真・女神転生IV

ページ名:真・女神転生IV
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『真・女神転生IV』(しん・めがみてんせい4)は、 アトラスが2013年5月23日に発売したニンテンドー3DS専用ゲームソフト。

2003年に発売された『真・女神転生III-NOCTURNE』より、約10年振りに発売されるナンバリングタイトルである[1]。『真・女神転生』や『真・女神転生II』、『真・女神転生III』のBGMの使用や『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』との一部設定共有があるが、世界観的な繋がりはない[2]

製作は『真・女神転生III-NOCTURNE』などを手掛けた「マニアクスチーム」が行っている[3]

目次

ストーリー[]

グレゴリ歴1492年。東のミカド国に住む主人公はある日、二人の少年と一人の少女に出会う奇妙な夢を見た。夢から覚めると、幼馴染とともにミカド国に伝わる「ガントレットの儀式」を受け、サムライ衆の一員となる。主人公と同じくサムライ衆になった者の中には、夢で会った二人の少年の姿があった。そして主人公の日常は非日常へと大きく変わっていく。

システム[]

バロウズアプリ主人公のレベルアップ後にバロウズが用意するアプリケーション。スキル欄の増加や会話スキルの追加など様々なアプリがある。戦闘中での合体や合体レベル制限の引き下げなども可能。アプリの取得にはレベルアップ時、アイテム使用で入手するアプリポイント(AP)を消費して習得していく。項目によって消費量は異なる。なお、初期状態では交渉もマップも邪教の館も使用することができないがイベントで強制的に取得することになる。邪教の館本作ではバロウズアプリの一つとして登場。合体項目は細かく分けて検索合体・特殊合体・オススメ合体・悪魔合体ライトの4通りで、従来の2、3身合体は無し。死亡中の悪魔も素材にすることが可能。希に合体事故が発生し、本来できるはずの悪魔よりレベル・種族などが異なる悪魔ができる。なお、種族「英傑」は特殊合体以外ではこの合体事故でしか作成できない。検索合体デビルサバイバーのものと同様だが、本作は種類が多いために項目も増えている。悪魔全書内の悪魔も参照できるため、狙った悪魔を作り出しやすくなっている反面、組み合わせパターンが膨大になってしまっており、中盤から条件を絞らないと情報過多で見つけられなくなる。空きストックの有無を無視して悪魔全書内の悪魔を直接合体に使うことも可能。合体時、合体後の悪魔の初期スキル及び素材悪魔のスキル全ての内から任意に選択することが可能。ただし、一部のスキルは継承不可能。特殊合体2~4体による、決まった組み合わせによる悪魔合体。素材悪魔が1体でも仲魔になっていれば残りの素材悪魔の種族とレベルが全て開示され、全て仲魔になればステータスが開示される(条件が必要な場合、条件を満たさないと開示されない)。素材が2体の場合、その組み合わせでの検索合体はできない。それ以外の仕様は検索合体と同様。オススメ合体手持ちの仲魔で現在行える合体のうち、未登録・高レベルなどの理由でおすすめされる悪魔を自動で検索してくれる機能。合体方法というよりは、検索合体の拡張仕様の一つ。初心者でもオススメ合体を実行し続ければ迷わず進めていくことが可能だが、高レベル悪魔が率先して素材に選ばれるため、合体用に用意した低レベル悪魔は選ばれないという欠点がある。悪魔合体ライトバロウズアプリによって追加される機能で、戦闘中に悪魔合体を行う。欠点は手持ちの悪魔が対象・2体合体のみ・プレスターンを消費する・スキルの選択が不可能という点[4]。利点は合体後の悪魔は全回復・本来継承不可能なスキルを継承可能という点。プレスターンバトル『真・女神転生III-NOCTURNE』で採用されたバトルシステム。敵味方のターン時にそれぞれ戦闘キャラ分のアイコンが表示され、その数だけ行動できる。相手の弱点を突けば消費量は減るが、逆に攻撃を回避されたり無効化されるとアイコンが多く消費され、戦闘が不利になる。反射・吸収された場合は、その時点でターン終了となる。優先順位は弱点<無効・回避<反射・吸収。本作では行動回数が増えたり相手の攻撃を無効化すると、敵味方関係なく確率で「ニヤリ」とキャラが笑い、次に行動するまで回避率大幅上昇・攻撃力倍増・クリティカル率アップ・弱点無効化の恩恵が得られる。なお、味方全員が「ニヤリ」状態となると、HP・MPが全回復する。本作では防御力という概念が存在せず[5]、HPも大幅に増えることはないため、10以上低いレベルの悪魔であっても弱点を何度も攻められると思わぬ被害を受けることがある。また、弱点属性を狙い撃ってくる思考パターンを持った悪魔もいるため、弱点への対策は必須と言える。ストーリー進行によっては同行中のメンバーが参戦し、ターン終了時に援護してくれる(この攻撃でニヤリが発生してしまう場合も)。プレイヤーのレベルによって使用魔法が強化される。複数人いる場合、ランダムで一人参戦する。ウィスパーイベント仲魔のレベルアップ時に習得するスキルを全て覚えると発生し、仲魔が覚えているスキルを主人公に伝授する。既に習得しているスキルの場合、最大8回[6] まで威力アップなどの強化補正が加えられる。「死んでくれる?」などの一部の継承不可な専用魔法も習得できるが、代わりに「勝利の雄叫び」のようなパッシブスキルは習得できない。初期では主人公が覚えられるスキル欄が4つしかなく、バロウズのアプリでスキル欄を増やす必要がある。スキル枠については、悪魔の拡張アプリも別途存在する。悪魔の進化「ハイレベルアップ」特定の悪魔がレベルアップすると、進化して1ランク上の悪魔となることができる。そのレベルが近くなると、レベルアップ時に教えてくれる。所要レベルは悪魔によってまちまち。具体的にはレベルが自身の基礎レベル[7] と進化後の基礎レベルの中間となった時である。フィールド東のミカド国では選択によって移動先を決めるが、東京ではラージマップと呼ばれる3Dフィールドで移動する。ラージマップ上では、青緑色のシンボルが存在し、接触すると悪魔と戦闘になる。ダンジョン内ではフィールドをうろつくシンボルに接触・攻撃すると戦闘になる。ダンジョン内のシンボルは、構成メンバーの中で最もレベルが高い悪魔によって形状が異なる[8]。シンボルはこちらを発見すると接近して襲いかかろうとし、先に切りつけることができた場合は先制攻撃で、そうでない場合は速の能力値によって先攻後攻が決められる。従来のエンカウントを抑える魔法「エストマ」は「エストマソード」に変更され、「低レベル悪魔を切りつけた場合(ラージマップ上では接触しただけで)、戦闘に入らず消滅する」という形になった(そのため、ダンジョン内では完全にエンカウント回避する方法はない[9])。よって、ラージマップでは確実に先制できないがエンカウント回避は容易で、ダンジョンではその逆となっている。チャレンジクエストで発生した固定エンカウントの悪魔は赤色のシンボルで表示される。形状については通常のシンボルと同様。街は東のミカド国を除いて全てダンジョン内に併設され、地下を一歩出ると悪魔がうろついているという状況になった。設定上、地下街が安全なのは阿修羅会管轄の街だけだが、ガイア教管轄の銀座も悪魔が出ないエリアがある。イベントや任意探索のダンジョンでは悪魔が人間を捕らえるために張った「結界」を探索する場合がある。結界内は入ってきた場所からすぐ出ることはできず、出る場合は出口を探す必要がある。また、任意探索の場合は構造がランダムで変化し、マップを使用することができなくなる。今回は防具によって外見が変化するようになっており、サムライの制服やデモニカスーツの他にも、「ジークフリード」や「ヨシツネ」の格好になれるコスプレ装備もある(極めて高価だが)。防具はさほど性能ゲインが高くないので、ある程度は趣味で選べる。近接武器は剣・小刀・槍・鈍器といったカテゴリが存在し、切りかかる際の攻撃モーションに差異がある。新しい状態異常「迷子」従来シリーズにもある睡眠・毒・混乱・金縛り・風邪・死亡の他に、「迷子」が追加された。これは衝撃系魔法や一部物理スキルによって発生するもので、遥か彼方に吹っ飛ばされてしまった状態になる。その場にいなくなってしまうので再召喚も回復も不可能であり、戦闘が終了しても回復しない。その辺にいるシンボルに接触すると再会できるが、即座回復できないのである意味死亡よりも厄介。代わりに、氷結・感電・石化といった過去作の状態異常は削除された。チャレンジクエスト本編のメインクエストから外れたサブイベントで、特定のアイテムを納品する「納品クエスト」や特定の悪魔を倒す「討伐クエスト」など100種類以上のクエストが存在する。クリアすると、報酬に加え経験値が加算される(これはメインも同様)。納品のみのクエストは受注する必要はない。通常エンカウント悪魔の討伐クエストや納品クエストの多くは繰り返し実行可能(報酬は初回に比べてランクダウンする)。一部ストーリー進行に必要な場合もある。クエストは主に東のミカド国の酒場「Kの酒場」や東京の地下街に存在する「人外ハンター商会」の掲示板、悪魔との会話時に悪魔から依頼されるなどしてガントレットに登録される。ストーリーとは切り離されて進行するため、チャレンジクエスト受注中はメインクエストを進行させることができなくなり、メインクエストの同行者は参戦してくれなくなるので注意。デジタルデビルサービス(DDS)3DSのすれちがい通信機能を利用したシステム。 事前にプレイヤーのプロフィールカードを設定し、すれ違った他プレイヤーとカードの交換がなされる。カードには現在自分がストックしている仲魔を1体添付する事が可能。カードには白カードと黒カードの二種類があり、白カードですれ違いが発生すると、添付した悪魔のステータスが強化されアイテムを入手する。黒カードですれ違いが発生すると、添付した悪魔同士が合体して違う悪魔になる「無差別合体」が行われ、アイテムを取得する。 また、すれ違いで登録された悪魔は戦闘中一度だけ援軍として一括召喚し、一斉に万能属性攻撃を繰り出す事が出来る。カードは最大12種類まで保存され、それ以上すれ違うと古い順から消去されていく。難易度選択ゲームスタート時点の難易度設定は「新人」。戦闘で二回全滅すると、カロンの部下である鬼たちによって難易度変更のバロウズアプリがインストールされ、メニュー画面からいつでも「候補生」(敵からの先制率ダウン、与ダメージ1.5倍、被ダメージ半分、経験値増加)との切替が可能となる。また、二周目以降では「熟練者」(ショップでのアイテム価格と悪魔全書での召喚費用が3倍、戦闘から逃走不可能)も追加される。難易度の違いでシナリオやクエストの報酬に変化はない。マッカの入手今回、マッカは戦闘で入手することはほぼ不可能[10]。戦闘で入手したアイテムを売るか、フィールドやダンジョン中に存在する「遺物」をショップで売却するかで得るのが一般的。交渉によって入手することも可能だが、アプリの追加が必要となる。遺物はある程度時間が経過すると再び採取可能になる。交渉内容の変化交渉用のスキルは、悪魔を仲間に誘う「スカウト」、アイテムを要求する「トレード」、停戦を持ちかける「ネゴシエーション」、悪魔の行動回数を減らす「ムダ話」、回復を要求する「チャリティ」、マッカを要求する「ファンド」の6種類が存在し、これらはバロウズアプリによって習得・強化することができる。また、交渉に失敗してもその場から立ち去っていなければ再度交渉に持ち込める。交渉のパターンも従来に比べ変化しており、話しかけても即交渉に入らず世間話などから始まる場合の方が多い。運が悪いとこの時点で破談するが、逆に交渉成立に持ち込むこともできる。交渉成立に持って行けても世間話が挟まれる場合があり、ここで失敗するとまとめて破談となってしまう。また、交渉によって経験値が獲得できるようになった。悪魔からの要求物に「ストック内の仲魔の命」が追加された(あとで蘇生魔法で復活可能)。ほかにも、ランダムでデビルサバイバーシリーズのように割高のマッカを払うことで即決を促せるようになった(それでも世間話が入る場合があるが)。会話にも「クリティカル」が導入され、相手が選択肢やアイテムなどを特に気に入った場合、一発で成立に持っていくことができるようになった。この場合と命乞いをしてきた場合、獲得できる経験値はかなり増加する。また、スカウト以外の交渉コマンドは混乱・睡眠・金縛りなど、それぞれに対応した状態異常状態ならば確実に成功する(台詞も専用のものに変化)。なお、従来のシリーズではボスキャラクター格の悪魔とは一切交渉が行えなかったが、本作ではそうした相手にも「ファンド」等の一部交渉を行うことができ、交渉の可否にかかわらず、各悪魔専用の台詞も用意されている。ダウンロードコンテンツ本作で初めて実装された要素。全てクエストの体裁をとっている。ほぼ全て有料。今作では稼ぎづらいマッカ・経験値・アプリポイントを楽に稼げるクエストやDLC専用の装備[11]、専用悪魔を解禁できる討伐クエストが配信されている。討伐クエストは、ストーリーの一部を補完する役割もある(やらなくても分からなくなることはない)。解禁される悪魔はほぼ全てが専用スキル持ちであり、悪名高き「眼光」や無效・吸収耐性を無視する貫通特性など、総じて強力である[12]。魔人の出現種族「魔人」はクエストで出現する2体を除き、それぞれ規定ポイントを通過した時にバロウズから警告され、それでも留まろうとすると出現する。出現するエリアに侵入した際、1/256の確率で出現フラグが立つ。フラグはセーブで保持することが可能だが、留まらない選択をするとフラグが解除されてしまう(全滅してから復活した場合は保持されたまま)。倒すことで特殊合体が解禁される。これらの魔人は1体にもかかわらずプレスターンが5も存在する上にラスボスに比肩するレベルの戦闘力を誇っているため、対策抜きではまず勝てない。加えて、「発狂[13]」パターンも持っている。種族「軍勢」の登場10以上もの大小様々な悪魔によって構成された悪魔の一団が出現する場合がある。これらは構成悪魔の種族に拘らず種族「軍勢」として扱われる。軍勢は構成悪魔の弱点とは異なる弱点が設定されている・全体攻撃スキルに複数回ヒットする[14]・プレスターンアイコンが複数あるといった特徴がある。また、香などレアなアイテムをドロップすることがある。演出の強化3DSとなったことで、全体的に描写が動的・立体的になった。例を挙げると、ダンジョンが3D対応のTPS仕様、スキルでトドメを刺すとその内容[15] によって演出が発生、会話時に立ち絵が2人表示されるようになり演出も強化[16]、といった点がある。

キャラクター[]

新人サムライたち[]

主人公(デフォルト名:フリン)声 - 梶裕貴本作の主人公。東のミカド国のキチジョージ村に住む18歳の少年。名前で呼ばれる際は、「貴様」「こいつ」などと音声が差し替えられる。アトラスのRPGの例に漏れず、基本的に選択肢以外で喋ることはないが、ダンジョン・戦闘時の掛け声やバロウズへの呼びかけなどで声が聞ける。東のミカド国に伝わるガントレットの儀式に挑み、ガントレットに認められたことでサムライ衆の一員となる。様々な運命に巻き込まれた変革の種子たる存在。また、25年前の東京に似たような外見・雰囲気の少年がいたらしい。ヨナタン声 - 神谷浩史主人公が夢の中で出会った人物の一人。物腰柔らかなラグジュアリーズ出身の好青年。カジュアリティーズにも分け隔てなく接する。女性に対してはウブなものの、相応に興味はある模様。生真面目な性格で秩序を重んじる。ただし、間違っていると判断したことは例え敬愛すべき存在の意思だろうと反意を示す場合もある。物語の中盤である人物たちとの邂逅によって、先人たちが守り続けてきた事実に倣い「明日も続く安寧の世界」を望むようになる。最終的には4天使と合体し、熾天使メルカバーとなる。ワルター声 - 小西克幸主人公が夢の中で出会った人物の一人。外見や言動は粗野だが情に厚いカジュアリティーズ出身の少年。漁師の息子なのだが、魚が怖くて仕方がないらしい。ただし、食べる分にはむしろ好んでいる様子。規律に縛られず表裏がない奔放な性格。ただし、下手に出る必要があるときは態度を改めたりするなど、喧嘩腰な性格ではない。ヨナタンとは方向性の違いから言い合いになることもあるが、さほど仲が悪いわけではない。本人としても「自分も年をとったら似たようになる」と一定の理解を示している。黒きサムライの思想や言葉に強く影響され、流されるままにただ生きることを拒み「強者が望むがままに変えられる世界」を願うようになる。最終的にはヒカルと合体し、悪魔王ルシファーとなる。イザボー声 - 沢城みゆきラグジュアリーズ出身の少女でサムライ衆の紅一点。父親はサムライ衆の一員。お嬢様のような口調で喋る。品性高潔な少女だが、黒きサムライのバラ撒いた漫画(フランスを舞台に、男装の麗人が活躍する)にハマる、意外にも乙女な一面がある。毅然とした態度のカガに見惚れたことも。物事を冷静に捉えられる反面、優柔不断なところがあり自己主張に乏しい。ただし、一度決めれば貫き通す意志は持ち合わせている。ナバール声 - 大畑伸太郎国王の侍従の家系であるラグジュアリーズ出身の少年。エリート意識が高く、カジュアリティーズ出身の主人公とワルターを見下している。カジュアリティーズ蔑視の思想を持つ先輩サムライ達と共謀して二人を事故に見せかけて謀殺せんとするが、その騒動のトラウマで精神に致命的なダメージを負い、悪魔から逃げるように多額の除籍金を払ってサムライ衆から離脱する[17]。最終的に、サムライ衆であった頃の記憶もかつての自信もまるごと喪失し、東のミカド国の「新しき指導者」の言葉に従わない異端者扱いを受けることになる。実はラグジュアリーズとして苦労なく生きていくことが望みであり、サムライとなったことで危険にさらされる職務に就かざるを得なくなったことを嫌がっている。彼にとってラグジュアリーズであることは人間的に重要な意味を持っている模様[18]。その執着は強靭で、「新しき指導者」の身分制度撤廃の命にも耳を貸さなかった。しかし、その強い意志ゆえにガントレットに選ばれてラグジュアリーズの生活から切り離され、挙句東のミカド国からも追われることになってしまう。

東のミカド国の人々[]

ホープ声 - 中井和哉サムライ衆を率いる頭。任務に厳しいが民の想いを尊重し、部下からの人望も厚い。かつて悪魔絡みの事件で最愛の女性を失っている。その女性のものか、女物の指輪を私物として所有している。イサカル声 - 前野智昭キチジョージ村に住む主人公の幼馴染で兄貴分。サムライになることに固執していたが、夢破れて故郷へ帰る。そして再会した時、彼は……。ウーゴ声 - 多田野曜平若くして修道院の院長に就いた切れ者。丁寧ながら高圧的な態度を取り人情味に欠け、サムライ衆から嫌われている。意外に自分の分を弁えているようで、自分の置かれた状況を客観視して適応できる。慇懃無礼ながら彼なりに民のことを考えて魔法の遺物の回収を命じていることが明かされている。また、「新しき指導者」達にも不本意ながら民のために従っている模様[19]。あるクエストで、実は恐妻家であることが伺える。ギャビー声 - 田中敦子ウーゴの部下。ある日突如、その地位に就いた謎の美女。その正体はただ一人「鴉」の反逆・蛮行より逃れた四大天使の一角、ガブリエル。ギャビーという名前もガブリエルをもじったものと思われる。思考を捨て自由そのものを忌避している様子がある天使の中にあって、比較的自由や人間に対して友好的な態度を示し、黒きサムライに協力する選択をしても改心の可能性を信じたりしている。ただし、自由は人を惑わせ不幸にさせるというスタンスである。後に封じられた残る同志達の目を覚ます為、秘密裏にサムライ達へ依頼を下す。同胞復活後は真の姿を見せ、堕落した旧体制を放逐して「新しき指導者」として君臨する。その後も、クエストを依頼するときなどはギャビーの姿をとっている。その素性ゆえKが現役時代から当時と変わらない姿であり、1000年前から活動しているらしい。K声 - 秋元羊介Kの酒場を営む元サムライ。右目にアイパッチを付け、左腕には鋏のような義手を装着してる。ホープが頭になる以前はサムライ衆の頭を務めていた。当時の彼は悪魔より恐ろしいという評判。チャレンジクエストを受け付けている。このクエストという娯楽は、東京からやってきたフジワラが滞在中に酒場で行った賭けが元になっている。なお、Kというのは本名ではなく、Aから数えての店主としての世代を示している。「自分が何番目のKかは知らない」という話が聞けるので、Zまで行くとAに戻ると思われる。また、薬屋・武器屋も同様の名称となっている。アキュラ東のミカド国の初代国王。1500年前の人物なので、作中では顔を見せることはない。国王という立場ながら、当時の天使たちからの扱いはあまり良くない。元の名前は「アキラ」と言い、天井ができた後の東京からやってきた人物。天井を目指したのは幼い時分だったにも拘らず、何故か悪魔召喚プログラムを有していた。天使に連れて行かれた姉を救出するために天井を目指したものの、何らかの理由で天使側に協力する立場となり自分に倣って天井を目指すフジワラたちを追い返した。天使たちからの扱いが悪いのも、彼らが切り捨てた「ケガレビト」の血を持ち込んだため。しかし裏では天使たちと対立する大天使マンセマットと通じ、四大天使を封印する計画を立てていた。作中で判明した限りでは「魔獣ミノタウロス」「魔王アエーシェマ」を仲魔にしていた模様。異なる可能性においても、戦闘力に上下があるものの強い意志とカリスマ性を持つリーダーの資質を持った人物が存在する(後述)。アハズヤミカド王現在の東のミカド国国王。メインストーリーでは一切絡まないものの、ウーゴの魔法の遺物探索に許可を出している。とあるチャレンジクエストにおいて、「新しき指導者」に追放され東京に身をやつしていたことやその尊大な性格が判明。神に裏切られた絶望から、本から得た知識を元に自分と同じ名を持つ王と同様「魔神バアル」に救いを求めた。

東京の人々[]

タヤマ声 - 大塚芳忠八部連合阿修羅会を統率する男。突如東京に出現した悪魔と交渉し、秩序をもたらした人物として知られている。六柱の「必殺の霊的国防兵器」と呼ばれる日本古来の地霊神たちを従えている。「依代」と呼ばれる霊具を握られているため忠実ではあるが、災厄を司る「邪神ヤソマガツヒ」でさえ彼に従うことに嫌悪を示している様子がある。元は下っ端のチンピラだったが、悪魔出現の混乱に乗じて現在の地位を確立することに成功した。多分に私欲で動いてはいるが悪魔の好きにさせないという意思は本物である[20]。また現状維持を重んじているためか、従わないものには容赦がないが、支配下のものに対しては不当に搾取するようなことはしていない[21]。カガ声 - 笹島かほるガイア教団に所属する勇ましい女性。池袋における「地母神セイオウボ」との戦いで他のガイア教団員共々捕食される。しかしなおも抵抗する彼女達の強靭な意志が、主人公達に勝機をもたらす。ヒカル声 - 井上麻里奈主人公達の前に現れる少女。荒廃した東京では明らかに浮いた女子高生の服装をしている。東京にやってきた主人公達に興味を示す。その正体は「魔王ルシファー」。よく言えば親密的、悪く言えば媚を売っているという態度をとるため、イザボーには毛嫌いされている。フジワラ声 - 森田順平一般人風の服装をした元新聞記者の中年。純喫茶フロリダでのどかにコーヒーを嗜んでいる。タヤマが恐れる唯一の男。過去にアキラという少年に触発され、ツギハギ達とともに天井の上を目指したことがある。岩の天井は悪魔を使って掘削したらしい。東のミカド国に到達できたものの天使たちに追い返されてしまい、再起を図って人外ハンター協会を設立した。ナラク内にあるターミナルは彼が設置したもの。ツギハギ声 - 山路和弘名前の通り顔に継ぎ接ぎがある男性。軍人のような武装をし、荘厳な拵えの長太刀を携える。あるルートにおいては、「東京の守護神」を蘇らせるために彼の助力が必要となる。元陸軍で、悪魔討伐隊の生き残り。当時共闘し、東京を救うために守護神と一体になって死んだ少年は、ある人物の前世に当たる。顔の傷は、かつて天使たちとの交戦で負傷した名残。「精霊ウンディーネ」という悪魔を連れていたが、25年前の戦いの際に逃げられた模様。ターミナルの番人声 - 高木渉阿修羅会管轄+αにあるターミナルを守る謎の人物。場所によって外見が違うが、声は全く同じ(フルボイス)。女性の格好をしている場合もある。ターミナルに結界を張り、近づくものには容赦なく悪魔をけしかける。実は彼との戦闘回数によって呼び出す悪魔が決まっており、立ち寄る順番を変えることで、場所と召喚悪魔によってそれぞれ異なる内容のボイスを聞くことができる。

その他[]

黒きサムライ声 - 田中敦子突如ミカド国に出没した謎の人物。東のミカド国に漫画や小説などの本を授けて回っており、主人公らに意味深な言葉を投げかける。素顔はギャビーと瓜二つ。一度は主人公達に無抵抗のまま捕縛され、「自分は蘇る」という言葉を遺して処刑されるも言葉通りに復活する。その正体はガイア教団の教祖ユリコで、更なる真の正体は「夜魔リリス」。なお、主義や手法はともかくとして、その行動は彼女なりに人間や世界を慮ってのものである。ギャビーと同じ顔なのは、自身の行いがかつてのギャビーと同等のものであることに基づく皮肉だとギャビーは推測している。スティーヴン声 - Cho主人公達の前に現れる車椅子の紳士。東のミカド国内の結界の中などありえない場所に突如出現する。悪魔召喚プログラムの開発者であることが明言されている[22]。バロウズ声 - 甲斐田裕子サムライたちのガントレットに搭載された女性型オペレーティングシステム。ミカド国の人々からは"ガントレットに住まう妖精"と認識されている。悪魔召喚プログラムによる悪魔の使役やアプリケーションの管理、サムライ達のナビゲーションを担当する。マンセマット声 - 高木渉タヤマに協力する大天使。胡散臭い雰囲気を醸し出しているため、ワルターに「ペ天使様」呼ばわりされる。また、「鴉」とも呼ばれる。前作「STRANGE JOURNEY」では生粋のロウサイドとして登場していたが、今作では前述のように人間に与する立場にある。ルートを問わず彼の方から敵対するようなことはないなど、ひたすら不干渉を貫く[23]。世界は人間が収めるのが神の意思と考え、人間を信じず徹底管理しようとする四大天使とは敵対している。大天使達が人間を神の望む姿にしようとしているのに対し、マンセマットは迷いなどによって神を信仰するという事態を望んでいる。アキラ声 - 郷田ほづみ別世界の東京に存在する人物。「砂漠の世界」のアキラは不毛の大地と化した東京の復興に奔走し、「爆炎の世界」のアキラは獣人のような姿をした悪魔人間で、東京を制圧し「東京王」を目指している。それぞれ秩序の果てに混沌を、混沌の果てに秩序を求めるようになる。いずれの世界でもリーダー的な立場に属し、過去に姉を天使に連れ去られて失くしているという共通点がある。また、元の東京にもアキラという人物は存在していた模様。キヨハル声 - 神谷浩史砂漠の東京に生きる新宿シェルターのリーダー。身体中に無数の十字架が刻まれ、救世主の到来を待ち望む。かつては有名私立高校の学生であり悪魔討伐隊の一員であったが、神への盲信と生存者からの非難による精神崩壊などで40代とは思えないほどに一気に老け込み、狂気じみたその言動からシェルター内では腫れ物扱いされている[24]。地を灼かれ、毒の大気に冒されてなお、未だ神による救済を信じている。しかし、「神霊エンシェント・デイ」の到来により、神の真意を知ってしまう。なお、同等の存在である「混沌王サナト」は爆炎の世界に登場する(DLCシナリオ)。ケンジ爆炎の東京の支配者にして最強の力を持つ悪魔人間。プラズマが巨大な人の顔を成したような姿。悪魔人間と家畜人間の共存関係を始めとする爆炎の東京の社会機構を作った男。まだ人間だった頃から天使の襲撃を跳ね除けた猛者として名を馳せており、「東京王」の異名で住人たちから恐れられている。「イントルーダー」と呼ばれる人間に無限発電炉ヤマト(爆炎の東京にもある)のリモコンを奪われ、自身も殺害されるというホワイトメンの予言を恐れ、市ヶ谷駐屯基地に立て籠もっている。人間を悪魔人間と家畜人間に分けたのも、自主性を必要とする悪魔召喚プログラムを使えなくするためと言われている。彼が悪魔人間になった理由は、仲間の一人が天使の攻撃から彼を庇って死んでしまったという事件から「生き残る上で結局頼みになるのは自分の力以外に無い」という結論に至ったためだと住人たちは語る。度重なる戦いの結果なのか、弱気な性格・戦闘狂な性格・卑劣な性格など、状況によって性格や手口が変化するという分裂症気味な気質になっている。ホワイトメン声 - 多田野曜平、秋元羊介、沢城みゆき、前野智昭天使達に滅ぼされた旧人類の記憶を体現した存在。作中ではウーゴ、K、イザボー、イサカルの姿を取り、主人公達に語りかける。神に従おうと歯向かおうと人間の未来は変わらないと絶望し、神の思惑から逃れる唯一の術として虚無を望んでいる。なお、彼らは何故か主人公達を「5番目の人類」と呼ぶ[25]。メルカバーロウの中核を担う、「神の戦車」。4大天使の力を結集させた神の御業そのもの。神の意思を遂行する為には自己犠牲すら厭わない。なお、メルカバーの姿は男性・ライオン・雄牛・ワシの頭がついているとされるが、本作ではそれは「大天使セラフ」となっている。このセラフは4大天使とはまた別の存在で、いささかややこしくなっている。ルシファーカオスの中核を担う、「悪魔王」。人間の血肉を受けて実体化した存在。従来のシリーズとはかけ離れた姿をしている。自身の前に立ちふさがる、一様に何も考えず同じことしか言わない天使たちに対し「お前たちの姿を見ると胸が張り裂けそうになる」と語っている。マサカド声 - 中田譲治ニュートラルの中核を担う、「東京の守護神」。とてつもないほど巨大であり、首だけでも必殺の霊的国防兵器同様の岩塊となるほど。デザインも人型の岩山というべき姿となっている。東京の人々の希望を糧としており、希望が失われると力を発揮できず最悪暴走してしまう。東京を迫り来る驚異から守った後、首は東京のある場所で岩塊となった。謎の少女スティーヴン同様、突如現れる少女。オープニングで、主人公に何かを呼びかけている。その正体は「東京の女神」であり、東京に住まう全ての人たちの希望そのもの。スティーヴンとは何かしら面識があるようだが、詳細は不明。

用語[]

ガントレットサムライ衆の証である籠手型の携帯デバイス。従来シリーズの「COMP」に相当し、「悪魔召喚プログラム」や「DDS(デジタルデビルサービス)」といった機能を使用できる。東のミカド国の文明から見れば明らかにオーバーテクノロジーと思われる精密機器であるが、出自などについては謎が多い。この中にインストールされているOS「バロウズ」についても、同国の人々からは"ガントレットに住む妖精"と認識されている。数に限りがあるため、死亡したサムライのガントレットは初期化された後、後任が探されることになる。ただし、内部の仲魔が抵抗する場合がある。実はアキュラなど東京からやってきた人間が持ち込んだものであり、天使たちには忌まわしき道具である。ギャビー曰く「見逃してあげた」。悪魔召喚プログラムかつてスティーヴンが開発し、ネット上にばら撒いたプログラム。フリーソフトとして出回っており、インストールできる端末があれば誰でも入手できる。主体性を持たない人間には起動させることができず、カオスのように強さに傅いている者やロウのように思考を持たない者には扱えない。東のミカド国カントーと呼ばれる大地にある城塞都市。約1500年前に初代国王アキュラが興し、現在はアハズヤミカド王が治めている。ミカド城の周辺にも領地は広がっており、「キチジョージ村」「チヨダ村」「シンジュク村」といった集落が存在する。年号は「グレゴリ歴」。実は、東京にできた「天井」の上に作られた国であり、住民は天井ができる前に東京から天使が集めた純真な子供を「繭」の中で肉体操作した存在の末裔。なお、この繭は天使がいないと維持が出来ず、中に取り込まれた人間は死亡してしまう。内部における悪魔の発生やガントレット適合者などは、実はアキュラやフジワラたちが到来したことで「ケガレビト」の血が混ざったことによるもの。時間の流れも東京のそれとは異なっており、作中の情報から東京の約75倍[26] の速さとなっている。東京と東のミカド国のどちらがおかしいのかは不明。ガントレットの儀式「東のミカド国」で毎年、修道院によって行われる儀式。同国で18歳になった者は全員参加する義務があり、サムライ衆の証である「ガントレット」を起動できるかどうかを試される。ここでガントレットを起動できた(ガントレットに認められた)者はサムライとして取り立てられ、同国の治安維持に従事することとなる。「カジュアリティーズ」出身者にとっては、生涯で唯一「ラグジュアリーズ」になることのできるチャンスでもある。前述の通りガントレット(悪魔召喚プログラム)は主体性を持つ者だけが起動できるとされ、そのため起動できる確率は低く、物語開始前の数年は1人も出なかった模様。そのため、起動できたものはサムライ衆への参加が強制される。また、ガントレットを起動するにはアキュラ王を始めとする「ケガレビト」の血が濃い必要がある。サムライ衆「東のミカド国」において、王国の治安維持に従事する集団。宮仕えの身として、王城で生活している。主な仕事は、秘密裏に悪魔退治を行うことである。初代国王アキュラはサムライの祖としても語り継がれている。広場には当時の伝説が残されている。身分格差「東のミカド国」に住む人々は、富を持ち、政治の要職や知的労働を主とする上位階級「ラグジュアリーズ」と、世襲制によって農作業や肉体労働、商業に従事する下位階級「カジュアリティーズ」という二つの身分階級に分かれて生活している。ラグジュアリーズの多くが自らのことを支配階級と認識し、カジュアリティーズを軽視する一方で、カジュアリティーズの多くはラグジュアリーズに対して不満を持つことなく、身分の差による生活水準の差を受け入れている。これはカジュアリティーズに対して徹底した情報統制が行われており、その情報統制が行われていることさえカジュアリティーズの人々は全く意識していないためである。結果、カジュアリティーズはそもそも思考するという行為自体しなくなっている。思考がないがゆえにカジュアリティーズは不満も我も持つことがないまま暮らしていたが、黒きサムライがもたらした本に接することで欲求を内に貯めこんでいった。やがて、ラグジュアリーズへの愚痴大会兼朗読会である「サバト」が開催されることになる。悪魔作中で登場する超常の存在。従来シリーズのそれとは異なり、人間の欲望の権化たる存在であり、強い願いや意志に呼応して人間が悪魔へと変ずることがある。天使を含めて人間に密接しており、リリスや四大天使らは「なぜ人間の前に現れたのか」という問いに対し「人間がそれを求めたから」と返し、逆に姿を消す理由を「人間が自分たちを必要としないから」と語る。そのため、人間がいる限り神も悪魔も消滅することはない。合わせて魔界の定義も異なっており、人々の意識によって形成された虚構の世界となっている。無限発電炉ヤマト未知のプラズマエネルギーを利用し、名の通り無限の電力を供給する東京の心臓部と言える施設。このプラズマエネルギーについては詳細不明だが、作中で悪魔の力を利用しているものだと語られている。本来はブラックホールを生み出す粒子加速器であり、暴走させてワームホール化することで異世界への転移が可能となっている。細かい経緯は明かされないものの、このワームホールが魔界に繋がってしまい、悪魔が溢れ出したのが全ての発端である。必殺の霊的国防兵器悪魔噴出に伴って25年前に発生した大戦の際、侵略に対抗するために召喚された六柱の地霊神[27]。国津神・天津神・邪神など、種族は様々である。また、それ以外にも「東京の守護神」がいる。国防を司る存在として日本を守護することに強い意識を持っている。依代と呼ばれる自身にまつわる霊具を持つ者に忠誠を誓うという制限がある。倒されると見上げるほどの巨大な岩塊となり、再度依代に呼応するまで動かなくなる。魔法の言語/魔法の遺物ミカド国の人間から見た謎の言語、または物。ガントレットに表示する文字や本の文章などを同国の人間は魔法の言語として認識している。なお、文字だけではなく言葉としても解析されているようで、作中で「魔法の言語で喋っている」という話が聞ける。逆に、東のミカド国の言語がどのようになっているかは不明。なお、遺物の説明文には主人公たちの目線でどう見えるかが記載されており、彼らの文化を把握することができる。東のミカド国の住民は元を辿れば東京の人間であるため、勉強なしで魔法の言語で書かれた本を読むことが可能であり、読んでいるだけで習得が可能な模様。東京岩の天井により空が塞がれ、暗闇に閉ざされた都市。街の至るところに悪魔が出没し、人間は地下街で暮らしている。かなり狭い範囲でしか往来できず、外側は分厚い岩盤に遮られている。大凡、環状7号線及び荒川の内側となる範囲が舞台。インデックスの本社所在地であるキャロットタワーも「キャメロンビル」ともじった名称で登場する。他にも建物名などはもじった名称が用いられている。荒廃してはいるが、電力供給は阿修羅会により辛うじて保たれている模様。食糧事情も困窮としており、日が差さないため植物はほとんど育てられず、肉も悪魔の肉[28] を食べているという状況となっている。作中でスカイと呼ばれる塔の頂上が東のミカド国につながっている。この岩の天井は、実は東京の守護神が破滅の危機に陥った東京を救うために形成したものであり、悪魔発生とは直接関係はない。天使たちは東京の人間を「ケガレビト」と蔑称し、過去にフジワラ達が地上にやってきた際に彼らを排除している。その後、どういう経緯か第1展望台近くに「鬼女メデューサ」が出現したため、天井を目指す者はいなくなった。人外ハンター東京で悪魔討伐や依頼などで生計を立てている者。各地下街に点在する「人外ハンター商会」はハンターの憩いの場でもあり、チャレンジクエストの斡旋を受け付けている。主にスマホを召喚デバイスとしている。八部連合阿修羅会六本木を拠点とする東京の最大勢力。東京に出現した悪魔と交渉し、「地下街にいる人間は襲わない」という約束を取り付けることで秩序をもたらした。東京のほぼ全域を支配下に置き、住民は彼らの庇護のもとで暮らしている。彼らのやり方に賛同しない者には容赦ない制裁を下すという。また、人類を守る悪魔討伐隊と敵対したり、管轄外の人外ハンター増加を阻むために秋葉原を爆破したり、自由な移動をさせないために橋を落としたりなど、幅を利かせるために無茶苦茶な行動に出ている。如何にもチンピラといった容姿をしており、銃火器や刀などを武器にしている。構成員の中には悪魔と共にプレイヤーに襲いかかってくる者もいる(通常の悪魔と違い、会話で仲魔にすることも合体で作ることもできない)。裏ではとある目的で言葉巧みに子供を集めている。ある施設で阿修羅会の人間が「誘拐したほうが早い」とこぼしている点から、タヤマは最低限交渉で集めるようにしている模様。赤玉正体不明の物質。悪魔にとっては人間より美味いとされ、阿修羅会が上記の取り決めを結べたのも赤玉によるところが大きい。仮に地下街から出てしまっても赤玉を与えることで悪魔の襲来を回避したりできる。その実態は極めておぞましいものであり、人間が食べてしまった場合、取り返しのつかない作用を発揮する。ガイア教団銀座に拠点を置く組織。「力ある者が生き残る」という適者生存の思想を掲げ、悪魔との共存を謳う阿修羅会とは敵対している。阿修羅会が人間と悪魔の間に仕切りを設けているのに対し、こちらは双方強いものが歩み寄る形。笠を被った修行僧といった容姿をしており、己の肉体を駆使して戦う。阿修羅会同様、プレイヤーに襲ってくる信徒もいる(仲魔にできない点も同じ)。悪魔討伐隊霞ヶ関を拠点として活動していた部隊。現在はほぼ壊滅状態であり、生き残りも人外ハンターとなっている。「STRANGE JOURNEY」にも登場した黒色のデモニカスーツが標準装備だった模様[29]。腕にはガントレットと思しき装置がついている。砂漠の東京/爆炎の東京25年前を分岐点として存在する、別の可能性の東京。どちらも天井は存在しないが、砂漠の東京は砂漠と巨大なクレーターばかりの殺風景な世界で、爆炎の東京はそこかしこで爆炎が上がる殺伐とした世界になっている。それぞれロウとカオスの行き着く果てと言える世界。砂漠の東京は、神による人類淘汰を受け入れてしまった世界であり、選ばれた人間は繭によって連れ去られ、そうでないものは神の下僕である「魔王プルート」の吐き出す毒によりじわじわ死に至るという絶望的事態に置かれている。爆炎の東京は、神の意思に逆らい天使を殺し尽くした世界であり、支配者であるケンジの命令によって悪魔と融合した悪魔人間とその悪魔に糧を提供することで生きながらえる家畜人間とに分けられている。神唯一神、法の神とも。宇宙を含めた全ての世界の創造主。本作には直接登場しないが、四大天使やホワイトメンなど多くの登場人物の会話の中に出てくる。真・女神転生シリーズを語る上で欠かせない存在。少なくとも本作では明確な意思は示していないようで、4大天使とマンセマットの間で解釈の齟齬が生まれている。東のミカド国では崇拝の対象だが、東京および砂漠の東京では天使たちと共に人々から恐れられている。「神霊」と呼ばれる自らの化身を無数有しており、チャレンジクエストのボスとして強大な力を持つ邪神「デミウルゴス」ですらその一つに過ぎないと言われている。本作に登場する直接的な化身はメルカバーやエンシェント・デイなどがいる。また、神の出現によって旧来のあり方を奪われた「古き神々」の動向等が、チャレンジクエストで描かれている。

スタッフ[]

開発スタッフ[]

  • シナリオ原案 / シリーズ悪魔デザイン - 金子一馬
  • ディレクター - 山井一千
  • シナリオ - 山本眞司、山井一千
  • キャラクターデザイナー - 土居政之
  • アートディレクター - 石田栄司
  • メインプログラマー - 大山智
  • サウンドディレクター - 土屋憲一
  • サウンドコンポーザー - 小塚良太、土屋憲一、小西利樹

新規悪魔デザイン[]

  • 韮沢靖
  • 篠原保
  • 雨宮慶太
  • 秋恭摩
  • 西村喜廣

漫画版[]

真・女神転生IV -Prayers-[]

『真・女神転生IV -Prayers-』(しん・めがみてんせい4 -プレイヤーズ-)は三浦征隆による漫画作品。『Vジャンプ』(集英社)2013年7月号から連載中。

あらすじ[]

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登場人物[]

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ヨナタンニコラアスマ堕天使アミー謎のサムライ

真・女神転生IV DEMONIC GENE[]

『真・女神転生IV DEMONIC GENE』(しん・めがみてんせい4 デモニック・ジーン)はフクダイクミによる漫画作品。『Vジャンプ』のホームページにて2013年6月21日からWeb連載中。

あらすじ[]

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登場人物[]

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脚注[]

テンプレート:Reflist

外部リンク[]

  • 真・女神転生IV オフィシャルサイト
  • Vジャンプ内公式サイト

テンプレート:女神転生テンプレート:アトラステンプレート:Vジャンプ連載中テンプレート:メディアクリエイト週間ソフトセルスルーランキング第1位 2013年テンプレート:ファミ通週間ゲームソフト販売ランキング第1位 2013年テンプレート:Video-game-stub

  1. “約10年ぶりのナンバリングタイトル登場! 『真・女神転生IV』が発売決定 - 電撃オンライン}}”. 電撃オンライン ({{#if: |n.d. |). 2013年4月28日閲覧。
  2. “電撃 - 『真・女神転生IV』でもマッカビームが脅威となる!? インデックスのステージで開発者がファンからの質問に回答【ニコニコ超会議2】}}”. 電撃オンライン ({{#if: |n.d. |). 2013年4月28日閲覧。
  3. “3DS「真・女神転生IV」主人公たちサムライの暮らす「東のミカド国」や登場キャラクター、悪魔を育てて戦うバトルシステムを紹介|Gamer}}”. Gamer ({{#if: |n.d. |). 2013年8月6日閲覧。
  4. 初期スキル+各スキルの優先度によって固定(ランダム要素なし)。
  5. 防具類は耐性変更及びステータス補正のみで、ステータスにも防御力に関する項目はない。
  6. スキルによって異なる。3回までの場合もある。
  7. 仲魔になった直後のレベル。
  8. 人型・子供・鳥・霊体・獣などの種類がある。
  9. さらに、一切に複数のシンボルが出現する場合もある
  10. 事前に交渉を行って失敗していた場合、払ったマッカ・アイテムを取り返すことはできる。
  11. アスモデウスなどの人型悪魔の格好になれるなど、見た目のインパクトが強いものが多い。
  12. 決してクリア上必須なものではない。
  13. 反射魔法などの使用により、自身の攻撃で誰にもダメージを与えられない状況になった場合に発生する、万能魔法しか使わなくなる行動パターン。
  14. 例外として、最上級万能魔法「アンティクトン」は全能力弱化の効果もあるためか1発しか当たらない
  15. 4属性+打撃・斬撃・射撃・斧撃(仮)の8パターン
  16. 遠近感の概念も強化され、「あるキャラとの会話中、別のキャラが遠くで悔しそうな顔をしている」という状況描写や少しずつ近寄ってくるなどの演出が発生する。
  17. 表向きはウーゴによって戦力外通告を受けた扱い。
  18. 顔も忘れてしまった主人公に助けられた際は「君は優しいからラグジュアリーズだな」と零している。
  19. 公式設定画集の104pより。
  20. 公式設定画集の116pより。
  21. 作中で分かる限り、赤玉の値上げも諸事情で在庫が怪しくなった場合のみ。
  22. 公式設定画集の128pより。
  23. ルートによって討伐クエストが出される場合があり、その時だけは人間を「泥人形」呼ばわりしている。
  24. 公式設定画集P.124
  25. 彼らが過去に神に滅ぼされたこと、IIIやSJでは物語開始以前に別の人類が存在していたことなどから、SJを含めて本作が5番目であることを指している可能性があるが、詳細は不明。一応、ホワイトメンが取る姿の面々は旧作の各主人公と符合する点はある。
  26. アキュラが建国したのは約1500年前であるのに対し、東京で天井を目指したのはは20年前とのこと。
  27. ミチザネなど、神格化された元人間もいる。
  28. それに合わせてか、「フード」という種族が登場している
  29. ゲーム中ではブラックデモニカと表記。あるショップでは「STRANGE JOURNEY」と同色のデモニカスーツが販売されている。


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