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『デスノート』は、漫画『DEATH NOTE』を原作とした2006年に公開された日本映画。スピンオフ作品である『L change the WorLd』も含め3作品全て丸の内ピカデリー3他全国松竹系にて公開された。
本項では、2008年2月9日公開のスピンオフ作品『L change the WorLd』(エル チェンジ ザ ワールド)についても記述する。
原作は週刊少年ジャンプに連載された同名の漫画作品で、本作のストーリーは主に原作の第一部をベースにしている。公開は邦画史上として初の前・後編の連続公開として企画され、目標興行収入はそれぞれ50億円、2作合計で100億円と発表された。また、2008年2月9日には作中人物・Lが主人公のスピンオフ映画『L change the WorLd』が公開された。なおアメリカでも実写映画を製作することが発表された。
前編は観客動員数223万人、興行収入28億円を記録し、2週連続で国内映画興行ランキング1位。後編は観客動員数430万人、興行収入52億円を記録し、国内映画興行ランキング4週連続で1位となった。興行収入100億円の当初目標には届かなかったものの前後編合わせ80億円を獲得している。
DVD『DEATH NOTE デスノート complete set』もオリコンDVDチャート2週連続1位となり、売上は22万本を記録した。
後編公開直前の2006年10月27日、日本テレビ系映画番組『金曜ロードショー』20周年特別企画として、金子修介監督が前編をテレビ放映用に編集した“ディレクターズカット特別篇”でテレビ放送され、24.5%の視聴率を記録した。DVD発売前の地上波放映は異例である。海賊版対策として番組放送中常に画面右上に「金曜ロードショー」のロゴが挿入された。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズから提供された主題歌「Dani California」はグラミー賞4冠を果たしている。
テンプレート:出典の明記当初は、テレビ連続ドラマ+劇場公開、配給東宝という企画で、日本テレビが映像化権を獲得した。しかし、日本テレビ側の都合によりテレビドラマ化が不可能となり、前後編へと企画変更。企画変更当時、原作終了時期が決定していたため、前編の公開スケジュールを崩せず、急遽脚本 - 大石哲也、監督 - 金子修介が招集され、約1か月半で前編脚本を作成することとなった。脚本はスタッフ全員で作り上げられた。
テンプレート:Infobox Film
死神のノート「デスノート」を、一人の天才・夜神月(やがみ ライト)が手に入れる。
そして、その日を境に、世界の状況は一変してしまう。
犯罪者を裁く法に限界を感じた月は、世の中を変えるため、ノートの力で犯罪者を次々と粛清し始めたのだ。
そして、この連続殺人事件を捜査する警察から、大きな期待を寄せられている人物がいた。
警察を裏から指揮し、数々の難事件を解決してきた世界的名探偵Lである。
天才同士の戦い、求める世界の違いから起こったこの闘いに勝つのは死神の力を持つキラか、それとも警察を動かすLか。
登場人物については、DEATH NOTEの登場人物を参照。
2008年5月20日と21日の平日2日間、吹き替え版が全米で300を超える劇場で公開され観客動員数は6万5000人を記録した。開始時間はそれぞれの州の現地時間19時30分より。主要登場人物はアニメ版と同じ声優が吹き替えを務めた[2]。特に視聴制限は設けられなかったが、R指定と同等の扱いを受けた。カナダは2008年9月15日の一晩だけ公開された。その後、2008年9月16日にDVDが発売された[3]。
テンプレート:Infobox Film
月はキラ対策本部に加入することに成功する。そして、月とL、2人が対峙し壮絶な頭脳戦が始まった。
もう一人の死神レムによりデスノートを手に入れたキラに心酔する少女、弥海砂(あまね ミサ)は自らの寿命の半分と引き換えに、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える死神の目を得て、さくらTVを利用し、自身を「第2のキラ」と称して、キラを否定する者を消し去っていく。
テンプレート:節stub
テンプレート:Infobox Film
Lが主人公のスピンオフ映画。
タイの奥地を切り開いて村を作り、タイの空港を借り切るなど大掛かりな撮影が行われた。Lの謎は映画だけでなく、下記のビジュアルキャラブック(2008年1月25日発行)、小説版(2007年12月25日発売)との3つのプロジェクトが複合して、その秘密が解き明かされていく。
小説版は映画の物語と異なっており、デスノートが再び登場している。Lの後継者候補の一人ニアや、原作最後の舞台となったYB倉庫や、アメリカマフィアの首魁ロッド・ロスが原作とは違う形で登場している。
写真家の蜷川実花が、Lを撮り下ろしたビジュアルキャラブックは、ワタリの遺したファイルという形式をとっており、Lの日常や謎などを描く。撮影は、2007年8月31日、9月4日、5日に渋谷、浅草・花やしき、木更津、都内スタジオにて行われた。
また、映画公開を記念し原作者の大場つぐみ、小畑健によって原作終了の3年後を描いた特別編が週刊少年ジャンプの2008年11号に掲載された。ちなみに巻末の大場つぐみのコメントでは公開日の2月9日について言及しているものの映画については一切触れられなかった。
松田も登場予定だったが、登場シーンが全てカットされてしまったため、その登場シーンを編集した『最もLにバカにされた男〜松田刑事の事件ファイル〜』が特番『デスノートスピンオフ“L”公開記念SP』内でテレビ放映された。
また、日本製作映画としては珍しく、日台韓香港同時公開された。これは配給のワーナー・ブラザーズが制作費の一部を出資したことが大きく関わっている。数本のメガヒットに依存し全体の興行収入が伸び悩んでいるハリウッドの大手映画会社の一つである同社は、打開策として日本国内での配給だけを目的としていた日本法人に日本独自に映画を製作するローカル・プロダクション部門を設置し、制作費の一部出資はその活動の一環である[4]。
テンプレート:ネタバレ世界を震撼させたキラ事件が佳境を迎えていた頃、タイのとある村で新種のウイルスによるバイオテロが発生し、某国は事件の証拠隠滅のため爆撃によって村を焼き払った。そのウイルスはインフルエンザ並の流行性とエボラウイルス並の致死率を掛け合わせた恐るべきものだった。
自分の命とワタリの死という代償を負ってキラ事件に終止符を打ったLは残りの時間をかけて世界中の難事件をたった一人で解決していた。だがタイの事件の生き残った少年「BOY」と、ワタリに託されるはずだったウイルスを携えた少女・真希の来訪に端を発し、Lは「人類削減計画」を掲げる環境保護団体『ブルーシップ』が関わる事件の解決に動き出す。
テンプレート:ネタバレ
テンプレート:2008年日本週末興行収入1位の映画
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