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ネッサの戦いはエンドリム北西部の惑星ネッサを中心とした大戦期前期の惑星規模紛争。USU側からはCOSSとの戦争に関係する小規模な紛争であるがネッサの国家からネッサ戦争と呼ばれている。混乱期末のUSU北部侵攻に続く大戦期中の第4次北上作戦によって勃発した。
ネッサ戦争 | |
---|---|
戦争: USU北上作戦 | |
時期: 大戦期前期 | |
場所: ネッサプライム星系 | |
結果: 講和 | |
交戦勢力 | |
USU (宇宙航空艦隊群) (惑星地上軍) (宇宙海兵隊) ウォーレンス州軍 ニューホープ州軍 コキットラン州軍 | ネッサ連合 ネッサ解放戦線 COSS支援隊 COSRネッサ支軍 USU離脱部隊 反USU武装市民 |
司令官/指揮官 | |
ロバート=シングルトン サモン=トラウトマン ディーゼル=カーン | テム=ハルバートン エドガー=ランボー アサマ=サンソン |
戦力 | |
宇宙艦艇4,289隻 陸上戦艦231隻 車輛約1,450,000台 CT約880,000機 | 宇宙艦艇3,170隻 陸上戦艦2隻 車輛約200,200台 CT約133,300機 武装一般車両 武装WT |
損害 | |
✝宇宙艦艇377隻 ✝陸上戦艦51隻 ✝車輛920,211台 ✝CT434,081機 ✝兵員1,725,396名 | ✝宇宙艦艇2,272隻 ✝陸上戦艦2隻 ✝車輛72,408台 ✝CT47,012機 ✝兵員472,834名 ✝武装車輛約700,000台 ✝武装WT約650,000機 ✝非正規兵約2,600,000名 |
惑星ネッサ内の国家は大戦期の直前にUSUとCOSS間で戦争が始まって以来、戦争を避ける為にCOSSから脱退していがUSUは兵站航路の安全確保とUSSSRへの攻撃の為にエンドリム北西部およびアウタースペース北西部の国家をしばしば制圧しており第4次北上作戦の際にはネッサもその対象の一つとなった。
ネッサ連合は周辺星系の惑星が無血占領された為にネッサ連合も同様にUSU政府と競技して戦争を避けようとしたがUSU政府は埋蔵資源の開発権の掌握、USU北東方面軍は兵站航路の確保と新兵の実戦慣らしの為に不条理な要求を提示してあえてネッサ側を戦争に誘導した。ネッサ内では勝つ見込みの無い戦争との予測から無条件降伏を求める声もあったが結果的に戦争は回避されず戦闘が行われた。USU北東方面軍配下のネッサ制圧混成軍は軌道爆撃と軌道降下によって軍事施設、インフラ設備、都市を迅速に制圧しネッサ連合は降伏を宣言したが制圧軍のCTの誤射事故によって死亡しネッサの住民や軍の武装蜂起を誘発させた。更に懲罰部隊内での兵の離脱やCOSS義勇軍の支援が始まりネッサ全土が灼熱の中で延々とゲリラ戦の続く戦場とかした、増援部隊も動員されたが制圧軍は戦況の悪化を防げずUSU北東方面軍は犠牲と損害に対してネッサの価値は重要ではない強制的に撤退指示を出した。
この後のネッサでは復興が進められたが裏ではCOSS義勇軍の拠点としても再整備され後々の北部戦線を支える1つの柱となっている。一方のUSU軍はディーゼル=カーン少佐とその祖父のブライアン=カーン議長、およびカーン一家と一部の軍艦部の関係が問題に取り上げられカーン議長は辞職し、カーン少佐は西方面軍転任した。実際にはカーン一家が関係する軍やセクターが重なった事は偶然であり意図的なものではなかった為に証拠不十分として罪は問われなかった。
侵攻作戦に動員されたUSU北東方面軍の兵員数とそれに反抗したネッサ連合及びCOSS義勇軍の兵員数には大きな差があったがネッサ解放戦線といった非正規戦力も含めば数値上の差は少ない。
ネッサ制圧混成軍は惑星ネッサの制圧作戦に全軍から戦力を集めた混成部隊である。制圧軍の最高司令官には宇宙艦隊群北東方面軍のロバート=シングルトン准将、副官に地上軍のサモン=トラウトマン上級大佐、また宇宙艦隊群北東方面軍のディーゼル=カーン少佐に特務指揮官の任が与えられており全体への指揮権を持っている。特務指揮官には退役軍人らがオブザーバーとして補助をしている。
投入された戦力は宇宙艦艇4,289隻、陸上戦艦231隻、車輛約1,450,000台、CT約880,000機
USU宇宙航空艦隊群[]宇宙航空艦隊群北東方面軍からはネッサの宇宙戦力の低さから戦闘艦隊を送らず、いくつかの輸送艦隊とその護衛艦隊、第7北東方面軍第72艦隊群第424994惑星爆撃艦隊が作戦に参加している。非常に少ない艦隊だったが早期に艦隊戦を終えたために戦闘艦は少ない。惑星ネッサとネッサの月の宇宙港では発着可能なドックやターミナルの不足から補給のためにしばしば別の星系の基地まで撤退している。宇宙艦艇3528隻(戦艦9隻、巡航艦130隻、駆逐艦907隻、フリゲート1,217隻、軌道爆撃艦178隻、降下艦765隻、輸送船310隻、ドック艦12隻)1個CT師団(9,000機)。
USU宇宙海兵隊[]海兵隊北東方面軍からは一部の宇宙艦艇と軌道強襲降下部隊、降下艦隊、惑星爆撃艦隊が参加している。実戦経験が豊富なベテランを中心に新兵を振り分けて同行していた。軌道降下による制圧任務後は陸軍に管理を任せて別の任務へ移行した。宇宙艦艇363隻(フリゲート102隻、軌道爆撃艦47隻、降下艦214隻)6個CT師団(66,000機)。
USU惑星地上軍[]地上軍からは脱走兵および軍規違反者によって構成された懲罰部隊と通常部隊が参加している。通常部隊は多くの新兵が所属していたが補助のためにベテランパイロットらも多く配属された。陸上戦艦231隻、車輛850,000台、2個CT懲罰連隊(5,000機)、8個CT戦術師団(500,000機)。
USUセクター軍及び州軍[]セクター軍および州軍からはネッサでのゲリラ戦が激化した後に増援として派遣されている。すべての部隊はディーゼル少佐の祖父であるブライアン=カーンがセクター議会長を務めるセクターウォーレンスのニューホープ州(惑星ホープス)、コキットラン州(惑星コキットランド)から送られた。練度は低く、士気も低い上に武装は旧式であり不正規戦には不慣れだった。宇宙艦艇398隻(巡航艦46隻、駆逐艦91隻、フリゲート188隻、輸送艦73隻)車輛600,000台、CT300,000機。
USUの事前勧告および対談に対して惑星ネッサ上における国家は一時的ネッサ連合を組織した。
ネッサ解放戦線[]ネッサ解放戦線はUSUによる惑星ネッサへの占領後にUSUに反抗する住民によって結成された。旧式CTと改造WTが主戦力であったが基本的には施設破壊や盗聴、情報撹乱などを行っている。ゲリラとは言え一般人がほとんどであり問題にはなったがUSU軍の敵でなかった。
ネッサ国家連合軍[]ネッサ連合構成国による連合軍であり正規の戦闘宇宙船とCT、軍事施設を保有していた反USU勢力でも唯一の正規戦力であった。主力部隊の壊滅と全基地の被占拠後に降伏宣言を行った。これを受けて投降した兵も多いが一部はゲリラ戦を続けていた。元正規軍ということもあり各地で戦闘を続けたが戦力は減る一方であった。宇宙艦艇2,860隻(戦艦4隻、巡航艦29隻、駆逐艦197隻、星防艦202隻、フリゲート331隻、SPTボート1,016隻、バージ1,101隻)車輛200,000台、2個CT戦術師団(120,000機)
COSSネッサ支援隊[]COSS義勇軍からネッサ連合へ支援に送られてきた非正規武装勢力。散り散りになっていた反USU勢力をまとめてゲリラ戦と軍事施設への破壊工作、諜報活動の指導を行った。主な指導者はエドガー=ランボー、マリオ=マレル、J=ブラボーの3人。宇宙船約300隻、CT約10,000機。
COSR[]COSSネッサ支援軍とは別にCOSR(COS赤軍)も反USU勢力としてネッサでの軍事活動や諜報活動に参加している。具体的な戦力や活動は明かされていないが諜報活動やUSU関係者や重要人物、施設へのテロル活動に関与していた。なお、他の反USU組織との協議には元ヤハッタ赤軍幹部のアサマ=サンソンが出席していた事から一部の活動が彼の指導によるものである事は間違いないとされている。
主にUSUの懲罰部隊に配属されていた軍人や部隊によって構成されている。懲罰部隊の兵の多くが市民権を得るためにUSUへ来た移民兵であり、中にはエンドリム北西部出身でUSUへの出稼ぎ中に故郷がUSUの侵攻を受けた者もおり反USU決起は瞬く間に広まった。下記の部隊を除いた戦力は駆逐艦4隻、フリゲート3隻、輸送艦3隻、陸上戦艦2隻、CT2,399機。
地獄のエリマキトカゲ中隊[]ジョニー=ブラッド中尉(元少佐)の率いる元USU陸軍CT中隊。大隊長の命令を無視した為に全員が懲罰部隊へ送られていたが懲罰部隊内で元中隊メンバーが集まり脱走後に再結成した。中隊と言えるほどの人数ではなかったが1個中隊として活動した。車輛3台、CT21機。
第5懲罰大隊[]地獄のエリマキトカゲ中隊の脱走事件を受けて離脱した懲罰部隊。エンドリム北西部出身者が多い。”皆殺しのエアヘッド”ことブント=エヘッド中尉、”突撃クラーケン”の異名をもつクラン=クラーイン少尉や”階段から落ちてきたオルガン”の異名を持つバブー=ブンバー軍曹などのクレイジーエースパイロットも多く配属されていた。事実上の実験部隊でもあり、あえて異常なパイロットで構成していたが結果的にUSUを苦戦させる最大の原因となった。車輛47台、CT462機。
第6懲罰大隊[]地獄のエリマキトカゲ中隊の脱走事件を受けて離脱した懲罰部隊。アウタースペース南西部出身の老人が多い。離脱理由は様々であった。この老兵たちはCTを降りほとんどが帰郷したが残ったハンイバル曹長ら数人が反USU勢力のブレーンとして活躍した。車輛63台、CT401機。
ネッサ連合ではフィフィ・ラリアット社製の兵器が多く配備されていた。
USU(ネッサ制圧混成軍)の要求に対してネッサ連合はしばらく時間を置いて要求内容をすべて受け入れられないが無駄な戦闘を避けたいと回答し会談を求めたがUSU(制圧軍)は拒絶し、無条件降伏を要求した。ネッサ連合は前向きに降伏をする用意があるがすべての条件を受け入れられないと再度返信した。一方の制圧軍は8度目の会談要求に答え連絡船を送り出した。この連絡船は惑星ネッサVII沖で攻撃を受け轟沈、制圧軍は先制攻撃を非難し開戦した。ネッサ連合は自動砲台の老朽化が原因の誤射であり謝罪し停戦を求めたが拒絶された。実際には自動砲台の誤射は命中しておらず開戦させるために自ら爆発したものであった。この事実はネッサの戦いの終結後も秘匿されていたが後に判明しネッサの戦いにおける様々な問題を再燃させている。
制圧軍の先行艦隊の1,233隻はネッサVIIIからネッサVIへ航行、ネッサVIIへ事故を調査する為に向かったネッサ連合特務艦隊37隻(民間宇宙船14隻を含む)を破壊した。特務艦隊全滅の報を受けたネッサ連合は主力艦隊597隻をネッサVIに待機させた。両艦隊がネッサVI周辺に到着した際にネッサ主力艦隊はあらゆる通信装置で停船と講話を求めたが受け入れられずにそのまま会戦となった。制圧軍先行艦隊の被害は大破が27隻、小中破が252隻であった。一方ネッサ艦隊は艦隊指令のハルバートン上級大将より全艦の搭乗員にUSUへの投降とネッサIVへの撤退を許可し、旗艦の宇宙戦艦ネッサザンが通信による呼びかけと戦闘による時間稼ぎを行う事を宣言し艦隊から32隻が投降、約270隻が撤退し、残った艦艇約300隻がそのまま会戦に参加して229隻が轟沈した。旗艦のネッサザンも轟沈したがハルバートン上級大将は高速駆逐艦RDD3Qに救助された。ハルバートンは重傷であったが後の反攻作戦にも参加した。なおハルバートンは降伏と撤退の許可と囮宣言が逆効果になり会戦での犠牲者を増やしてしまったと反省している。
制圧軍の先行艦隊に対してネッサ連合最終防衛艦隊1,602隻が迎撃を行ったが制圧軍の主力艦隊620隻の合流もありネッサ艦隊は1,602隻中1,073隻が大破し、363隻が拿捕された。制圧軍の損害は大破142隻小中破698隻であった。なおネッサ艦隊の艦艇数は多いがその内の80%近くは他の艦艇に牽引された武装バージであった。周辺宙域と軌道を確保した後に軌道降下CT部隊が橋頭堡の確保の為に降下し、後に強襲降下艦と降下艇も降下した。その間は軌道爆撃が行われ軍事施設へのピンポイント爆撃と都市周辺への広域爆撃が行われた。広域爆撃は交通インフラの破壊と都市防衛バンカーの一掃、そして住民への威嚇の意味があった。この降下と爆撃によって惑星ネッサ上の基地はすべて制圧され、都市は占領されるか包囲された。降下部隊や爆撃艦隊は一部が迎撃され指揮官らの想定以上の損害を受けたがネッサ連合の降伏宣言が行われたことから特に作戦変更はされずに兵員の補充や燃料弾薬の補給などはゆっくりと行われた。
ネッサ連合の降伏宣言によりネッサでの戦争は終結したと制圧軍司令部は考えており補給完了後に戦争状態にするために使った横暴な要求を破棄し、戦争被害の弁償として多くの物資を譲渡し寛大さを見せてネッサを掌握し1ヶ月ほど滞在して次の作戦に備える予定であった。制圧軍はネッサ連合幹部らとの会談で要求を改め負担を軽減し戦争被害の補償を自ら提案するはずであったが会場へ向かっていたネッサ連合幹部らの宿泊施設に占領部隊の砲撃が直撃し死傷者が出た。各占領地で増長した新兵が蛮行を行う事が増えたために制圧軍司令部が規律厳守の命令を下す直前の出来事でもあり制圧軍にとって最悪のタイミングでの事故となった。重傷となったが生き残った幹部はUSUの横暴な要求内容とその要求から推測した目的、各地での蛮行をマスメディアで訴えた。推測した目的はネッサを新兵器の実験場とし全住民を射撃訓練の的にするというまったくの的外れのものだったがそのインパクトと他惑星との扱いの差から現実味を帯び、制圧軍の蛮行も実際の出来事ではない噂が満ちて住民の反感が急激に高まり、ついにUSU対ネッサ全住民の構図が組みあがり各地で武装蜂起が相次いだ。ネッサ連合軍残党の投降はなくなり、投稿してきた兵らが制圧軍の装備を奪う事件が各基地で相次ぎ、月に待機していた制圧軍宇宙艦隊は現地徴用した整備員による破壊工作を受けた。ゲリラ戦はネッサ全域に広がり制圧軍は武力鎮圧を決行した。
制圧軍の当初の目的は適当な辺境の惑星を新兵らに軍事制圧させて実戦訓練とする事であった為に新兵は不慣れなゲリラ戦に翻弄され想定を大きく超える損害を受けた。各USU反抗勢力はネッサの気候と地形を利用し電磁鉄砂嵐に紛れて旧式CTや簡易的な火器を搭載したWT、武装したWTを載せたテックニカルで最新武装の正規部隊に大きな損害を与えていった。しかし、あくまでも非正規戦力である反抗勢力の被害も大きくネッサ制圧混成軍のCT1機を撃破するのに車輛11台とテック6機が犠牲となっており徐々に反抗勢力の消耗が確認できるようになるとネッサ制圧混成軍は楽観視をし始めている。その頃にネッサ制圧混成軍に編入されていた懲罰部隊に配属されていた元地獄のエリマキトカゲ中隊隊員らの脱走が行われた。同じ懲罰大隊内のCTを破壊して逃亡し、増援部隊が追撃を行ったが新兵が多かった追撃部隊(大隊規模)は脱走部隊を止める事が出来ずに21機を相手に200機以上が撃破された。この事件に相次ぎ懲罰部隊での待遇へ不満を持つ兵や問題のある性格の兵、ネッサ同様の発展途上国出身の出稼ぎ兵が蜂起と脱走、反逆を繰り返しUSU反抗勢力に参加した。彼らの参戦と指導を受けてゲリラ戦でのキルレシオは徐々に変化していった。そして地獄のエリマキトカ ゲ中隊のCT18機による奇襲攻撃を受けて178機のCTが撃破され懲罰部隊の監視官27人の生首がネッサ制圧混成軍司令部に配達される事件が起き、ついにネッサ制圧混成軍は増援を要求した。
ネッサ制圧混成軍はこの非常事態をUSU軍と政府にありのまま伝える事を躊躇し、治安維持の為の兵員不足として通信した。USU軍はネッサでの戦いで予想外の事態が発生した事を知っていたものの戦略的に価値の無い惑星と考えており関心が薄かった。結果的にUSU軍はネッサ制圧混成軍の過小報告をそのまま政府へ申請しセクター軍と州軍から適度な兵力を充填するように指示を出した。ネッサ制圧混成軍はセクター軍と州軍の装備が旧式化している事を予想して私的に最新CTを200,000機ほど手配した。この大量のCTは私的に購入されたものだったために護衛をつけれず偽装が施され秘密裏に輸送された。軍からではない兵器の運送は余計な混乱を招く結果となり運搬していた偽装貨物船は到着したネッサの軌道上で民間船に偽装したUSU軍大型輸送艦に偽装したCOSS義勇軍の大型降下艦に新型CTをすべて譲り渡してしまった。本来受け取るはずネッサ制圧混成軍は義勇軍の降下艦を探し出し追撃したが拿捕できず140,000機のCTと共に降下艦は爆散し、残った60,000機はUSU反抗勢力の手に渡りネッサでの戦いをより深刻化させた。
強奪した最新鋭CTと懲罰部隊から脱走したUSU軍兵やゲリラ戦に慣れたCOSS義勇軍のオブザーバーの参加によって組織的で大規模な反抗勢力による基地攻撃が始まり宇宙港や基地を制圧され地方都市は開放された。大々的な戦果はネッサ住民を刺激しネッサ制圧混成軍に対する非軍事的な抗議運動を起こさせた。さらに制圧された宇宙港にはCOSS義勇軍やノウンスペース中のネッサ出身者からの支援物資を搭載した輸送宇宙船で埋め尽くされた。ネッサ制圧混成軍は輸送路の封鎖を行ったが侵攻初期の民間船攻撃を受けた為に運送業社の武装化を招いていた。宇宙港の封鎖や民間船の追い払いなどをネッサ制圧混成軍は強行した。結果的に運送業社の私設軍と用心棒の傭兵団によってネッサの月が逆封鎖されるという事態に発展し、運送業者とネッサ制圧混成軍間での和解が成立するまでの一ヶ月間ネッサは軌道爆撃の心配がなく惑星上のUSU軍には補給が来ない状態が続いた。この機を逃さずにネッ サ連合軍残党は他のUSU反抗勢力と指揮系統を統合し計画的な戦闘を展開し、同時多発基地奪還作戦を展開した。惑星上のUSU軍は混乱の最中で士気も低く、非正規戦力であるが故に規律を無視して自由に暴れるエースパイロットらによる虐殺対象となった。月の封鎖が解除され指揮系統が回復した直後に惑星上の司令部が置かれたネッサンポリス市へ反抗勢力が侵攻し最大規模の戦闘となった。この戦闘では互いに大きな損害が出たがネッサ制圧混成軍側の被害の内CT約7,900機と艦艇267隻は地獄のエリマキトカゲ中隊16人と第5懲罰大隊から離脱した278人のクレイジーエースパイロットたちによるものであった。
惑星ネッサ制圧作戦が予想外の事態を招き大規模な損害が出ている事がUSU北東方面軍上層部に伝わるまでにネッサポリス市は陥落し、戦線は崩壊してゲリラとUSU軍の混戦となった。混戦状態では軌道上からの惑星爆撃や物資投下もできないために互いに消耗が激しく戦闘は徐々に沈静化していった。制圧軍司令部内では停戦についての議論が続いていたが敗北の二文字を避けようとさらなる増援を望む声も少なくなかった。しかし北東方面軍上層部が制圧軍に対して停戦及び撤退命令を出した。ネッサ制圧作戦は当初の目標であった新兵の実戦訓練と航路の確保が不完全にもかかわらず無駄な犠牲を払ったとして制圧軍司令部から指揮権を剥奪して武装解除を命じ、ネッサ連合に対しては停戦と戦災の補償、ネッサプライム星系への不可侵、通商優遇などを確約した。ネッサ連合も戦争被害によるインフラ破壊と惑星全体の疲弊から素早く停戦に応じネッサ紛争が終結した。
ネッサ戦争においてUSUのネッサ制圧混成軍が多大な犠牲を生み出した最大の原因は制圧軍司令部の慢心と戦争のゲリラ戦化であった。制圧軍司令部のネッサ制圧計画に対して予想外の事態が発生したのは想定の甘さと狭さに由来するものであり、予想外の事態の多くは予想が可能な事態であるとUSU北東方面軍上層部は指摘し制圧軍司令部を批判した。これは指揮権の剥奪と軍法裁判で更に言及されている。また、この予想外の事態の1つであるゲリラ戦化はネッサ独特の気候とゲリラ戦に慣れていない将兵らを苦しめネッサの地の利を知るネッサ連合軍残党や民兵の脅威を高めた。実際に制圧軍の車輛とCTの損失の10%以上が砂嵐による整備不良や動作不良によるものであった。また、当初より長期戦化を想定していなかった事と惑星ネッサ自体が豊かではなく現地調達できる物資が少ない事もあり、制圧軍は物資不足や人手不足から宇宙艦艇から車輛やCTまで本来の性能を発揮できない状態となり損耗していった。
この戦いにおける惑星ネッサの被害は非常に大きいものであったが経済的な補償を得たことと武装解除によってUSU軍の物資が放置された事から復興は順調に進められた。ネッサ住民のほとんどは戦争に疲れ平和を求めていた一方でUSUを憎む住民や戦中で物資を失った住民ら、元USU軍の離脱兵や傭兵らは立場が反転した事から撤退中のUSU軍部隊を襲撃し略奪や虐殺を繰り返した。完全撤退後のネッサはUSUとの講和と賠償条約から反USU勢力の隠れやすい拠り所となっている。また、USU軍の放置した兵器や物資が大量に市場に出回った事から経済は急激な成長を起こしている。一方で復興を優先した事もあって軍備の再生は上手くいかず戦前と同等の戦力を有するまでに20年近くかかっている。
ネッサの戦い(ネッサ戦争)についてUSU軍上層部は方面軍のうちの小規模な混成軍が無駄に消耗したに過ぎないと考えていたがCOSSや北西部辺境惑星、地方小国家のUSUへの態度が変化するターニングポイントとなりこの見通しの甘さが新たな苦難を呼ぶことになった。またネッサへ派遣されていた兵士の多くが心的外傷などを理由に除隊し自殺者も相次いだ。更にメディアはネッサの戦いはUSU軍が意図的に反発させて戦端を開かせたものである事やネッサの惨状を訴え、市民らによる反戦運動や抗議デモは活発化し、帰還兵がネッサ出身の出稼ぎ労働者に暴行されたり殺害される事件が相次いだ。
『熱砂戦線』の舞台となる戦い。ベトナム戦争や米ソのアフガン戦争のような戦いの一つである、ただしUSU社会への影響は確かにあるが大きなものではないという設定。悲惨で不毛な勝者のいない戦いである。
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