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CT-3400は混乱期後期に開発された第四世代CTである。USSSR軍の機動戦闘用CTとして開発されたが高い量産性と堅実な基本構造から他のCT以上に大量に生産されており、USSSRの実質的な主力CTとして運用された。非公式にトレフォヴカ(Трефовка / Trefovka)という愛称が付けられている。
機体は正六面体で前面に光波センサー1機と同軸レーザー点射砲が装備されている。前面の同軸レーザー点射砲は光学照準として装備されているが最大で工業用レーザービーム並みの出力で照射可能である為、対象が軽装甲で近距離の場合はレーザー砲として使用できる。なお本来は工作任務での使用を考慮した装備であり戦闘用の装備ではない。機体上面にはコックピットハッチとマルチディスチャージャが垂直に装備されている。後期に生産された改良型ではコックピットハッチは上面ではなく下面に移されている。前任機でもある機動戦闘用第三世代CTのBCTシリーズの基本設計を残しつつ基本性能と生産性を向上させている。第四世代CTであるがコアコンポーネントはBCTシリーズの構成に近く実質的には第三世代CTと第四世代CTの中間的な構成で実質的には3.5世代CTである。
第三世代CTに近いシンプルな構造と第四世代CT的な共有度の高いコアコンポーネントを持ち高い生産性、整備性と耐久性を持つ。特に耐久性は優れており内部構造の単純さからダメージコントロールシステムを持たないにも関わらず多少の損傷を受けても稼働し続け連戦できる程である。また、耐久性と整備性から短時間の一時的な応急整備でも戦線へ復帰する事が出来る。
安い・早い・強いという夢のCTだが即時大量を優先に生産された為に部品の品質が低く不良機や欠陥機も多い。高い耐久性からある程度の不良や欠陥があっても稼動できた為それに気付かず戦闘中に発覚するという事態が頻発し致命的な問題となった。またコックピットの狭さや操縦性に難がありパイロットからの不評の声は絶えなかった。
USSSRは度重なるレムナントからの侵略を受けていたが、混乱期末にはセンターコアとUSSSR領域を分けるモスクワ大要塞の完成によって主要航路の封鎖体制が完成しレムナントの侵略が行われなくなった。これによってUSSSRは対レムナントに重点を置いていた国防体制を再編し、銀河共産主義実現の為の銀河統一を目的とした拡大構想が打ち立てられた。そこで旧式化しつつあった第三世代CTで機動攻撃用のBCTシリーズと同じく第三世代CTで重火力型であるKVCTシリーズの後継機開発が提案された。この計画によりUSSSR軍はミコビッチ・グレヤン記念設計局とトゥポポレフ設計局にBCTに替わる新型CTの開発を命じた。ミコビッチ・グレヤン記念設計局はBCTをベースにした高機動攻撃CTとしてCT-3200を、トゥポポレフ設計局はCT-3300を設計し、この2機の試作機がUSSSR軍に提出された。USSSR軍はこの2機のうちCT-3200を高く評価し、更なる改良を要求し、最終的にCT-3400が開発されている。
CT-3400はいかにも第三世代CTといった風貌を持ち、正面のセンサーは安物に見え従来のBCTシリーズと大差の無いような外見をしていたが従来のミニットマン系CTよりも非常に優れた性能でUSSSRの拡大政策を増強していた。実際にCT-3400配備以降のUSSSRの拡大速度はそれまでの1.3倍となりCT間の戦闘時間は0.7倍となっている。CT-3400は様々な欠陥や不良も目立つ機体であったがその出現によりUSUや連合帝国は新世代CTの開発を加速させた最大の要因であるのは間違いない。
Sbj 20.016A / BCT-10000 / ACT-2000
試作型。BCT-7000の改良機でBCTの機動力と火力強化による攻勢的な運用を想定して開発された。Sbj 20.407A / BCT-11000 / ACT-2400
実戦試験型。ACT-2000に追加装甲を施し、現用のBCT系の兵装を転用して装備している。Sbj 30.201B / BCT-12000 / CT-3200
BCTシリーズを元に第四世代CTの要素を取り入れ基本性能を高めた機体。元々はBCT-12000として開発されていたが開発の途中で新型機である事を強調する為に形式番号がCT-3200に変更された。Sbj 20.502A / ACT-2500
試製型。新たに開発された火器を搭載した実戦試験機。実戦試験において有用性が認められACT-2500は正式採用されCT-3400-2.5と改名し追加製造された。CT-3400Y-T011-I
試作火力支援型。機体上部にイワン粒子砲を1門搭載。大戦期初期に計画されたが当時のバッテリーでは出力不足でイワン粒子砲の収束率が低く実用不可能として計画は中断された。CT-3400Y-T107-ZSU-46
試作制圧支援型。機体上部に連装機関砲を搭載。機体が軽い為に反動の大きいZSU-46機関電磁砲の搭載計画は破棄された。同時に進行していた反動の少ないZSU-44機関電磁砲の搭載型は採用されている。CT-3400Y-T210
試作陸戦型。CT-3400X-E008
電子戦装備実験機。CT-3400X-E073
過重量武装実験機。CT-3400X-E097
超高速近接攻撃実験機。Sbj 34.508
試作改良型。光波センサーの替りにPHACEセンサーを搭載。Sbj 35.212
試作重CT案。CT-3400を基礎にスケールアップした大型機。ICTへの生産集中の為に未採用。Sbj 35.328
試作重CT案。Sbj 40.002とは別に開発されたが同じくICTへの生産集中の為に未採用。Sbj 20.502A / ACT-2500 / CT-3400-2.5
先行量産型。本来は試験型として開発されていたが正式採用を受けCT-3400-2.5に改名されACT-2500の生産ラインをそのまま利用し生産された。CT-3400-3.4
初期生産型。CT-3400-4.3
初期生産型。レーザー点射砲の位置を変更。CT-3400-5.0
前期生産型。レーザー点射砲の位置を再変更。CT-3400-7.5
前期生産型。損害耐久性向上の為にバッテリーを分割式へ変更。CT-3400-7.6
中期生産型。光波センサーが改良され、更に新しくガンランチャーを内蔵した。CT-3400-8.1
中期生産型。コックピットハッチを機体上面から機体下面に変更。後期生産型。腕部速射砲と内蔵ガンランチャーを廃止。CT用携帯火器の使用を前提に改良されている。CT-3400-9.6 / CT-3400M
近代化改修型。新型FCSを搭載し装甲材質を変更。多目的ロケット発射筒をガンランチャー格納部に装備。CT-3400EP-7.6
輸出仕様型。あらじかじめ長砲身電磁砲を搭載した高火力型。CT-3400EP-8.5
輸出仕様型。CT-3400-8.5の廉価版。細かい装備が外されオプションとして別売りにされている。CT-3400B-5.7
超高機動型。着脱式スタスターユニットを装備し、武装を一部廃して軽量化されている。CT-3400K-9.6-2
火力支援型。機体上部に長砲身電磁砲を2門、機体背部に追加バッテリーを2基搭載。CT-3400K-10.5-2
重火力支援型。機体上部に大口径長砲身電磁砲を2門、機体背部に追加バッテリーを4基搭載。長距離中火力支援型。上部に非着脱式多連装ロケットランチャーを装備。CT-3400K-ZSU-44-2
対空対宙迎撃型。機体上部に連装電磁機関砲を搭載した専用砲塔をを装備。CT-3400K-ZSU-L5.0
対空対宙迎撃型。機体上部に高収束サリシャ機関点射砲を搭載した専用砲塔をを装備。CT-3400K-ZSU-44-M4-2
対空対宙迎撃型。機体上部に機関電磁砲と有線式ミサイル発射管を8基搭載した専用砲塔を装備。設定は主にWW2のソ連軍が使用した戦車T-34をモチーフとしている。Трефовкаは「トランプのクラブ」を意味する。愛称はロシア語辞典Tのページで下2桁が34のページにあった単語を適当につけた。型式のBCTはソ連の高速戦車BT、Sbjは試作戦車Objのもじりである。ZSUはソ連の対空機関砲に由来するがジャッカル(自主制作映画)のZSU兵器(超兵器)の意味合いも持つ。ロケットランチャーやミサイルランチャー搭載型に追記された型式のBMはカチューシャの愛称をもったBM-8とBM-13に由来する。
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