夢幻

「夢幻」（むげん）は、水樹奈々の20作目のシングル。2009年10月28日、キングレコードMM制作部（キングレコード）より発売された。

概要[]

• 水樹奈々のシングル作品としては、3作目となる日本語タイトル。また、前作『深愛』に続いての漢字のみのタイトルである。
• 『STARCAMP EP』以来、2作目の4曲All A-sideシングル。
• 初回製造盤は"特製ネイビーケース仕様"となり、2009年12月4日、5日に新宿ミラノ1で開催される発売記念イベント『LIVE DIAMOND×FEVER 先行オールナイト上映会』の参加抽選シリアルナンバーカードが封入される。
• 収録曲4曲全てにタイアップが付いている。
• 2009年11月1日に放送されたNHK総合『MUSIC JAPAN』に出演、『夢幻』をテレビ初披露した。なお、これは2009年10月にNHKホールにてライブ収録されたものである。
• オリコン・週間シングルチャート（2009年11月9日付）にて、週間3位を獲得[1][2]（デイリーでは最高2位[3]）となり、同チャートでのトップ10入りは自身9作連続通算10作目となった[1][2]。

曲の解説[]

シングルのタイトルにちなみ、収録曲全ての歌詞あるいはタイトルに「ムゲン」と読む単語（「夢幻」あるいは「無限」）が入っている。

夢幻

• 前作『深愛』に続いて、タイアップ作品の『WHITE ALBUM』のイメージで書き下ろされ[4]、『WHITE ALBUM』の時代設定[5]である1986年ごろの歌謡曲を意識した表現を取り入れている[6]。
• 同じ作品へのタイアップとなった前作『深愛』とは対照的なイメージで作り上げられている[4]。
• 水樹自身は、恋の炎が燃え盛るイメージと表現している[4]。
• タイトルは、夢（ゆめ）幻（まぼろし）と無限の掛詞となっている[4]。

天空のカナリア

• タイアップの『テイルズ オブ シンフォニア』と、水樹が同作品で演じているコレット・ブルーネルのイメージで書き下ろされた[7]。楽曲の制作を依頼するにあたり、水樹自身が作詞家や作曲家に対し、『テイルズ オブ シンフォニア』やコレットに対する熱い想いや、楽曲のイメージを伝えたという[8]。
• タイトルは、前述のコレットが劇中で対峙する事となる過酷な運命とリンクするよう決められ、タイトルの中に登場する『カナリア』は、『歌を忘れたカナリヤ』からのインスピレーションを受けている[7]。
• ファンタジックな曲調に合わせ、ティンパニなど、これまで水樹の曲では使用していなかったような楽器を多用している[7]。

Dear Dream

• 収録される4曲中、収録が最も早く決定した楽曲[8]。
• ライブで観客と一緒に歌うことをイメージして歌われた[9]。
• 水樹曰く、直球ど真ん中な応援ソング[8]。
• 水樹自身は「1・2曲目とがらりと世界を変えるため、底抜け明るい楽曲を選んだ」と語っている[8]。

STORIES

• 新規に書き下ろされた約60曲の候補曲の中から選ばれた[10][11]。
• 『杜の都 全日本大学女子駅伝』とのタイアップにあたり、同大会の過去3回の大会の記録映像を見て、走る女のイメージを作り上げたという[12]。
• 『杜の都 全日本大学女子駅伝』とのタイアップは日本テレビからのオファーで実現されたものであり[10]、楽曲の選定作業には日本テレビのスタッフも関与している[11]。
• 水樹自身は、「スポーツの秋の爽やかな空気を感じられる、透明感のある曲」と表現しており[11]、「出場するランナーの背中を押せるようなイメージで歌った」と語っている[12]。

収録曲[]

1. 夢幻 [4:22]作詞：水樹奈々 作曲：上松範康（Elements Garden） 編曲：藤田淳平（Elements Garden）
   • テレビアニメ『WHITE ALBUM』オープニングテーマ
   • 『アニメロミックス』TV-CMソング
2. 天空のカナリア [4:02]作詞：Hibiki 作曲・編曲：加藤裕介
   • OVAおよび劇場版『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION テセアラ編』オープニングテーマ
3. Dear Dream [4:04]作詞・作曲：しほり 編曲：齋藤真也・IPEMOTO
   • TBSテレビ番組『カード学園』エンディングテーマ
4. STORIES [4:14]作詞：神田怜鴎・斉田和典 作曲：サイトウヨシヒロ 編曲：古川貴浩
   • 日本テレビ系列『第27回 杜の都 全日本大学女子駅伝』イメージソング

演奏参加[]

全曲

• 水樹奈々：ボーカル（コーラス）

「夢幻」

• ドラムス：そうる透
• ベース：須永和広
• ギター：是永巧一
• ストリングス：弦一徹ストリングス

「天空のカナリア」

• ギター：増崎孝司（DIMENSION）
• ストリングス：クラッシャー木村ストリングス
• その他全ての音源、プログラミング：加藤裕介

「Dear Dream」

• キーボード、プログラミング：齋藤真也
• ギター：海老澤祐也
• ベース：黒須克彦
• コーラス：しほり

「STORIES」

• 全ての音源、プログラミング：古川貴浩

脚注[]

[ヘルプ]

1. ↑ 1.01.1 立山夏行 (テンプレート:ISO date/ja). “水樹奈々：20枚目のシングル「夢幻」がオリコン3位に9枚連続のトップ10入り”. まんたんウェブ. 毎日新聞. テンプレート:ISO date/ja閲覧。
2. ↑ 2.02.1 The Natsu Style (テンプレート:ISO date/ja). “その他、09/11/09付オリコン週間シングルチャートを詳細分析!”. The Natsu Style. テンプレート:ISO date/ja閲覧。
3. ↑ The Natsu Style (テンプレート:ISO date/ja). “09/10/31(土)付デイリーチャート速報：水樹奈々がデイリー2位へ上昇、トップ3で唯一売上回復”. The Natsu Style. テンプレート:ISO date/ja閲覧。
4. ↑ 4.04.14.24.3 文化放送『水樹奈々スマイルギャング』第391回放送より（2009年9月27日放送分）。
5. ↑ アニメ等のリメイク版の場合。オリジナル版は1990年代となっている。
6. ↑ 文化放送『リッスン? 〜Live 4 Life〜』2009年10月20日放送分より。
7. ↑ 7.07.17.2 文化放送『水樹奈々スマイルギャング』第393回放送（2009年10月11日放送分）より。
8. ↑ 8.08.18.28.3 TOKYO-FM『水樹奈々のMの世界』第17回放送（2009年10月23日放送分）より。
9. ↑ bayfm『ON8』2009年10月29日放送分より
10. ↑ 10.010.1 テンプレート:Link. スポーツ報知 (報知新聞社). (テンプレート:ISO date/ja). http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091010-OHT1T00007.htm 2009年10月11日閲覧。 
11. ↑ 11.011.111.2 文化放送『水樹奈々スマイルギャング』第394回放送（2009年10月18日放送分）より。
12. ↑ 12.012.1 テンプレート:Link. nikkansports.com (日刊スポーツ). (テンプレート:ISO date/ja). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20091010-553932.html 2009年10月11日閲覧。 

テンプレート:水樹奈々テンプレート:Single-stubzh:梦幻 (单曲)

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