レベル1:SEクラス(暫定) 個体名【エイベレスト】
「アタシは浸食新種じゃない…!アタシは……ディザレーターだ!!」
連合人類革新総合研究所(URIEH) 研究用浸食新種サンプル四号
ハーヴィス連合勢力軍 諜報班 汚染区域調査員
本名:ナッツ
年齢:20代前半
性別:メス寄りの両性
身長:166cm(角含めて172cm)
D汚染度:9.872diz(平時)/2.5diz(抑制時)
「汚染区域調査員のエイべレストです!よろしく!」
「写真〜!写真撮っていい!?」
「この料理はアタシの自信作なんだ!カラフルだろ!?」
「今は贅肉がついちゃいるが、こう見えても昔はスレンダーだったんだぜ?」
「悪いけどアタシには触らないほうがいいと思う…。」
「アタシもいつかはアイツらみたいに理性を失ってしまうのだろうか…。」
人為的にディザレーターを造り出す実験のごく初期の段階で誕生したディザレーターのなり損ない。
浸食新種を捕食するか一定量のディザレアを浴び続けなければ生命活動を維持することが出来ず、取り込んだディザレアも本人の意思とは無関係に放出される為、現在はその危険性から浸食新種として兵器同然に扱われている。
以前の彼女と比べて身体特徴には大きな変化が見られるものの、自我は辛うじて変異前の状態を維持しており、外見に似合わぬ気弱さも目立つ。
四肢に取り付けられた触媒は絶えず放出されるディザレア粒子を無害なアンセルに変換する為のものだが、期待ほどの効果は得られていない。
ハーヴィスでの役割は主に高濃度汚染区域の探索と調査。軍から脱走しても行くあては無く、どのみち浸食新種として処分されるだけなので今は従順な兵器を演じ続けるしかない。
まともな戦闘訓練を受けたのは三日程度だが、強靭な身体と再生能力のおかげで多少手ごわい浸食新種でもどうにか戦うことが出来る。彼女曰く本能が戦い方を教えてくれるらしい。
ところかまわず粒子をバラまく&汚染区域以外では長く生きられない体質が無ければディザレーターとして正規軍に入隊できたのだろうか……。
変質前は治療系の能力を所持していたが、変質後は新たに汚染・再生・結晶生成能力を獲得した。(とされている)
+武装-武装
『アイアンクロー』
指にはめて使うナックルダスター型の暗器。結晶化した爪を隠す被膜の役割も兼ねている。
+技能-技能
スキル | 詳細 | 属性 |
---|---|---|
![]() |
【パッシブ】地相変化:ディザレア ・取り込んだディザレア粒子を散布して周囲を汚染する。 |
【---】 |
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【パッシブ】HP再生率+3% ・取り込んだディザレア粒子を利用して自己再生を行う。 |
【---】 |
![]() |
【※使用不可】 ・高純度のD結晶体を生成。結晶体は生成後の熱で即座に融解する。 融解したディザレアは地殻を貫通し、甚大な二次災害を引き起こす。 |
【---】 |
※1 除染装置の破損や、何らかの要因でD粒子の放出が行えない場合は発現のリスクが高まる。
+関係-関係
フクシャ
(理由はどうであれ)彼女の世話をしてくれる研究員。全力で締め上げても死なない異様な耐久力の持ち主。どすけべ。
ウィスク(URIEH仕様)
閉じ込められてばかりだった彼女の数少ない友達。エイベレストの粒子に冒され死んでいく彼(彼女?)らを見ていると心苦しくなる。
アルタ・ミュリエル
エイベレストの大好物。いつも蜜を吸ってる。すごくべたべたになる。
ユーリシス
研究開発班第九研究室の所長。どこぞのフクシャとは違ってぐう有能だし顔も良い。(比べるだけ失礼)
噂によるとエイベレストの軍属を決める際に研究開発班第九研究室へと配属する計画もあったようだ。
(周囲の汚染や能力覚醒の危険性を考慮して単独任務が可能な諜報班に回されてしまった。)
- 人類革新総研に収容されている謎の浸食新種。
- 常時発光している。機嫌がいいとさらに光る。
- 接触する際は防塵装備を身につけないと危険。
- 抑制装置と防塵装備を付けても直接的な接触は厳禁。おさわりNG。
- ディザレアのない環境では生きられない。
- 胸がでかい。
- 尻もでかい。
- 筋肉の密度が凄まじい。筋繊維が常人の数倍くらい発達してる。
体重もすごい。 - 凄まじい分エネルギーの消費も激しい。ディザレアごと酸素を取り込まないと酸欠を起こす。
- 趣味は料理と写真撮影。
- 料理には毎回浸食新種をぶち込むのでジンルイにはとても食えたものではない。当然見た目も宜しくない。
- 写真を撮るのはかなり得意。ただし彼女の撮る写真は殆どが軍の重要機密に指定されてしまうので、コンクールに出したり現像して飾ったりは出来ない。
- 変異する以前の彼女は人革研で研究助手を務めていた。
- ディザレーター適性の高さを評価されて自ら被験体に志願したが、実験は失敗。現在の彼女に至る。
- 彼女自身に自覚は無いが、浸種化に伴い自我が僅かに変質している。生真面目な性格が大胆に。

[WARNING]
高濃度D粒子管理区域
これより先の区域は高濃度D粒子管理区域に指定されています。
粒子取扱責任者の許可なく区域内に立ち入ることを禁じます。
【低危険性浸食新種管理室】
先の大規模汚染災害を引き起こして以来、危険性のある浸食新種として当施設に収容されていた彼女ですが、皆さんも知っての通りここ最近の彼女は本当によく頑張っていると思います。
以前はDGクラスに分類されていた彼女もSEクラスへ格下げとなり、今はこの管理区域内であれば移動の自由が許されていますし、軍にも貢献が評価されて来月からはディザレーター待遇で諜報部の特別調査員に抜擢されるそうです。
……ですが、私個人としてはこの特別処置に同意しかねます。
理由はただ一つ。彼女の能力に関しては未知の部分があまりにも多すぎるのです。資料には高純度D結晶──通称ディゾルブドホイールの生成能力があると記載されていますが、これは粒子凝縮の副次的効果であり、言うなればディザレア物理学の基本的な現象に過ぎないのです。
私は誠実な彼女の人格を信頼しています。しかし誠実かどうかで危険性を判断するのは甘い考えです。
彼女の言葉に騙されないでください。彼女は浸食新種です。本来の能力を内に隠し、私達を言葉巧みに騙して反逆の機会を伺っているとしても、誰にもそれを否定することは出来ないはずです。
……感情的になってしまい申し訳ありません。そろそろ本題に移りましょう。
こちらの報告書をご覧下さい。注目すべき点はこの部分です。彼女がここ数カ月に摂取した浸食新種の記録が書かれています。
次にこちらを。彼女の爪に結晶化の症状が現れ始めた時期と、新たに生えた結晶角の成長記録です。
もう一度浸食新種の記録を見てください。この日摂取した浸食新種は鋭い鉤爪が特徴的な小型の浸食新種。
そしてこの日は──結晶化した角が特徴の浸食新種。
これはあくまで仮説の域を出ませんが、もし彼女の能力が【捕食した浸食新種の特性を手に入れる】ものだとしたら……。
……最悪の事態が起こるよりも早急に、クラスの再分類を検討すべきでしょう。
…違う。アタシは敵じゃない。
アタシは味方だ。軍に従う忠実なディザレーターだ。
アタシは何度だってそう言う。だってそれが真実だから。
あなた達に言われた事は何でもやった。どんな実験も歯を食いしばって耐えた。
死にたくない一心で、自分を生かす事の有益さを一生懸命アピールした。
抵抗や反抗だって一度もしなかった。…正直、本気で爪を立てればあんな収容室くらい平気で脱走出来た。
でも逃げ切る自信がなかった。逃げたところで行くあてもなかった。
それに…、誰も傷つけたくなかった。あなた達を裏切るのは嫌だった。
…あたしはあなた達を信じてた。
信じてたのに。
こんなの。酷すぎる。
いぇい。よくもまあこのメッセージを見つけてくれましたね。
同梱の資料を見てしまった時点であなたは(見ていなくても)もう共犯です。ざんねん。
エイベレストのクラス引き上げを提案したのは私ですよ。
理由はかんたんです。彼女にはここから出て行って欲しくなかった。
だってそのほうが色んな研究とか出来ますし、何より色んなことが出来ますからね。
浸食新種の特性を取り込むみたいな特性も。
世界中に因子を散布する人類D化計画も。
ぜーんぶ私が彼女を独り占めするために考えたデタラメです。
さて、貴方はたぶんこれから私の陰謀を上に報告しに行くと思いますけど、
それはもうあきらめたほうがいいと思いますよ。
だってほら、ここは高濃度D粒子管理区域ですし。
危険な浸食新種をたくさん飼い慣らしてる庭ですし。
…ほら、もう隔壁がしまっちゃった。
ばいばい。
+変異前の彼女-変異前の彼女
「アタシにディザレーターの素質があるんですか…?」
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