新宇宙戦艦ヤマト

ページ名:新宇宙戦艦ヤマト
Disambiguation

この項目では、松本零士の漫画作品について説明しています。

  • 1994年に『新宇宙戦艦ヤマト』の仮題で製作発表されたOVA作品についてはYAMATO2520をご覧ください。
  • 2004年に『新宇宙戦艦ヤマト復活編』の仮題で製作発表されたアニメ映画作品については宇宙戦艦ヤマト 復活篇をご覧ください。

テンプレート:漫画『新 宇宙戦艦ヤマト』(しん・うちゅうせんかんヤマト)は、松本零士原作の漫画である。90年代以降に『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの続編・新シリーズとして発表された作品のうちの1つである。小学館の月刊誌『コミックGOTTA』の2000年4月号から連載されたが、同誌が2001年7月号で休刊となったため、そのまま連載終了となった。

目次

あらすじ[]

宇宙戦艦ヤマト」が地球の危機を救ってから1000年の時が過ぎた。地球人類は高等生命体同士が争うことはもう無いと信じ、銀河全域へとその生存圏を拡大させていった。大型戦闘艦の戦いの時代は終わりを告げ、ヤマトの存在もまた人々の記憶から薄れ、消えつつあった。そんな時、突如として正体不明の移動性ブラックホールが多数出現。古代進32世(かつてのヤマトシリーズの主人公、古代進の32代目の子孫)が乗る戦艦「雪風」をはじめとする船団を飲み込む。「雪風」だけが寸前でワープして逃れ、地球へ帰還するも、古代以外の乗員は全員消滅していた。そしてそれは謎の生命体の、地球への侵略の序曲に過ぎなかった。

この恐るべき事態を前にしても、地球軍の上層部は誰も危機感を抱かなかった。そんな中1000年前のヤマト乗組員の子孫達のもとにメッセージが届く。「ヤマトへ来たれ」。今でもヤマトは存在し、この1000年に1度あるか無いかの危機に備えるための眠りについていた。そしてこの危機に際し、遂に伝説は目覚めた。時に西暦3199年、宇宙戦艦ヤマトはよみがえった。

作品解説[]

旧シリーズとの関連性[]

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』もしくは『宇宙戦艦ヤマト2』以降のかつてのヤマトシリーズの続編作品とのストーリー上の繋がりについては、松本零士の独自の発想であり、西崎義展プロデューサーによる『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを踏襲するものではなかった。

なおグレートヤマト艦橋に沖田艦長が乗り込んでいるが、古代が「32世」と名乗っているなど他のキャラクターがかつてのヤマトの戦士の子孫であることが明確であるのに対し、作中でそう語っている場面が無いため、1000年前の沖田艦長本人である可能性もある。ちなみにヤマトシリーズ第1作で、沖田には息子がいたがガミラス帝国軍との戦いで戦死しているという設定となっていた。

アニメ化構想[]

連載開始以前の時期より本作を原作とするアニメ作品を製作する構想があり、作家で当初製作に参加していた石川好が産経新聞社の月刊誌『正論』1999年12月号に寄稿した手記『特報!いま再び飛び立つ「宇宙戦艦ヤマト」』にて製作構想の発表の他、大まかなストーリー原案などが公開されていたが、それは松本が制作した漫画とは全くと言っていいほど大きく異なっていた。この企画は諸事情でOVA『大YAMATO零号』へと大幅な企画変更を余儀無くされており、主役の宇宙戦艦のデザインが本作に登場するグレートヤマトに酷似しており、登場キャラクターもヤマトシリーズのそれに酷似したものとなっている。

なお、現在「新宇宙戦艦ヤマト」の商標は、ヤマトシリーズの原作者・プロデューサーである西崎義展の関係者と思われる「西崎隆二郎」なる人物の名義で登録されている(商標登録番号 第4588650号)。

新宇宙戦艦ヤマト(グレートヤマト)[]

北極の大氷底海で1000年間眠っていた伝説の宇宙戦艦。1000年の間に拡大大改装が施され、かつてのヤマトよりもはるかに巨大な戦艦となっている。そのため大(グレート)ヤマトと呼ばれる。装甲に超硬化テクタイト板が使用され、地球上から発射されたビーム兵器をまったく受け付けないほか、武装面も上部の主砲塔が増設され、以前の上部の兵装は下部に移設され第3艦橋周りの強化が施されている。これにあわせ、第3艦橋は完全に第2の戦闘艦橋化されている。またそれらの武装や波動砲には回帰時空砲システムという未知のシステムが搭載されておりそれらを使用した際の威力は移動性ブラックホールを消滅させるほどである。波動エンジンも以前のものより強力な複合双連となり、スピードのアップも図られている。

諸元
  • 全長:不明
  • 重量:178000トン
  • 性能:1000年前のイスカンダル星航海時と比較して10倍との表記あり
  • 主武装
    • 艦首波動砲:1門
    • 3連装主砲塔:上部5基、下部3基
    • 3連装副砲塔:上部2基、下部1基

イメージアルバム[]

2000年9月にイメージアルバムとして『ETERNAL EDITION File No.0 交響組曲 新宇宙戦艦ヤマト』が日本コロムビアより発売された。大半は宮川泰作曲のヤマトシリーズBGMを宮川泰・彬良親子が再編曲し、録音されたもので、、新曲として「移動性ブラックホールの驚異」「メタノイド」「ダークイーン」「羽黒妖」の各曲が制作された。このうち「移動性ー」はOVA『大YAMATO零号』においてメタイノドラッケン登場シーンのBGMとして流用されている。なお、『No.1』以降は音源をデジタルリマスター化した過去のヤマトシリーズの各アニメ作品の主題歌やBGMの楽曲が収録されていた。

書誌情報[]

第2巻に収録された最終話は、単行本収録にあたって書き下ろしエピソードが追加されている。

単行本第1巻(ISBN 4-09-158101-3) 単行本第2巻(ISBN 4-09-158102-1)

単行本未収録分のエピソードは、小学館:INTERNET銀河鉄道999スペシャルコンテンツ 新宇宙戦艦ヤマトに掲載されている

関連項目[]

  • 超時空戦艦まほろば(主役の戦艦およびヒロインが本作に登場している)

外部リンク[]

  • 松本零士公式サイト
この記事は書きかけです。是非とも、この記事に加筆してみてください。画面上部の「編集」をクリックすると、編集画面になります。
・話・編・歴
宇宙戦艦ヤマト
主要作品
実写映画
OVA
漫画
新宇宙戦艦ヤマト
音楽
ヤマトより愛をこめて - 銀河伝説/愛の生命 - この愛を捧げて
登場人物
登場勢力・天体
地球連邦 - イスカンダル - ガミラス帝国 - 白色彗星帝国 - テレザート - 暗黒星団帝国 - ガルマン・ガミラス帝国 - ボラー連邦 - バース星 - シャルバート - ディンギル帝国
登場艦船
ヤマト - 沖田艦 - アンドロメダ - デスラー艦 - ガミラス艦 - 駆逐型デストロイヤー艦 - ミサイル艦
登場兵器
波動エンジン - 波動砲 - 波動カートリッジ弾 - 反射衛星砲 - 遊星爆弾 - デスラー砲 - 火炎直撃砲 - 重核子爆弾 - 惑星破壊プロトンミサイル - ブラックホール砲 - ハイドロコスモジェン砲 - ハイパー放射ミサイル
関連項目
Smallwikipedialogo.pngこのページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事は新宇宙戦艦ヤマトにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

藤堂晶子

藤堂 晶子(とうとう あきこ)はアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』の登場人物の一人。(声:杉山佳寿子)地球防衛軍司令長官藤堂平九郎の孫娘で、相原義一の恋人である。祖父の面影を全く感じさせない茶髪の美人。縁...

藤堂平九郎

藤堂 平九郎(とうどう へいくろう)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の登場人物。(声:伊武雅之、ゲーム版は大木民夫)実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は橋爪功。地球防衛軍司令長...

薮助治

藪 助治(やぶ すけはる)は、アニメ宇宙戦艦ヤマトに登場する架空の人物。ヤマト機関室勤務の乗組員(副機関長)。徳川彦左衛門機関長の片腕的存在だった。(声:池水通洋(10話)、緒方賢一(25話) )実写...

空間歪曲干渉装置

ううううううjgggじゅうhhじゅ特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...

真田志郎

真田 志郎(さなだ しろう)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの登場人物(声:青野武)。実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は柳葉敏郎。宇宙戦艦ヤマトの工場長兼技師長。『宇...

相原義一

相原 義一(あいはら ぎいち、あいはら よしかず)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。宇宙戦艦ヤマトの通信班長。(声:野村信次)実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』で...

沖田十三

沖田 十三(おきた じゅうぞう)は、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する架空の人物。声を演じたのは納谷悟朗。実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は山崎努。目次1 概要2 劇中...

森雪

曖昧さ回避 この項目ではアニメの登場人物について記述しています。ファッションモデルについては森雪 (モデル)をご覧ください。森雪(もり ゆき)はアニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の人物(復活篇では...

松本零士

松本 零士Leiji Matsumoto2 cropped本名松本 晟生誕1938年1月25日(85歳)image:テンプレート:Country flag alias Japan|border|25x...

木村拓哉

きむら たくや木村 拓哉 本名同じ生年月日1972年11月13日(50歳)出生地日本の旗 日本・東京都血液型O活動期間1988年 -活動内容歌手、俳優、タレント配偶者工藤静香家族koki.cocomi...

新米俵太

新米俵太(あらこめ ひょうた)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』の登場人物。宇宙戦艦ヤマト技術班の新隊員。作中での先輩隊員からの呼び名は「しんまい」。(声:三ツ矢雄二)。元々、ヤマトを初めて見る視聴...

新宇宙戦艦ヤマト

Disambiguationこの項目では、松本零士の漫画作品について説明しています。1994年に『新宇宙戦艦ヤマト』の仮題で製作発表されたOVA作品についてはYAMATO2520をご覧ください。200...

斎藤始

斉藤始(さいとう はじめ)は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(以下、さらば宇宙戦艦ヤマト)及び『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する架空の人物(声:ささきいさお)。実写映画版『SPACE BATTLE...

揚羽武

揚羽 武(あげは たけし)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の人物。新乗組員であり、航空班(コスモタイガー)隊の若きホープ。(声:古川登志夫)地球防衛軍に影響力を持つ揚羽財閥の御曹...

徳川彦左衛門

徳川 彦左衛門(とくがわ ひこざえもん)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。ヤマトの機関長である。(声:永井一郎)実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は西田敏...

徳川太助

徳川 太助(とくがわ たすけ)は、アニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』以降に登場する架空の人物。ヤマト機関長であった徳川彦左衛門の息子であり、ヤマト機関室勤務の乗組...

平田一

平田一(ひらたはじめ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の人物。ベテラン乗組員。生活班炊事科に勤務し、古代進とは少年宇宙戦士訓練学校の同期生である。設定上、平田と上司の幕之内勉はイスカン...

島大介

曖昧さ回避 この項目では「宇宙戦艦ヤマト」の登場人物について記述しています。実在の俳優については嶋大輔をご覧ください。島 大介(しま だいすけ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。宇宙...