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『ポケットモンスター 赤』、『ポケットモンスター 緑』、『ポケットモンスター 青』、『ポケットモンスター ピカチュウ』は、任天堂から発売されたゲームボーイ用ロールプレイングゲームである。
リメイク版についてはテンプレート:See
ポケットモンスターシリーズの第1作である。
『ポケットモンスター 赤』と『ポケットモンスター 緑』は基本的に同じ内容であるが、登場するポケモンの種類/出現率、ポケモン図鑑の説明文が異なる。
『ポケットモンスター 青』はこれらの違いに加えて、ポケモンのグラフィックとフィールド、看板のデザイン、ゲーム内で交換して貰えるポケモンの種類が異なる。当初は小学館の誌上通販限定であったが、後に一般販売された。限定販売のものは「小学館」のクレジットが入っている。
『ポケットモンスター ピカチュウ』は、劇場版ポケットモンスター第1作『ミュウツーの逆襲』の公開記念として発売された。パッケージの側面にはピカチュウ・ザ・ムービーのロゴがある。開発段階での仮称は『黄』。アニメ版からの逆輸入的要素がある、同シリーズでは異例の作品となっている。アニメ版に即し最初に貰えるポケモンがピカチュウに代わり、冒険の途中でフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメも手に入る。また、ポケモンのグラフィックは全体的にアニメ調に差し替えられている。登場するトレーナーの台詞はアニメ時のものであったり、それを意識した内容に変更された。
パッケージを飾るのは、『赤』が「リザードン」、『緑』が「フシギバナ」、『青』が「カメックス」。『ピカチュウ』バージョンを飾るのはタイトル通り「ピカチュウ」である。
これらのソフトはポケモンスタジアムシリーズすべてに対応している。
すべてのポケモンを捕まえてポケモン図鑑を完成させることを目指す、ひとりの少年とそのライバルの物語。続編全てに共通するこのストーリーについて石原恒和は、「少年のひと夏の冒険」という、いわゆる多感な思春期の冒険譚というコンセプトから生まれたものだと語っている。旅立ちは自宅から始まるが、このときテレビからは映画「スタンド・バイ・ミー」を連想させるような映像が流れており、それを眺めた主人公は旅立ちへの決意を新たにする (この演出も意識的に取り入れたものだという)。やがて主な目標が「ポケモンリーグ」で勝ち進むことに定まっていき、旅の目的として8つのポケモンジムを巡りリーグ出場資格を得るということも兼ねるようになる。
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主人公とライバル、ポケモン博士、8人のジムリーダー、四天王、チャンピオン、悪の組織というキャラクターの枠組みは続編にも受け継がれている。
『赤・緑』の片方のバージョンにしか出現しないポケモンは以下の通り。
『青』、『ピカチュウ』では野生では出現しなかった「カモネギ」や「ルージュラ」が登場するが、『赤・緑』に出現したポケモンの一部が入手できない。
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冒険のサポートや鍵となるアイテム。人から貰ったり、フレンドリィショップで購入したり、落ちているものを拾ったりと入手方法は様々である。道具の種類に関わらず20種類まで所持することが出来る。
『ポケモンスタジアム金銀』で道具の整理や交換が出来るようになった。
ポケモン図鑑オーキド博士から貰った小型の電子図鑑。野生、トレーナーの手持ちに関わらず、見つけた時点で姿が記録され、捕獲すると重さ・高さや説明文も登録される。生息地を確認することも出来る。幻のポケモン「ミュウ」は図鑑の完成に関係しない。テンプレート:Seeテンプレート:See
舞台となる「カントー地方」は日本の「関東地方」をモデルとしており、町の名称は色の名前である。
「カントー地方」の語句は、ゲーム中では序盤の「タウンマップ」入手イベントに一度出てくるのみであり、地方という概念が広まったのは、続編の『ポケットモンスター 金・銀』が発売されてからである。
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メディアファクトリーより、このゲームのサウンドトラックCDが発売されている。
各タイトルに関する経緯や逸話など。
赤・緑プレゼント企画などでしか登場しない幻のポケモン「ミュウ」が話題を呼んだ。ゲーム中では名前しか明かされず、開発者の遊び心によって「データはあるがゲームには登場させない」ことにしたとされる (イベントでプレゼントすることも視野に入れていたという説もある)。バグを利用した裏技、またはセーブデータを改造するツールを使うとデータを得られることもあるが、前者は特にゲームのデータを破壊する場合がある。公式にはイベントなどで配られていた。以降のシリーズでも、通常では入手不可の幻のポケモンが設定されている。『赤』『緑』という色は、主人公が最初の1匹を選ぶため提示される3種のポケモンが「ほのお」「みず」「くさ」の3タイプのポケモンであることから、その中から2色が選ばれた。選択の経緯について田尻智は寒色である青を外したと語っているが、書籍によっては任天堂のキャラクターであるマリオとルイージに因んでいるともされる。なお、この3タイプから1匹目を選ぶ導入は以降のシリーズに踏襲されている (ピカチュウバージョンが唯一の例外)が、シナリオ構成上の理由とシリーズコード作成上の理由との2つが有力である。主人公の部屋にはファミリーコンピュータが置いてあり (外見はスーパーファミコン)、以後のシリーズでも主人公の部屋に任天堂製のハードが置かれることが定番となる。また、主人公の母親が観ている映画はアメリカの映画『スタンド・バイ・ミー』である[1]。小学館から発行された公式ガイドブック (攻略本)の表紙に、主人公・ライバルと並んで、黒いワンピースを着た長い茶髪の少女が描かれているが、彼女はゲーム本編には登場しない。この少女は主人公の一人として予定されていたらしいが、没になったという。漫画『ポケットモンスターSPECIAL』ではこの少女がモデルと思われるキャラクター「ブルー」が登場する。青当初は限定生産品として企画されたが、人気のため増産されコンビニエンスストアのローソン限定販売などを経て一般発売された。オリジナルである日本語版では『赤・緑』の後に『青』と『ピカチュウ』が発売されたが、海外版では最初から『RED/BLUE』 (例として英語版)の形で発売され、後に『Yellow』 (ピカチュウバージョン)が登場する形となった。この海外版『RED/BLUE』はいずれも日本語版の『青』のグラフィックやテキストをベースとしている。ゲーム内のトレーナーとポケモンを交換するイベントはオリジナルに準じているが、その際のテキストが『青』の直訳であるため不自然な点がある。ピカチュウコロコロコミックで最初に販売が告知された時には「ポケットモンスター2 (金・銀の当時の仮題)の発売が延期になってしまいました」とお詫びの最後に掲載されていただけであった。また、その時には『ポケットモンスター 黄』という前3作と同じように色の名前も付けられていた。なお、実際に『金・銀』が発売されたのはこの1年以上後であり、一部数名のスタッフによる価値観相違による社内トラブルが原因であることが後年判明している。この作品では、バグの多くが修正されている。ただし『赤・緑・青』とのデータ交換は、本来あり得ない状態になっていても可能。また、主人公の部屋にあったゲーム機がスーパーファミコンになっている (日本以外での赤・緑等の輸出版において、ゲーム機が「SUPER NINTENDO(または「SNES」)」とされていた)。テレビCMにはニャース (声 - 犬山犬子(現・犬山イヌコ)が出演していた。海外版はゲームボーイカラーに対応している。ただし表示色数はスーパーゲームボーイとほぼ同等である。シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
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