管理番号:
登録名:藍司 優
登録情報:男性/32/AB
所属:サンライトエネルギー
アクセスレベル:CALF-B(高級研究員)
概要
藍司研究員は魔導の生体影響の調査や技術開発の研究を目的に、サンライトエネルギーの研究部門へ就任しました。生命科学全般を広く修めており、おおよその分野においてそれなりの適性を示しますが、医学と薬学に最も精通しています。
奇抜な発想を得意としており研究員としては優秀な部類に入りますが、奇行も目立っており一長一短な人物です。
2~3時間の睡眠で活動するショートスリーパーで、仕事は早朝或いは深夜にまとめて消化し日中は近郊を徘徊していることが多いです。
人格については酷く軽薄で怠惰であり、女性なら誰彼構わず声を掛けたりするなど人格面の破綻が見られる反社会的な人物というのが広く持たれている印象ですが、同僚など親交の深い職員からはわざとらしく道化めいた冗談や立ち振る舞いを好んでいると報告される言及が多く、このことから人格障害というよりは単純に人格の発達不全の可能性が示唆されています。
また、彼の抱える重大な欠陥の一つとして独断で自身を被験者とした人体実験を行うことが挙げられ、その度に厳重処分と動機の詰問が行われています。
実際にあった例としては、彼が培養したバロル人の細胞に自身の遺伝子を移植し生成された組織を自身の左眼球に移植したことなどが挙げられます。
なお、結果としては、彼は当然ながら失明しました。動機は「魔導を可視スペクトルに持つ彼らと同様のクオリアに強い関心があり、通常の生体組織と共存が可能かの検証も目的としていた」と供述しています。仔細を明記した報告書がこの際に運営局に提出されています。その他、外見に見合わない老化状態も過去に彼が所属以前にテストした無力化剤ナノマシンによる影響であることを公言しています。(このナノマシンが就任のきっかけとなりました。)
多くの奇行に共通する点として、クオリアの検証に関するものが多く、これらに強い執着を持っているものと考えられています。
極めて不審な点が多い職員であり、監視なども幾度も実施されましたが、明確に被害を受けた例は報告されておらず、また対抗勢力との関係も見られません。
調査は今後も続けられます。
記録一覧
非公式移植試験文書(写し) |
被験者:私 実験内容:採取したバロル人の胚から未分化細胞を取り出し、標準ベクターウイルスによる操作で被験者の核を細胞内に移植、その後培養と誘導ホルモンであるセイリーンを投与し眼球へ分化させ、実際に被験者の眼窩に移植する。 実験結果:ドラッグによるバットトリップ症状に近いサイケデリックな幻覚ののち20秒ほどで視覚を喪失した。 接続されていた機器の数値から推察するに、標準的なヒト神経信号の21倍近い情報が脳へと送られているものとみられ、視覚野のみならず周辺組織への後遺症も確認されている。(痛覚の鈍化など) その他、該当器官への魔導投与によってわずかながら生体活性が確認されているが、人体への被爆を考慮しこれは中断とした。 編集後記:鮮烈で魂に焼け残るような最高の体験でした。もう片目もいっちゃいたいところですが、全盲は不便しそうなので今は我慢しときます。 |
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