文庫本

国内で一番最初に登場したガープス第3版の文庫本『ガープス・ベーシック―汎用RPGルールブック』

文庫本サイズでしか発売されていないガープス・サイバーパンク日本語版。

ガープスにおいて、文庫本 (ぶんこぼん) は、主に角川スニーカー文庫及び角川スニーカー・G文庫のレーベルで登場したガープス第3版時代にあった。

ガープス第3版にて、富士見書房への移管かつ『ガープス・ベーシック完訳版』が登場すると同時に以後はサプリメントは大判になり、文庫版は登場しなくなったが、リプレイだけは文庫本サイズのまま発売されていった。

文庫本のルールブックやサプリメントの特徴として、どれもほとんどが縦書きとなっていることである。クリティカル表や命中部位表など、付録に掲載されたデータ集のみ横書きになっている。

文庫本サイズのルールブックの利点としては値段が手頃でスペースをとりにくく、電車の中でもルールを理解するための読み物としても読みやすいなどの利点があった。21世紀になってからはAmazon Kindleやスマートフォンなどの登場により、電子書籍が台頭し始めているため、そのような文庫本の利点は少なくなったが、ガープス日本語版のルールブックの電子書籍がまだ存在しないため、ガープス4版でなければ、まだ文庫本サイズのルールブックに触れる機会は残っている。

『ガープス・ベーシック―汎用RPGルールブック』は、文庫本の発行部数が『ガープス・ベーシック完訳版』より多い傾向にあるため、絶版となった2020年現在でも、古本屋でも比較的入手しやすい。

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