黒い精霊

山の都を興した御使いと共に居た精霊。
初出 180話あたり
初登場　278話

容姿

永久に変わらない十代前半頃の見目で胸も貧しく、大人らしい魅力には欠けていた(278話)

説明

精霊では異例の黒い色を持つ。
その色のために他の精霊から忌み嫌われ孤独にしていたところに理一郎と出会い、山の都を作るに至った。
理一郎の死後、彼の魂が世界に還れず苦しむことを知り彼を救うために転生者を呼び出す儀式を作ったが
理一郎を呼び出すことはできず、関係のない異世界人をたくさん世界に呼び込む原因となった。

異世界人の魂はこの世界からすると異物であるために、呼び出された転生者たちは、死後、世界に還ることもできず何百年も漂い苦しむこととなる。

精霊の大撤収の際、精霊側の代表となった白い精霊は彼女の片割れ。
黒の子も一緒に世界から去ろうとしたが、異世界人の魂を呼び込んだことを咎められてこの世界に取り残された。

その時に、贖罪として、世界に還ることができず苦しむ異世界人の魂を慰め、世界になじませることを白い精霊に言い渡され、異世界人の魂が集まる仕組みが組み込まれた場所へ閉じ込められた。それが現在の帝都地下の遺跡。
しかし彼女は魂を慰めることをしなかったのでひたすら苦しむ魂がそこに集まり澱むだけの場所となってしまった。

シスの解放の時に、遺跡地下へ侵入したルカと接触を図り、カレンの魂が救われるようにする代わりに外へ出してもらうよう取引をした。

かみはらさんtwitter情報：理一郎が黒の子につけた名前が”カレン”だった。