基本魔法

火、水、風、土の４属性で構成される、長い時間をかけて体系化された魔法。
この属性は「それに近い性質のエネルギー」であり、魔女や魔法使いと呼ばれる人間はこのエネルギーを宿して生まれてくる。

大抵の魔女は１～２属性の魔法に適正を持ち、仮に２属性の魔法が操れても極められるのは１つのみ。一部例外がいる。
この使える魔法の範囲は「許容範囲」と呼ばれる。

各数値の大まかな基準は以下の通り。

１	生活が少し便利になる魔法を使える程度。
２	教科書レベル。戦闘に応用はできるが一般の域を出ない。
３	一線級。戦闘でなくともかなり便利。
４	固有の使い方が可能になる。他属性との両立が難しくなる。
５	悪魔や精霊とほぼ同等。

３相当までは使える魔法が各属性ごとに概ね共通している。
あくまで大まかな基準であり、数値が低くとも自身で固有の魔法の使い方を編み出せる魔女や、数値は高いが応用能力が低い魔女もいるとのこと。

この基本魔法を扱う上で強い意味を持つのが食事である。
バランスよく、ポジティブに食事を取ることが質の良い魔力の決め手であり、基本魔法の精度に大きく関わってくる。
脚本制御が苦手なセレナの基本魔法が精密なのは美味しく楽しくごはんを食べるから。
反対に無理して苦手な甘いものを摂っているミュリシアは、基本魔法を操るにあたって著しく燃費が悪い。