Watchers

状況: 廃止

最後のリーダー: Warden Maiev Shadowsong

Watchersは第三次大戦直後まで存在した看守と捜査官の組織である。

構成員[]

当初、Sisterhood of Eluneの有志がWatchersを作り上げたため、組織はもっぱら女性ナイトエルフによって構成されていた。任務が多岐にわたったため、Watchersは他職出身の女性ナイトエルフを受け入れた。奉仕活動と軍事的宣伝の混合によって組織の規模は拡大したものの、比較的小規模な集団にとどまった。第三次大戦の後、Illidan StormrageがWatchersの大半を殺した時点で組織の存在そのものが消滅した。

歴史・編成[]

大破壊からほどなくして、Malfurion Stormrageは双子の兄弟Illidanに対し、第二の永遠の泉を作り出した罪により幽閉するとの判決を下した。この罰を科すことにより、MalfurionはIllidanがarcaneの追求を妨げるよう願っていた。しかしながら、この時点でIllidanはすでに極めて強力な魔法使いであり、MalfurionはIllidanを看守ひとりふたりに任せる勇気はなかった。

Sisters of EluneのひとりMaiev Shadowsongは、Illidanが裁判にかけられる前から彼に対する監視能力を示していた。そのためMalfurionはSisters of Eluneから他の有志を募るよう依頼した。Maievはそれを受け入れ、Illidanが地下の牢獄から決して逃走させないことを彼らに命じたことから、Malfurionはその新たな集団をWatchersと呼んだ。WatchersのリーダーとしてMaievは、ナイトエルフ社会の長Tyrande Whisperwind大司祭に対して責任を負うこととなった。

WatchersはIllidanの看守役として特別に作られたが、さらなる脅威が襲来するにつれ、TyrandeはWatchersの役割を他の囚人の監視にまで広げた。Maievは新たに加わった責任に暗い喜びを見出した。Watchersは看守かつ捜査官となり、地下牢獄の治安を維持し、危険な犯罪者を追跡したのだった。

地下牢獄の外では、Watchersのメンバーは単独で働いた。その執念深い女性たちは軍ではなく、Sisterhood of EluneやSentinelsの一部であるとも考えられなかった。集団の長として、Maievは抜群の戦闘能力・追跡技術・執念を持つことが証明された選ばれた者に贈られる看守長の階級を与えられた。

第三次大戦のさなか、TyrandeはIllidanが千年以上投獄されていることに気付いた。TyrandeはIllidanはもう充分に贖罪したと考え、その上、Burning Legionに対抗する上でIllidanが貴重な協力者となるだろうと考えたのだった。そうしてTyrandeは兵士の集団を率いてIllidanの牢へと向かった。Illidanの看守たちはTyrandeたちの命令に応じなかったため、TyrandeとSentinelsは戦って多くのWatchersを殺した。解放されたIllidanはGul'danの頭蓋骨を盗み出して使い、悪魔へと姿を変えたのだった。

Tyrandeの行動に激怒したMaievは、Illidanを追跡し牢へ連れ戻すことを誓った。悪魔Illidanの優れた力を鑑みて、MaievはWatchersの大部分を追跡に従えていった。WatchersはLordaeronへ向かって海を渡り、そこからさらにBroken IslesへとIllidanを追った。IllidanがSargerasの墓へ入った時、Maievは彼が魔法の秘宝を手に入れて再捕縛が極めて困難になるのではないかと不安を募らせた。

MaievとWatchersがIllidanに追いついた時には手遅れだった。Illidanは既にSargerasの瞳を手に入れていたのである。Illidanは瞳の力を墓の石壁に使い、Watchersは墓の一室へ閉じ込められると同時にそこには海水が浸水した。ただひとりMaievだけが逃げ延び、武装した仲間たちは溺死したのだった。残忍な一撃でもって、IllidanはMaievを除くWatchers全員を全滅させたのである。

Maievはどんな犠牲を払おうとも必ず復讐すると誓った。Maievは職務を放棄してIllidanの追跡を続け、ついにOutlandまでたどり着いた。彼女が長い間Azerothから遠ざかっていたこと、Illidanが自由であり続けたことから、ナイトエルフたちはMaievが死んだものと推測している。

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