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Joeこと、豊原みのりがちさと(Vの方)の事を書き始めてから、「またジャンル変えるのかよ、この同人ゴロが」と言う批判を受けた。
みのりは、自分の興味が変わる度にこんな事を言われるので、遂に業を煮やし反論をした。
以下がそのSNS投稿より抜粋。
『人間、あれこれと興味を変える事は自然な事ですし、興味を変えた上で様々なことにチャレンジすることは、人生の涵養に必要な事です。
人が何の趣味に興味を持つのかは、他人がとやかく言うことではないですし、何を創作しようと私の勝手です。
こういう批判をする人にとって絵描きは、自分の都合のいいものをただ供給するだけの便利な装置ぐらいにしか思っていないのでしょう。
そして、絵描きが楽しんでいるとなると、自分が何も作らない事に対して、疚しさという感情として押し迫るのでしょう。
絵を描かない人が、絵を描く人にとやかく言うなとは言いませんが、何故、自分がそういう事を言わないと気が済まないのか、一度考えてから発言してください』
これに対して、賛否両論となった訳だが、それを一層混迷に帰したのは、どみにくこと、六月ミカの発言だった。
『Joeさんのアレ、言いたい事は分かるけど、禁止カード過ぎやしない?
みんな自分の事を見て欲しいんだよ』
この"いらん発言"が、何故かみのりの方へと飛び火して、「同人ゴロ批判は、それが絵師の承認欲求だからだ」と言う批判へと繋がった。
ミカの発言の要旨はこの正反対の事であったが、みのりには余計な事でしかなかった。
『承認欲求の何が悪いんですか? 人間褒められたくて成長するものでしょ? 勿論、純粋な興味だけで突き進む人もいるけど、全てが全てそれだけで説明できるほど人間は単純ではないでしょう。
承認欲求がいけないわけじゃなくて、承認欲求の為に愚かな事をするのがいけないだけなのではないですか?
みんな褒めて貰いたがるのがあるべき姿で、それを馬鹿にしたりするのは、褒めて貰おうとする為に行動する勇気がない人だけでしょう。
そんなに人を褒める事に拒否感があるのは何故?』
こうもなると、殆ど全面戦争となって来ている訳だが、正論で痛いところを突かれると、愚かな人ほど、論旨とは関係のない部分の批判をして論点をずらそうとしてくるものである。
ミカはその辺を見て面白くなってきてしまう。
『Joe批判をしている人も、結局自分の発言とか、自分の思いを目立つ人の目の前に提示したいだけでしょ? それが承認欲求じゃなかったらなんになるの?
人の事を、承認欲求って批判する人、"世の中の事を斜に構えている自分"を人に褒めて欲しい自己承認の固まりじゃん』
これに対して、SNS上ではどんどんガヤガヤし始めるのだが、スジが悪いと見えた奴から徐々に離脱が見えて、最後は、しょうもないアンチが残る結果となった。
"結局は、絵描きの友達は絵描きだ"と負け惜しみをしたのだが、これも、みのりから『バイク乗りはバイク乗りと連むし、麻雀好きは麻雀好きと遊びますからね』と言われて黙るしかなかった。
なお、ミカが『そんなに批判が好きなら、批判好き同士で連んで同人誌出したら?』と猛烈な煽りをしたが、"やってやろうじゃねぇか"となった人は少ない。
少ないとは言え、"地雷絵師リスト"みたいなものが、匿名掲示板に載せられる事になったのだが、発信者情報開示請求をされてワンパンで"論壇"より消え去っていったのである。
こうして平和が訪れたわけだ。だがJoeとどみにくと言う、名の知れた絵描きが、お互いが知らない仲でないと言う世間に知れてしまったのだ。
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