重質量実体弾

重質量実体弾(Heavy-Mass-Kineticenergy-Shell / HMK弾 / 質量弾 )は弾頭の質量とその発射速度による運動エネルギーによって目標を破壊する仕組みの砲弾である。

概要[]

　重質量実体弾はあらゆる砲弾の中でも最も原始的な作用と構造を持つ砲弾である。主に電磁投射砲や通常砲で使用され高質量の弾丸を高速で射出する事で運動エネルギーを持たせそれによって対象を破壊する。砲弾は弾頭部に重金属を使用しており高い質量を持つ。重質量弾頭を使用する事で高い運動エネルギーを持ち装甲貫通性能を高めているが、貫通力をあえて軽減した弾頭部の形状が皿形のホローポイント弾などの様々な特殊弾も存在する。

弾頭の種類[]

AP弾[]

AP弾(Armor Piercing / アーマーピアシリング弾 / 対装甲弾)はよく使用される標準的な弾頭であり装甲貫通力を重視した徹甲弾である。軍事組織では中でも貫通力が更に高められたものをAP弾、標準型のAP弾をHMK弾と称して区別する事が多い。亜種としてHVAP弾(High-Velocity AP)などのマグナム弾も使用されている。

HP弾[]

HP弾(Hollow Point / 地上用ホローポイント弾)は対象物を貫通せずに破壊する為の砲弾である。貫通力が低く周辺に損害を与えない事から主に警察などで使用されている。警察では装薬も減量した低速HP弾が主流であり、犯罪利用されているテックを停止させる為に装備している。ドアノッカー、ヘヴィパンチ、メタルドングリ等の俗称がある。

SHP弾[]

SHP弾(Space Hollow Point / 宇宙用ホローポイント弾)は対象物を破壊するのではなく対象物に命中する事で'砲弾の運動エネルギーを移し、急加速や急回転させる事で対象の慣性軽減装置の限界を超えさせる事で対象物内の人間を殺す事を目的としている。レッドアウト、ブラックアウト、ブラッドミキサー等の俗称がある。

装薬方式[]

砲弾にはあらかじめ発射用の装薬が詰められた薬莢を持つもの通常弾（薬莢付き通常弾）と薬莢を持たないケースレス弾が存在する。

薬莢付き重質量実体弾[]

通常弾は装薬によって射出される仕組みである。共用可能な銃砲火器の範囲が広い。遥か昔から使用されている弾薬方式であり発射機の構造も同様であり信頼性も高い。ただし、使用環境に合わせて適した装薬が使われており薬莢も多種多様な種類が存在している。

ケースレス重質量実体弾[]

ケースレス弾は液体装薬砲や電磁力によって砲弾を射出する電磁投射砲で使用されるものであり、射出方式が異なる場合は使用できず、共用可能な銃砲火器は限られる。

歴史[]

砲弾としての歴史は古くその構造も簡単なために人類が最も大量に使用したものである事は間違いない。古くは徹甲弾と称されていたとされる。宇宙空間においては運動エネルギーの特性から対装甲弾として使う事が難しくなった事や、熱エネルギー弾、化学反応弾等の普及を受けその対比的な意味として一般的な名称が質量弾に変遷したと考えられる。

Behind the scenes[]

仰々しい名前だがようは現実世界の普通の銃弾、砲弾である。

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