元来痩せた土地の多い北領では農耕馬の需要が高く、斥量やばん曵斥量の大きい馬が好まれた。
また、キゼルベリーやガルカルドなどの山岳地に拓かれた街も多く不整地に強い馬が良馬とされた。
そのため、体格は小さくとも脚が太く、鹿に近い後ろ脚で、粗食に耐える北領馬が作られた。
疾駆の速度はさほどでもないが、重い鎧を着込んだ騎士を乗せて駆けることができ、帝国式の重装騎馬兵や中央領アルチュカリドの重装騎馬兵では北領馬を使うのが主流である。
ただし、軍馬の輸出には帝国から制限がかけられており、アルチュカリドの騎馬兵の馬は北領馬といっても王国馬や東域馬との混血を使うのが普通である。
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