カルテット!

テンプレート:出典の明記映画『カルテット!～Quartet!～』は、浦安市在住の作家・鬼塚忠が浦安を舞台にした物語をと書かれた、同名小説「カルテット!」を原作とした映画作品。

概要[]

千葉県・浦安市。東京ディズニーリゾートがあるこの地区は、市になって平成23年度に30周年を迎えた。その記念として市民が一丸となって制作した映画、それが、映画『カルテット!』です。ロケのほとんどを浦安市で行うため、様々な撮影準備を進めていた最中に東日本大震災が発生、浦安市はこれにより市域の86％が液状化被害を受けた。本作も制作が危ぶまれたが、被災された市民を含め700人以上がエキストラとして参加するなど、多くの人々の復興を願う気持ちが映画に息を吹き込み、来年、ようやく完成を迎えた。映画本来がもつ、逆境に負けずに明日を夢見るハートウォーミングな物語もさることながら、たくさんの人々の大きな愛に包まれた映画となった。

ストーリー[]

テンプレート:ネタバレ永江開（高杉真宙）は千葉県浦安市に住む中学生で、将来を有望視されているバイオリニストの卵。音楽教室の千尋先生（田中美里）からは、「自分の音を早く見つけなさい!」と言われたけど、自分の音って何なんだろう？早くもっと上手くなりたい…開の頭の中は音楽で一杯！の筈だが、彼は一向に音楽に集中出来ずにいた。
理由は家族である。

永江家は、父、直樹（細川茂樹）がピアノ、母、ひろみ（鶴田真由）がチェロ、そして姉、美咲（剛力彩芽）はフルートを演出する音楽一家……だった。
しかし、音大在学中に学生結婚した直樹とひろみは、生活のために音楽家の道を諦め、高校生の岬は、才能溢れる弟へのコンプレックスと自分を認めてくれない両親に反発し、音楽を投げ出してすっかりドロップアウト気味。音楽一家というのも、遥か昔の話だ。更に追い打ちをかけるように直樹が会社をリストラされたことで、永江家は崩壊寸前だった。今はひろみが浦安の魚市場に働きに出、直樹は主夫として家庭に入っているが、立場の弱い直樹は家族をまとめることが出来ず、4人の関係は以前にも増して不調和が鳴り響いていた。

ある日、中学校から帰宅した開はピアノの音に気付く。そっと音のする方へ向かう開。埃をかぶったピアノの前で、昔の家族写真をじっと見つめる直樹がいた。笑い声が絶えなかったあの頃に戻りたいと思っているんだ……。
父は寂しそうな姿を見て、開は決心する。
今は家族が一つになることこそが大事。それには、家族カルテットを結成し、もう一度皆で演奏するしかない!

壊れかけた家族が再び元に戻るためだけではなく、自分の将来のためにもと奮闘する開。しかし、事は簡単に進まない。
何度も繰り返される必死な開の説得に、直樹が、ひろみが、そして美咲が次第に心を開き始めた矢先、ひろみの大学時代の友人で直樹のかつてのライバル、北原隆（東幹久）がひろみの元を訪ねる。北原は世界的な指揮者、秋山和慶のコンサートのプロデューサーになっていた。開の演奏を聴いた北原は、ひろみに提案を持ちかける…。

果たして、家族は再びカルテットを組むことが出来るのだろうか?

作品情報[]

キャスト[]

• 永江開 - 高杉真宙
• 永江美咲 - 剛力彩芽
• 永江直樹 - 細川茂樹
• 永江ひろみ - 鶴田真由
• 千尋先生 - 田中美里
• 北原隆 - 東幹久
• 渡辺雄介 - サンプラザ中野くん
• 柳川卓 - 上條恒彦
• 柳川陽子 - 由紀さおり

スタッフ[]

• エクゼクティブ・プロデューサー - 柳内光子
• 原作・脚本 - 鬼塚忠
• 監督・脚本 - 三村順一
• 音楽 - 渡辺俊幸

主題歌[]

• mihimaru GT『One Time』

主題歌「One Time」は、本作のために書きおろした新作。

出典[]

リンク[]

• 映画版公式サイト

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