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シャドーXは大戦勃発に近い混乱期末の直前に開発された第四世代CTである。USUの次期主力CTの選定コンペディションにより採用された機体で突出した戦闘性能はないがミニットマンを超える高い発展性と拡張性から長期にわたり様々な勢力で運用されている。
機体形状は前面背面が縦に長く側面上面下面が短い3:2ほどの板型で前面に独特な顔が描かれた横長楕円形PHACEセンサーを装備している。腕部先端のマニピュレータは4本指型である。武装は大戦初期では内蔵火器を使用していたが大戦後期に生産された型の多くは機体側面下部を武装格納庫にしておりそこからCT用の携帯火器を取り出して使用している。推進装置としては機体背面に着脱式の推進器を2基装備している。また、上面にはジョイントモジュール用の接続端子を格納している。なお着脱式推進器や上部ジョイントモジュールなどは標準装備から外された型もあるため全シャドーXに共通する装備ではない。
USUが採用した第四世代CTでUSSSRのCT-3400や連合帝国のIII号フクスGよりも新しい後発の機体である。シャドーXは比較的に信頼のおける堅実な部品を多用しており、高性能な機体ではなく安定性を重点においている。またコアコンポーネントに拡張用の予備空間が含まれており前線での改修をあらかじめ容易な設計が施されている。またそのコアコンポーネントは予備空間を除くとコンパクトなものであるため派生機の開発が行いやすいシンプルな構造となっている。戦闘性能は比較的低いもののその分弱点も少なく、戦闘性能の低さは改修や改造、追加装備等で補われている。戦闘性能の平凡さから設計段階や試作段階ではそれほど期待や反響が弱かったものの実戦投入後に前線で高評価され、その高い拡張性と発展性からミニットマンに次ぐCTとして再評価された。その後は他国の第四世代CTに強く影響を与えており、鹵獲機や民間向けの非武装型、輸出用のモンキーモデルを元にデッドコピー機や複製機が多く流通している。
シャドーXはUSU内の惑星シコクにある小規模テックメーカーの影山研究所が開発していたテックで当初は汎用WTとして開発されていた。同時期にUSU国防省が国産CTの老朽化とミニットマンの近代化改修が限界から次期主力CTの選定コンペディションの開催を決定されている。このコンペでは大手テックメーカーが多数参加している上に国内最大テックメーカーであるマクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社のペンタVの高いカタログスペックと国防省の癒着関係から事実上出来レースであった。そのため多くのテックメーカーがコンペ参加企業への開発資金援助(口止め料)と新型テックの宣伝を目的にしていた。影山研究所もその一つであり、支援金を得るために開発中のKNWT-Xを戦闘用にKNCT-Xと変更している。
影山研究所は大規模な資金援助を受けKNCT-Xの開発は特に難航せず予定通りに完成させ、このKNCT-Xを次世代機の候補の一つとして発表した。その際に影山研究所の副所長であり開発チームの責任者であるビデオ=カゲヤマ2世博士はKNCT-Xを光の当たる事のない機体という嫌味と未知への挑戦と言う意味をこめてシャドーXと命名した。このコンペディションでは配布したキーホルダーが女性に人気だった以外に反響はなくシャドーXは見向きもされていなかった。
しかし、採用されるはずであったマクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社のペンタVに構造的欠陥とOSのコードミスが発覚し、国防省は本当にコンペディションで発表されたCTの中から次世代主力CTを選ばざるを得なくなった。後に厳正な審査が行われ影山研究所の開発したKNCT-XシャドーXが採用された。影山研究所と大手テックメーカーのほとんどが思わぬ事態に混乱したが影山研究所のテック生産能力が無いと分かるとこぞって製造委託契約を交わして大規模生産体制を築き大手テックメーカーとの確執を払拭している。 大戦が勃発するとシャドーXはその高い拡張性と発展性による頭角を表しUSU軍を大きく支えるCTとなり多くの歴史と墓標にその名を刻んでいる。
KNWT-X
影山研究所が開発していたWT。次期主力CTの選定コンペディション参加の為にWTではなくCTへ変更された。本来は形式番号ではなくプロジェクトネームである。KNCT-X シャドーX 通称プロモ・シャドーX
KNWT-Xを元に開発されたCTでプロモーション用の機体。12機が製造されコンペに3機が出展し、5機が審査の為に国防省へ提出された。コンペ後は出展した3機のうちの2基が国防省の運営する国防記念館に所蔵され、残った1機は記念として影山ビデオ2世が所有している。他の機体の内2機はテック博物館に購入され、1機がチャリティーオークションでテックマニアへ売却された。最後の1機は影山研究所新棟の玄関ロビーに展示されている。CT-X-1126
KNCT-Xに対してUSU国防省が与えた形式番号。実験機の番号規則に従っている。YCT-6(KYL)
次世代主力機最終審査の候補に残ったCT-X-1126(KNCT-X)にUSU国防省が与えた形式番号。試作機の番号規則に従っている。MCT-T-106 通称プロトタイプ・シャドーX
YCT-6(KYL)を元に製造された実戦試験機。3600機が製造されており、そのうちの約3400機が実戦投入され戦闘データを回収して問題点を把握する事に利用された。MCT-6A
先行量産型。MCT-T-106プロト・シャドーXのデータから改良された実用型で初の量産機。MCT-9 ライトニング8
マクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社製のCT。シャドーXの設計で考慮されていた発展性と拡張性の為の遊びを無くし性能を高めたCT。発展性と拡張性が低下した為派生機の開発や現地改修などが制限されており前線での評判は悪く短命に終わっている。MCT-17 シャインX
影山研究所とマクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社、ブーイング社の3社によって共同開発された次世代CT。大戦中に開発は間に合わず、実戦に投入された機体は実践試験機と試作型だけである。シャドーXは何よりも最初に設定された存在であり、すべての始まりである。元は高校一年生の時に書いた落書きであり、ロボット兵器ではなく、魁クロマティ高校のメカ沢の影響を受けて創られたキャラクターでスグルという名前が付けられていた。後にデザインを流用して描いたSFロボット戦争パロディ漫画の際にシャドーXとしての設定が追加されて現在に至っている。実はサクの影響は一切ない。
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