アオテアロア王国

アオテアロア王国

正式名称

アオテアロア民族連合王国

略称

アオテアロア

タグ

NZL

公用語

マオリ語、英語

首都

テ・ファンガヌイ・ア・タ（旧ウェリントン）

国家元首

コロキマフタ

政府首班

エルエラ・ティリカネテ

政府思想

権威民主主義

与党

マオリ党

人口

200万人

成立

1953年2月6日

所属陣営

大東亜共栄圏

地理

ポリネシアに位置し、国土は主に北島（テ・イカ・マウイ）と南島（テ・ワイ・オ・ポウナム）からなる。北島には首都のテ・ファンガヌイ・ア・タラ（旧称ウェリントン）と経済の中心地であるターマキ・マカウ・ラウ（旧称オークランド）があり、アオテロアの国家基盤のある地域である。対する南島は『南半球のアルプス』と呼ばれるアオラキ山脈やタスマン氷河、ピオピオミ・フィヨルドなど豊かな大自然が残っている。

行政区画はマオリの伝統的社会単位であるイウィに別れており、南北島合わせて７つのイウィが存在している。イウィにはそれぞれ代表者が4年ごとに選出され、その土地を治める族長としての責務を務める。

温泉も各地にあり、現地入りした日本人による温泉街の形成も見受けられる。

文化

二次大戦前は白人の持ち込んだ西洋文化が主流だったが『土人優遇法』が発布されて以降はマオリの伝統的な慣習や芸術などが再興された。

歴史

第二次世界大戦において、アオテアロアの前身国家であるニュージーランドは連合国側に立って参戦したものの日本海軍による米豪遮断を目的とした「FS作戦」により、史上最悪の物資不足に陥った。その結果、ピーター・フレーサー首相は連合国盟主であったイギリスの意に反して、単独講和を行った。

1942年9月4日の降伏から戦争終結までの7ヶ月弱の間は日本陸軍によりオークランド博物館が接収され、臨時に陸軍政庁が置かれた。ニュージーランド国民は比較的穏健な措置が取られ、治安維持の為の部隊も3個旅団しか置かれなかった。この時期に現地の治安部隊はマオリとの接触を積極的に行っていき、これがその後の統治形式への布石となる。

1945年に日本の対連合戦が終わった後に、ニュージーランドはオーストラリアと共に大洋州総督府に組み込まれる。総督にはFS作戦で武勲を掲げた西村祥治中将が選出された。西村による統治は俗に『先住民優遇法』と呼ばれる少数民族を立てる統治形式をとった。これによりマオリの人々の声も総督に通るようになり、120年前に潰えたマオリの国を作る野望も人々の中で芽生え始めた。

そして48年に『マナ・マオリ・ムトゥハケ』と呼ばれるマオリ独立運動が盛んに行われ始める。先述した先住民優遇法に則ってこの運動は部分的に認められ、49年には先住民裁判所が廃止、50年には先住民信託局が解体された。ただ、こうした政策の裏ではマオリ間でのイデオロギー分裂が起きており、『マナ・マオリ・ムトゥハケ』を扇動していたマティウ・タラはマオリによる伝統的価値観を取り入れた社会主義国家を目指していたが、対するエルエラ・ティリカテネ率いる『マオリ王党』は大日本帝国のような君主を戴いた立憲君主制国家を目指していた。二人の価値観のズレは独立を達成できない最後の壁となっていた。

事態が動いたのは1952年10月7日。マティウ・タラ派のマオリ人の学生がクライストチャーチ大聖堂に立て篭もる事件が発生した。ニュージーランドにおいて戦後最大の暴動といえるこの事件はマオリの人々の中に積もっていた焦燥感や鬱憤を象徴した出来事であった。大洋州総督管轄下の陸戦隊までもが鎮圧に向かい、暴動の激化により大聖堂は炎上し倒壊。マオリと白人合わせて32人の死者を出した。

この事件を踏まえ、マティウ・タラは王党派との和解を宣言し、1952年10月17日、マオリ王であるコロキ・マフタの御前でエルエラ・ティリカテネとの会合を行った。この後、両派閥は合流して『マオリ党』を結成し、アオテアロア憲法の草案となった『オタウタヒ宣言』を公表した。そして西村総督はこの宣言を本国に送り、翌年の2月6日にアオテアロア王国としての独立が認められた。

政治

軍事

大日本帝国軍から装備を譲り受け、陸軍は歩兵師団と特殊部隊が存在し、海軍は2隻の戦艦と5隻の巡洋艦を保有している。

経済

アオテアロアではその豊かな土地を活かして農業ー特に畜産ーが盛んに行われている。輸出品の3割は乳製品が占めている。

また、青果物栽培も盛んに行われており、キウイやタマリロ、フェイジョアに甜菜といった品々がプランテーションを通して行われている。

その他

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