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Vodafone 904SH(ボーダフォン904SH)及び、後のSoftBank 904SH(ソフトバンク904SH)は、シャープが開発し、当初はボーダフォン日本法人、その後はソフトバンクモバイルが販売するW-CDMA通信方式のVodafone 3G(現SoftBank 3G)サービスを利用可能な携帯電話端末。VGA液晶を搭載して2006年(平成18年)4月15日発売。SoftBankロゴの新色も2006年(平成18年)9月23日に発売されている。
新機能を5つ追加していることもあって「究極の全部入り」とも呼ばれている。特に、ドットピッチが0.028×0.084ミリ、精細度は印刷物並みの332ppi(平方インチあたりのピクセル数)にものぼる世界初の2.4インチVGA液晶を搭載したメインディスプレイの表現力は圧倒的である。Vodafone live! NAVI(現S!GPSナビ)での地図表示時には、より細かい情報表示が可能となっている。カメラの方も3.2メガピクセル・AF・光学2倍ズーム対応と903SHと同様の機能を搭載しているがさらに904SHでは手ブレ補正機能も搭載している。さらに前述のVGA液晶を搭載しているだけあって、より美しい表示が可能である。また、カメラやナビを除いても、フォントをはじめとするほぼすべてのGUIでVGAの精密かつ高精細なものが使われている。全部入り端末のためか、現在のソフトバンクモバイルの全機種の中では新機種を含めても151gと最も重量級である。顔認証機能やソフトウェア更新といったサービスにもソフトバンクモバイルの端末では初搭載。
以前の Vodafone 3G(現SoftBank 3G)は世界共通のユーザーインターフェースを採用していたが、かなり不評であった。そのためこの機種では、PDCのものにかなり近いインターフェースを採用している(但し、ボタン配列はPDC機種とは若干の変更がある)。また、今まで動作のもたつきが多いとされてた3G機種だが、今機種ではかなりの動作スピードアップが図られている。回転二軸形状の携帯電話(ディスプレイ部分が回転する仕様)ではサブディスプレイがない傾向が高く、前機種の Vodafone 903SHでも実際に廃止された。しかしこの機種ではモノクロ液晶タイプのサブディスプレイを搭載している。これにより閉じている状態でも電波状況や時間・不在着信などが確認できる。液晶のため常時点灯が可能。Vodafone live! NAVI(現S!GPSナビ)起動時に時刻の自動修正を行う。
この機種以降、シャープ製のハイエンド端末(9xxSH)ではモーションコントロールセンサー(921SHで復活)や国際ローミング(920SHで復活)、GPS(923SHで復活)が省略されていて、これらの機能をすべて搭載しているのは現在この機種と923SHのみになっている。ただし光学ズーム、インカメラ、ステレオスピーカーなどは相変わらず非搭載であるためか、販売開始から2年以上が経過した現在でも一部のコアなユーザーからは評判が高い。
同期モデルの905SHとともにプリインストールのアプリが増えたのもこの機種からである。またこの機種のキーバックライトは青色である。
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