西方海の中心地ガルバリオ

ページ名:ガルバリオ

古くはトラムトランの貴族主義社会に反発したマーフォークが興したとされる海洋都市。

西方諸島同様の議会制を採り、実力主義社会を形成している。

多くは海洋資源の狩猟や養殖などに従事し、西方共働圏の食を支えている。

特に海藻類を食するのは西方共働圏独自の食文化であり、それらの生産、加工品の多くはガルバリオ産である。

大洋神オーゼル信仰の篤いこの地だが、五星神への信仰が薄く、竜の民夜の信奉者であっても信仰の自由が認められており、他の地域から流れてきた民が居つくことも珍しくない。

そうした宗教的な差異も「社会に害をなさない限り」認められるのは、西方諸島西方海以外の地域では稀である。

このように流民を受け入れる背景としては、ガルバリオは海洋資源を巡ってトラムトランとの武力衝突を繰り返しており、そこでは船による洋上戦で優位を取る、という戦略に洋上戦闘員が不可欠であったことが挙げられる。

特にガルバリオ艦隊は衝角による戦闘艇同士の格闘戦を得意としており、戦闘員が敵艦に斬り込んで優位を取るカザルフェの艦隊とは趣を異にする。

特に幾多の海戦から考案された切替式衝角を搭載した艦の威力は大きく、ガルバリオ海軍の特徴ともなっている。

ガルバリオの街並みはそれぞれに信じる宗教の集会場を中心に集まっており、いくつかの街を一つの城壁で囲ったような造りになっている。

城壁と言っても、外周の岩礁を生かしたもので柵や壁のようなものがないのはトラムトランと共通している。

ガルバリオ周辺は特に岩礁や浅瀬の多い海域で、大型船の航路は限られており、洋上から攻めるのは非常に難しいとされている。

事実、ガルバリオは他国の軍隊に侵攻を許したことは歴史上ないとされ、そこにはガルバリオ海軍の艦隊と、海馬を使った海馬騎兵隊という伝統の組み合わせがあるためであるとされている。

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