2章 教習所編 その1

ページ名:2章 教習所編

アゼ「はぁ…そういえば、免許の更新いかなきゃ…」

 

この前免許の更新の通知が来ていたことを思い出し早速教習所に向かうアゼキャット。

 

受付嬢「いらっしゃいませー」

 

アゼ「免許更新にきたわよ!」

 

免許証をさっと渡すアゼキャット

受付嬢は免許証を受け取ると確認作業に入った。

 

受付「…事故とかなさっていませんか?」

 

アゼ「してないわね」

 

受付「…おかしいですね…一件自損事故処理なさってるはずなんですが…」

 

アゼ「一回、貪欲(漆黒ボス戦の曲)流しながら運転してノリに乗ってドリフトして、電柱からぶつかって来た事ならあったけど、私悪くないわ!」

 

受付「そーですか…わかりました。一応事故は事故ですので講習受けてもらいませんと免許更新出来かねます。」

 

アゼ「なによそれ!

電柱が悪いのに私が悪いっていうの!😠」

 

受付「お客様が悪いとおもわれ無くとも規則ですので…」

 

 

受付嬢はなれた態度で淡々と対応していく。

その時アナウンスが流れる。

 

ピンポンパンポーン

???「えー、これから違反者講習を行う。

対象者は講習場までくるのじゃ」

 

アナウンスが終わると受付は続ける。

 

受付「もうそろそろ講習始まりますのでご参加されませんと免許お渡しできかねますが、どういたしましょう??」

 

アゼ「ぐぬぬぬ!わかったわよ!受ければいいんでしょ!受ければ!やってやるわよ!

s字クランクでも、ドリフトでも、マグナムトルネードに、溝落とし、なんでもやってやるわよっ!!(ʘ言ʘ╬)」

 

アゼキャットは肩を揺らしながら講習場に向かうのだった。

 

ーーーーーーー

 

 

講習場にむかうと、人だかりが出来ていた。

教官と思わしき長身の男性がアゼキャットを確認すると、声をあげる

 

???「これでみな集まったようじゃな。

ワシはヴァハルトという者じゃ。

これから、皆の講習を担当させてもらう。」

 

ヴァハルトと名乗った教官は続けて講習の説明にはいった。

 

ヴァハルト「それでは、講習の内容を説明する。

これから皆にはレースをしてもらう!勝った人は免許証を返却しよう!」

 

アゼキャットはバヌが豆鉄砲を食らったような顔になった。

 

アゼ「レースぅ!?なんでレースなのよぉ!?」

 

ヴァハルトの胸倉を掴み問いただすアゼキャット。

 

ヴァハ「なんじゃ?文句あるのか??

あるなら辞退してもらっても構わんぞ。

但し、無免許になるがのぉ」

 

そう言うと手を払い、パンパンと埃を払う仕草をするヴァハルト。

 

ぐぬぬと歯を食いしばるアゼキャット。

あとでノートに書くために名前をメモっておこう。

そう思いつつ 

渋々同意した。

 

ヴァハ「では、みな今から配るカードの番号のコースに車に乗って並んでくれなのじゃ。」

 

それぞれカードを配るヴァハルト

 

アゼキャットは受け取って中身を確認すると中には1番とかかれていた。

 

ヴァハ「では10分後にレースを開催するので、乗車後、番号のコースに集合じゃ!」

 

 

ーーーーーーー

 

バヌ「始まりました!違反者講習グランプリ。

免許更新を掛けた熱き戦いが今走りだそうとしています。

実況は私、ペルソナと、解説はヴァハルト教官にお願いしていただいております。」

 

ヴァハ「よろしくじゃの」

 

バヌ「では早速レース出場者の紹介をしていきます。

まず一番コーナー。アゼル。登録車名【ネコバス】

違反内容は速度超過に居眠り運転の衝突事故ですね」

 

ヴァハ「車種はいいチョイスかもしれんの。

一節では、樹木自動回避システム搭載で樹木が勝手に避けてくれて、風のように早いと聴く。初出場ながら優勝も狙えるかもしれん。」

 

バヌ「コースにそのシステム生かすところあるんでしょうか?」

 

ヴァハ「ノーコメントじゃ」

 

バヌ「では続いて2番コーナー

ドライバーは、アリスタチバナ

登録車名【三輪車】

違反内容は、なで逃げですね。」

 

ヴァハ「毎年、アリス殿はでているが、

三輪車はいつもどおりトップスピードはないが、小回りは非常に効く。その部分をどう活かすかにかかってるのぉ」

 

バヌ「今年度のインタビューしたところ

『なんで、いつも撫でられてるだけで違反者扱いなんですかねっ!!Σ( ̄□ ̄;)』

とのことでした。」

 

ーーーー

 

バヌ「変わって3番コーナー

ドライバーは、キングマコト

登録車名【イタ車】

違反内容は、公然猥褻罪。

 

イタ車ということは、あのアニメキャラで塗装している車でしょーか?」

 

ヴァハ「よくみてみるといい。ほれ、」

 

バヌ「あれは…木の板ですか!?

そこに車輪がついて…」

 

ヴァハ「"痛車"ではなく、"板車"じゃ。

元々痛車もイタリア車からきているがこれはまた別方向からのアプローチで奇抜なデザインじゃの、芸術点は高いと見る

しかし、あの徹底的に軽量化されたボディ

何処まで加速できるか見ものじゃな」

 

バヌ「はい、まさか芸術点まであるとは驚きです。

ちなみに一言インタビューでは、

『裸族の俺はすべてを脱ぎさる!』

だそーです。」

 

 

バヌ「では次の4番コーナー

ドライバーは、アルマ

登録車名【風雲再起】

違反内容はドライブスルースルーですね。

にしても、乗車ではなく、あれは乗馬では…」

 

ヴァハ「一応道路交通法では馬は車両扱いじゃからな。セーフじゃ」

 

バヌ「ま、まぁ、そういう事ならそれはいいでしょう。ですが、ドライブスルースルーとは??」

 

ヴァハ「手元の資料によると、アルマ殿はマックのドライブスルーを馬で行ったところ受け入れられず、腹を立てた腹いせにドライブスルーをスルーするという悪質な行為を複数回働いたそうじゃ」

 

バヌ「なんか、いろいろすごいですね。

創造主の発想が恐ろしいです。

という事で一言ですが、

『モスではOKだったのに!』

だそーです。」

 

 

ーーーーー

 

バヌ「5番コーナー参りましょう。

ドライバーは、リーファ

登録車名【婆亜紗綾車(バーサーカー)】

違反内容は、煽り運転ですね。」

 

 

ヴァハ「リーファ殿も一応常連じゃ。

いつもはアリス殿とは逆にストレートが得意で爆走する姿はまさにバーサーカーじゃ」

 

バヌ「なるほどー

テクニックが求められる部分でどうカバーするか見ものですね!」

 

ヴァハ「そうじゃの。彼女はカーブだろうがなんだろうが「真っ直ぐ行ってぶっ飛ばす」が心情じゃからの」

 

バヌ「ちなみに、今年度の一言は

『今日はOFFの日なので淑女らしく、お淑やかに走りますことよ。オホホホ』

だそーです。」

 

ヴァハ「ワハハハww

いい冗談じゃなw

いつもお淑やかと程遠いんじゃがなっw」

 

ダダダダダ、(何かが走ってくる音)

バタン!!(ドアを蹴破る音)

 

ヴァハ「ん!?

なんじゃ、お前!お前はレース場にいたんじゃっ!

よせっ、よさんかぁ!離せぇ

あ、あ、あぁぁぁぁ……」

 

 

バキバキドカドカ…(ご想像におまかせする音)

 

 

 

ガチャ…

パタン…(ドアが静かに開きゆっくり閉じる音)

 

 

ヴァハ「彼女は大和撫子じゃ。(●__(#)」

 

バヌ「……では、気を取り直しましょう。」

 

ーーー

バヌ「6番コーナーです。

ドライバーは、ゲンナ

登録車名【軽トラ)】

違反内容は、車検切れ運転です。

ずいぶんとオーソドックスな車種ですね。」

 

ヴァハ「軽トラは軽自動車扱いながら積載量が大きく小回りも聞く、

農作業、建築、幅広く使われてる優秀な車じゃっ!」

 

バヌ「今回のレースの強みはなんでしょう!?」 

 

 

ヴァハ「いろいろ素材や道具を乗せられるじゃろ?

ということは、どんなところでクラフトができるということじゃ!」

 

バヌ「クラフト…レース中になにかできるのでしょうか…

ということで一言ですが、

『ハウジング、家具、ほしい方はドシドシ言ってね!』

だそーです。」

 

ヴァハ「なにか、宣伝かなにかと勘違いしておらんかの?インタビュー」

 

 

ーーーーー

 

バヌ「7番コーナーです。

ドライバーは、ノヤ

登録車名

【ダッシュルートメーターブレイクルプス】

違反内容は、のろけ運転ですね。」

 

ヴァハ「それぞれの頭文字を取って、通称ダルメルじゃな」

 

バヌ「あれも、馬の一種というカウントだからいいんでしょうか??」

 

ヴァハ「そういことじゃ。

だが甘く見てはいかんぞ、

あの長い首を前後に大きく振る事によって生まれる遠心力を利用した加速は目を見張るものがある。

あの走法をどこで使ってくるかが見どころじゃな!」

 

バヌ「なるほど、長い首も伊達ではないということですね!

では、一言ですが

『僕が一番上myくダルメルを使えるんだ!』

です。」

 

 

バヌ「そして8番コーナーです。

ドライバーは、マボ

登録車名

【ショーボー車】

違反内容は、器物損壊、道路を壊したんですかね?

初出場です!」

 

 

ヴァハ「見た目は消防車じゃが

昔から赤い機体は早いと言われておる。なにかしらのギミックが内蔵されてもおかしくなかろう…」

 

 

バヌ「今大会のダークホースとなりそうです!

ですが本当のホースは何匹かいます!

では一言ですが

『そこいらの俗物のドラテクと私のドラテクを一緒にしないでもらいたいデス!』

だそーです。」

 

ヴァハ「意気込はヨシ!」

 

 

バヌ「そして9番コーナーです。

ドライバーは、アステラ

登録車名

【戦車】

違反内容は、違法改造ですね。」

 

ヴァハ「これも見た目は戦車じゃが…

資料によると、なにかしらの違法改造を施したとか…

うーむなんじゃろなぁ?

だがあの形…砲身部分が上がりそうな、手がでてきそうな…??」

 

バヌ「あの〜砲弾とか打つんですかね?」

 

ヴァハ「そこはドライバーの良心にまかせておる」

 

バヌ「では一言ですが

 

「一発あれば十分です!」

……

撃つ気まんまんじゃないですかっ!」

 

 

ヴァハ「そこはドライバーの良心にまかせておるッ!!」(ドンッ!!)

 

ーーーー

 

 

バヌ「では、今大会最後の出場者です!

ドライバーは、マモ

登録車名

【神輿】

違反内容は、人身事故。

どうやら、道路で白くて眠そうな人を轢いたらしいですね」

 

 

ヴァハ「一人では担げないのでお助けとして、ナマズオ達をつれているのぉ。

あのナマズオ達を何処まで上手く使えるかにかかっておるな。

良きチームワークに期待じゃ!」

 

バヌ「おっとぉマモ選手、

今、一匹蹴りましたよ、ナマズオを。」

 

ヴァハ「一種のスキンシップじゃろう。」

 

バヌ「なにやら揉めてるようですが、マシントラブルですかね?

なにやら法被が気崩れてるところにご立腹のよーですねっ!

 

ヴァハ「身だしなみは大事じゃからな。」

 

「とりあえず、一言を紹介します。

『祭りと聞いて参加しました。』」

 

 

バヌ「以上が、今大会出場者でした!

さぁまもなく始まります、教習所レース!免許証は誰の手に!」

 

ーーーーーーー

 

バヌ「全マシンスタート位置につきまして、

スタートをいまやいまやとまちわびております。」

 

ヴァハ「みな、マシン音が響いておるな!」

 

バヌ「一部動物の嘶きがきこえますが…

おっと

いま、レースクイーンのことりんがチェッカーフラッグを持ってきました!」

 

ヴァハ「今日はおじいちゃんの方じゃな。」

 

 

バヌ「そして、中継として、ライラ&ターニャがヘリで上空から路面の状況やレースの状況を撮影してくれます!」

 

ヴァハ「実況席からだと見えんことが多いしの重要じゃ」

 

バヌ「おっ、今、チェッカーフラッグがきられるよーです!」

 

3…

2…

1…

 

スターートーーーー!!!

 

バヌ「今、いっせいにスタートダッシュしました!

一人飛び抜けたのは…

やはり、リーファ選手だあぁ!」

 

ヴァハ「さすがストレートは最速じゃの」

 

バヌ「今第一コーナーに差し掛かろうとしています!」

 

ーーーー🔄🔄

 

リーファ「今日は私が一番ゃ…ですことよ!

これだけ飛ばせば後続とは、だいぶ離したでしょー

…って

!?!?このコーナーはっ!」

 

ーーーー

 

 

ヴァハ「第一コーナーは、連続s字クランクじゃな

ちなみに、一応講習じゃから、コースアウトしたら失格じゃな。」

 

バヌ「リーファ選手、トップを独走と思いきや、

ここで失速!

後続との距離が縮まってきているぅー!!」

 

ーーーー

 

リーファ「くぅ…連続s字なんて、きいておりませんことよ!」

 

マボ「これだから、俗物は!1手2手先をかんがえないからダメなのです!!」

 

リーファ「ま、マボ!?」

 

苦戦するリーファを

華麗なコーナリングで抜き去っていく消防車

 

マボ「そして、これがダメ押しの一手なのです!!くらいやがれデス!」

 

消防車に取り付いている放水ホースが後方へ向く

 

ーーーー

 

バヌ「おーーっと、あれはーー!

マボの、消防車の放水ホースから赤い液体が出てきたぁあーー!なんだあれ?

ライラさんアップアップ!!」

 

ーーーー

 

上空では、

ターニャが操縦するヘリからライラがコースの状況を撮影しモニターに写していた。

 

 

ライラ「ちょっと待って、たにゃん!もっと近づいて!」

 

ターニャ「これ以上はあぶないって!

ズーム機能あるでしょ!!」

 

ライラ「あっ、そっか!ハイテク(^∇^)ノ」

 

ーーーー

 

ズームに写し出された路面には赤い所々に白いものが混じってる液体が映し出された。

 

 

ヴァハ「あれは…麻婆豆腐!?」

 

 

ーーーー

 

麻婆豆腐を塗りたくられた路面に見事に突っ込むリーファ

 

リーファ「なんやてぇぇぇえええ!!(ʘᗩʘ’)」

 

\キキー!/クルクルクル!🔄🚗🚘🚗🚘🔃

 

そのままスピンしコースアウトするリーファ

 

マボ「これが、麻婆豆腐の力っ!

コーナー中にこのレース用麻婆豆腐を踏んで普通に走れる車はいないのデス!」

 

その光景を後ろで見ていてほくそ笑んだのはゲンナ

 

ゲンナ「ふむふむ…こんなこともあろうかと!( ॑꒳ ॑ )」

 

ーーーー

 

ヴァハ「おっと、ゲンナ殿がなにかクラフトしておるな」

 

バヌ「あれは、モップ!?

軽トラのまえに取り付けて」

 

ーーーー

 

ゲンナ「絶対誰かが路面になにかしらしてくると思ったからなぁ〜ならばっとおもって用意しておいたのだっ( ॑꒳ ॑ )」

 

軽トラが走るコースラインはキレイに清掃されている

 

マボ「便器に吐かれたタンカスの癖に、余計なことをデス!」

 

 

ーーーー👇

 

バヌ「みな、ゲンナ選手が作った道の上を慎重にコーナリングしていきます!」

 

ヴァハ「うむ、まぁそのほうが変に麻婆豆腐踏まなくてすむからの」

 

ーーーーーー

 

タニャ「ん?ららちゃん!あそこ、すごい上手いコーナリング!」

 

ライラ「えっ!?どごどこ!?

あれか!ズームin!!🎥」

 

ーーーー(実況席)ーー

 

バヌ「おおっと、ここでスゴイコーナリングを見せるドライバーが映された!!!

 

タチバナアリスだぁー!」

 

ヴァハ「すごい、コーナリングじゃ!誰よりも上手くキレイにs字クランクを曲がっておる!」

 

バヌ「ですが

 

……

 

最下位はかわらずですね」

 

ヴァハ「速さが足りない!!」

 

〜〜〜

 

 

バヌ「さぁ、各選手s字クランクが終わってまたストレートに入っていきます!

が、途中、坂道があります!

どう攻略するかではありますが…」

 

ヴァハ「その前に麻婆デスロードをどう攻略するかじゃな。

抜きたくても麻婆豆腐を撒かれ追い抜きを阻止されるし、

そして、定期的に撒かれた麻婆豆腐は

ゲンナ殿の後ろを走らないとまともに走れん。」

 

ーーーー

 

マボ「麻婆豆腐が拭かれる事はタンカスのせいで想定外ではありましたが、追い抜かれなければイイのです!

このままトップを維持なのです!!

マッボッボッボッ(笑い声)」

 

マボが高らかに宣言したが、

それを良しとしない人物がいた

 

???「照準ょぉーし!…

ってぇーーー!」

 

 

ズドォォォン!💥

 

 

マボ「マっ??」

 

 

バゴォォォォン🔥💥🔥

 

 

 

マボ「マボァァァァー!」

 

突如として、消防車は爆炎に包まれた。🔥

 

ーーーーー👇

 

爆撃の余波は空撮してるヘリも襲う

 

タニャ「あぶないっ!」

 

ライラ「うわぁぁ!落ちる!!」

 

タニャ「爆風で機体制御があっ!」

 

ライラ「それでも撮るのがSS魂!!」

 

ーーー(実況席)ーー

 

バヌ「おっと、マボ選手唐突な爆発に包まれたぁーー

地雷ゾーンでもあったのですか?」

 

ヴァハ「いや、あの爆発が起きる前なにかの発射音がしたぞ」

 

バヌ「えっ!ってことは…まさか、砲撃!?」

 

ヴァハ「砲撃したところが映ってないからなっワシは知らぬ」

 

ーーーーー(時を遡ることレース開催前)ーーー

 

???「ヴァハルト教官」

 

通路をあるいていたヴァハルトをその人物は呼び止めた。

 

ヴァハ「お主は…アステラ!」

 

アステラ「教官、こんどの講習私の行う行動見逃してもらいたい」

 

ヴァハ「なにを言っておる?そんなアンフェアなことできんぞ?」

 

アステラ「これでもですか?」

 

アステラは手に持っていた小包を開けヴァハルトに見せた

 

ヴァハ「そ、それは…MGのF91ダブルヴェスパー!しかも細部まで塗装されておる!」

 

アステラ「これは、ミオウさんに特別に作らせた物…これを上げるといったらどうします?」

 

 

ヴァハ「ぐぬぬぬ……レースは結果がすべて…貴様自身が勝たねば意味はないぞ」

 

アステラ「いいですよ…私がやることに目をつむってくれさえすればね…(ニヤリ)」

 

 

ーーーーー

 

アステラ「あたった!あと何匹当てるかなー😘」

 

ーーーー

 

ヴァハ(流石に戦車を持ち出した時はどうしようかと思ったのじゃがホントに打つとは…

だがこれを目を瞑るということは、他の選手にも、カメラに写ってなければ何やってもいいということになるぞ…さぁどーする?)

 

ーーーー

 

 

??「へぇーあれもいいんだ?」

その光景をみて

ほくそ笑む一人の出場者が居た

 

ーーーー

 

 

バヌ「マボ選手がふっとばされて、先頭が、坂道コースに入ろうとしています。

今トップを走っているのはアステラ選手、ゲンナ選手がつづく!

その後ろをイタ車が走る!」

 

ヴァハ「戦車は坂道にも強いからの、更にアステラ殿が、有利じゃ

逆にイタ車は板じゃから苦しいのぉ…

坂道になれば別じゃが」

 

👇

ーー(上空にて)ーー

 

ライラ「あーの戦車、こっちまで巻き込みやがってぇ〜」

 

ターニャ「でも、他の人たちが黙ってみてるわけ無いよね

今のところ大人しい動物達もなにか狙ってるかも?」

 

ライラ「そーだよねぇ〜…

 

ムムム!

 

あれはっ!スクープ!!」

 

ーーーー

 

バヌ「おっとー!いま映し出されているのは…ゲンナ選手です!

軽トラの先端からアンカーが!

それを戦車にくくりつける!!

これは、反則では!?」

 

ヴァハ「他者を直接破壊しにいくのは反則じゃ。

今のは攻撃してるわけではないからのぉ〜

牽引車というカデゴリもあるしの」

 

ーーー

ゲンナ「即席アンカー!上手いことひっかかったぞ〜

あとは戦車に引っ張ってもらおう!( ॑꒳ ॑ )」

 

悠長なゲンナに対し

嘲笑するアステラ

 

アステラ「バカめ!カメラは今あなたをズームして写してる!ということは打ち放題!

それにアンカーがあなたを固定してるよーなもんಡ ͜ ʖ ಡ」

 

砲身が後ろを向き、狙いを定める。

 

誰もが打たれると思った。

デスロードを攻略されたマボは恨んでいるので、タンカスが消されて良い気味だと思ったに違いない。

アゼルは寝むいので、そもそも寝ること以外考えない。

 

 

 

だが、その時!

 

 

アルマ「この瞬間を待っていたんだぁーー!(✧Д✧)」

 

アルマがここぞとばかりに叫ぶ!

👇

 

 

アルマは、

近くを走っていた神輿の右後ろのナマズオを思いっきり前へけっとばした

 

ゲシィッ‼️

ピューーーーン!💨

 

マモ「あ゛ーー!私のナマズオぉー!!😭」

 

 

ナマズオはキレイな弧を描き、戦車の砲身に吸い込まれていった!

 

ナマズオ「ギョギョー!🐟」

 

ズボッと砲身にハマったナマズオがジタバタする

 

異常に気づいたアステラは慌てふためく。

 

アステラ「えっ!なんか詰まってる!?発射を…と、止められない!💦」

 

バカ゛ァァァーーん💥💥

 

次の瞬間、

戦車の砲身が勢いよく弾け飛んだ!

 

アルマ「これで砲撃はできまい!⊂((・▽・))⊃

人の免許返納の邪魔するやつは馬に蹴られて地獄におちるんだ!」

 

マモ「地獄送りにされたのは私のナマズオー!( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )」

 

ーーー

ライラ「あっ軽トラ撮ってる間になんかいろいろと…」

 

ターニャ「ナマズオが粉微塵に…」

 

ライラ「せっかくのシャッターチャンスがぁ(ノД`)」

 

ターニャ「いや、さすがにグロテスクすぎて、映像は写せないと思う…」

 

 

ーーー

 

バヌ「おっとぉー!マシントラブルですかね??

トップを走る戦車から煙が出ています」

 

ヴァハ「どうやらそのようじゃが、

見たところ、砲身部分の異常じゃな。

本体の走行には問題ないじゃろ。

だが、あーなると、ただ悪路を走破しやすいおっきいだけの車じゃ」

 

 

ーーーー

アステラ「たかが、砲塔がやられただけだ!

でも、こーなると砲撃は諦めて牽引しながら行くしかない😭」

 

 

戦車は坂道を軽トラをひっぱりながら登っていく

 

ゲンナ「らくちん( ॑꒳ ॑ )」

 

ゲンナがアステラに引っ張られて進むのを任せてゲンナはふと周りの様子が気になり後ろを振り向くと

 

ゲンナ「あれ?いつのまにか後ろにロープが?」

 

そのロープをたどっていくと…

 

 

 

ーーーーー

 

ライラ「よく見たらあの軽トラもなにか引っ張ってる…」

 

ターニャ「あれは…板車!」

 

ライラ「いつのまにアンカー付けてたの!?」

 

 

ーーーー

マコト「牽引されるのは一人だと思わないことだねっ!」

 

ゲンナ「たしかーに🤔」

 

アステラ「二人とも結局私に引っ張られてるだけじゃんっ!」

 

 

マコト「そして、勝手に引っ張られるから後ろにもこんなことができちゃう」

 

マコトは板の上で後ろを振り向きおもむろになにかを懐から取り出した

 

ーーーー

バヌ「マコト選手なにかを取り出して構えたー!

あ、あれは…

 

火炎放射器!!🔥」

 

ヴァハ「あれで何する気じゃ!?

ま、まさか…」

 

 

ーーーー

 

マコト「汚物は消毒だぁーーー!」

 

マコトは後ろにむかって火を放つ!

 

火が後方グループに迫りくる!

 

アルマ「この瞬間を待っていたんだーー!😡」

 

風雲再起が再度ナマズオをロックオン

 

 マモ「あ、まっまって!!これ以上いなくなると持てな…」

 

ゲシィっ❗❗

 

マモー「まあ゛ーーーー༼;´༎ຶ ۝ ༎ຶ༽」

 

再度マモのナマズオが蹴っ飛ばされて

火炎放射器の射線に入る

 

またたく間にナマズオは丸焼きにされてしまった。

 

 

ノヤ「…じゅるり」

 

 

ーーーーー

 

ライラ「ナマズオが焼かれた!

美味しそう…」

 

ターニャ「そんなこと言ってる場合じゃない!

次は人が、焼かれるよ!(ꏿ﹏ꏿ;)」

 

ーーーー

 

マコト「砲撃も大丈夫なら火炎放射しても問題なしでしょ〜ww

さぁ、次は誰がやかれるう!?」

 

 

マコトの火炎放射器が後続車に向き今まさに火をふこうとしていたっ

 

 

ーー(実況席)ーー

 

バヌ「あぁー!殺戮劇がぁ💦

あ、あいつ、どんな物騒なこと考えてるんだぁー!」

 

ヴァハ「じゃが…カメラに写ったからの

これは失格じゃ」

 

バヌ「えっ!?」

 

ヴァハルトは指をパチンっとならした。

 

ーー(レース場)ーー

 

マコトは狙いをつけようとしたその時ーーー

 

???「ダメダメ反則はダメダメ🙅」

 

マコト「んん?えっ!?誰!?」

 

マコトは目を疑った!

腕を交差してバツの字をだしながら並走する人がいたからだ!🙅💨

 

やまびこ「あからさまに対人を攻撃する行為は反則です!!」

 

やまびこはそのままクロスチョップの構えに入る。

 

マコト「な、なんだ!お前!ナマコみたいな雰囲気出しやがって!」

 

マコトは身構えたが、もう遅い。

その構えのまま、走る勢いでマコトに襲いかかる…!

 

マコト「マッゴァー!(ʘ言ʘ╬)」

 

 

ゴロゴロゴロ…🔃🔄🔃🔄

 

そのままもみ合いながら二人はコースアウトしていった。

 

 

ーー(🎤)ーー

 

バヌ「……なにあれ?」

 

ヴァハ「罰則執行者やまびこじゃ。

あのあとはポリクマが連行して矯正施設送りじゃな」

 

バヌ「えぇっと、つまり反則するとあーなると」

 

ヴァハ「そういうことじゃ。346カンパニーが仕切る以上ルールは守って貰わねばな」

 

バヌ「あの戦車は?」

 

ヴァハ「ぺるそな殿は自分の見ていないところで寝てるアゼル殿を起こせるか?」

 

バヌ「起こせません…というかそのまま寝てくれていいんですが༼ᴼθᴼ༽」

 

ヴァハ「つまり、そーゆーことじゃ」

 

バヌ「どーゆーことだってばよ༼ᴼθᴼ༽」    

 

 

ーーーー

 

アステラ「これはかえって、砲塔潰れて良かったかもしれない😥」

 

 

そうつぶやくアステラは前を振り向きコースの前方を見る。

上り坂の頂点がすぐそこまで迫っていた。

 

もう少しで下り坂が始まる。

 

 

アステラ「もうそろそろ頂上…ならばっ!」

 

アステラは機内のスイッチを押す

 

 

ーー🚁ーー

 

ターニャ「ん!?トップの戦車に動きが…!?

 

ライラ「えっどれどれ!?…

 

あっ!

 

砲身の根本から上半身がせり上がったぁ!?」

 

ーー🎤ーー

 

バヌ「変形したっ!」

 

ヴァハ「やはり、あれはヒルドルブ!(グーグル検索推奨)」

 

バヌ「出てきた上半身の腕で、

軽トラとの牽引アンカーを引きちぎりました!」

 

ヴァハ「あーなっては、アクセル踏んでいない軽トラ真っ逆さまじゃ!

慌ててアクセル踏んでも暫くは加速せんはず」

 

ーー🚗ーー

ゲンナ「あっちもまだ奥の手を持っていたのかぁぁぁぁ(; ꒳ ;)」

 

あわててアクセルを押そうとするも自動アイドリングシステムが災いして、すぐに発進しない。

 

つまり、軽トラは上り坂を滑落していくことになる。

それは他のドライバーにとっても障害物が急に現れたことを意味する。

さの被害はまず

後方に位置していたアルマにも及んだ!

 

が…

 

 

アルマ「よっと」

 

風雲再起は軽トラを軽々と飛び越す。

 

ノヤ「焼きナマズオうまうま(´~`)モグモグ!」

 

先程手に入れた焼きナマズオをたべながら

ダルメルは軽トラをなんとか飛び越す。

 

アゼル「zzz…😴」

ネコバス「ニャー!(ΦωΦ)」

 

ネコバスは軽トラをなんなく飛び越す。

 

 

マモ「今度は、軽トラ!Σ(◎o◎)

 

んぎゃんゴォーーー(ノ*0*)ノ」

 

ドゴォーーン💥💥

 

神輿は軽トラに巻き込まれ滑落していった。

 

アステラ「動物組はやはり避けるか!小賢しい!」

 

アステラは、吐き捨てるように舌打ちし前を見据えた。

 

戦車は頂上に到達しようとしていた。

 

ーーーーー

 

 

 

    

 

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