サンドフォークの戦士は、その装備に独特なものが多い。
それは人類の内で最も強靭な皮膚と、鋭い爪牙という武器を持っているためでもあるが、それだけでは生き抜けないのが砂漠の厳しさである。
サンドフォークは狩人としても戦士としても、弓を好む。
使う弓は複合弓で、それも熟練の者ほど大型の弓を好んで使う。
技を極めたサンドフォークの狩人の弓は、飛竜種の竜さえも一撃で射貫くと言われている。
槍は身の丈ほどの狩猟槍で、これは骨材や木材の柄であることが多く、穂先は鉄製の頭を嵌めるか、先端を鋭く削っただけの簡素なものであることが多い。
サンドフォークはこれを投槍としても使うため、槍は矢と同じく消耗品なのだ。
そのため、狩りに行く際には何本かの予備を持つことが普通で、大規模な狩りには槍を運ぶための荷駄が用意されることも珍しいことではない。
また、穂先には毒を塗るための溝を彫った物や、抜けないように返しがついた物など、用途によって使い分けることもある。
軽くて通気性の良い革鎧は暑さによる体力の消耗を防いでくれる。
それを胸当てと籠手、脛当てに用いており、身軽さを身上とする。
主な素材は馬や羊の革だが、一部の戦士や長の鎧には獣脚竜種や砂竜種の竜の革が使われており、さらに鱗を貼り合わせて鱗鎧に仕立てた物もみられる。
特に優れた物には飛竜種の革と鱗を用いた、最高級の物を着る者もいるが、これは所持しているだけで最高の名誉とされている。
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