.hack//G.U._(ゲーム)

ページ名:.hack//G.U._(ゲーム)

.hack//G.U.(ドットハックジーユー)はバンダイナムコグループのメディアミックスプロジェクト・.hack//G.U.によるプレイステーション2用ゲームのシリーズである。プロジェクトについては『.hack//G.U.』を参照の事。

目次

概要[]

2006年5月より発売。販売元はバンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)。

第1シリーズの後に起こった大変革によって新たな時代を迎えたネットゲーム「The World」を舞台とする仮想オンラインアクションRPGの第2シリーズ。『Vol.1 再誕』、『Vol.2 君想フ声』、『Vol.3 歩くような速さで』の全三部作。この三作はセーブデータのコンバート、及びVol.1付属の『ターミナルディスク』(前作のダイジェスト映像+本作のストーリーに関連する映像が収められたDVD。ストーリー進行で映像のプロテクトが解除されるため、必然的に三部作全てをプレイしないと全ての映像を見ることが出来ない。)でリンクしている。売り上げに関しては、シリーズ累計50万本を突破した。

テレビアニメ『.hack//Roots』は本作のプレストーリーとなっており、本作の主人公・ハセヲがゲームを開始したばかりの頃を描いている。なおディレクターの松山洋がインタビューでも答えていたことによれば、アニメ最終回は9月27日放送予定(ただしサッカー放送で1週延びているため、最終回は一時間SP)であり、これはわざと狙った物で、続く28日に発売されるVol.2君思フ声に対してあるペテン、サプライズを仕掛けていると言う。本人はこれに対し「洋死ね」レベルの中傷メールが来るかもしれないと言っていた。

なお、タイトルのG.U.にはGrow Up(成長)を始めとして全部で12個のネーミング(意味づけ)が成されている。以下『G.U.』の二文字に隠された様々な言葉たちを挙げる。

  • Graceless Unison“「神」に見離された調和”
  • Geek's Utopia“ハッカーたちの楽園”
  • Guilty Universe“罪深い世界”
  • Genesis of Ultima“究極の創世記”
  • Guardian Ubiquitos“偏在を守護するもの”
  • Gateway to Utopia“理想郷への門”
  • Gathering of the Unwilling“不本意な収集物”
  • Genetics of the Unknown“それは未知数の遺伝学”
  • Genocide of the Unfaithful“不誠実の集団虐殺”
  • Generation of Unity“美しき統一の世代”
  • Guide to an Uprising“動乱への導き手”
  • Gate of Uroboros“無限の扉”

タイトル[]

(発売予定日/予約特典)

  • .hack//G.U. Vol.1 再誕(2006年5月18日/.hackersプレミアムDVD)
  • .hack//G.U. Vol.2 君想フ声(2006年9月28日/プレミアム収納BOX)
  • .hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで(2007年1月18日/無し)

あらすじ[]

西暦2017年、総プレイヤー数は最盛期の2000万人から1200万人へと減るものの、未だ世界最大の大規模MMORPGとして栄華を誇る「The World」。その姿はかつてとは大きく変化していた。

2010年に発生した事件(第1期シリーズの事)から7年の間に起こったある事件(恐らく黄昏の腕輪伝説より後に起きたトラブル。ゲーム内ではCC社の本社に大規模な火災が起こったと言われている)がきっかけとなり、「The World」はサーバーデータの大半が失われ事実上サービスを停止。CC社は全てを刷新し、実質的には完全新作の続編MMORPG『The World R:2』(ザ ワールド リビジョンツー)の提供を開始した。だが『R:2』は前作からのキャラクターを引き継げない仕様になっており、その事で旧作プレイヤーの大半は解約。逆に新規プレーヤーが増えた事で、“住人”の気質は変化する。そして決定的に前作と異なっていたのは“PK行為の解禁”であった(※)。

この仕様により、『R:2』ではプレイヤーが協力する事よりも争い合い、殺しあう事に血道をあげる様になり、更にはプレイ上の利害が一致するプレイヤー達によるギルド(組合)が結成され、他ギルドとの争い(ギルド対ギルド/GvG)も絶えない無法ゲームとなり、その事態は管理側にすら収拾できない状況に陥り始めていた。

そんな殺伐とした「The World」にPKK(PKキラー、PKする者だけを対象にPKをする行為)“死の恐怖“の異名を持つPC(プレイヤーキャラクター)がいた。その名は“ハセヲ”。

彼は、過去に「The World」の隠された最後の謎に達したと言われている伝説のPC(.hackersの一人)・“カイト”(第1期シリーズの主人公)と同じ姿をしたPC・“三爪痕(トライエッジ)”にPKされ、データドレインの被害に遭いレベルを1に戻される(TV版第24話参照)が、同じく三爪痕にPKされ現実世界でも意識不明になった仲間を助ける為の手がかりを探しているのだ。

この時プレーヤー達は、PKを憎むハセヲと謎のPKキャラ・三爪痕の因縁が「The World」を再び襲う大きな“歪み”の前触れである事に、未だ気づいてはいなかった…

(※) 『R:2』では前述の通りゲーム自体の根本的な変更が行われている。まず、呪紋を捨て蒸気機関の力を得た人間と、呪紋、自然を尊ぶ獣人が争っているという世界観に変えられた。この変更によるストーリー上の成り行きとしてPvE(プレイヤー対エネミー)の基本システムが拡張、これまでタブーであったPvP(プレイヤー対プレイヤー)が解禁された。このシステムにより冒険フィールド上でならば、たとえ相手が誰であろうともPvPに持ち込むことが可能となり、必然の結果として他プレイヤーへの攻撃を行うPK行為が正当化され、プレーヤー同士の協力意識を薄れさせてしまった。

テンプレート:ネタバレ

登場人物[]

テンプレート:See

ギルド[]

同じ志を持つPC達が集まって動く団体の事。ギルドの長のギルドマスターになると様々な特典がある。ギルド内はギルドマスターに似た外見・性格をしたNPC「グランティ族」が管理しており、ギルドレベルが上がるにつれ施設も充実していく。なおギルドレベルが最大の10に達し、巨大ギルドとして認められるとCC社から拠点として専用エリアが与えられる。現在は三つの専用エリアの内一つ目をケストレル、二つ目を月の樹が所有している。三つ目は「.hack//G.U.」時点では既に解体されている商業ギルド「TaN」が所有していた為、現在は恐らく空いていると思われる。

ケストレルギルドマスター:がび  主な所属者:ボルドー(追放)、ネギ丸(追放)、グリン(追放)、クーン(脱退)5000人という全ギルド中最多のメンバー数を誇る、「The World R:2」における二大巨頭ギルドの内の一つ。ギルドマスター・がびのカリスマ的独裁支配の上に成り立っているが、悪質なPC達が集うようになり、その有り様は少しずつ姿を変えていった。いまや、ケストレルは明確な活動目標のない、無秩序な集団といえる(設立当初から明確な活動目標があったかどうかは不明)。ギルド内には必要最低限かつ単純明快なルールがあり、所属プレイヤー達はそれらの厳守を義務付けられている。もし守れなかったら最後、容赦なく追放される。かつてクーンが副団長を務めていたが、内部抗争により追放同然で脱退している。月の樹ギルドマスター:欅  主な所属者:アトリ、榊、楓、松1000人という「ケストレル」に次ぐメンバー数を有する、「The World R:2」における二大巨頭ギルドの内の一つ。「The World」に秩序と調和をもたらすことを使命している。所属メンバーは7つの小部隊に配置され、各部隊の隊長で構成される「七枝会」が、月の樹全体を統一している。隊長の名前が一番隊から順に欅、榊、楓、楢、柊、槐、松と全て木の名前がそのままPCの名前となっている特徴がある。だがその現状は、欅派と榊派に分かれ激しい対立をしているという深刻なものになっており、榊派がクーデターを起こした結果、所属者達が相次いで離脱。事実上崩壊を遂げてしまった。崩壊後もメロ☆ランディだけが残り、さらには彼専用のイベントまで存在する。レイヴンギルドマスター:八咫  主な所属者:ハセヲ、クーン、パイ所属メンバーは「The World」のシステム管理者と、彼らにスカウトされたPC達。ギルドマスターの八咫が未帰還者達の情報を収集している。ギルド施設に特設された「知識の蛇」というホストルームで、直接CC社とコンタクトを取っている。ゲーム終盤で知識の蛇の最低限の機能とともに、「ネットスラム タルタルガ」に移転される。なお「レイヴン」はゲーム上での仮の名称であり、本来のギルド名は「G.U.」。カナードギルドマスター:ハセヲ  主な所属者:シラバス、ガスパー、アトリ「ケストレル」を抜けたクーンが初心者を支援するために設立したギルド。ハセヲがギルドマスターになる前はシラバスが代理的にギルドマスターになっていた。所属メンバーのほとんどは初心者で、とても小さなギルドだった。所属人数は少ないが『ドル・ドナ』が開放された後はハセヲチームが紅魔宮の宮皇になったことによる特典で、中級ギルド用の@HOMEに移転される。さらに『ブレグ・エポナ』が開放された後はハセヲチームが碧聖宮の宮皇になったことによる特典で、上級ギルド用の@HOMEに移転される。最終的にゲーム終盤で欅の手により『ネットスラム タルタルガ』に移転された。ちなみに「カナード」のデス☆ランディは帽子を被っていないレア物らしい。イコロギルドマスター:太白  主な所属者:天狼、揺光(宮皇の座を奪われ追放)、大火(脱退)アリーナで宮皇になった者だけが入団を許可される誇り高きギルド。そのため所属人数は大変少ない。能力重視主義で、弱者は即追放される。プライドの高いメンバーが多く、内部摩擦が絶えない。長期に亘り紅魔宮の宮皇の座を守り続けた初代ギルドマスター・大火の功績を称え、@HOMEは特別にルミナ・クロス内に設置されている。所属PCは全員が星の名前である。黄昏の旅団(解散)ギルドマスター:オーヴァン  主な所属者:ハセヲ、志乃、匂坂、タビーハセヲが初心者の頃に所属していたギルド。目的は唯一つ、「The World」のどこかに存在しているという幻のアイテム「キー・オブ・ザ・トワイライト」を探し出すこと。だが「TaN」との対立を経てオーヴァンが行方不明となり、志乃の宣言により解体された。Vol.1ではBBS内で「黄昏の旅団」メンバーが再び集い始めているという噂が実しやかに囁かれていたが真相は今の所不明である。TaN(解散)ギルドマスター:直毘(表向きには俵屋)  主な所属者:俵屋、直毘(八咫)、エンダー(パイ)、三郎元は「ケストレル」「月の樹」に並ぶ有名ギルドだったが、ギルドぐるみでチートを行っていたことが明らかになりCC社の手で解体され、主要メンバーだった俵屋がアカウントを剥奪された。表ではアイテムや情報の媒介等の商業活動を大々的に行っていたが、その裏には密かに暗部と呼ばれるPC達による暗躍もあった。実はギルドマスター・直毘(八咫の3rdPC)がレイヴンとしての活動の隠れ蓑にする為に作ったものであり、テレビアニメ「.hack//Roots」の中では「黄昏の旅団」と対立し続けた。医療連盟癒し隊ギルドマスター:タダシ長官  主な所属者:清作、英世他のプレイヤーを癒す事を目的とするPC達が集まるお助けギルド。エリアで彼らに話しかけると回復魔法や強化魔法等でサポートして貰える。各メンバーに色を割り振り本人達的にはヒーロー物のロールプレイをしているつもりらしいが、語尾に「にゃ~ん」を付けたりPCモデルが全員ウ族(タダシ長官以外)の可愛らしい獣人タイプだったりで台無しになってるのはご愛嬌。ギルド「ワルイダー」とは敵対関係にある。「.hack//Roots」でタビーが作ったギルド「肉球団」を母体としている。清作や英世は特殊アイテムを使って獣人PCに変身しているらしく、「肉球団」に所属していた頃とは違う姿で登場する。Project G・Uギルドマスター:ぴろし3  主な所属者:なつめ「G・U」とは「グラフィックうまい」の略であり、そのため絵描きの上手いプレイヤーのPCが集まるギルド。とは言っても二人だけである。クルセイドギルドマスター:獅子神王  主な所属者:アリエノール、フランベルジュ、トンボアリーナランカー達が集うギルド。打倒「イコロ」・打倒宮皇を目標として掲げている。ジェムギルドマスター:オニキス  主な所属者:黒真珠、紅玉、サファイア、ヒスイ女性アリーナランカーのみが入団を許されるギルド。確認できる範囲では、全員が宝石の名前である。ZOOギルドマスター:ポチ  主な所属者:ブー、石狩猫獣人ギルド。のんびり和やかに活動しているが何だかんだでアリーナランカーが多く実力者揃いらしい。ソルトマニアギルドマスター:Soltaholic  主な所属者:猫しゃくしリアル年齢・精神年齢共に30歳以上のPC専用ギルド。メンバーのほとんどが仕事をしている為、主に夜間に活動を行っている様子。エンピレオギルドマスター:ヌァザ  主な所属者:エンセフェロン噂好きのPC達が集まる情報ギルド。よもやまBBSを中心に活動中。作中でも様々な噂を知っていたヌァザだが、実は欅と同じ「楽園」の住人であるとクリア後カミングアウトしてくる。本人曰く、ハセヲの「糸」が欲しいらしい。トライフルギルドマスター:ニンジャト  主な所属者:朔望、しゃけ電波でマニアなPC達が集うギルド。アプカルルを中心に活動中。朔望が所属しているが、活動自体はエンデュランスのファンである「朔」がおこなっている模様。親衛隊ギルドマスター:たぬ「ケストレル」から派生したギルド。「ケストレル」のギルドマスター、がびに忠誠を誓う者が集う。とはいっても、ギルドメンバーはたぬ一人のみ。ちなみにギルドオリジナルの言葉である「ラヴュン」というのがあるのだが、それはがびに対する忠誠心を言葉で表すものらしい。ワルイダーギルドマスター:アンブレラ  主な所属者:ω(オム)ライス、柿大将「医療連盟癒し隊」とは敵対関係にあるギルド。トレードの最中に突然キャンセルする、などの悪事をはたらいている。ωライスや柿大将はリアルでも仲がよく、BBSでも積極的に活動している。NAOO-knightsギルドマスター:IGA  主な所属者:NAOO、vanquerd、シグナレスネットアイドルとして活動するプレイヤーNAOOの妄信的な信者と言ってもいい程の大ファンで構成されたギルド。NAOOのためなら何でもする。ちなみになぜIGAがギルドマスターなのかと言うと、彼が一番NAOOを愛する心が強いから(自分で言っている)。NAOO自体は単なる我侭で自己中心的な人間であり、多数のプレイヤーからは苦情が上がっている。

グランティ[]

各ギルドのマスコットキャラクター。ギルドマスターの外見や性格、口癖等をトレースしている。NPCの筈だが、完璧に会話が通じたり仲間同士で会合(イベント)を開いたりと謎が多い。帽子をかぶっているものがほとんどであるらしく、かぶっていないものはレアなグランティであるとされる。

外見が豚に似ているため間違えやすいが、当の本人達は嫌っているようだ。実は「R:1」(The Worldでは100年前)の時代に存在した「プチグソ」が二足歩行に進化した存在。四足歩行時代で既に人語を解していたが、そのときからの変な言葉遣いはは相変わらずのようである。

PK[]

(player killer)

このゲームに限らず全てのオンラインゲームに適用される用語。R:1では禁止されていたが、R:2では解禁されてしまったことでPKが横行するようになってしまった。その手口は様々で、初心者サポーターを装ってエリアに誘い出して(基本的にエリアでしか戦闘が行えない)PKする者、エリアでいきなり襲い掛かる者、単独でPKする者も居れば、集団でPKを行ったりPKを「ゲーム」とする者もいる。PKに対して、主にレベルの低い一般プレイヤーや純粋に「The World」を楽しみたいプレイヤーなどから抗議の声が上がるも、ルール上禁止されていないためCC社がサポートすることは無い。

ギルド「ケストレル」に所属する殆どのプレイヤーがPKであり、しかもかなりの実力者が揃っている。また、彼らPKをPKするプレイヤーはPKK(プレイヤーキラーキル)と呼ばれ、ハセヲは昔「死の恐怖」としてPK達から恐れられていた。

PKの中でも鬼のような強さを誇るPK達の中からCC社が公募し選ばれたPKを通称カオティックPKと呼び、賞金が掛けられている。全員が全員名前の前に二つ名が付いており、かつてのハセヲや松も「死の恐怖」や「赤鉄の鬼人」と、二つ名が付いていたのは、これにちなんでのことらしい(ただしハセヲや松はCC社から与えられた正式な二つ名ではない。)。

碑文[]

「禍々しき波」をR:1からサルベージしたデータの総称。システムの表面上は存在しないことになっている。

事故によってオリジナルの「碑文使い」PCはロストしてしまったが、第三相の碑文使いPCはCC社がサルベージ、第七相の碑文使いPCは番匠屋淳が自宅のパソコンに第七相「復讐する者」タルヴォスの碑文を組み込んだPCを持ち帰り隠していたため、クーンとパイのみ初期段階で作成されたオリジナルということになる。

碑文使い[]

キャラクターのデータ内に「碑文」が組み込まれた仕様外PCの事。CC社は無理矢理このデータを使用したために碑文自身がR:2内を散開。碑文自体が無作為にPCを選ぶようになった。なお感情の高ぶりやAIDA感染もしくは碑文使いからの指導をされない限り、その能力をもっているか自覚する事は難しい(エンデュランスは稀)。

憑神[]

(アバター)

碑文使いが持つ、第1期シリーズのボス及び、モルガナの分身である禍々しき波、すなわち八相に由来する存在。一般プレイヤーには視認する事が出来ず、その大きすぎる力から攻撃を受けたPCは一撃で倒れてしまうほど。碑文使いはアバターをコントローラーで操作するのではなく(もちろんゲームをプレイしているユーザーはPS2のコントローラーを使うが)、心でアバターと直接繋がり戦う。

唯一AIDAに対抗できる存在。しかしながら碑文使いは、使い方及びAIDAの影響などによる感情の暴走により憑神が暴走することがあり、ハセヲは前者、パイ、朔望(朔)、アトリ、エンデュランス、八咫は後者のパターンで暴走したことがある。また、その場に複数のアバターが一度に顕現してもその膨大なデータ量故、サーバーが崩壊する可能性が高く、殆どの場合はハセヲ一人で敵に挑む事になる。前述の通りオーヴァン曰く、「碑文はAIDAを呼び、AIDAは碑文を呼ぶ。」

スケィスとマハ以外は前作に置いて元々が人型とは大きくかけ離れた姿をしており、今作で人型に再デザインされたため見た目が大幅に変わっている。が、全アバター中、完全な人型で尚且つ四肢が人間同様に動くのはスケィスとコルベニクのみである。各アバターは、若干「碑文使い」PCの姿やイメージカラーを反映した姿をしている。

第一相「死の恐怖」スケィス SKEITH[]

ハセヲが使用出来るアバター。シンボルカラーは黒。碑文の光は赤。ボルドーとの戦闘中に覚醒、一撃で三体のPCを撃破させた。碑文の中では攻撃を特化した碑文。他のアバターと比較すると前作からの形状の変化が少ない(カラーの変更・一部パーツの追加)。やはり死神ともいえる姿をしており、漆黒の身体にスカートのような光の布が足回りに展開している。1st時はどちらかというと影に近い姿。憑神メイガスとの戦闘時に一度暴走しており、その際は赤いオーラを纏った姿に、腕を伸ばしての攻撃や大鎌の柄を直接突き刺すといった攻撃が加わっている。武装の杖も相変わらず持っており、戦闘時は大鎌(サイズ)になる。なお、データドレイン(以下:DD)の仕方は前作(ケルト十字に磔にして、身動きをとれない状態からのDD)と違い、右腕からDDを放つ。全アバター中一番体が小さい(単体のゴレにすら劣っている)が戦闘力自体は極めて高く、作中では縦横無尽にその強さを発揮している。

その姿と戦闘力は、ハセヲがパワーアップ(ジョブエクステンド)するごとに強化されていくという特性があり、Vol.2ではハセヲが3rdフォームになるのに呼応してスケィス2ndに、Vol.3ではXthフォームになるのに呼応してスケィス3rdに進化した。スケィス2ndは1stをベースに金色の装甲が追加され、禍々しさが剥き出しになっている3rdフォーム時のハセヲとは対照的に、ダークヒーロー的な印象が強い姿になっている。ストーリー上、全ての憑神を一度データドレインした(碑文を喰らった)事になり、これがシナリオにとって重要なファクターとなる。

なお、ハセヲのプレイヤー・三崎亮とは7年前のモルガナ事件発生以前から特別な因縁があるが、彼自身記憶喪失になったことでそのことを覚えていない。

第二相「惑乱の蜃気楼」イニス INIS[]

アトリが暴走した状態で開眼してしまったアバター。シンボルカラーは白。碑文の光は緑。前作のような抽象画めいた姿でなく、ほぼ完全な人型(足は無い)になっており、1つ目の天使に似た姿をしている。なお、元々の碑文使いPCは志乃であったが、開眼する前にPKされたことで、アトリが碑文使いとなった。

攻撃方法は「惑乱の蜃気楼」の名の通り幻覚の様な攻撃と翼のように剣を使っての突進攻撃が主体。剣撃中のイニス、及び半透明な状態のイニスに攻撃する、または接近を許してしまうと、「反逆の陽炎」というカウンターが返ってくるので注意。その際のセリフは、アトリ=日下千草自身のトラウマから来るセリフになっている。攻撃をよけられ続けているうちに勝手にスタンになってしまうことがある。DDは両腕を前に突き出し放つ。おそらく全アバターの中で最も激しく動き回るであろうアバター。能力は実体のある幻を作り出すことで、天浪はこれを使用してクローンバルムンクおよびクローンオルカを作り出した(オリジナルよりは能力は劣るが、幻だけあって不死身。)。

使用技「惑乱の飛翔」「反逆の陽炎」第三相「増殖」メイガス MAGUS[]

クーンが使用するアバター。シンボルカラーは黄色。碑文の光も黄色。前作と違い上半身がついた植物(又はラミア)のような姿をしている。多方向からのショットとホーミングしてくるショットが強力。DDは使えるものの対戦時には一切使用せず、その姿はVol.1のムービーでのみ確認できる(左腕から放つ)。実はスケィスに次いで登場回数が多い。前作同様「増殖」というアビリティを持ち、碑文こそ復元できないもののPCデータ等のデータを完璧に復元、増殖するという強力な力を持つ。 使用技も強力で、大量の光線を放つ「深緑の閃光」は良く見れば回避できるものの、その多さから見づらく回避しにくい。「苛烈なる萌芽」は破壊しないと爆発してしまう。

使用技「深緑の閃光」「苛烈なる萌芽」第四相「運命の預言者」フィドヘル PHIDHELL[]

八咫が使用するアバター。シンボルカラーはオレンジ、もしくは黄金。碑文の光は薄い紫、もしくは白。前作のような奇妙な仮面の姿でなく、脚部が蓮の花のようになっており、上半身は合掌した仏像のような姿をしている。前作の名残と言える頭に虎輪刃のような物を付けていていて技は頭の虎輪刃のようなものを飛ばす攻撃や、自身の周囲前後左右に浮かんでいる円盤から光線を放つ波動、空間を捻じ曲げてそれに相手を巻き込む物など、多彩。DDは目の前に方陣を発生させそこから放つ。移動速度が速いためDDが当てづらいが、停止して真正面から撃てば楽に当たる。なお、戦闘後には前作と同様に謎めいた予言を残す。

使用技「天命修羅曼荼羅」「兇運旋回刃」「四輪滅光波」第五相「策謀家」ゴレ GORRE[]

朔望(策謀)の名を冠する一対で一体のアバター。シンボルカラーは朔が赤、望が青。ハセヲへの嫉妬で開眼してしまう。前作と違って顔だけの存在ではなく、台座に人形のような姿をしており、それぞれ太陽と月を形取った姿をしている。朔の操る赤い方が攻撃を担当しており、接近すれば容赦なくパンチが飛んでくるので注意。望が操る青い方が攪乱を担当しており、5カウント以内に接近、攻撃を当てなければ強力な合体攻撃が発生する。前作同様DD時には漫才ともいえる掛け合いを行い、2体の間からDDを放つ。とてもコミカルで他のアバターが持つ一種の邪悪さは存在しない。とはいえ、少しでも気を抜けば負けてしまうほどの力を持つ。

使用技「楽園への招待」「因縁の大輪」「痛恨の一撃」第六相「誘惑の恋人」マハ MACHA[]

アリーナで闘う事になるエンデュランスが操るアバター。シンボルカラーは紫。碑文の光も紫。前作同様、猫のような頭部にウェディングベールのような物が頭を覆っており、ミアにも似た上半身に、まるでドレスのような薔薇の下半身を持つ。通常のショットに加え、薔薇の竜巻を纏わり着かせての突進攻撃、薔薇の花びらを使った攻撃など、本人の意匠を反映してか、とにかく薔薇が多い。特に突進攻撃は、マハ自体の巨体も合わさってなかなか脅威である。DDは本体下部の花の中心から放つ。「誘惑の甘き歓声」はダメージこそ無いものの、動きが遅くなり(ダッシュが封じられる)、その後に来る「妖艶なる紅旋風」がほぼ避けられなくなる。ダッシュでひたすら横に移動すれば回避できる。見た目が全て変わったアバターの中で、一番姿が変わってない。

使用技 「妖艶なる紅旋風」「愛の紅雷」「誘惑の甘き歓声」第七相「復讐する者」タルヴォス TARVOS[]

パイが操るアバター。シンボルカラーはピンク。碑文の光もピンク。前作に比べて姿がかなり変わっており、体に刺さった釘が唯一分かり易い共通点。他にも手足が拘束されたりと言う点はある程度分かる範囲。意外にもパイのジョブに反してショット系攻撃が多い(手足が拘束されているため思うように格闘攻撃が出来ないのかもしれない)。特に光の杭は、スラッシュで破壊しないと「極刑の聖杭」につなげられてしまう。「極刑の聖杭」の威力は残っている光の杭の数に比例するので、全部は不可能でもなるべく破壊しておいたほうがいい。タルヴォス、及びアバターに関する重要なストーリーは、ターミナルディスクで閲覧する事が出来る。

使用技「復讐の宝珠」「極刑の聖杭」第八相「再誕」コルベニク CORBENIK[]

オーヴァンの操るアバター。シンボルカラーは青色。碑文の光は水色。左腕にAIDAが融合しており、オーヴァン同様肩から第三の腕が生えている。突進してからの攻撃、小型のAIDA召喚、大振りながらも広範囲で強力なスラッシュなど、比較的威力の高い攻撃が多いので注意。弱点はスタンしやすいこと。見た目が全て変わったアバターの中で、一番姿が変わったのはこのコルベニクだろう。DDは右腕に砲台を出現させ、それをAIDAの腕が支える形で放つ。「歩くような速さで」では、AIDAと完全に融合して2ndとなり、砲身の形をした(オーヴァン自身の拘束具に覆われた左腕のような) 大きい腕に進化している。また、DDを通常技として発動する事が可能になった。2ndはスケィスがデータドレインする際、アバターバトルで唯一、2回当てる必要がある。

使用技「凶つ神の裁き」「変異なる召喚」「掃討の魔針」「戦慄の訪問者」2ndからの追加技「根絶の流星雨」「電脳なる吸魂」「蒼炎の守護神」Azure Flame God[]

カイトが自らのデータを改竄して、アバターに近い姿となったもの。パイの観測によればアバターと近い別物らしい。カイト同様DDを行ってくるが、その際はカイトと違い双剣から放つ。四肢の間接から蒼い炎が吹き出ている。更に背に炎をかたどった巨大な円盤を背負っており、蒼炎を放つ攻撃や、両手の双剣を放つ攻撃を繰り出してくる。AIDAでも、アバターでもない逸脱した存在であるため詳細は不明。

使用技「蒼炎・虎輪刃」「蒼炎舞・百花繚乱」「蒼炎球」反存在「クビア」CUBIA[]

碑文使いの反存在として『再誕』の力より生まれた。詳しくはハセヲが八相の因子をすべて集め、Xthになったと同時に、ハセヲ自体がキーオブザトワイライト(黄昏の鍵)になったために出現した。放置すれば「真の」第3次ネットワーククライシスを引き起こしてしまう存在。ハロルドによって、「The world」に黄昏の鍵が出現した場合、その力に対抗する存在としてクビアが出現するようにプログラムされている。いわば、黄昏の鍵に対するカウンタープログラム。

前作のクビアは黄昏の腕輪の反存在なので、名前は同じだが別物である。ただし、システム上は同一存在。見た目もかなり変わっており、触手の集合のようだった前作とはうってかわって球体のようなボディになっている。スケィス3rdが戦う最初にして最後の敵でもある。

使用技 「エクトプラズム」「ゴモラ射出」『ベータ』の追加技「ジハド」、必殺技は無限にクビアゴモラを放出させる「カオスゲヘナ」(「ゲヘナ」は「地獄」の意)。

AIDA[]

(アイダ)『The world R:2』のシステムにおいて存在してはならないバグシステム。かつて(.hack//Rootsの時代)八咫がまだ直毘だった頃、オーヴァンの左腕を調べている際に発見。フィールドでも似たような存在を確認し、AIの異常暴走による危険システム、AIDAと命名した。ちなみに、AIDAとは「Artificially Intelligent Data Anomaly」の略語。これに取り憑かれたPCはAIDA同様に管理者側からの認知・消去などの行為を無視できるようになる。AIDAそのものとなるので、感染したPCにPKされたPCは未帰還者となり、感染されたPCを『感染者』と呼ぶ。なお、この感染者はAIDAから離反・破壊などをされた場合、未帰還者となる。未帰還者の脳には一様にAIDAによる黒い腫瘍が出来る。発生原因はThe WorldからAuraが消失した為に発生したネットワークトラブル。もっとも、AuraがThe Worldから姿を消した原因は人であるため、根本的な原因は人であるといえる。AIDAは元々は無害な、ただそこに存在しているだけだったのだが、無数のAIDAの中でただ一匹、突然変異として凶暴性を持つ「Triedge」が生まれ、それがオーヴァンとアイナを襲ったことによる影響で危険な存在に変質した。

「碑文はAIDAを呼び、AIDAは碑文を呼ぶ」というオーヴァンの言葉どおり、碑文使い達の周りに多く集まる。

数種類の形態が確認されており、それぞれが生物を模した特徴的な形をしている。最終的に確認されているのは以下の8種類。(ゲームでは7種類だが後に全ての元凶となったAIDAがいることが明かされている。)

Anna<アナ>微生物のような姿をしている。AIDAの基礎的な姿であり、ハセヲが最初に出会うAIDAでもある。使用技「アルゴルレーザー」「コボルブリット」Gatekeeper<ゲートキーパー><アナ>と同じ形状である。<アナ>の強化型。とはいえ、それほど強力な攻撃もなく、「コボルブラスト」「アルゴルメーザー」など攻撃が多少強化されたくらいである。AIDAサーバーのオペレーションフォルダの守護者でもある。使用技「コボルブラスト」「アルゴルメーザー」Oswald<オズワルド>クモのような姿をしている。「アルケニショット」を喰らうと移動力が低下、接近されるとスラッシュを無視したなぎ払いが来るので注意。ボルドーを媒体として具現化したAIDAで、その姿は禍々しい。使用技「アルケニショット」「コボルブリット」「タランチュラサイス」「アラクノトラップ」Helen<ヘレン>魚のような姿をしている。側面にしかレーザーは撃てないが、接近するとなぎ払いが来るので注意。アトリの碑文「イニス」を奪った張本人であり、天狼を媒体として具現化した。使用技「バスカルブリッド」「フォトランスピン」「プロログレーザー」「パスカルブリット」Glunwald<グルンワルド><オズワルド>と同じくクモの形をしているが、体色は赤い。攻撃方法や行動も殆ど同じ。ヘテロ3人衆を媒体に具現化し、ハセヲに襲い掛かる。能力的には<オズワルド>とほぼ違いは無い。使用技「アルケニショット」「コボルブリット」「タランチュラサイス」「アラクノトラップ」Victorian<ヴィクトーリアン>カラスをモチーフとした姿をしている、榊に取り付いていたAIDA。最後に戦うAIDAにふさわしく、苦戦を強いられることになるだろう。榊本人の性格からか、技名には「ロイヤル~」や「エレガント~」等の言葉が多い。使用技「ロイヤルブリット」「エクセレントレイ」「エレガントオーブ」Triedge<トライエッジ>AIDAが危険な存在となった元凶。元々は無害だったAIDAの中に突然変異として生まれた凶悪な存在で、ハロルドの部屋にいたオーヴァンを襲い、左腕に寄生し、アイナを未帰還者にした。この事件による影響が全てのAIDAを危険な存在へと変質させた。Vol.3発売後のゲーム雑誌の取材内容によって明かされた。

.hack//G.U. RETURNERではチムチムと同化した姿で登場。実は再誕で消滅したのは有害な「世界に順応」しなかった部分だけで、「世界に順応」しゲームの中のキャラクターと同化したりする無害なものは生き残っていたという。

AIDAサーバー[]

「The World」のサーバーを模して、AIDAが作り上げたCC社の複製サーバー(ミラーサーバー)。AIDAの影響により、外部と内部の一切のアクセスは遮断され、ログアウトが出来なくなっている。また、プレイヤーが一時的に未帰還者のような状態となり、精神そのものがPCと一体化してしまう。コントローラーを介さずに自分の意思でPCの操作が可能だが、ロストと同時に未帰還者となる可能性が高い。しかしCC社サーバーを模倣しすぎて、CC社サーバーの欠点までも複製してしまったために対処されてしまった。

オペレーションフォルダ[]

「The World」のデータを管理する巨大フォルダ。CC社上層部のみアクセス可能であり、AIDAサーバーにも存在した。強固なプロテクトとPW・ID認証によって守られており、不正侵入できないようにフォルダには攻撃用プロテクトが存在する(AIDAサーバーの場合はAIDA自身がプロテクトになっていた。)

戦闘システム[]

基本的には前作を踏襲しており、アクション的要素を含んだものであるが、以下の追加要素が存在する。

スキルトリガー[]

PTリーダー専用システム。戦闘中キャラの頭上にアイコンが表示されている場合、メニューを開らかずにアーツ(魔導士、呪療士、妖扇士の場合はスペル)を使用できる。錬装士のみ、フォームが最高レベルまで到達すれば武器の種類に関係無くスキルを設定できる(マルチトリガー)。

レンゲキ[]

PTリーダー専用システム。モンスターやPCへ攻撃を連続的に繋げると、紫色のリングが相手の周りに表示され、そのリングが出ているPCにスキル(スキルトリガー限定)を当てればレンゲキが成功、与ダメージに+補正がされる。リングが発生する条件は、敵や味方の武器等で左右される。リング発生中のPCは移動以外の行動が制限されるが、リングは時間が立てば消滅してしまう。

覚醒[]

R:2から新たに加えられた必殺技システム。パーティーの力を合わせて敵に攻撃を行う。

武獣覚醒Vol.1から使用可能な覚醒技。一定時間攻撃力と移動速度が上昇し、敵の動きが止まる物理攻撃に特化した覚醒。魔導覚醒Vol.1から使用可能な覚醒技。一定時間○ボタンを押すごとにエリアの属性と相克関係の属性呪文をSP消費無しで放つ呪紋系の覚醒。神威覚醒Vol.2で使用可能な覚醒技。ボタン連打、並びに仲間キャラとの相性レベル(好感度)に応じて攻撃力がパワーアップする。見た目の派手さも、武獣覚醒より数段上。コマンド入力の成否により、双剣による「錬刃演舞」、大剣による「獄炎震雷」、大鎌による「光刃鎌魔」の3種に分かれる。右に行くほど威力が高い。憑神覚醒Vol.3から神威覚醒に変わり使用可能。八相の使い手、いわゆる碑文使いのみが行える覚醒技で、憑神の力を使いデータドレインを放つ(この覚醒は、碑文使い以外のキャラがいても使える)。データドレインを当てた敵はウィルスコアをドロップする。(ドロップするウイルスコアの数はモンスターのサイズによって決まっている)また、使用するごとに成長し、LV5でドレインアーク、LV10でドレインハートと進化していく。なお、ドレインハートはXthフォームにならないと使えない。

職業(ジョブ)[]

このゲーム『The World』を始める際に決めるPCの戦闘スタイルを司るシステム。

斬刀士/ブレイド前作で言う剣士/ブレイドユーザーを反映した物。武装は刀剣。撃剣士/ブランディッシュ前作で言う重剣士/ヘビーブレイドを反映した物。武装は大剣。魔導士/ウォーロック前作で言う呪紋使い/ウェイブマスターを反映した物。武装は魔典。呪療士/ハーヴェスト前作で言う呪紋使い/ウェイブマスターを回復系にアレンジした物。武装は呪杖。重槍士/パルチザン前作で言う重槍使い/ロングアームを反映した物。武装は重槍。前作と違い、防御に優れる。双剣士/ツインソード前作で言う双剣士/ツインユーザーがそのまま移行された物。武装は双剣。拳術士/グラップラー前作で途中から追加された拳闘士/グラップラーが反映された物。武装は護拳。鎌闘士/フリッカー周囲360度を攻撃出来る。武装は大鎌。妖扇士/ダンスマカブル主に支援系であり、攻撃力は低めだが呪文系も使える。双剣士と魔術師系を混ぜたようなもの。武装は妖扇。銃戦士/スチームガンナー発達したスチーム技術により銃を扱うことが出来るようになったと言う設定の基で作られた、R:2(蒸気が発達した世界)を意識して作られた新たなジョブである。遠近両方に対応できる。武装は銃剣。錬装士/マルチウェポン戦闘中に武装を切り替えながら戦う特殊なジョブ。その性質上、トリッキーな戦術を行うことが出来る。vol.1のムービー「オープニング」中のハセヲのエディットシーンから、それぞれの武装には以下のポイントが与えられており、4ポイントで収まるよう、最大3つの武装を選択することが読み取れる。
  • 1ポイント双剣、大剣、刀剣
  • 2ポイント大鎌、拳術、重槍
  • 3ポイント銃剣、妖扇、魔典、呪杖
つまり武装は最高3つまでしか変えることできず、1つ目に選んだ武装以外は「ジョブエクステンド」と呼ばれる特別なクエストをこなさないと使用することすら出来ない。また、エクステンドに応じてPCのグラフィックも書き換えられ、2ndフォーム・3rdフォームと呼称される。ハセヲはシステム外の3回目のエクステンドにより「Xthフォーム」となり、仕様外の武器「双銃」が使用可能になる。???Auraの作り出した三蒼騎士に与えられた、対AIDAプログラムが搭載されているジョブ。実質的には他のジョブと一緒だが魔法攻撃がやや高い、存在自体が仕様外であるために既存のジョブには当てはめられていない。

三蒼騎士[]

前バージョンの『The World』において、女神Auraが最も信頼を置いた伝説のPC。『蒼炎のカイト』『蒼海のオルカ』『蒼天のバルムンク』をこう呼ぶ。『R:2』においてはAuraが作り出した『The World』を守護するプログラムとして登場する。詳細はキャラクター紹介の項目、カイト、バルムンク、オルカを参照。AIDAに感染したPCやAIDAを追っていて、何度倒されても復活する。この事からオーヴァンからは『追跡者』と呼ばれていた。vol.1でハセヲをデータドレインしたのは後ろにいたオーヴァンを狙っただけでありハセヲは巻き添えを喰らっただけである。(しかし、オーヴァンはハセヲに当たるように後ろにいた。)『The World』の中で最も正義と呼べる存在だが、何も事情を知らない人間が見れば最も憎むべき悪となる。

ロストウェポン[]

ロストグラウンド「θ隠されし 禁断の 秘蹟」ギャリオンメイズ大神殿に封印されている八つの強力な武器。碑文データの破片が具現化したものであるが、いかに破片といえど碑文のために強力な力を持っている。解放には「アドラの鍵」と呼ばれるアイテムが必要で、必要個数を捧げる事により封印が解放され、封印獣を倒すとロストウェポンが手に入る。その際、パーティーには対応する碑文使いを入れておく必要がある。余談だが、各ロストウェポンはアバターの一部が反映されたフォルムになっている。

また、誰かが持ち出しているため、第八相のロストウェポンはない:なお、Vol.3では神威覚醒に代わる新たな覚醒「憑神覚醒」で敵を攻撃した際に得られる「ウイルスコア」というアイテムでロストウェポンを成長させられる。第4段階まで成長させると封印獣との戦闘が可能になり、勝利すると名前と形状が変わり、武器のアビリティが強化される。

ロストグラウンド[]

「The World」が「Fragment(フラグメント)」だった頃から存在し続けているシステム管理者さえもが手を出す事の出来ない仕様外のエリアの総称。全プレイヤーが訪れることは出来るものの、何のイベントも起こらず、とにかく何も無い場所である(痛みの森クエストが行われるラーン・バティは別)。グリーマ・レーヴ大聖堂は前作に関連するノベルスにも度々描写されていた。

エリアワードは戴冠式専用エリアである「イ・ブラセル」と「コシュタ・バウア」からしか行く事の出来ない「マグニ・フィ」以外は全て「隠されし 禁断の」から始まる。現在判明しているのは以下の12箇所。

  • グリーマ・レーヴ大聖堂 ~天隠すもの~ 「Δ隠されし 禁断の 聖域」
  • アルケ・ケルン大瀑布 ~始原の地~ 「Δ隠されし 禁断の 飛瀑」
  • 死世所 エルディ・ルー ~輝ける森~ 「Δ隠されし 禁断の 冥界樹」
  • モーリー・バロウ城砦 ~最果ての門~ 「Δ隠されし 禁断の 絶対城壁」
  • 王者の島 イ・ブラセル ~永久楽土~
  • 嘆きの都 エルド・スレイカ ~たまゆらの炎~ 「θ隠されし 禁断の 黄泉国」
  • コシュタ・バウア戦場跡 ~驕れるあぎと~ 「θ隠されし 禁断の 古戦場」
  • 糖蜜の館 シフ・ベルグ ~黄金の乙女たち~ 「θ隠されし 禁断の 意馬心猿」
  • 竜骨山脈 ブリューナ・ギオデン ~死せる太陽~ 「θ隠されし 禁断の 竜骨山脈」
  • ギャリオン・メイズ大神殿 「θ隠されし 禁断の 秘蹟」
  • 背面都市 マグニ・フィ
  • 罪界 ラーン・バティ(痛みの森) 「Σ隠されし 禁断の 罪界」

なお、これらの他に裏モーリー・バロウ城砦と呼ばれる場所も存在するが、これはモーリー・バロウ城砦を真似てCC社が作ったイベント専用エリアでありロストグラウンドには分類されない。

スタッフ[]

  • パッケージ、デザイン監修: 貞本義行
  • キャラクターデザイン: 細川誠一郎 (サイバーコネクトツー)
  • 脚本: 浜崎達也
  • 脚本監修: 伊藤和典、川崎美羽
  • ディレクター: 松山洋 (サイバーコネクトツー)
  • プロデューサー: 原田真史 (バンダイナムコゲームス)
  • 開発: サイバーコネクトツー
  • 製作: バンダイナムコゲームス

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