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World of Warcraft | |
ゲーム開発: | Blizzard Entertainment |
ジャンル: | MMORPG |
ゲームモード: | 多人数参加型 |
年齢制限: | なし |
対応機種: | Windows, Mac OS X |
メディア: | CD4枚組, DVD |
ゲーム操作: | キーボード・マウス |
World of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)はディアブロを開発した米Blizzard Entertainment社が開発し、運営しているオンラインゲームである。同社が開発販売しているウォークラフトシリーズの世界観を受け継いだMMORPG。WindowsのほかMac OS Xでも動作する。グラフィックは3Dだが、要求スペックが低めに抑えられているのが特徴。通常は「WoW」と略記される。
2008年6月現在、全世界での有料アカウント数は約1000万人で、MMORPG史上最も成功した作品といわれている。[1]
プレイヤーは一アカウントにつき、10人までのキャラクターを作成できる。キャラクターごとに種族・クラスを組み合わせて選ぶことができる。WoWには敵対する二つの陣営(AllianceとHorde)があり、各種族はそれぞれどちらかの陣営に属している。AllianceとHordeの間は恒久的な戦争状態にあり、敵対陣営のプレイヤーとは一切の会話が通じず、取引やメールなどもできない。もちろん、同じグループになることもない。また、PvPサーバー及びRPサーバーにおいては、スパイ等不正行為を防止するために、一つのアカウントでどちらか一方の陣営に属するキャラクターしか作成できない。従って、最初のキャラクター作成時にどちらの陣営でプレイしたいか、あらかじめ決めておく必要がある。Normalサーバであれば、両方の陣営のキャラクターでプレイできる。
Normalサーバを除き、PvPサーバとRPサーバにおいては、陣営の異なるキャラクター同士が出会った場合、相手を即時攻撃することが可能で、その場でPvPが始まることがほとんどである。この「いつ襲われるかわからない」緊張感がWorld of Warcraftの魅力の1つであるとも言われている。よほどレベル差があった場合を除き、PvPに勝利すればHonor Point(栄誉ポイント)を得ることができ、Honor Pointをためることでキャラクターは様々な特典を受けることができる。なお、PvPで負けて相手に殺されても、墓場からPvPの現場に戻る時間がかかるだけで、特にペナルティを受けることはないので、気軽にPvPに参加することが出来る。
マップは基本的にゾーン制だが、ゾーン間の移動はシームレス(画面切り替え無し)に行われる。読み込みのラグなどもなく、画面上のゾーン変更表示を見逃せば、ゾーンが変わったことにも気付かないほどである。ゾーンごとにお薦めレベルが設定されているので、基本的に自分のレベルに合ったゾーンでプレイすることになる。チャットは何種類かが用意されており、ゾーン専用のチャットもあれば、ゾーンの制約を受けずに周囲のプレイヤーとチャットすることも可能である。
ゲームデザインはゾーン毎のクエストをこなしてレベルを上げていくスタイルが基本となっている。クエストが尽きそうになると他のゾーンへの移動を促すクエストが用意されていることがほとんどで、プレイヤーは自然と様々な場所を体験することができる設計になっている。
ほとんどのクエストはソロ可能であるが、2人以上を必要とするグループクエストもある。グループクエストであってもプレイヤーのクラスやレベルによってはソロ可能のものが多く、最大レベル(70)まではすべてソロだけで楽に到達できるようにあまりあるクエストの数が用意されている。そのほか、インスタンス(一種のダンジョン)へ行く必要がある難易度高めのクエストも用意されており、グループクエストと同様に、クエスト達成で得られる賞品(reward)も格段にいいものが多い。インスタンスの中の敵はElite(通常より強い敵)が基本で、5人編成のグループでいくことになっている。ただし、全くインスタンスに入らずに、クエストとフィールドプレイのみでレベルアップしても問題ない。高いLvになってから低Lvのインスタンスをソロする遊び方もできる。
インスタンスとは、グループあるいはソロするキャラクターのためにその都度生成されるそのグループ専用のゾーンで、グループが異なれば、異なるインスタンスに入ることになる。すなわち、そのダンジョンをひとつのグループが独占することであり、狩り場争いというものは起きない。なお、インスタンスは洞窟(ダンジョン)とは限らない。同じように、インスタンスではない一般のダンジョンも多く、これらの場合は全プレイヤー共用になる。
WoWでは様々なチャットが用意されており、TPOに合わせて使い分けることで自由にチャットができる。周囲のプレイヤーとの会話(say)、特定の人との1対1会話(whisper)、グループ会話(/party)、ギルド会話(/guild)などに加えて、チャンネルという概念が取り入れられているため、チャット利用の自由度が非常に大きい。プレイヤーが特定のチャンネルを作成してギルドやグループを超えて、複数の不特定プレイヤーと会話を楽しむこともできるが、通常はあらかじめ設定されている取引チャンネル(/2)、ローカルチャンネル(/1)とグループ招集チャンネル(/5)を覚えれば十分である。取引チャンネルでの発言は同じ陣営に属するすべての都市の人に聞こえるので、様々なトレードで利用されることが多い。ローカルチャンネルはゾーン特定であり、グループ仲間募集や敵陣営の侵略情報などに使われる。チャンネルは陣営ごとに設けられており、敵陣営のチャンネルを見ることは出来ない。
なお、AllianceとHordeの間では意思疎通ができないので、 emote (踊ったり笑ったり)というキャラクターの動きを使って感情表現を伝えることになる。PvPサーバでは敵のクエスト遂行を邪魔するパターンもあれば、Normalサーバでは難クエストを近くの敵陣営プレイヤーと協力しあってこなすパターンもあり、その場に合わせて emote でコミュニケーションを行うことができる。
ゲーム内のテキストメッセージは基本的にUnicodeでやり取りしているため、特定の日本語化AddOn(次項参照)を入れることで日本語の表示・入力も可能で、日本語によるコミュニケーションができる。ただし、日本語化AddOnを入れていないプレイヤーの画面には日本語は表示できないので、表示されなかったり文字化けになったりする可能性があり、日本語(全角文字)によるチャットは相手が日本語を表示・理解できる前提でのみ使うすべきである。通常は、相手が日本語を理解できる場合はローマ字で会話しておいて、日本語AddOnを相手も利用していることを確認してから全角文字を使うことになる。
World of Warcraftのゲームソフトの最大の特徴は「AddOn」と呼ばれる拡張ソフトの存在であろう。これはXMLやスクリプトによって記述されたファイルで、この「AddOn」をインストールすることでゲームクライアントに様々な機能を追加したり、画面表示を変更したりすることができる。Webブラウザのプラグインのようなもので、この「AddOn」の存在によりクライアントのカスタマイズ性は非常に高い。WoWのAddOn専門サイトが複数あり、大量のAddOnがアップロードされている。サイトによっては自動更新ソフトが用意されており、簡単にAddOnを追加したり、更新したりできる。
World of Warcraftにおいては、最初に選択した種族で所属する陣営が決定される。これはすなわち、その後のプレイにも大きな影響を与えるということでもある。種族によっては初期能力値に差があるが、レベルアップによる違いはないため、ほぼ無視できる。それより、種族ごとに固有能力が設定されており、種族によって選べるクラスが限定されるため、それらが種族の選択を大きく左右することになる。もちろん、見た目も大きな要素である。種族によってスタートゾーンが異なるため、通常はレベルアップのゾーンもそれによって変わる。WoWでは、同一レベル帯に適するゾーンが常に3~4つあり、あえて種族固有設定を外して、別のゾーンに移動してクエストをこなすことも出来る。また、それら複数ゾーンのクエストを全部こなすことも基本的に可能であり、いろんな楽しみ方ができる。
人間。主な種族特性としてreputationの獲得量が通常の10%増しと、sword,maceなどの武器スキルのボーナスである。スタートゾーンはElywin Forestで、初期都市はStormwind.最も人数が多い種族。
ナイトエルフ。主な種族特性として Shadowmeld (ほかの人から見えなくなる)が使えるのが大きな特徴。スタートゾーンはTeldrasilで、初期都市はDarnasus.二番目に人数の多い種族。
ドワーフ。主な種族特性は宝探し及びStoneform(一時的な毒などの免疫)。スタートゾーンはDun Moroghで、初期都市はIronForge。比較的に人数の少ない種族。
ノーム。主な種族特性はEscape ArtistやEngineering特化。個体が小さいため、PvP向き。スタートゾーン、初期都市はどちらもDwarfと同じ。
発音はドレンアイ。他の世界からやってきたという設定で、主な種族特性はGift of Naaru っというHealingと、Jewelcrafting。スタートゾーンはAzuremyst Isleで、初期都市はExodar. 通常、レベル20以降は Night Elf と同じゾーンになるが、Humanのゾーンに移動する人が多い。
クラスを選ぶ際に問題になるのは主に種族である。ほとんどのクラスはどちらの陣営に属していても選ぶことができる。ただしPaladinはAllianceの種族でなければ選ぶことができず、Hordeで選ぶには拡張パック(The Burning Crusade)が必要である。同様に、ShamanはHordeの種族でなければ選ぶことができず、Allianceで選ぶには拡張パックが必要である。
World of Warcraftにももちろん、大抵のMMORPGにおいてお馴染みの生産システムも用意されている。World of Warcraftにおいて生産スキルはProfessionと呼ばれ、Primary Professionは9種類、Secondary Professionが3種類用意されている。
Secondary Professionは3種類全てを取得することができるが、Primary Professionは2種類までしか取得することができない。ただしPrimary ProfessionはそれまでのProfessionを捨てても構わないのならば再取得することができる。
Primary Professionは大別して実際に生産を行う生産系と素材の採集を行う採集系に分けることができる。大抵の場合は薬品を製造するAlchemyとその素材を採集するためのHerbalism、武器や防具を生産するためのBlacksmithingとその素材を採集するためのMiningなど、生産系と採集系をセットで取得することが多い。だが中には、自分で生産を行うことはせず、HerbalismとMiningなど、採集系のみを取得するプレイヤーもいるようである。
外の世界に住むDemonの一族がOrcに呪いをかけてAzerothへ侵攻する。(WarCraftI/II)
Demonの一族は手下のLichKingを送り込み、少しずつHumanをUndead化する手段で侵攻を開始。Azerothの大地に降り立ったDemon達及びUndead(Scourgeと呼ばれる)とHuman/Dwarf/NightElf/Orc/Tauren/Trollの連合軍の戦いが起こる。(WarCraftIII)
LichKingの力が衰え、それに伴う新たな勢力の勃興。
そして新たな戦いが起きる。(WarCraftIII The Frozen Throne)
三度の大戦を経て、HumanとOrcの確執はHumanのリーダーJaina(WoWではTheramoreにて謁見が可能)とOrcのリーダーThrall(WoWではOrgrimmarにて謁見が可能)の友情によりようやく収まったかに見えた。しかし行方不明と思われていたJainaの父とその配下の海軍によって、束の間の平和は乱される事になる。
Jainaの父は娘にOrcは倒すべき敵であり、父と共にHumanとしての世界を築くかOrcと手を組み父と戦う道を選ぶか、究極の選択を迫る。Jainaは再三、父に考えを改める様説得したが叶わず、苦悩の末ThrallとOrcに手を貸し結果としてJainaの父は死に、ThrallとJainaの信頼・友情だけではお互いの民の不信感を拭い去る事が出来なくなってしまった。
WarCraftIII(TFT)の時代より4年、世界はOrc/Tauren/TrollにForsakenを加えたHorde陣営、Human/Dwarf/NightElfに祖国の攻防戦に敗北したGnomeを加えたAlliance陣営、二つの勢力に別れ、各地にまた戦いの兆しが見え始めていた。
こうしてWorld of Warcraftの世界が始まる。
Expansion PackとしてBurning Crusadeが1月16日に発売された。
追加予定の項目
公式ページ
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