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Smallwikipedialogo.png | このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事は光神話 パルテナの鏡にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。 |
テンプレート:Otherusesテンプレート:コンピュータゲーム『光神話 パルテナの鏡』(ひかりしんわ パルテナのかがみ)は、1986年12月19日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用コンピュータゲームソフトである。
任天堂が手がけたファミリーコンピュータのディスクシステム用ゲームで、同ハード用ソフトの第4作となる(海外の「NES」ではディスクシステム未発売のため、ロムカセットとして発売)。アクションゲームであるが、ステージによって縦スクロールや横スクロール、探索アクションやシューティングなど目まぐるしく内容が変わるのが特徴。
海外でも大きな人気を得た作品であり、後述のように海外のみ発売の続編が登場し、その後も続編の要望が頻繁にあったとされる[1]。
2004年8月10日にはファミコンミニ ディスクシステム セレクションとしてゲームボーイアドバンスに移植発売された。2007年1月23日にはWiiのバーチャルコンソールで配信され、2013年8月14日にはWii Uのバーチャルコンソールでも配信された。2011年12月19日にはニンテンドー3DSの3Dクラシックスとして、「ちょっとマリオなニンテンドー3DS」キャンペーン応募者に先行無料配信された(キャンペーン終了後、通常販売もされている)[2]。この3Dクラシックスは、3D映像に対応しているだけでなく、矢の連射などが可能な「アレンジ」操作が新たに追加されている。
神様と人間が一緒に暮らしていた時代、エンジェランドは光の女神パルテナと闇の女神メデューサによって治められていたが、メデューサが人間に対し酷い仕打ちをするため、パルテナはメデューサを醜い姿に変え冥府界に追放した。
しかし、メデューサは冥府界の魔物達と手を結ぶと、エンジェランドに奇襲をかけ、パルテナ軍から三種の神器を奪って勝利し、エンジェランドを征服してしまった。兵士達は石に変えられ、エンジェランドは魔物の棲みつく闇の世界となった。
パルテナは最後の力をふりしぼり、冥府界に幽閉されていた親衛隊長のピットを脱出させて弓矢を与え、最後の望みを託した。
ピットは左右の移動とジャンプ、弓矢の使用が可能。
残機の概念はなく、体力が無くなるか画面外に落下した時点で即ゲームオーバーとなる。
ゲームオーバーになると「コンティニュー スル」か「セーブ スル」が選べる。「コンティニュー スル」を選択するとゲームオーバーになったエリアのスタート地点から体力1メモリの状態で再開し、「セーブ スル」を選択するとこれまでの状況をセーブしてゲーム終了となる。セーブして再開した場合はコンティニュー時と同じ状態での再開となる。
ピットは敵を倒すとスコアとハートを入手できる。この世界でのハートは、お金に相当するものである。スコアは一定以上蓄積するとエリアクリア時に体力の上限が上がり(上限が上がっても、上限で増えた分の体力は回復しない)、また神様に弓矢の攻撃力をアップしてもらうときの条件にも影響している。全ての面をクリアしたときのスコアは、プレイヤーネームと共に上位5人までがプレイヤー選択画面に記録される。
ハートはお店(ヤミ屋と普通の店があり、ヤミ屋は商人口調でしゃべってくる)から各種のアイテムを購入するのに必要となり、また、神様の修行に耐えることでもアイテムは入手できる。アイテムには体力回復や落下からの回復、弓矢の飛距離アップや貫通力がつくもの、ピットの周りを旋回するバリア等がある。
一定のスコアに達していれば、神様の部屋で貰える矢は攻撃力を最大5段階アップする矢であり、この矢をもっているかどうかで、その後の攻略に影響してくる。例えば、攻撃力が最高値である5に達していれば、地上界と天空界の砦のボスを倒すのに、40発で済むのに対して、攻撃力が初期値の1のままであれば、200発当てないと倒せない。また、ベストエンディングを見るためにも攻撃力5にあげておく必要がある。
ゲームは冥府界、地上界、天空界、天空の神殿の4つのステージで構成される。冥府界から天空界までにはそれぞれ3つのエリアと砦があり、砦でボスを倒せばそのステージはクリアとなる。
冥府界と天空界のエリアは上へと進む縦スクロール、地上界では右へと進む横スクロールとなっており、ここで画面外に落ちるとミスになるが、縦スクロールの面では下にはスクロールしないため今まで進んで来た所に落ちてもミスになってしまう。エリアには各所に部屋が配置されており、中ではアイテムの入手、体力の回復、神様の修行、敵との戦闘などができる。
砦では固定された画面が縦横に繋がった迷路となっており、仲間の「イカロス」が石化されて置かれている。これをハンマーで叩いて元に戻しておくと、ボスと戦うときだけ応援に来てくれるが、後述のようにとても弱い。それぞれボスを倒すと三種の神器の一つを入手できるが、最終面まではこれといってメリットがない。
最後のステージである天空の神殿は右スクロールで、三種の神器を手に入れたピットは飛翔が可能になっているため落下の心配が無くなり、ここだけ別のシューティングゲームのように感じられる。ここをクリアするとエンディングとなり、プレイ内容によってピットに数段階の称号が与えられる。その後最初からやり直しになるが、2周目の特典などは何も無い。
ここでは主要なキャラクターのみを書く。
ピット主人公。パルテナ軍の親衛隊長である少年天使。メデューサたちとの戦いで敗北して冥府界の奥に捕らわれたが、パルテナが最後の希望として開放し、冥府界からの脱出、そしてメデューサたちとの戦いに再び向かうこととなる。パルテナピットの主人である、天空界「エンジェランド」を統べる光の女神。人間を愛し恵みを与え、人間に悪事を行うメデューサに罰を与えたが、そのことでメデューサから憎まれ、怪物になったメデューサに捕らえられてしまう。だが、最後の力で捕らわれたピットを開放し、ピットはメデューサ撃退とともにパルテナ救出のため戦うこととなる。しかし、当作品ではエンディングに登場するのみである。イカロスピットの部下であるパルテナ軍の兵士。呪いで石にされており、発見してハンマーで岩を砕くと復活し、ボス戦で弓矢による援護を行ってくれる。だが、このイカロスたちは「敵の攻撃を一撃でも受けるとやられてしまう」という虚弱さを持ち、何もしないうちに倒されてしまうことも多い。このことは後年になって『大乱闘スマッシュブラザーズX』においても反映され、ピットの最後の切りふだ「パルテナ親衛隊」でピットの援軍として登場し突進攻撃を仕掛けるが、一発でも攻撃を受ける(あるいは敵を含めた何かに衝突する)だけで墜落するというひ弱なキャラとなっている。続編『新・光神話 パルテナの鏡』では「イカロスナイト」、「イカロスマッチョ」というキャラが登場し、イカロスは復活できる設定が追加されている。ツインベロス冥府界のボス。2つの首を持つ炎の番犬。ギリシャ神話における冥府の番犬「ケルベロス」がモデルと見られるが、前述のように首の数などが異なる。ヒュードラー人間界のボス。フィールドを跳ね回るヘビの怪物。元の神話における9つの首をもつ毒蛇「ヒュドラー」がモデルと見られるが、前述のように容姿などが大きく異なる。続編『新・光神話 パルテナの鏡』では空を飛ぶ三つ首竜として登場している。パンドーラ天空界のボス。シャボン玉に顔が付いたような姿の怪物。地形を貫通移動でき、泡を飛ばして攻撃してくる。追い詰められると姿を透明にするが、影を消すことはできない。なお、名前のモデルとなった原典は「パンドーラ」のため、続編『新・光神話 パルテナの鏡』では女性であるとされている。メデューサ本作の最終ボス。元々はパルテナと対なる力を持つ闇の女神で、二人で世界を統治していたのだが、人間嫌いだったため人々に酷い仕打ちをしてパルテナの怒りを買い、冥府界に追放される。そのことを逆恨みして、冥府界の怪物を部下にして「冥府軍(続編『新・光神話 パルテナの鏡』で付いた名称)」を組織し、天空界を攻め落とした。かつては美しい容姿だったらしいが、追放された際に怪物の姿へと変えられ、ヘビになった髪の毛と緑色の肌、巨大な一つ目の顔など醜い姿になってしまった。ゲーム中は、壁に巨大な顔が埋め込まれた姿で登場する(海外のNES版および3Dクラシックス版では倒された後に目玉の部分から人間に近い女性の姿になるため、戦闘時の姿は変身したものと思われる)。世界観は大まかにはギリシャ神話をモチーフにしている。しかしその一方、ギリシャ神話とは無関係なコミカルな演出が多いのも特徴である。代表的なものとしては
などがある。
ゲーム中の音楽は田中宏和の作曲によるものである。彼の大きい鼻は、敵キャラの「メガネハナーン」のモチーフにもされている。
テンプレート:脚注ヘルプテンプレート:Reflist
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