世界観

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ガリア大陸

FETRPGの舞台。

陸地外縁部の殆どが隆起した山脈に囲まれた大陸。

大陸中央に位置する大国、フィルアン王国。

南東の砂漠地帯ながら、最大の国土と軍事力を誇るゲリュオン教国。

北西には武器防具の生産においては右に出る者のいないクレスト共和国。

その南に高く険しい山に囲われた自然の要害にある豊穣の国、プレカーリ公国。

南西には国内で相反する環境を抱えるダグエルの国であるツヴァング皇国。

北東、最北端に位置する雪国で、魔道の才子集う国リツウェル連邦

その南には唯一海に面する港湾国フィアマポート

以上七つの国によって治められている。


ガリア大陸の現在までの歴史

現在から約900年程昔。

大陸は、その覇権を争う大戦の渦に巻き込まれていた。

その頃大陸に割拠していた六つの国はそれぞれに敵対し、その大戦乱は十年にも渡り続いた。

各国の力は殆ど均衡。終わりの見えない戦いは、無明の大戦争と呼ばれていた。

────そんな中。

光のない夜空から、星が降り注いだ。

星は大陸を穿ち、その衝撃に全ての国が戦の手を止め目を見張った。

星はマムクートの里に落ちた。

その星に、とあるマムクートが触れると、たちまち星から凄まじい力が流れ込んだ。

力は到底、個人に扱えるものではなかった。それ故にそのマムクートは暴走し、巨大な暴竜へと成り果てた。

竜の名はギーゼ。万象を貪り喰らう破壊の権化である。

その暴威は凄まじく、瞬く間に戦火に飲み込まれていた大陸を破壊し尽くし、立ち向かう悉くを鎧袖一触に吹き飛ばした。

長く続いた戦乱に疲弊した各国は、その竜を前に為す術などなかった。

このまま、あの竜は大陸を喰らい尽くすだろう。誰もが深い絶望に飲まれかけたその時

後に七英雄と呼ばれる七人の戦士が立ち上がった。

彼らとギーゼとの戦いは熾烈を極めた。

海の波はうねり、空は暗雲に閉ざされ、大地は裂け。その攻防は七日七晩に渡ったという。

そうして、八日目の朝日が照らしたものは─────

七人の英雄達によって討ち倒された、ギーゼの姿だった。

その後、ギーゼの力は六つに分たれ、選ばれたマムクート達の身に封じ込め、ギーゼ誕生の切欠となった空から飛来した星は、神竜族の血を混ぜて作られた剣により封印された。

ギーゼの力を封じ込まれたマムクート達は、ギーゼが放っていた能力からそれぞれに名を与えられる。

魂すら燃やし尽くす焔、獄炎。万物を飲み込む激流、絶海。荒れ狂う神域の光、極天

生喰らう昏き灰、死苑。根源断つ波濤の闇、星葬。終わりと開闢を齎す者、終焉

ここまでが、大陸では知らぬ者の居ない物語。ギーゼ伝説と、六人のマムクートが持つゼロスの名の起こりである。

───────────。

七人の英雄達はその後、戦乱を引き起こしたそれぞれの国へ、自らが王になることを申し出た。

大陸を救った英雄達のその申し出を、当時の王達は引き受けた。

長く続いた大戦に疲弊していたことと、ギーゼに殆どの国は壊滅させられたこと。

そして何よりも、破壊の権化を退けた直後だというのに、既に未来に目を向けていた彼らのことを、心底認めたからだ。

こうして、現在の七国が生まれた。

それから各国は互いに手を取り合い、長い平穏と繁栄を築いてきたという。

……ガリア大陸の歴史は、そうやって現在に至るまで紡がれてきた。

だが、忘れてはならない。

ギーゼは封印された。それはつまり、滅ぼすことが出来なかったということ。

いつの日か、暴竜は目を覚ますだろう。その時世界は再びの沈黙に落ちる─────。


フィルアン王国

大陸中央に位置する国。

位置関係から他の六国と最も結びつきが強く、流通の拠点になっていることと、恵まれた立地から国力は他国を凌ぐ。

現国王であるゼルリオスは数年前から病床に伏せており、第一王子であるリオンが実質国政を取り仕切っている。

首都フィルアンは堅牢な城壁に囲まれた城塞都市で、王国騎士団の働きもあって治安は非常に良い。

フィルアン周辺には山賊の姿が殆ど見当たらないことが、それを物語っているだろう。

国の名前は、かつてのギーゼ伝説における七英雄の一人である、神将ルアンから取られている。

ゼロスの名の一つ、終焉のダストを擁しており、ギーゼ封印の折にルアンが振るっていたという七星器

"希望の神剣"ユミルの在り処が伝えられている。


ゲリュオン教国⇒新聖ゲリュオン帝国

大陸南東にある砂漠地帯に位置する国。

ギーゼとの戦いの際、その影響を強く受けて大地が砂漠化。今もなお徐々に広がりつつあるという。

昼は熱砂に焼かれ、夜は凍える程に冷え込む劣悪な環境にありながらも国民達は逞しく、むしろその最悪な環境を利用して練磨された兵士達は、他のどの国にも追随を許さない。

さらにはギーゼの魔力の影響を受けてか、付近の山脈から取れる鉱石には特別な力が宿っているとされる。

そのため軍事力については大陸中最大で、度々他国、特にツヴァングで頻発する諍いの仲裁を行っている。

教国の名の通り、ゲリュオンには一個小隊につき神官が一人二人あてられる程に信仰心に満ちた者が多い。

首都であるテュルダンは、砂岩を主に使った城塞で、一見してピラミッドのような印象を受ける形状をしている。

教皇は随分な老齢で、崩御も間もないとの噂。教国では次の教皇の選定が行われているらしい。

ゲリュオン教国が擁するのは、星葬のスターク。ゼロスの中で唯一、ギーゼの封印と共に眠りについたマムクートである。

そして、ギーゼとの戦いに趣いた七英雄の一人聖女ミュルズの七星器"博愛の宝杖"セフィロトの在り処が伝えられている。

現在、国号を新聖ゲリュオン帝国と改めている。

突如フィルアンへと侵攻し、その目的は七星器とゼロスにある模様。

それ以外の詳細は現在不明。


港湾国フィアマポート

 

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