2.4 データ型
SQLで扱うことのできるデータ
一般に、リレーショナルデータベースの表では、それぞれの列に同じ種類のデータを格納する。
2.4.1 SQL-92規格のデータ型
- 固定長文字列(CHAR, CHARACTER)
このデータ型の列には、人名、会社名、商品名、住所、明細など、様々な文字列を格納する。列を定義するときに、バイト単位で長さを指定することができる。
- 整数(INTEGER, INT)
このデータ型の列には、数量、番号、年齢など、整数値を格納する。社員番号、顧客番号、注文番号など、様々な識別番号を格納することもできる。
- 小数(NUMERIC, DECIMAL, DEC)
このデータ型の列には、パーセンテージなど、小数部を持つ数値を格納する。列を定義するときに、精度とスケールを指定することができる。<精度>には、整数部と小数部を合わせた桁数を指定する。<スケール>には、小数部の桁数を指定する。
データ型 | 意味 | |
---|---|---|
文字型 |
CHAR(<長さ>) CHARACTER(<長さ>) |
固定長文字列 |
VARCHAR(<長さ>) CHAR VARYING(<長さ>) CHARACTER VARYING(<長さ>) |
可変長文字列 | |
NCHAR(<長さ>) NATIONAL CHAR(<長さ>) NATIONAL CHARCTER(<長さ>) NATIONAL CHARACTER VARYING(<長さ>) |
固定長各国語文字列 | |
ビット型 |
BIT(<長さ>) |
固定長ビット列 |
BIT BARYING(<長さ>) | 可変長ビット列 | |
数値型 |
INT INTEGER |
整数 |
SMALLINT | 低精度整数 | |
NUMERIC(<精度>,<スケール>) DECIMAL(<精度>,<スケール>) DEC(<精度>,<スケール>) |
小数 | |
FLOAT(<精度>) | 浮動小数点数 | |
REAL | 倍精度浮動小数点数 | |
DOUBLE PRECISION | 高精度浮動小数点数 | |
日時型 | DATE | 日付 |
TIME(<精度>) | 時刻 | |
TIMESTAMP(<精度>) | 日付と時刻 | |
時間隔型 | INTERVAL | 時間間隔 |
SQLite3で使用できるデータ型は、以下のとおり。
NULL | NULL値 |
INTEGER | 符号付整数。1,2,3,4,6,8バイトで格納。 |
REAL | 浮動小数点数。8バイトで格納。 |
TEXT |
テキスト。UTF-8, UTF-16BE, UTF-16LEのいずれかで格納。 |
BLOB |
Binary Large OBject。入力値をそのまま格納。 |
2.1 SQLの概要
2.2 SQLのプログラミングインターフェイス
2.3 SQLの構文規則
2.4 データ型
2.5 SELECT文の基礎
2.6 まとめ
2. SQLの基礎
3. 演算子
4. 関数
5. SELECT文の句
6. 表の結合
7. サブクエリー
8. データの操作
9. 表の作成と保守
10. ビューとインデックス
11. トランザクション
12. セキュリティ
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