諸王の都の始まり

諸王の都の始まり

ページ名：諸王の都の始まり

セット

砂上の楼閣の史話

部位

生の花

奇妙な輝きを放つ人造の花。耳をすますと、巧笑がかすかに聞こえてくるようだ。

諸王の都の始まりは、砂上の楼閣の史話セットの聖遺物である。

説明[]

砂塵に落ちた貴人よ、この盲目の老人のはなしに耳を傾けてくれ——
ジュラバドの教訓を、一瞬にして滅んだ人造花の話を…
卑しい出自の王のことを、ジンニーとの狂愛と怨恨を…

赤砂の王は伴侶が逝去した後、ジンニーを使者にして凡人と秘密の契約を結んだという。
心が研磨されておらずまだ鉄や石になっていない者、そして幻の蜃気楼に侵されていない者こそ、
一地方の王になる資格があり、預言者のように迷える羊の如き民衆を統治できる。
こうして、偉大な主の慈しみ深い、それでいて厳しい眼差しの下、ジンニーはある者を見つけた…
若い羊飼いであったオルマズドは、睡蓮から生まれたリルパァールと愛し合った。

「あなたに百世の祝福を与えよう。けれどその代償は復讐の刃、赤くて鮮やかな酒」
「なぜなら、ジンニーの狂愛はいつも貪欲さと強要を伴う。そして公平だと思い込む残酷な報復に終わるもの」

絡み合う月明かりの下で、オルマズドはこの警告を聞き流した…
定められた罰は、若くて勇敢な少年からすれば、あまりにも遠すぎるようなものだったのだ。
ジンニーの助けの下、年若き羊飼いは放浪する一族の首領となった。
その後、オルマズドは割拠する国々の主に勝利し、一地方の王の座についた。

ジュラバドは造り物の花のように、山々の中で咲き誇り、凡人の国の首都となった。
かつて羊飼いであったオルマズドも、今や凡人の王となり、赤砂の主の代行者となった。
だが、盛りの花の芳香を楽しんだ人々は、思ってもみなかっただろう…
美しく咲いた後に実るのが、苦く強烈な死の果実だとは——

師からかつて教わった昔話を胸に、サイフォスはサファイアの都へと旅立った。
昨日、金の流砂に埋もれた教訓は、明日になっても終わらない時の風と共に繰り返す…

その他の言語[]

言語	正式名称	直訳の意味 (英語)
日本語	諸王の都の始まり Sho'ou no Miyako no Hajimari	The Beginning of the Capital of Kings
中国語 (簡体字)	众王之都的开端 Zhòngwáng zhī Dū de Kāiduān
中国語 (繁体字)	眾王之都的開端 Zhòngwáng zhī Dū de Kāiduān
英語	The First Days of the City of Kings	—
韓国語	왕의 도시의 탄생 Wang-ui Dosi-ui Tansaeng	The Birth of the City of Kings
スペイン語	Inicios de la Capital de los Reyes	Beginnings of the Capital of the Kings
フランス語	Aube de la cité des rois	Dawn of the City of Kings
ロシア語	Рождение города королей Rozhdeniye goroda koroley	The Birth of City of Kings
タイ語	The First Days of the City of Kings	—
ベトナム語	Khởi Đầu Của Vương Đô Vua
ドイツ語	Erste Tage der Stadt der Könige	First Days of the City of Kings
インドネシア語	The First Days of the City of Kings	—
ポルトガル語	Início da Capital dos Reis
トルコ語	Krallar Şehrinin İlk Günleri
イタリア語	Primi giorni della Città dei Re	First Days of the City of Kings