ジョン・ハモンド

ページ名:ジョン・ハモンド

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目次

概要[]

ジョン・ハモンド

John Hammond

詳細

キャスト

CV

  • 永井一郎(1~2,経営シミュレーション)
  • 魚建(エボリューション)

状態

死亡(ワールド時点)

職業

インジェン社、ハモンド財団創始者

家族

出演作

映画

書籍

ゲーム

玩具

  • LEGO Jurassic World(玩具)
ジョン・ハモンド(John Hamond)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する主要人物の1人である。

科学の英知を結集した史上最高のテーマパークこと「ジュラシック・パーク」の生みの親であり、いま現在まで長く続いている当コンテンツの根源とも呼べる人物の1人である。

映画版と小説版の両方に登場、どちらの作品でも物語における重要なポジションを担っているが、その活躍および性格が全く異なっている。

映画における人物像[]

ジュラシック・パーク」と「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に登場。

恐らく「ジョン・ハモンドってどんな人?」と聞くと、世界中の9割強が当項目で紹介するハモンドをあげるかと思われる。

インジェン社のCEOを務めており、お偉いさんのステレオタイプとでも言うべき老齢かつ小太りな様相をしている。年齢は明らかにされていないが、当時の役者さんから推測して70歳ほどであると考えられる。

高齢ゆえか足腰は弱っているようで、楕円状にカッティングされた琥珀を柄に装着させた『琥珀の杖』を所持しており、事あるごとに使ったり眺めたりしていた。 (ただし滅茶苦茶足が悪いわけではないようで、 劇中では車のアクセルを勢いよく踏みつけるシーンがある)

大企業のトップにしては珍しく、利益よりもお客様が喜んでもらえることを最大限に考えており、高い入場料やタイアップ企画などで儲けようと考えたジェナーロの意見を真っ先に否定した。

ハモンドがこう考える様になった要因の1つに、若き日の苦い経験がある。

かつて彼は興行師のようなことをやっていた過去があるらしく、「ノミのサーカス」と呼ばれる子どものイマジナリティーに訴えかけるちょっとインチキな出し物をやって生計を立てていた。 彼にとって、あどけない子ども達をホラで喜ばせることは決して好ましいことではなかったようで、いつか必ず本物を見せて世界中の人々を喜ばせたい、そういった一心でジュラシック・パークを作ったという。

そんな誠実で優しい面ばかりがクローズアップされる彼だが、ややワンマン気質な所があり、自分の考えに絶対の自信を持つが故にそう簡単に考えを改めない頑固な一面が垣間見える。 事実劇中においてジュラシック・パークのあり方について、グラントサトラーマルコム博士から苦言を呈されても、「そのうち考えが変わるから大丈夫だって~!(意訳)」などと言って、真面目に取り合おうとはしなかった。

またそんな一辺倒な考えを持つ故か、自身の計画に狂いが生じるのを何より嫌う傾向があり、ランドクルーザーが思い通りに動かなかった際には(一応怠慢はあったとはいえ)ネドリーを激しく叱責したり、映画の後半でグラント博士らがパークのセキュリティを戻してニッコリした瞬間、閉じ込めたはずのラプトルが彼らに襲いかかった際は無線機を握りしめながら「大丈夫かァアアッ!!!」と、全ギレMAXの声を出していた。 (これは原語版も日本語吹替版も似たような感じで、特に後者は担当声優が当時演じていたキャラクターがチラついて、さらに怒ってるように聞こえる)

以上のことから、よく言えば純粋、悪く言えば子供っぽいが映画版ハモンドのありのままの姿といえるだろう。

ジュラシック・パーク[]

映画初登場作品。

長年の夢だった「ジュラシック・パーク」にて起こった事故が原因で、パーク開園の許可が出ないことに焦った彼は、恐竜の専門家であるグラント博士とサトラ―博士、そしてカオス理論の研究者マルコム博士(と、ついでに2人)を呼び集め、パークがとっても安全だというお墨付きを得ようとした。

ところが再び事故が起こったうえに、それが原因でグラント博士や孫たちが命の危機に瀕している事実に直面し、ついに自身の考えを改めパーク開園計画を中止することを決意した。

恐竜に襲われて死に目にあった主人公勢とは違い、彼は物語においてあまり派手なことはせず、パークの地下室に篭ってグラント博士たちのサポートに徹した。 (これは決してビビっていたとかそういうわけではなく、思いの外主人公勢がアグレッシブで何でも色々やってくれたというだけである)

最後は主人公勢とともに迎えのヘリに乗り込み島から脱出、生存者の1人となった。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]

前作から4年経って更にお年を召したにも関わらず、未だ元気な爺さんとして登場。 ただしパークの失敗などもあってインジェン社のCEOからは(のせいもあって)退いたらしく、現在は隠居生活を送っている。

サイトBことイスラ・ソルナ島に生息する恐竜たちの調査をサラに依頼、案の定行方不明となってしまったためマルコム博士を呼び寄せて再び恐竜の島に行ってくれとお願いする。


ジュラシック・ワールド[]

物語が始まった時には既に故人となっているため登場はしなかったものの、パーク内に彼の銅像が建てられている。


ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

彼の旧友であるベンジャミン・ロックウッドが登場し、ロックウッドの屋敷にはハモンドの肖像画が飾られていた。

パークで展示していた恐竜は、ハモンドとベンジャミンの協力があって作られたことが判明した。(それ以外にも色々な事が判明しているが、ここでの説明は省かせていただきます)

小説版におけるハモンド[]

映画版では気さくで優しいお爺さんだったハモンドだが、元となった原作における性格は180°違っており、強欲・守銭奴・独裁者とでも言うべきクソ野郎として描かれている。

老若男女・全世界の人類が思い描くワル〜いビジネスマンで、年齢は物語開始当時で76歳。

「ジュラシック・パーク」を作り上げるために東奔西走するのは映画版と同じだが、その目的は単なる金儲けであり、作られた恐竜は全て自身の懐をホクホクにしてくれる金の生る木としか思っていない。 それゆえに恐竜が逃げ出し職員が食われまくるという事態に陥っても心を痛めるどころか、金でその事実をもみ消し別の島でパーク事業を再建しようとするなど、金のためならば人の命すら無下に扱う下衆の極みのような男である。

一応パークをオープンしようと思った理由の1つに『子どもたちに喜んでほしいから』という理念はあったものの、これも実際のところ金づるを増やしたいという思惑があった故での発言であり、そもそも本人は子供嫌いである。

劇中では次々と起こるハプニングを前にして喚いて喚いて喚きまくり、ウー博士マルドゥーン、挙げ句の果てにはネドリーにまで辟易とされており、とにかく人望がなさすぎる面がこれでもかというほど浮き彫りにされた。 その後単独行動をしている際に崖下に転落し身動きがとれなくなったところを、プロコンプソグナトゥスの大群に襲われ捕食され死亡した。

財産の1つでもある恐竜に食われて命を落とすという、あまりにも皮肉な結末を迎えることとなった。

ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-[]

既にお亡くなりとなっているため本人の出番はないものの、マルコムのセリフとして名前だけ登場している。

尤もその内容が「ハモンドは詐欺師だった」というところからして、死してなお悪評が覆る事はなかったようだ。

ゲーム作品における活躍[]

ジュラシック・パーク系のゲームには色々と顔を出している。

ジュラシック・パーク(スーパーファミコン)[]

詳細不明。

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Jurassic Park: Trespasser[]

本人の出番はないものの、ゲーム内で手に入れられる書籍の作者として名前だけ登場。

ちなみにその本の中には、これまで語られてこなかった彼の経歴が色々と明らかになっている。

年代※()は年齢出来事
1928年3月14日(0)生誕
1943年(15)出家し、スコットランドからロンドンへと向かう
1943年〜1979年投資家、資産家、科学者としての地位を築く
1979年(51)ノーマン・アサートンと共にインジェン社を設立
1980年(52)ラス・シンコ・ムエルテス諸島に存在するイスラ・ソルナ島にて、ジュラシック・パーク建設に向けたプロジェクトを立ち上げる
1982年(54)世界で初めて恐竜のDNA抽出に成功する
1985年(57)ヴェロキラプトルを初めて生み出し、飼育下におく
1989年8月27日(61)ジュラシック・パークの事故が発生、パーク計画は白紙となる
1996年10月(68)ラドローさんがハモンドを追い出し、インジェン社のトップとなる

まさに目から鱗が落ちるような新事実の数々に、シリーズファンの興奮度は最高潮に達するかもしれないが、このゲームにおける情報の中には、ベンジャミン・ロックウッドの存在が一切書かれていないなど、現在展開されている映画の設定と異なる点が見受けられるため、今も当設定が生きているかどうかは不明である。

Jurassic Park: The Game[]

本人の登場はないものの、ヘンリー・ウーの前任であるソーキン博士なる遺伝子学者が登場。

彼女いわくハモンドが自身をクビにしてウー博士を後任に推したとの事だが、まさかこれが当ゲームにおける騒動の要因になろうとは恐らく本人は全く予期していなかった事であろう。

経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]

インジェン社のCEOとして登場。

パークの経営者となったプレイヤーに、自身の夢を半ば強引に託してくるため、彼の期待に応えて世界に誇れる「ジュラシック・パーク」を作ってあげよう。

オペレーション・ジェネシス(いわゆるストーリーモード)においてはほとんど登場せず、時たまパークの評価が上がるとメールを送って祝福してくれる程度である。 代わりにミッションモード(ミニゲーム集)での出番は多く、内容の説明からリザルト結果の読み上げ、時にはパークに置き去りにされ、最悪死ぬ時もある。

ジュラシックパーク・ビルダー[]

ゲームの案内人として登場。 ザ・ゲームにおけるオーウェンのような立ち位置である。


ジュラシックワールド・エボリューション[]

有料DLC「リターン・トゥ ジュラシック・パーク」にて、満を持しての登場を果たす。

今作ではジュラシック・パーク再建のために、グラントサトラーマルコム博士、そしてカボット・フィンチなる若造とともにイスラ・ヌブラル島へと上陸。 どうやら映画でサトラ―博士に言い寄られて悔い改めたことなどすっかり忘れてしまったようだ。

ゲーム中において彼がやることと言えばプレイヤーである経営者に対して、アレやれコレやれと色々注文を付けることくらいであるが、一応ゲームが進めば彼から契約が取れるようになり、その達成度によってパーク経営に必要な便利アイテムをくれたりする。

ジュラシックワールド・エボリューション2[]

前作から引き続き登場。今作ではカオス理論モードの「ジュラシック・パーク」で姿を見せる。

同シナリオはジュラシックパーク建設のストーリー。5つ星の世界最高のテーマパークを実現させるべく、あれこれとプレイヤーに色々命令してくる。

なお嵐でラプトルが逃げ出してゲストの首をへし折ろうがガリミムスがゲストをぶっ飛ばそうが何事もなかったかのようにパークを運営している。ゲームシステム上仕方がないとはいえ、大丈夫かこのパーク…。

トリビア[]

  • 実はワールドにも出演する予定があったのだが前者はスケジュールの都合、後者は演じたアッテンボローが亡くなってしまったことにより立ち消えとなってしまった。
    • 並びに吹き替えを担当した永井一郎氏も2014年に死去している

脚注[]


関連項目[]



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