARKは古くから一族に伝わる基本的「法」を守っており、それを都市の変化に合わせて随時変更を加える。
  • 「法」をもたらした存在について知る事ができる者は、総裁の立場を受け継ぐ者のみである。何か物語的なものを口伝しているのであろうと言われているが、どこから出たのか「その役割を担った瞬間、突然歴史の真実に気が付くようになっている」と言う者もある。

基本的「法」とは、

  1. ARKこそ唯一の秩序の根源であり、都市を守護するすべてである。
  2. ARKは都市を守護するものであり、都市の外へと干渉することはない。
  3. ARKはヒトに与えられた可能性のすべてを追求し、都市に反映し続けるものである。
  4. ARKはヒトの生命を分裂した精神としておびやかすことがあってはならず、またヒトもARKを欺き、陥れようとする事は許されない。
  5. ヒトは全てARKの守護下の存在であり、ARKの守護下にある限り、ヒト同士が互いに奪い合い、傷つけあう事をしてはならない。

これら5つのみである。


またこれらのために、都市民に守るべき秩序として、総裁、ARK本部所属の研究員たち、各区間の代表の会合により「小法」が随時付け加えられ、棄てられる。
現在の「小法」で代表的なものは
「ARKは治安維持のため、都市内のあらゆる土地の監視を許される。これら『眼』に損害を与えたものは厳罰を処する」
「都市民が都市の外へ出てはならない。また、リングを装着していない不審人物を発見したらすぐに通報する事」
「経済、生産は完全にARKの管理に委ね、個人で勝手な商売を行う事は許されない」
「盗む、暴力をふるう、騙す、ARKに反逆するなど、犯罪行為を犯した人物には、永遠にその記録がリングに刻まれる事になり、個人認証のたびにそれを晒すことになる。」
など。
最近では特に「非適合者」が都市内に侵入し、秩序を荒らす被害が増えてきたため
「夕方18時以降の都市民、ARK所属職員の建物外への外出を一切禁ずる」など一時的に厳しい小法が設定されもした。

  • これら「非適合者」によって日常生活を脅かされ、規律を乱される都市民はいっそう非適合者を嫌悪する事になる。
  • 自分たちに不都合な法が制定されると、市民は反感を覚えればリングを通じて知られてしまうので、てきとうに怒りの矛先を「非適合者」の悪行のせいだと語ることで、自分たちではどうにもならない事なのだと、自らを落ち着かせている。

非適合者

  • プシュケーの分析が不可能であり、ARKにはどうしようもなくなってしまった人々。
  • ARKは彼らを「人間から生ずる非人間である」と定義してしまったが、未だにその原因は解明されていないため、今でも200人に1人程度の割合で出生する。遺伝的要因が関係している事がないという以上、条件は不明のままである。
  • 彼らには表層プシュケーにおいて何かおおきな欠落があり、そのために深層プシュケーまでの解析が進まないのではないか、とも言われているが、根本的解決法は未だに発見されていない。
  • 彼らは齢3年経ってもリングを嵌める事ができなければ、そのまま家族とのつながりの一切をなかったことにされ、「外」にある幼児保護施設へと運ばれる。
  • そこで子供を欲しがる不適合者のグループが現れれば、子供を与える事になっている。

非適合者の生活

  • 基本的に都市内を羨んでおり、ARKを憎む者たちであるが、世代が変わってきたのもあってか、「軟弱者の集まり」として都市は自分たちの世界ではないと割り切っている者のほうが多数派である。
  • 彼らは全く血縁関係がない者が殆どで、たとえあったとしても繋がりを知る機会はないに等しい。
  • 気の合いそうなグループで「群れ」を形成し、外にいるわずかな動物の狩りをして暮らしている。
  • 都市に対して彼らの文明レベルは著しく低く、群れ同士で食物や土地をめぐっていつも殺し合いをし、火を囲んで独特の儀式を施し、廃墟のような建物や、ぼろぼろの布で作ったテントで寝ている。
  • ARKから健康的な子供たちの提供と、定期的に武器支給がなされる事で、一応の協定としている。

ARKいわく、彼らは愚かであるため勝手に殺し合い、近い未来力を持つ群れを形成するほども残る事が出来ないという事でおおめにみている)

  • 彼らの間に子供が産まれた場合、その子は適合者である可能性もあるので、親がARKに連れて行き、適合した場合は都市民としてひきとってもらう事もある。
  • 「群れ」は大きくいくつかに分かれているらしく、それぞれ使う言葉も、風習も、思想も、シンボルも違っている。大抵は絶対的ボスが存在し、それに従う形で若者が武器を持ち守護する。女性は子供を育て、やがて武器の扱い方や思想を伝えて敵と命がけで戦う戦士にする。
  • 現在では5つの野蛮な「群れ」が存在しているが、そこから逃れた弱者たちによるちいさな集まりも多数存在し、時に都市内に侵入する事を諦めなかったり、どうにか都市内の豊富な食い物にありつこうと努力を続けている事も多い。
  • 掟に従わなかったために、殺されかけたところを間一髪逃げ出したものは、一人でサバイバル生活をしたくましく生き延びていたりする。
  • 「はぐれ」である彼らもまた、前に所属していた群れの特徴を備えているため、どこに居た者なのかどうかは一目でわかる。
  • ARKは彼らを「ヒト」として認めていないがために、時折実験に都合のよさそうなはぐれの個体を勝手に連れ去っていくともいわれている。

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