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FOMA M702iS(フォーマ・エム なな まる に アイ・エス)は、モトローラが開発した、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。
M702iSのデザインは、アメリカやヨーロッパなど世界各国で発売され、およそ5,000万台を売り上げたMotorola RAZR V3xx (MOTORAZR) をベースとしている。人気の高い薄型のフォルムをそのままに、NTTドコモのFOMA端末として日本市場にデビュー。厚さはわずか14.9mmで、FOMA最薄の座をprosolid II(厚さ16.7mm)から奪取した(2007年2月まで)。3Gローミング (WORLD WING) に対応し、日本国外でも利用できる。
2.2インチQVGAをメインディスプレイに採用。搭載されるカメラは130万画素CMOS。接写機能がないためバーコードリーダー機能の搭載は見送られた。テレビ電話用のサブカメラはCMOS約10万画素。外部メモリーカードはmicroSDカードに対応。公式には1GBまで対応する。
FOMA端子は装備されてなくUSB端子が装備されていている。バスパワーによる充電は無効化されているため、充電はFOMA用ACアダプタに変換器を付ける必要がある。
この端末のボタンは青色に光る。
iアプリは「Hungry Fish」、「OpeltOut」をプリインストール。その他、為替換算機能付き電卓やワールドクロック機能を搭載している。
Neo Black、Hot Pink、Cool Silverには裏面にDoCoMoロゴが刻印されていて、メインディスプレイの上に"MOTOROLA"ロゴが無い。DOLCE & GABBANAとProduct(RED)にはメインディスプレイの上にMOTOROLAロゴが刻印されている代わり、裏面のDoCoMoロゴが無い(但しメインディスプレイの下に独自の書体で「NTT DOCOMO M702iS」と書かれている)。
iモードやメール、iチャネルでは、ソフトウェアの違いからかアプリやデータBOXの時とは画面デザインに違いがある。
マルチタスクには対応しているが、国内メーカーとは異なり専用ボタンは無い。また、iモード、メール、iチャネルは「iモードアプリケーション」という1つのグループに扱われて、同時に起動することが出来ない。
発売当初、70Xシリーズとしてはこれまでに無い人気を得たが、2007年2月に超薄型端末のN703iμ、P703iμが発売されると販売数は減少、本家Motorola RAZR V3xxほどの人気を博すには至らなかった。
マナーモードの設定方法が二種類存在する。一つは日本の携帯で一般的な「#」キーの長押し、もう一つは海外の携帯電話で主流のプロファイルから選択する方法である。
外見は日本以外で販売されているMotorola RAZR V3xxと同じだが、中身のソフトはNTTドコモの仕様になっており、V3xxとかなりの相違点がある。アイコンは一緒だが、メニューの表示方法や機能の名称は全く違う。
「データBOX」もV3xxとは異なる。(そもそもV3xxでは「データBOX」ではなく「Media Finder」である)MOTORAZR V3xx - How To Guideを見ると違いがよくわかる。
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