狂歌百物語(狐火) - いにしえwiki
迷はし鳥や もの言はぬ 口に火ともす 稲荷山道(三輪園甘喜)009.挑燈か 松明なるか 疑へば 迷はし鳥の 火をともすらん(下総結城 文左堂弓雄)010.宵闇の 廿日鼠の 油揚げ 火をも点して さがす小狐(弓の屋)011.闇の夜も 挑燈持てば 迷はぬを 人迷はしに 燃やす狐火(下
迷はし鳥や もの言はぬ 口に火ともす 稲荷山道(三輪園甘喜)009.挑燈か 松明なるか 疑へば 迷はし鳥の 火をともすらん(下総結城 文左堂弓雄)010.宵闇の 廿日鼠の 油揚げ 火をも点して さがす小狐(弓の屋)011.闇の夜も 挑燈持てば 迷はぬを 人迷はしに 燃やす狐火(下
A. 名和弓雄とは、日本の時代考証家、武術家(正木流万力鎖術第10代宗家、江戸町方十手捕縄扱様宗家)、舞踊家であり、特に江戸時代の文化や風俗、生活様式について研究し、その知識を基に様々な作品や舞台の考証を行いました。また、万力鎖術や江戸町方十手捕縄扱様などの武術や舞踊も伝え、後進
をもて 切られたりけん 生々と 娘の首は 白歯なりけり(有恒)017.鉄漿つけし 女の首ぞ 怖ろしき 只一口の はつ茄子なすの色(下総恩名 弓雄)018.履物の げたげた笑ふ 女首 身のほどの毛を 乱す雨の夜(下総古河 永居)019.飛び歩ありく 女の首の 襟足も 三本にこそ 化
発売) ISBN 9784863660632『中国武術兵器法』 青木嘉教 愛隆堂 ISBN 9784750202334『隠し武器総覧』 名和弓雄 壮神社 ISBN 9784915906367『図解隠し武器百科』 名和弓雄 壮神社 ISBN 9784404008077『【決定版】図
1.彦七は びつくり跡へ 戻り橋 亡びし魂と 菊の下水したみづ(菱持)012.湊川 ほまれは朽ちず 一念の 石とも凝りし 楠の霊(下総恩名 弓雄)013.婆羅蜜はらみつを 悟らば石と ならまじを 般若のやうな 楠の霊(相模中野 松樹園直成)014.水の泡と 消えしながらも 湊川
ろの あたりには 骨ばかりなる 破やれ寺の壁(桜本蔭芳)018.蜘くもの網 幾重もかゝる 骸骨は 重き罪せし 人の果てかも(下総恩名 文左堂弓雄)019.雨の夜の 墓場に消えし 提灯の 骨も露はに 見ゆる骸骨(有恒)020.何人の 塚とも今は 白萩の 露と消えたる 野路の骸骨(喜
門徒坊主と 見るまでに 魚斗の多き 海にこそ住め(長年)013.今すでに 巻き込まれんと 己おのが気も 遠く鳴門の 海坊主見て(下総恩名 弓雄)014.淡嶋を 祭れる加田の 海坊主 針植ゑし如 毬栗あたま(国吉)015.海坊主 消えてあとなく 鳴門灘 汝なれが天窓あたまも 渦を
をも なめげにからむ 両頭の蛇(上総大堀 花月楼)018.杜若かきつばた あやめの中を のたくりて かたちも同じ 両頭の蛇(下総恩名 文左堂弓雄)019.踏みかけて はつと思はず 足引の 蟒蛇やまかがちてふ 蛇の両頭(江戸崎 有文)020.後先も 分かぬ野道の 草むらに 出てはさ
つけて 窓の下おりたる 家も覗けり(弓のや)014.居処も 爰と定めぬ 疱瘡神もがさがみ 是こは異国とつくにの 渡り物なり(下総恩名 文左堂弓雄)015.取り付きし 疱瘡神の 御幣餅ごへいもち 寐たる子供の 口も味噌ツ歯(弥生庵)016.柔らかく 牡丹餅顔に なしたるは 歯なし婆
鼬 いくとせ野にや 棲める物 のぼりて是も 貂となるらん(日年庵)008.干しておく 鑓の柄末に 絡まりて 伝はる貂も 投鞘の如(下総恩名 弓雄)009.掻かい撫なづる 猿を友なる 貂はしも 笛を吹いたる 鼬なるらん(草加 四角園)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
金入るゝ 財布にとりて 皮剝がん 堤に近き 堀の川獺(三輪園甘喜)003.見世物師 儲けし金を 入れ物の 財布となさん 川獺の革(下総恩名 弓雄)004.末終つひに 喰ひつき合ひに なりぬらし 岸に睦むつめる 獺の戯たはれ男を(紫の綾人)005.かりにきて 得たる其の火に 女等が
な破れし 古寺の 達磨の足も 見えぬ本尊(参台)020.菓くだものも 散らせるほどの 嵐にて 庫裏くりも垣根も 破れし古寺(下総恩名 文左堂弓雄)021.蜘の囲は 後光となりて 本尊の 光を散らす 雨の古寺(江戸崎 緑樹園)022.朽ちはてゝ 狐狸の 住むところ 四ツ足門の 残る
鳥部山 あちらこちらを 飛び廻るなり(南葉亭繁美)021.月花を 愛せし人の 魂とみて 哥の念仏ねぶつも 詠みて手向けん(下総恩名 文左堂弓雄)022.下襲したがひの 妻に結ばん きもさめつ 引きし五色の いとも凄さに(駿府 小柏園)023.人魂の とんだ所の まがり角 出会が