乳がんー少数転移

ページ名:乳がんー少数転移

vs 標準治療単独


<第2相試験>

Franceschini D et al. Radiother Oncol. 2024. PMID 38522597
・乳がんの肺または肝臓の少数転移/オリゴ転移(OM)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)
・第2相試験(2015年~2021年)、イタリア、NCT02581670
<結論>乳がんの少数転移/オリゴ転移に対する体幹部定位放射線治療は安全かつ有効な治療選択肢で局所制御率は非常に良好。生存成績を改善し、遠隔転移の発生率を低下させるためには、適切な患者選択が必要。
・対象:18歳以上、ECOG PS 0-2、乳がん、肺/肝臓の少数(4個以下)転移、最大径 5 cm未満、転移は肺/肝臓のみ、肺/肝臓以外の病変は安定/全身療法に奏効
・腫瘍エンドポイント:局所制御(LC)
・64例が登録され90病変に対して体幹部定位放射線治療(SBRT)が行われた。
・局所制御率:1年 95%、3年 91%、局所制御期間(中央値)未到達。
・全生存期間(中央値)16.5ヶ月、全生存率:1年 88%、2年 61%、3年 52%
・遠隔無再発生存期間(中央値)8.3ヶ月、遠隔無再発生存率:1年 38%、2年 21%、3年 16%
・単変量解析にて、体幹部定位放射線治療(SBRT)に対する奏効と全生存および遠隔無再発生存との関連を認めた。

 

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