大東亜宣言

大東亜宣言は、広域アジア連携会議閉幕直後、大日本帝国主導に作られたアジア共同条約のアジア諸国との締結と、大東亜共栄圏の発足を宣言した出来事である。これにより、ソビエト社会主義共和国連邦との対立が深まり、日ソ冷戦が展開されるきっかけとなっていく。（詳しくは広域アジア連携会議、大東亜共栄圏を参照）

この宣言は、この会議に出席した当時日本の総理大臣である重光 葵が担当した。

この宣言の一番最初の文である「我々は今、欧米列強の落としたアジアの暗い影に日の光を浴びせる。それも、アジアと共に。」はアジア解放の象徴として、重光 葵が残した名言の一つとなった。

全文

（資料元：日本放送協会）現実では行われておりません。

我々は今、欧米列強の落としたアジアの暗い影に日の光を浴びせる。それも、アジアと共に。

欧米列強によるアジアの植民地時代は今、今まさに、終わりを迎えたと、この場で私めが日本の民、いやアジアの民に宣言させていただきます。

アジアは自由であります！これよりアジアは、この新たなる大日本帝国による広域安全保障圏である陣営により植民地から解放され、新たな独立した運命共同体として今まで我々を虐げてきた国際社会に抗議し、アジアの平和と国際的独立を揺るがす者には集団的自衛権を行使しこれに対抗する権利を保持します。これは、英米ソいかなる国も例外ではありません。

しかしながら、二度と先の英米仏との戦争のような悲惨な行為を行わず、我々アジア国民は平和を愛し、心を一つにして、激動する国際社会に真剣な眼差しで向き合うことをここに誓います。

その根拠として、我々は歴史的に、日出る日本として、アジア、特に中韓と愛し、争いのかかわりでありました。我々とアジアが愛に満ち溢れていたとき、交易によって双方に莫大な利益をもたらしていました。しかしつらい争いの時代になると、国土は燃え、荒廃し、飢饉が発生し、一揆が蔓延し、地獄のようでありました。アジアとの戦争は利益を生まなかったのです。ならば、永遠の愛に満ち溢れたアジアを実現したい。その思いで、我々やアジアの国々の誇り高き指導者はこの会議の成功を、ついに実現させました。

この愛に満ち溢れたアジア実現の証として、アジア共同条約に基づき、「大東亜共栄圏」の設立を宣言します。アジアに共存共栄百族協和をもたらす国家集合体となります。

この新たなる国家集合体がアジアを超え、世界の植民地主義から解放され、自由な社会となる少しもの助けになることを願います。

ー終了ー

この映像は日本放送協会から世界中に放映されました。（一部中略）

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