洋上戦で用いられる対艦兵器。
多くは丸太を切り出した本体に、姿勢を安定させるための水切翼を備え、頭に金属製の棘をかぶせた物。
設置式の物は本体を海底に沈めて固定し、敵船が頭上を通ったところで垂直に発射し、船底に致命的な打撃を与える。
携行式の物は設置式の物と比べて小型で、細長い三角錐のような形状をしており、底面部分に水の流れを受けることで推力を得て水中を走り、目標に打撃を与える。
この場合の推力となる水の流れは青の魔術で空気や水の流れを制御する「水流破」の魔導術を用いるとが一般的であるが、小型船が二隻で曳航し、加速をつけて目標そばで切り離すことでぶつけるという使用法も存在する。
ガルバリオの海軍提督セリオ・クラプトンが発明したと言われ、洋上戦と言えば衝角による格闘戦か直接斬り込んで乗っ取るかであった洋上戦に、大規模な射撃戦という概念を作り出した。
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