質問箱 48 フロントハブベアリングの変更、対策、統合について

ページ名:フロントハブベアリングの変更 対策 統合

----- Original Message -----
From: ni****o <h***********tr@rm.rcn.ne.jp>
To: "yahknms@yahoo.co.jp" <yahknms@yahoo.co.jp> 
Date: 2019/3/27, Wed 20:15
Subject: RE: お問い合わせフォームからお問い合わせがありました

大工原様、こんばんは。
明日にでも振込したいと思います。
 
少々部品の事で教えていただきたいことがあるのですが。
フロントハブベアリングで、オイルシールを使うタイプとシールドベアリングとが
あるそうなのですが、ABS車用もやはり2タイプあるのでしょうか。
今回発送していただく物はどちらのタイプになりますか?
 
最初に聞いておくべきことだったのですが、ついつい忘れておりました。


N様、ありがとうございます

フロントハブベアリングですが、結論から言いますと、実際はABS付き車・無し車で、種類はありません
ヴィヴィオは1種類のみになります


詳しく説明いたしますと、
初期のA型から中期のD型まではオープンベアリングで、オイルシールをインナー・アウターで使用していました
TA000という品番です
それが、あまりに水の混入が多かったのでしょう、96年11月車、多分E型車からシールドベアリングに対策されました
これにより、それ以前の車も変更になって、鉄シールドタイプのKC000という品番のものに変更になりました
さらにプレオで改良が加わり、KC010からTC010へ変更されて、現在に至ります
従いまして、補修用は基本、対策・改良されたシールドベアリングで供給されます

 

ややこしいのが、通常は新しいものが出ますと、古いものは廃番になって品番統合されていくものなのですが、
ヴィヴィオに限って、まだ古いタイプのものも取れるのです

確認できたところで、旧タイプはベアリングメーカーはNSK製で、メーカー型番は35BWD14CA62、
これがアフターでまだ取れるので、多分流通在庫が残っているのでしょう、このベアリングを買ってしまったらオイルシールが両面必要になります

ただ、改良前の古い方式ですので、故障リスクは高くなります

 

改良後のベアリングは、NTN製で、メーカー型番はAU0716-2(LL)です
こちらのベアリングは、両面が鉄シールドされていて、水や泥の混入に対策された密閉式です
素人目に見ても、こちらのほうが耐久性がありそうです

 

オープンの利点は、グリスアップが容易にできる点です
でも逆に言えば、外から水や異物の混入も起きやすい、とも言えます
また、作業時に両面のオイルシールの交換が必要になる分、コストが高くなります

昔は確かに、オープンのベアリングの方がシールドタイプより安かったのですが、価格変更によって同じになりましたので、古いタイプを使う意味がありません

 

ステラ以降はABS車はベアリング面に多分磁石を使っていたりして種類がありそうですが、
ヴィヴィオの時代のABSはベアリングではなく、センサーは機械的にABSリングの歯車を見ているかと思います

 

説明が長くなってしまいましたが、お送りするのはもちろん対策品なのでご安心ください
オイルシールがもし使っていましても、使用しなくて大丈夫です

 

リヤブレーキシュー、もちろん在庫してます
追加、OKですが、お荷物のサイズが変わることがございます

以上、宜しくお願い致します

 

大工原

 

タグ

中込部品 ヴィヴィオ 部品屋のオヤジ フロントハブベアリング abs

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