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映画の撮影は順調とは言え、予想外の出来事やクォリティを上げたいと言う意思により、撮影の予定は徐々に延びていく。
その間にも様々な映画が撮影され、公開され、興業もまたそれぞれと言う具合だ。
そしてしばしばあり得る話として、漫画の実写化での大失敗がある。
「俺はオタクに媚びません。もっとお洒落な人に見て欲しい」的な事を言う監督だの脚本家だのによって原作に大きく手を付けられ、それが面白い方向に進むならまだしも、概ね原作にない愛だの政治的テーマだのがクローズアップされる。
結局、こういう人は原作やファンに対するリスペクトはないのだろうことが明らかになる。
勿論、この手の意識の高い人達による、ファンへの冒涜は他の場面でも起こる。
よしんばそれがお洒落に、格好良く作れるとしても、そう言う発言さえ黙っていればこんな事にならないはずだ。
みんな人の事を思うよりも、自分を綺麗に飾り立てる欲求の方が勝るのだろう。
人へのリスペクトよりも、自分の方が大切という人は、何処にでもいる。それを映画界の傾向として言われると、やや癪に障るけど。
プレス発表にしろ、インタビューにしろ、この手の発言は一々会議で決めた方がいい。機動力がないとか、意思がないとか色々言われそうだが、Twitterで炎上したなんて話があると、それは大切だ。
尤も今回のスタッフにそういう意識を拗らせた人はいないと思うのだけど。
それはそれとしてH.A.R.M.S.のお仕事はわんわんと入ってくる。
パルクールしろと言われたり、時代劇でくノ一役をやったりと、相変わらずフィジカル系の仕事が多い。最近はそういうモノだというので開き直ってるけど。
歌の仕事もあるのだけど、ナンというかバーター感が拭えなかった。
勿論、そんな調子だけど、芸能のお仕事は楽しく、興奮する所もある。
偶に自衛隊の訓練教官なんかで呼ばれると、「おぉ、アレがH.A.R.M.S.の泥江か……」と漏れ聞こえたりする。
あんたら、一応エリート部隊だろうがと思いつつ、サインなんかも求められるから困ってしまう。
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