ハンガリー建国に関する本

ページ名:ハンガリー建国に関する本

 【質問】
 ハンガリー建国に関する面白い本はありますか?

 【回答】
 ハンガリー史という事なら
恒文社「ハンガリー史」
白水社文庫クセジュ「ハンガリー」
の2冊でしょうか.
 後者は価格的に入手しやすいと思います.

Cavabien : 世界史板,2001/09/01
青文字:加筆改修部分

 恒文社のコッシュ・カーロイ著「トランシルバニア」にも初期のハンガリーについての記載があります.
 国内ではあとは断片的な記述をあちこちから拾うしかないのでは.

 英文の書籍ならコルヴイナのサイトで読めます.
 スピリット・オブ・ハンガリーとかいう本が読み物的には面白いと知人から聞いたことがあります.

世界史板,2001/08/30
青文字:加筆改修部分

 ちなみにコーシュ・カーロイはハンガリーの博学者(本当は建築家)です.
 彼はトランシルヴァニアの中心都市,コロジュヴァール(クルジュナポカ)の出身で,トランシルヴァニア芸術家ギルド (Erdélyi Szépmíves Céh) の主宰者でもありました.
 また,トランシルヴァニアがルーマニア領に組み込まれてからは,トランシルヴァニアに居住する諸民族の融和を謳ったトランシルヴァニア主義を標榜しましたが,これは未だにダキア=ローマ史観に基づくルーマニアのルーマニア人至上主義に抵触するので,ルーマニアでは御法度の危険思想です.
(国民国家であるルーマニアにおいて少数民族もルーマニア人と平等であっては,ルーマニアが国民国家である意味がないという考え方からです.
 それが現在のルーマニア人民族主義者らの反EUの標語「我々は決してヨーロッパにはならない!」に繋がっているわけです.)

 彼はコロジュヴァールから東のトランシルヴァニアの入口の王ヶ峠(キラーイ・ハーゴー)に至るカロタセグ(ゾナ・カラテイ)地方を独立させて,「カロタセグ共和国」を樹立するという夢を抱いていました.

 建築家としての彼は,アールヌーヴォー様式とハンガリーの民家の様式を融合させた建物を多く建てております.
 特にカロタセグのケーレシュフェー(イズヴォル・クリシュルイ)村の木造教会は有名ですね.
 まだご存命中にコロジュヴァールの実家でお目に掛かったことがあります.

しい坊 : 世界史板,2001/09/30
青文字:加筆改修部分